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今後の発展に強い期待。。。

■風力、太陽光…発電所次々

環境重視示す狙いも

 県内で、風力や太陽光など自然エネルギーを利用した発電所の新設計画が相次いでいる。北陸電力の子会社「日本海発電」(富山市)の風力発電所が今年10月に運転を始め、北陸電力も志賀町と珠洲市にメガソーラー(大規模太陽光)発電所を設置する。輪島市でも、NPOを母体とする企業が11基の風車群の建設を進めている。

 日本海発電が志賀町福浦港地区で建設している風力発電所は出力2400キロ・ワットの発電機9基で、うち4基で、10月から先行して運転を始める。北電が複数の発電機を備える風力発電所を県内で設置するのは初めてだ。

 輪島市の風力発電所の建設は、NPO法人が出資する北海道の株式会社「市民風力発電」が主体。「市民風車」を掲げ、同社が運営する10基分の総事業費48億円のうち、28億5000万円を一般から募る1口50万円のファンドでまかなう。残りは国の補助金を使う。出資者への配当や元本償還は、北電への売電で得られる収益をあてる。

 県企画課などによると、3月末現在で、県内の風力発電施設はすでに54基あり、うち珠洲市内が30基を占めるなど、能登地方に集中している。設置者は自治体や民間企業など様々で、出力は単純計算で約7万7000キロ・ワットになり、多くは北電に売電している。風車1基(1500キロ・ワット)を持つ内灘町は昨年、北電への売電で約2660万円の収入を得たという。

 太陽光発電は大規模なものはないが、一般住宅1910軒や小中学校、福祉施設などで太陽光発電システムが設置され、出力は合計8500キロ・ワット程度(08年3月現在)になる。

 いずれも、志賀原発2号機の出力135万8000キロ・ワットと比べれば足元にも及ばない。また、富山、福井県を含む北陸電力の2008年度の販売電力量約282億キロ・ワット時のうち、太陽光や風力、小規模水力発電などの「再生可能エネルギー」による発電分は約2億キロ・ワット時で、1%にも満たない。

 普及が進まない大きな原因は「不安定さ」だ。電気をためておくのは難しいため、風のない時や夜に止まってしまう風力や太陽光発電のような不安定な電源では、電力会社の使命である電力の安定供給を実現できないというわけだ。

 とはいえ、温室効果ガス削減を求める世論は高まる一方で、北電が自然エネルギー発電所増設を決めたのも、「環境に取り組む姿を示す必要があるため」。安定した電力供給と自然エネルギー活用の両立を模索しながら、2020年度までに「販売電力量全体に対する再生可能エネルギーの割合を2%台にすることを目指す」としている。

[読売新聞]

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Posted by nob : 2009年06月24日 23:42