« いつも誰かを自らの心にためる側に立ち続けていたい。。。 | メイン | 私もかつて唐突にこの真実に気付き、以来自他すべてをあるがままに受容し、自らの満足を目指す過程での日々の納得を積み重ね、好きなものだけに包まれた幸せな毎日を過ごせています♬ »
光を見つけるも闇に沈むも自分次第。。。
■余録:昨年亡くなった漫画家のやなせたかしさんは…
▲昨年亡くなった漫画家のやなせたかしさんはよく「一寸先は光」と言っていた。「アンパンマン」が突然ブレークしたのはやなせさんが50代も半ばを過ぎた時だった。人生、一寸先は謎だが、それを「闇」と言うことで足がすくむのが普通の人だ
▲コップに半分水が入っているのを見て、悲観主義者は「もう半分しかない」と言い、楽観主義者は「まだ半分ある」と言う。ともに間違いでない。だが、同じものを見ても、同じような境遇を生きても、その受け止め方次第で人間はその後の運命を一変させてしまう
▲「プラス思考」「ポジティブシンキング」といった自分自身のイメージやその将来に対する積極的・肯定的な考え方が、よい結果を招き寄せるとはスポーツでもよく言われる。そんな「まだ41歳」がソチ五輪のジャンプ台で世界に示して見せた「一寸先は光」だった
▲「レジェンド(伝説)」という言葉を小さな子供らにまで広めたスキージャンプ男子ラージヒルでの葛西紀明(かさいのりあき)選手の銀メダルである。むろん冬季五輪の日本人選手としては最年長のメダルとなったが、すぐさま「次は金」と語ったご当人のプラス思考にかげりはない
▲五輪も今回が7大会連続出場という葛西選手である。ここまで多くの挫折も味わいながら、不惑を超えて初めて手にした個人種目でのメダルになる。この間、レジェンドという異名の示す通り、欧州のファンにも愛されてきたその明るく前向きなキャラクターだった
▲フランスの哲学者アランの言葉に「悲観主義は気分のものであり、楽観主義は意志のものである」がある。ジャンプする意志の偉業をたたえたい。
[毎日新聞]
Posted by nob : 2014年02月17日 15:46