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言い得て妙。。。Vol.14

■ザ・世論~日本人の気持ち~

小川 たまか [編集・ライター/プレスラボ取締役]

子どもの96.9%が「日本が好き」な一方で苦言も!
政治家は耳が痛い「日本の嫌いなところ」

 ベネッセが子どもたちを対象に行った調査によれば、96.9%が「日本がとても好き」「どちらかといえば好き」と答えたという。大人に同じ調査を行った場合、どのような結果となるかも気になるところだが、子どもたちは日本のどんなところが「好き」だと感じているのだろうか。調査結果を見てみたい。

 調査は2013年11月27日?12月3日にかけて実施。調査対象は小学校1年生~高校3年生までの1626人。

 調査結果によれば、「あなたは日本についてどう思いますか?」という質問に、「とても好き」と答えた子どもは52.2%、「どちらかといえば好き」は44.7%だった。

 「どんなところが好きですか?」と聞いた質問に集まった回答は次のようなもの。

「優しい人が多い」
「日本人の謙虚さ」
「マナーを守る人が多い」
「景色がきれいな場所が多い」
「おすしなど日本食がおいしい」
「アニメがたくさんある」
「鉄砲がない」
「安心して住める」
「交通網が進んでいる」
「戦争がない」

 また、「あなたは今、幸せですか」という質問に「とても幸せ」と答えた子どもは33.0%。「どちらかといえば幸せ」と答えた子どもは60%だった。

 日本を「好き」と答えた子どもが大多数であること、さらに「とても幸せ」「どちらかといえば幸せ」と答えた子どもが多いことは、ある程度日本の大人をほっとさせる結果だろう。また、日本に暮らしているとある程度「当たり前」として受容してしまう、「安全性」についても、子どもが特別なことであると理解していることがわかる。

 ただし、「日本のどこが嫌いですか?」という質問に集まった回答は耳が痛くなるものもある。

「いじめが多い」
「はっきりNOと言えない」
「細かいことでごちゃごちゃ言う」
「地震が多い」
「家が狭い」
「勉強ばかりしなくちゃいけないところ」
「お金持ちとそうじゃない人の差がひどい」
「景気が悪い」
「政治家の大人げない発言」
「原子力があるところ」
「外国に対して遠慮しがち」
「英語を話す機会が少ないところ」

 こういった子どもたちの意見を、「大人が言うことの受け売り」と言う人もいるかもしれない。確かにそういった部分はあるだろうが、「子どもは社会を映す鏡」とはよく言ったもので、子どもたちの言葉だからこそストレートに伝わってくるところはある。

「テレパシーが通じる」「がんがなくなる」
子どもたちが思い描く未来は

 また、アンケートでは、2020年と2050年の未来がどんな風になっているか、子どもたちが想像することについても聞いている。集まった回答は次のようなもの。

■2020年

「スマートフォンやタブレットを子どもからお年寄りまでみんなが持っている世界」
「学校の授業がコンピューターでできるようになる」
「アナログへの回帰」
「人型ロボットが活躍する時代」
「治せる病気が増える」
「自動運転車が普通に走っている社会」
「再生可能エネルギーが主役になっている」
「暑くなって、いろんな動物や植物の生態系が変わっている」
「英語が必要になる」
「英語が話せなくても世界中の人と話せる機械ができていて、英語の勉強をしなくてもよくなる」

■2050年

「携帯電話は思っただけで通じるようになる」
「テレパシーが使えるようになる」
「ドラえもんみたいなロボットができている」
「がんがなくなる」
「空を車が飛んでいると思う」
「宇宙エレベーターが完成して、宇宙旅行が身近になる」
「原発に代わる新しいエネルギーの開発に成功」
「戦争がない平和な地球」
「スターウォーズのような世界で、いろいろな惑星に自由に行き来できる」

 2050年の世界から戦争はなくなっていると思うかという問いに、「はい」と答えたのは34.6%、「いいえ」と答えたのは65.4%だった。

 子どもたちが未来に希望を持てる時代をつくることが大人たちの仕事。そのために何をできるのかを考え続けたいものだ。詳細は、ベネッセの教育情報サイト内「子どもの96.9%が「日本が好き」 日本を憂い未来を見据える、大人顔負けの目 「未来予想」【前編】」「視点はグローバル いまどきの子どもの未来予想 「未来予想」【後編】」から確認できる。

[DIAMOND online]

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Posted by nob : 2014年01月15日 15:52