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言わずもがな、、、自明のこと。。。(呆)

■漏れた汚染水は120トン 福島第一、地下水に混入か

 【木村俊介】東京電力福島第一原発内の地下貯水槽から放射能汚染水が漏れた問題で、東電は6日、漏れた量の推定を約120トン、漏れた放射能は約7100億ベクレルと発表した。事故前の年間排出上限の約3倍の量。2011年12月に政府が事故収束宣言して以来最大という。遮水シートの継ぎ目部分などから現在も地中に漏れ続けているとみられ、地下水と混じり合っている可能性もある。

 東電は6日早朝から、隣の別の貯水槽に汚染水の移送を始めた。毎時約100トンを移すため、完了には5日間以上かかる見通し。

 ためられていたのは、原子炉で溶けた燃料を冷やしてセシウム吸着装置で処理した後のストロンチウムなどが含まれた高濃度の汚染水。1立方センチメートルあたり約29万ベクレル。約1万3千トンがたまりほぼ満水だった。

 貯水槽の水位は4日と5日で下がり続け、120トンほどの水が貯水槽の外に漏れた可能性があるという。漏れた放射能量は7100億ベクレル。貯水槽は海から800メートル離れている。原子力・立地本部の尾野昌之本部長代理は6日未明の記者会見で「海への流出は今のところない」としている。

[朝日新聞]


■福島第1原発:汚染水漏れ 東電、終始苦しい弁明−−未明会見

 東京電力福島第1原発の地下貯水槽から汚染水が漏えいした問題で、東電は6日未明から昼にかけて記者会見を2回開いた。最初の会見は6日午前1時半に開始。終始苦しい説明に追われた。

 3日に貯水槽の外側から採取した水から微量の放射性物質が検出されたが、原子力規制委員会への報告も、会見もしなかったことについて、記者から「本店や現場で漏えいを疑わなかったのか」と問われ、尾野昌之原子力・立地本部長代理は「外部からの影響の可能性などに頭がいっていた。後から振り返ってみれば、証拠が出た時に発表していればよかったなと申し訳ないところもある」と弁明した。

 東電は、貯水槽の水位が4センチ下がったことについても「誤差の範囲」と認識したと振り返り、「土壌に漏れれば海へ出る可能性があると考えなかったのか」との質問には、「おっしゃる通り。(報告が遅れて)申し訳ない」と陳謝した。その一方で、記者から「薄いシートではなく、なぜもっと頑丈なものにしなかったのか」と問い詰められた尾野本部長代理が、「反論はしないが結果論の部分もある」と言い返す場面もあった。【鳥井真平、大場あい】

[毎日新聞]


■福島第一原発で120トンの放射能汚染水が漏出
東電またも重大事故、設備の安普請が裏目に
岡田 広行 :東洋経済 記者

東京電力・福島第一原子力発電所の地下貯水槽(貯水容量1万4000トン)から、高濃度の放射性物質で汚染された水が漏れ出していることがわかった。ポリエチレン製遮水シートの継ぎ目から漏出したと見られる汚染水の量について東電は120トンにのぼると見ており、その一部が3層構造の遮水シートの外側の土壌の中にしみ出ていることもわかった。

地下水汚染のおそれも

 東電は4月6日午前10時の緊急記者会見で汚染の実態について公表。ストロンチウム90などベータ線核種を中心に、7100億ベクレルの放射性物質を含む汚染水が漏出しているとの推計を明らかにした。現在、その大部分が貯水槽内の遮水シートのすき間にとどまっていることから、東電はポンプ4台を用いて隣接する空(から)の地下貯水槽(貯水容量1万3000トン)に急きょ、移し替えるする作業を開始した。ただ、移送には最短でも5日以上かかる見通しで、予想以上の時間を費やした場合には地下水の汚染など環境への影響も懸念される。

ネズミの感電による大規模停電事故や、誤った操作による多核種除去設備の停止など、福島第一原発ではここ最近、仮設設備の脆弱さを象徴する事故が立て続けに発生している。そして今回、環境中に汚染水が漏れ出すという深刻な事態が起きた。

漏出事故が発生した地下貯水槽は海抜35メートルの高台に設置されており、海側のタービン建屋に滞留していた汚染水をポンプで汲み上げ、セシウム吸着装置や淡水化装置を通過させた後の「濃縮塩水」を保管している。東電によれば、濃縮塩水の放射性物質濃度は「タービン建屋内の滞留水の半分程度」(尾野昌之原子力・立地本部長代理)というきわめて厳重な管理を要する汚染レベルだ。

産廃処分場レベルで汚染水を管理

ところが、福島第一原発では、1日に40トンもの汚染水が新たに発生。貯留タンクの急増設を強いられている東電は、管理型産業廃棄物処分場と同じ程度の遮水性能しかない施設に、放射性物質を大量に含む汚染水を保管するという急場しのぎの手法を用いた。今回、その施設の脆弱性が露呈した。

3月30日にはストロンチウムなど62種類の放射性物質を取り除くことができる設備の試験運転が始まったものの、4月4日には誤操作で稼働直後に運転が一時停止するトラブルが発生。そして今回、約1カ月分の貯水容量が新たに使えなくなった。東電は汚染水との戦いで一段と厳しい状況に直面している。

[東洋経済ONLINE]


■汚染水さらに47トン流出 移送にポンプ増設、福島第1原発

 福島第1原発構内の地下貯水槽から汚染水が漏れ出した問題で、東京電力は6日午後、別の地下貯水槽への水の移送を続けた。新たにポンプ1台を増設、当初は5日程度かかるとみられていた移送は、週明けにも終わる見通し。

 問題の地下貯水槽には約1万3千トンの汚染水があり、増設分も含めて移送用ポンプは計5台になった。漏れた汚染水の量は、最大で約120トンと推定されている。東電は移送完了までにさらに最大で47トンが流出するとみている。

[47NEWS]

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Posted by nob : 2013年04月06日 16:47