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■九電玄海原発にMOX燃料到着 11月にもプルサーマル営業運転

 日本初のプルサーマル発電を計画している九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)に23日朝、ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を搭載した専用輸送船2隻が到着した。同原発3号機で使う燃料集合体を納めた輸送容器を陸揚げした後、保管庫に運ぶ。九電は11月にもプルサーマルの営業運転を始める予定だ。

 九電、中部電力、四国電力の3社がフランスで製造したMOX燃料を搭載した輸送船は18日、中部電・浜岡原発(静岡県御前崎市)で最初にMOX燃料を陸揚げ。その後、輸送船は玄海原発に向かい、23日午前6時38分ごろ、海上保安庁の巡視など10隻以上の船に守られながら同原発の専用港に接岸した。

[日本経済新聞]


■プルサーマル再び秒読み、玄海原発に燃料搬入

 九州電力のプルサーマル発電計画は、MOX燃料が玄海原子力発電所に到着し、今秋の国内初実施に向けて準備作業がいよいよ佳境に入る。エネルギー資源の有効活用を狙った核燃料サイクルも前進することになるが、安全の確保や理解の浸透に加え、サイクル全体の確立など克服すべき課題はなお多い。

 九電は玄海3号機の燃料集合体193体のうち、最大48体程度をMOX燃料にする予定。今回はフランスで第1弾として製造した16体が玄海原発に搬入されたとみられる。8月下旬からの定期検査で性能などを最終確認したうえで、11月中旬の営業運転開始に臨む。

 プルサーマルは1960年代からベルギーやフランスなど欧米を中心に実施され、2007年末までに計57基で6000体超のMOX燃料が使われた。日本でも80〜90年代に日本原子力発電敦賀1号機や関西電力美浜原発1号機で計6体の実験が行われている。

 本来は99年ごろから実施するはずだった東京電力と関電が燃料調達までこぎつけながら、英国の燃料加工会社のデータ改ざんや原発トラブル隠しなどで頓挫、九電に「第1号」が回ってきた。今回の燃料到着によって、プルサーマル始動が再び秒読み段階を迎える。

 九電に続き、四国電力は伊方3号機で来年春、中部電力も浜岡4号機で来年夏にプルサーマルを予定しているほか、関電も1月にMOX燃料の製造を再開した。島根2号機で計画する中国電力も燃料の製造準備段階に移っている。

 ただ、国の許可と地元の了解をいずれも取得済みの原発は現在、全国で6か所・7基にとどまり、「10年度までに(国内原発の3分の1にあたる)16〜18基で実施」という業界目標の達成は困難な情勢だ。

 MOX燃料到着時に、玄海原発周辺で反対運動が見られたように、国内で初の本格実施となるプルサーマルには、安全面の懸念も依然として根強い。国や電力業界には信頼醸成への不断の努力が欠かせない。

[読売新聞]


■MOX燃料が玄海原発に到着 10キロ圏内の松浦でも憤りや批判

 プルサーマル用MOX燃料が九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)に運び込まれた二十三日、本県でも同原発から十キロ圏内の松浦市などで、憤りや九電への批判の声が聞かれた。

 原発の安全確保に関する情報提供などを九電に求めてきた松浦市議会の中塚祐介議長は事前の連絡なしに入港した点を批判。「(プルサーマルの目的である)ウラン燃料の有効活用には反対しないが、隣接自治体として置き去りにされた印象。九電には不信感を持たざるを得ない」と語気を強めた。

 市民団体「原発なしで暮らしたい・長崎の会」(長崎市)の川原重信世話人は「私たちが指摘してきた問題点に耳を貸さず、既定路線を進むことに憤りを覚える。プルサーマルはまだ始まっておらず、署名活動を通して反対の声を届けたい」と述べた。

[長崎新聞]

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Posted by nob : 2009年05月24日 23:01