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自らの満足を目指し続ける過程に一つ一つの納得がある。。。

■どっちにもはなれない ~ツマラナイ優等生や八方美人の人生をおもろくするほ~ほ~

人には108つの煩悩があると言われていますが、自慢じゃないけれどぼくは501個とか738個くらいの煩悩があるんじゃないかと思うことがよくあります。

501とか738という数字は、今、この文章を書きながら適当にでっち上げたので数字にさほどの意味はなく、要するに世間で言われているよりもずっとずっとたくさんの煩悩があるんじゃないかと、我が身を疑い残念に思うということです。

おしゃべりでおもしろい人を見たら、おしゃべりでおもしろい人になりたいと思う。

寡黙で優秀な人を見たら、寡黙で優秀な人になりたいと思う。

この項をお読みいただいている女性にも、こういう人がいるのではないかなと思います。

どんな男性とでもすぐに打ち解ける人を見たら「あたしもそうなりたい」と思う女性もいると思う。

次の日、誰とでもすぐに打ち解けないおとなしい女性かつ、でもなぜかモテている女性を見たら「あたしもあんなふうになりたい」と思うとかね。

みんな「じぶんにないもの」を持った人に、毎日ちょっとずつあこがれる。

人は完璧ではないから、じぶんのなかの「おもしろい」要素が、不足していれば「ああ、おもしろい人になりたい」と思うし、じぶんのなかの「寡黙な」要素が最近ご無沙汰だと(なんかおかしな日本語だ)、「寡黙でかっこいい女史になりたい」と思う。

でも、誰しも、どっちにもはなれない。

どちらかにしかなれない。

あるいは、おもしろいけど寡黙なときもあるというように、なにやら中途半端な選択をするしかない。

いずれにせよ、じぶんが得意なほうひとつを選んで生きるしかない。

あこがれは哀しい。

手に入らないものだから「あこがれ」。手に入るとすれば、それは目標であり、あこがれではない。

あこがれにつまずかず、じぶんで選んだ「どっちか」の道を歩くしかない。

選ぶというのは、その瞬間は少なくとも「片方を捨てる」ということだから、ストレスがかかる。そのストレスをクリアして、我が道を歩んでいる途中に、いいことなんてなにひとつ起こらないかもしれない。

でも、人はじぶんの道を歩くしかないし、そのことを知っている女性は美しい。みんなにいい顔はできないことを彼女は知っているのだから。

ひとみしょう(作家/コラムニスト/作詞家)

[ANGIE]


■ガッカリしないテクニック ~彼氏にフラれた!彼氏を寝取られた!~

人生はダイエットに似ていると思うことがあります。

ダイエットをしようとして、たとえばフィットネスクラブで泳ぐ。最初の1ヶ月くらいは順調に体重が減ってゆく。やがて体重が落ないときが訪れる。努力して「これくらいの成果は手にしてもいいだろう」と思っていた読みが外れて、あろうことか体重が増えている。

努力が報われないこともある。思い通りにいかないことにガッカリすることもある。だから人生はダイエットに似ている。

ガッカリしないテクニック。与えられた意にそまない結果(ぜんぜん意にそまない残念すぎる結果)を見て、このほうがよかったのかもしれないと思うこと。本当はこうなるべきだったのだろうと思うこと、思えること。

大好きな彼氏にフラれた。フラれたほうがよかったのだろうと思うこと。無理にでも。

女友だちに意中の彼を寝取られた。本当はこうなるべきだったのだろうと思うこと。無理にでも。

別の言葉で言えば「そういうもんだ」と思うこと。

大好きな彼にフラれて「そういうもんだ」とは、なかなか思えないですよね。「そういうもんだ」と言えば、「そのていどの“好き”でしかなかったのか」と、周囲の人はきっと驚きますよね。

でも「そういうもん」なんです。

ガッカリする経験をうまく、ひょいっと涼しい顔をして乗り越えている人に話を聞くと「考え方の訓練」だと言います。つまり、ガッカリするたびに「そういうもんだ」と思う訓練だと思って、「そういうもんだ」とじぶんに言って聞かせると。

まあ「そういうもん」なんだろうね。人生の先達の意見って、わりと的を射ていることが多いから。

たぶん、人は「意識してやらないとできないこと」をたくさん持っているんだと思います。

たとえば小学生のころ「あいさつをしましょう」とか「いつもあかるくしましょう」という標語のようなものがクラスに貼ってあったけれど、あれは、人は放っておくと、あいさつもしないで陰々鬱々となっちゃう生きものだというのを、誰かエライ人が知っていて、だからこそ、「挨拶」や「明るく!」を意識させていたのかもしれない。

これとおなじで、ガッカリしないということも、意識的に訓練するしかないのかもしれない。オトナになるって、いろんな訓練が必要なんですね。ふう。

ひとみしょう(作家/コラムニスト/作詞家)

[ANGIE]

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Posted by nob : 2013年11月30日 08:32