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削減と廃絶、、、一見似て根本的に非なるもの。。。
■核廃絶、試される実行力=戦略見直し、条約批准正念場−プラハ演説1年・米大統領
【ワシントン時事】オバマ米大統領が「核兵器なき世界」実現を誓ったプラハでの演説から5日で1年。その理念はノーベル平和賞受賞につながり、大統領はロシアとの新核軍縮条約最終合意の成果も上げた。オバマ政権は今週、今後5〜10年間の核政策となる核戦略体制の見直し(NPR)を発表する予定で、プラハ演説を具体化させる指針をどこまで示せるのか、大統領の決意と実行力を占う上でも注目される。
オバマ大統領はプラハ演説で、「核兵器は冷戦が残した最も危険な遺物であり、核兵器のない世界に向けて具体的な措置を取る」と宣言。核拡散防止条約(NPT)発効40年を迎えた今年3月には、軍縮、不拡散、核の平和利用を3本柱と位置付け、「NPRの中で、米国の核兵器の数と役割を減少させる」とした。
冷戦思考からの脱却を唱えるオバマ大統領だが、政権内で核政策の考えは一枚岩ではない。NPR策定では核兵器保有目的をめぐり、核攻撃への対抗手段という「唯一の役割にすべきだ」とするホワイトハウスと、北朝鮮やイランを念頭に、生物・化学兵器に対する攻撃にも使用できる余地を残すべきだと主張する国防総省との間で意見が対立している。
策定は3カ月以上遅れ、根幹部分での意見の違いの根深さを浮き彫りにした。核兵器使用条件の限定は核削減に直結するだけに、最大の焦点となっている。
[時事通信]
Posted by nob : 2010年04月04日 23:36