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TPP / 敬愛する友人のブログより。。。ひと回りも歳下の彼から、いつも多くを学んでいます。。。Vol.7

食を、農を、地域を、豊かにしたい。
市民も、企業も、国も、それを望んでいるはず。


でもTPPはそれを拒み、壊すものです。
農業だけじゃない。
関税なくせば経済を牽引するといいますが、
医療も、雇用も、そして全産業が悪化します。
デフレも進行します。

思い出しましょう。
幕末に失った関税を
何年かかって小村寿太郎は取り戻したのでしょう。

日本の森や林業が荒廃したのは
木材の関税を失ったからでしょう。

自分たちの産業を活かすための関税自主権を、
なぜ自ら手放すのか。

アメリカの強欲や、
法人減税しても「雇用に還元しない」という産業界に、
媚売るなんてお馬鹿さんですね。

また、

旅するエコライターである友人・Kcoが、

素敵な文章を流してくれたので、

許可を得て転載します。

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TPP。どう考えても必要ないです。
これが導入されると、日本の食の生命線は絶たれます。

ですが、もし導入されても真っ当な社会にしていく方法はあります。

それは、私達がありのままの現実を知り、

心の深いところに従った選択を続けること。

私達はみんな、自分が望む物を手に入れる可能性を持っているのですから。


まず、食べ物を商品ではなく、いただくいのちとして考え、

つくってくれる農家さんと知り合い、心の通い合う仲間になり、

お互いに支えあっていくこと。

そして、いろんな物が見えてくると、何を選べばいいかがわかってきます。

たとえば、

自分達が買っているものは誰がどのようにつくり、

どうやって運ばれてきたかを知ること。

それが地球にどんな影響を与えているかに気付くこと。

安い価格の裏側にある仕組みを知ること。

得をしているのは誰で、虐げられているのは誰かをみていくこと。

これらはつながっています。

農産物に限らない話ではありますが、

海外から運ばれた野菜が近くで作られた野菜よりも何で安いのか?
大量生産、賃金格差だけでなく、
第三世界ではプランテーション的経営によ

る企業による価格の押さえ込みもあります。
また、農薬使用のために体を壊す人も少なくありません。
輸出が増えたらその国の農民が豊かになるわけでは、決してないのです。

さらに、すでに関税に守られなくなった木材を例に話をしていくと、

フィリピンの貧困の原因には、

日本による大量の木材輸入が関係しています。

安い労働力を使った森の伐採、焼畑による森林の減少で、

昔からそこで自給的な暮らしをしてきた民族は暮らしを維持できなくなり、

街に流れ込んでスラムを形成していきます。

ごみ捨て場で暮らす子供達もいます。

さらに、

荒廃を続けていった大地に雨季のスコールが降り注いだらどうなるでしょうか?

表土が流れ出る大災害に繋がります。

タスマニアの森も、インドネシアでもアマゾンでも、

原始の森が段ボールやコピー用紙に変わっていっていき、

300年生きたいのちが使い捨てられていきます。

そして使われなくなった日本の森は荒れるばかり。

日本の土砂災害では、手入れされず、

根を浅くしか張れなくなってしまった杉の木が表土と一緒に流れ落ちています。

自然をお金に変えたために起きた人災が、実はたくさんあるんです。

輸入国、輸出国、どちらの得にもなっていません。

この現象が、農業を舞台に起こったらどうなると思いますか?

この条約は日本の工業輸出保護とのバーター効果もあります。

お金のためにライフラインを犠牲にしようとしているんです。

大きなお金を動かす人が大きな得をして、

小さなお金で生きている人達が苦しい思いをすることになります。

しかも、世界中で。

大切なのは、

常識を疑うこと。

ルールは作った人が有利になるようにできているものだから。

自分の心に従う勇気を持つこと。

希望を忘れないこと。


どんな時でも、未来は私達の手の中にあります。


感謝をこめて
kco

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ここから続き

Posted by nob : 2011年02月12日 12:18