« 新しい市場とは「探す」ものではなく、自らの手で「つくる」もの、探しているうちは、結局は誰かの後追いに、、、自らの人生を創り上げるクリエイティビティー。。。Vol.2 | メイン | 一億総自営業者社会の構築、、、国の政策は徹底したインフラと敗者復活のためのセイフティーネットづくりだけでよい。。。 »

異なる才能が出会う場所、、、だから会社という。。。

■いつまでもワンマンでマネジメントすることなく
トップ・チームを構築する

「市場において、しかるべき地位を確立し、しかるべき資金手当てを行った。しかるべき資本構造とコントロールシステムも確立した。それにもかかわらず、数年後、深刻な危機に陥る。まさに確立した事業として成功し、成人したかに思われたそのときに、理解できない苦境に立つ。製品は一流、見通しも明るい。しかし、事業は発展しない。原因はつねに同じである。チームとしてのトップマネジメントの欠落である」(『チェンジ・リーダーの条件』)

 ドラッカーは、対策は簡単だという。必要になる前にチームとしてのトップマネジメントを構築しておかなければならない。「チームは一日にしてならず。機能するようになるには、時間がかかる」。

 それでは、トップ・チームはどのようにして構築するか。

 第1に、組織にとって致命的に重要な基幹活動について、創業者が、主な人たちと相談することである。何が基幹活動かは組織によって違う。同じ産業にあっても、大きく違いうる。

 第2に、創業者と主な人たちが、それぞれ自らの得意は何か、ほかの人の得意は何かを考えることである。

 第3に、それぞれの得意に応じて、それぞれが何を担当すべきかを検討することである。

 第4に、基幹活動のすべてについて、担当することになった者が目標を設定することである。

 こうして数年後、まさにチームとしてのトップマネジメントが必要になったとき、そこにはそれが存在していることになる。

 ドラッカーは、数年してもそのようになっていないならば、創業者は仕事の重みに耐えられなくなっているはずだという。考えられるケースは二つある。

 一つは、創業者が得意とする仕事に没頭したままでいるケースである。それら以外の仕事は放っておかれる。もう一つのケースは、創業者が良心的であって、不得意な基幹活動まで自ら行っているケースである。

 前者のケースでは、トップが交代させられる。後者のケースでは、事業が身売りされる。

「ベンチャーのマネジメントに関して重要なことを一つだけあげるとするならば、それはチームとしてのトップマネジメントの構築である」(『チェンジ・リーダーの条件』)

[DIAMOND online]

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Posted by nob : 2013年07月31日 23:31