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題目から脱却し実行の段階へ。。。
■START1失効へ 米露首脳「新条約へ固い決意」
【モスクワ=遠藤良介】米国とロシアの戦略核兵器削減を定めた第1次戦略兵器削減条約(START1)が5日で期限切れを迎えるのに伴い、米露両国大統領は4日、期限後、後継条約締結交渉の間はSTART1を有効とすることで合意、「後継条約ができるだけ早く効力を発することへの固い決意」を表明する共同声明を発表した。後継の核軍縮条約が発効するまでの間、両国は「STARTの精神にのっとって協力を続ける」としている。
START1は1991年、史上初となる戦略核の削減条約として米国と旧ソ連が調印。米露は後継となる条約の交渉を進めてきたが、5日の失効までには妥結させられなかった。米露両国は後継条約をめぐる実務者交渉をスイスのジュネーブで続けており、露外務省は4日の時点で、「集中的な作業は終わりに近づいている」としている。
オバマ米大統領とメドベージェフ露大統領は11月、シンガポールでの首脳会談で年内に新条約に署名する方針を確認。両国は今回の共同声明で失効後の法的空白を埋め、年内に後継条約の調印を目指す努力を続けるとみられる。
両国首脳はこれまで、戦略核弾頭の数を1500〜1675発、大陸間弾道ミサイル(ICBM)など運搬手段を500〜1100に削減することで合意している。ただ、露専門家によれば、運搬手段の制限幅や核弾頭の数え方、検証措置のあり方をめぐって溝を埋め切れていないもようだ。
START1の失効を前に4日、モスクワの東方約1000キロのボトキンスクにあるミサイル工場では米国の監視団が撤収を開始した。この工場はロシアが米国のミサイル防衛(MD)システムに対する切り札とみている移動型ICBM「トーポリM」や潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「ブラワ」を製造。米国は98年以降、20〜30人体制で常時監視していたが、ロシアはこうした検証措置に強く反発している。
[産経新聞]
Posted by nob : 2009年12月05日 23:29