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継続は創造の源。。。

■継続と変革は対立しない
これらは二つの極であり互いに調和すべきものである
ドラッカー

「これまで組織は、継続を旨としてきた。したがって、企業、大学、病院、教会のいずれの組織もが、チェンジ・リーダーとして変革を受け入れ、自ら変革していくためには、格別の努力を必要とする。変革への抵抗が見られるのも同じ理由からである。継続を旨とする組織にとっては、変革とは、その言葉からして受け入れがたいものである」(『明日を支配するもの』)

 ドラッカーは、継続と変革の両方が必要だという。そこで、本当はどちらが必要かとしつこく聞けば、継続が必要だという。人も社会も、本当に必要とするのは継続である。

 しかし、あらゆるものが腐り、壊れていくという“エントロピーの法則”を逃れえない。したがって、放置したのでは、継続は不可能である。継続のためには変革が必要である。

 こうして今日では、ほとんどあらゆる組織が、変革の担い手として、チェンジ・リーダーたることを求められるようになった。チェンジ・リーダーたる存在になるということは、変革を目的とするということである。

 もちろん、チェンジ・リーダーになったとしても、継続は不可欠である。

 組織においては、そこに働く者が、自らの位置づけを知りえなければならない。共に働く人たちについて知りえなければならない。何を期待できるかを知りえなければならない。何人といえども、自らの働く環境を知らず、理解することができなければ、いかなる役割も果たしえないからである。

 継続は、他の組織との関係においても必要である。迅速な変革のためには、組織の内部における諸関係とともに、外部との関係においても継続が必要である。

 継続と変革は対立するものではない。両立し、かつ互いに調和すべきものである。すなわちそれらは二つの極と見るべきものである。

 そのための確実な方法の一つが、変革のためのパートナーシップを、継続のための基盤として随所に作り上げることである。

 「組織の基本に関わること、すなわち、組織の使命、価値、成果と業績に関わることについては、継続性が不可欠である。チェンジ・リーダーにとっては、変革が常態であるだけに、とくに基本を確立しておかなければならない」(『明日を支配するもの』)

[DIAMOND online]

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Posted by nob : 2013年11月07日 07:19