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常識っ!、、、かと思ってました。。。(苦笑)ご自身を護るために実践をおすすめします。。。
■トイレのフタは流す前に閉める!?英国研究チームの警鐘
トイレ掃除も小まめにして
トイレのフタってなんだか不潔そうで、「外では触りたくない」という人も少なくないのでは? しかし、用を足した後、フタをきちんと閉めてから水を流すことで、食中毒などの感染症リスクを軽減できるという研究が報告されています。
◆腸管出血性大腸菌O-157やノロウイルスなど、下痢や嘔吐を引き起こす食中毒は、幼児や高齢者、抵抗力の下がった人が罹患すると命の危険も。そのリスクを、「トイレで用を足した後、フタを閉めてから流す」ことで軽減できる、とする興味深い報告があります。
◆英国リーズ大学のマーク・ウィルコックス教授率いる研究チームは、細菌に感染した排泄物のサンプルを用い、水洗トイレに流して実験。水を流す際にトイレのフタを閉めなかった場合と、フタを閉めた場合では、空気中に漂う細菌の量にどれだけの違いがあるかを測定しました。
◆その結果、フタを閉めなかった場合では、流したときに汚水が便座の上、最大26cmまで細菌が飛び散り、便座や床に付着することが映像で確認されました。さらに、細菌を含むミクロな飛沫は、90分経った後でも個室内の空気中に浮遊していると判明しました。
◆一方、フタを閉めた状態で流すと、便器内の空間では細菌が確認されたものの、空気中に漂う量は、フタを閉めなかった場合と比べものにならないほど減少していました。
◆ウィルコックス教授は、「不特定多数の人が触れるトイレのフタからの感染を防ぐために、あえてフタのないトイレを設置している公共施設などもあるが、今回の結果から考えるとそれは逆効果で危険だ」と警鐘を鳴らしています。
◆さらに、「フタを開けっぱなしにしたからといって必ずしも病気になるわけではないが、少なくともウイルスに感染している時は、フタを閉めて流すようにするべき。フタに触れても、その後に手を洗えば問題ない」と述べています。
◆家族や職場、学校など、トイレを共有する人の間で病気の原因となるウイルスを拡散させないためにも、日常的にトイレの後はフタを閉めてから流すことを習慣づけておくといいでしょう。
◆和式トイレの場合は、多くはフタがなく、便器が浅いため、飛散が大きいという別の調査結果もあります。また、便器の位置が足元に近く、ズボンの裾などに飛沫がついて細菌を運ぶことになりやすいと考えられます。除菌効果のあるウェットティッシュなどを携帯すると便利です。
◆トイレ掃除でも普段から除菌を心がけるといいでしょう。ノロウイルスなどはアルコール消毒では効果が薄いので、感染者が発生した場合は、塩素系漂白剤を水で250倍に希釈したものを使用します。
◆便器や便座、フタ、水洗レバーのほか、手洗いシンクやカラン、ペーパーホルダー、ドアノブなども忘れずに。必ずビニールやゴム製の手袋とマスクを装着し、十分な換気を心がけてください。
(監修:目黒西口クリニック院長 南雲久美子)
[ケータイ家庭の医学SP]
Posted by nob : 2016年06月10日 15:27