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私もこのところ毎日二欠け前後のビターチョコレートを摂るように、、、ずっと続けるつもりです。。。

◆チョコレートの薬効

 原料のカカオ豆の学名「テオブロマ」は「神様の食べ物」という意味で、古代アステカの時代にはカカオを薬草と混ぜあわせ、歯痛、喉の炎症、胃腸・肝臓病、解熱、毒消しなど万能薬として治療に用いられていました。また、ヨーロッパでは昔薬屋で扱われており、薬として栄養源として珍重されていました。

 カカオ豆に含まれるテオブロミンという成分は、カフェインと同じアルカノイドの一種で、カフェインほどの興奮作用はありませんが、大脳皮質を刺激し思考力を高めたり、やる気を起こしてくれます。また、強心剤や利尿剤としても効果があります。

 他にカカオに含まれる体にいい成分には次のようなものがあります。

◎ココアバター
 カカオからとれるココアバターには、天然の抗酸化物質が豊富に含まれており、コレステロールや中性脂肪を減らす効果があります。

◎食物繊維
 カカオには納豆や切干大根より多い食物繊維が含まれており、便秘に効果があるため、大腸ガンの予防にもなります。特に、カカオの食物繊維には、便通をよくし、血中のコレステロ−ル値を下げる働きのあるリグニンという成分が多く含まれています。

◎カカオマスポリフェノール
 カカオ豆に含まれるポリフェノールは抗酸化物質のなかでも高機能といわれ、発ガン、成人病や老化の防止に効果を発揮します。

 ほかに、カルシウム、鉄、マグネシウム、カリウム、亜鉛などのミネラルも豊富です。

 チョコレートは、カカオマスといわれるカカオ豆のペーストに、ココアバター、砂糖、牛乳を加えて作るため、牛乳のカルシウムがプラスされ、カルシウムとマグネシウムが2対1と理想的なバランスになるといわれています。

◆チョコレート効果

 ポリフェノール含有量は、緑茶、赤ワイン各100cc中、0.1g、0.3gに対し、チョコは100g中0.8g(日本食品分析センター調べ)で、抗酸化パワーを期待できそう。ほかのチョコレートの健康効果もチェックしてみましょう。

 カカオマスポリフェノールは悪玉コレステロールの酸化を防ぐとともに、コレステロールが血管内に沈着するのも防止するうえに、コレステロール値を下げる不飽和脂肪酸も含んでいるため、動脈効果を予防します。さらに、遺伝子の変異を防ぐため、ガン化した細胞の増殖も抑えます。また、さまざまな炎症を起こすヒスタミンを抑える効果があるため、免疫力も高めます。

 脳のエネルギー源になるブドウ糖は脳に蓄えておく機能がないため、常に補給が必要です。砂糖を含むチョコレートは脳の働きを活発にするとともに、テオブロミンという成分でやる気を起こしてくれるため、深夜の受験勉強に最適。

 ポリフェノールが虫歯も防ぎ、また、カカオ成分が虫歯の元凶の菌の抑制することも証明されています。チョコを食べると虫歯を心配する人もいますが、虫歯にしないためには、口の中に糖分を残さないことがポイント!

 チョコレートは脂肪分が多いため、太るのでは、と心配をされる人も多いでしょう。しかし、大量に含まれるココアバターは吸収されにくい脂肪なので、通常 1gあたり9kcalで計算する脂肪は、チョコの場合は6.5kcalでOK。太るのはチョコ自体にあるのではなく、過剰に食べることで栄養のバランスが崩れ、糖分や油分の取り過ぎになるのが原因。また、鼻血、ニキビも根拠はありません。

 チョコレートにはこんなに健康パワーが秘められています。遭難時に1枚のチョコレートで生き長らえたエピソードにも納得できます。食べ過ぎに気をつけてチョコレート効果を手に入れたいものですね。

Mica Okamoto

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Posted by nob : 2013年12月27日 21:47