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地球外生命との出遭いの予感。。。
■水星の極地域に大量の氷が存在、NASAの探査チームが発表
【11月30日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は29日、太陽に最も近い惑星である水星の極地域に大量の氷が存在することを示す新たな証拠を発見したと発表した。
NASA水星探査ミッションのデービッド・ローレンス(David Lawrence)氏によると、水星探査機メッセンジャー(MESSENGER)が取得した新たなデータに基づいた分析で、「ワシントンD.C.(Washington D.C.)と同じ面積に広げたとすると、厚さが3.2キロメートルに及ぶほど」の量の氷の存在が示唆されたという。
水星は、表面の大部分は極めて高温だが、自転軸が公転面に対してほぼ垂直であるため、極地域が灼熱の太陽光線にさらされることはない。科学者らは以前から、水星の日の当たらない部分に氷となった水が蓄えられているのではないかという仮説を立てていた。
1991年にプエルトリコの望遠鏡を用いた観測で、水星の極地域にレーダーの電波をよく反射する地域が見つかったことでこの仮説に弾みがついた。だが 2011年に水星の周回軌道に入ったメッセンジャーがもたらした新データにより、これまで謎だった水星の極地域の詳細なモデルを作ることが可能になった。
メッセンジャーの画像から、過去のレーダー観測で明るく示されていた部分は太陽の光が当たらない温度の低い領域に存在していることが確認された。また、メッセンジャーの中性子スペクトロメーターを用いて水素の量を分析した結果、最も冷たい地域の地表には水が存在していること、それよりわずかに温度が高く氷が解けると考えられる地域は濃い色の物質で覆われていることが分かった。濃い色の物質に含まれている水素の量は、水に含まれる水素の量よりも少なかった。
■新たな謎も
この物質こそが、水がどのようにして水星にもたらされたのかを知る手がかりだと研究者たちは話している。プロジェクトに参加したデービッド・ペイジ(David Paige)氏によれば、断熱材の役割を果たすこの物質は、彗星(すいせい)や揮発性物質に富んだ小惑星の衝突によって水星に運ばれた複雑な有機化合物の混合物である可能性が高い。また、水星の水も同じく、これら小惑星や彗星によって運ばれた可能性があるという。
一方、米コロンビア大学(Columbia University)ラモントドハティ地球観測研究所(Lamont-Doherty Earth Observatory)のショーン・ソロモン(Sean Solomon)氏は、今回の発見により新たな謎も生まれたと話す。「この濃い色の物質は果たして、その大半が有機化合物でできているのか。どのような化学反応を経て生まれた物質なのか。水星の表面または地中には、液体の水と有機化合物が共に存在する部分があるのだろうか──。これらの問いに答えるには、さらなる水星探査を進めるほかない」
メッセンジャーによる新たな探査結果を報告する3本の論文は、29日に米科学誌サイエンス(Science)の電子版「サイエンス・エクスプレス(Science Express)」で発表された。
[AFPBB News]
Posted by nob : 2012年11月30日 16:03
人が自ら運命を書いていくこと、、、
それを自由と言う。。。
Posted by nob : 2012年11月28日 00:35
無敵なのは、、、
価値を創ることができる力。。。
Posted by nob : 2012年11月28日 00:16
ずっと二人で
二人のいるこの場所だけが
満たされている気がするよ
君の見せるその笑顔が
ずっといつまでも続くように
[BENI]
Posted by nob : 2012年11月26日 23:30
本当のまちがいは、、、
まちがいを怖がること。。。
[大東文化大学]
Posted by nob : 2012年11月26日 23:01
求められるどこででも仕事はできる、、、とこにでも住めば都、、、というニュートラルなスタンスに立つことから。。。
■東京は、住むには最高、稼ぐには最低
シンガポール・香港になぜ勝てないのか?
ムーギー・キム :プライベートエクイティ投資家
グローバル化の進展により、国の枠を超えて活躍する「グローバルエリート」が生まれている。しかし、そのリアルな姿はなかなか伝わってこない。グローバルエリートたちは何を考え、何に悩み、どんな日々を送っているのか? 日本生まれの韓国人であり、国際金融マンとして、シンガポール、香港、欧州を舞台に活動する著者が、経済、ビジネス、キャリア、そして、身近な生活ネタを縦横無尽につづる。
「キムさん、今度、『東洋経済オンライン』を大リニューアルすることになったので、また連載を持ちませんか? キムさんみたいなグローバル金融マンで、面白おかしく書ける人は、なかなかいないですよ」
日本橋のコレドの近くのオープンカフェで、30分遅れてシンガポールから到着した私は、ちょっと薄めのカツオのたたき(タレが多すぎて好みではなかった)をつまみながら、『東洋経済オンライン』新米編集長の、“おだて&ヨイショ”に乗せられていた。
私は以前、『東洋経済オンライン』で連載コラムを担当していた。その際はキャリア相談という形をとっていたが、最後は旅行記や恋愛の思い出など当初の約束を逸脱したコラムばかり書いていた。
今回も、「日本の一線で活躍するビジネスパーソンを惹きつけるコラムなど到底書けない」と固辞したのだが、編集長のおだてにすっかり気をよくし、久しぶりに無い文才を振り絞ってみることにした。
香港・シンガポール vs. 東京
私は幸運にも複数のグローバル企業での勤務経験がある。
日本・香港・シンガポールを拠点として、韓国、インド、中国、東南アジアなど幅広い市場の投資案件を見てきた。東京での勤務後、アジア金融センターの盟主を争う香港とシンガポールで勤務してきたので、そこで感じたこと、思ったことがユニークな書き物に変わるかもしれない。
加えて2005年以降の趣味は、バックパッキング旅行であり、インドやチベット、東南アジアやアフリカで経験したこともグローバルな視点で考えるヒントになるだろう。
何よりも私は日本で生まれ育った韓国人であるとともに、中華圏で働いてきた経験を持っており、この3国に尊敬と愛着と友人を有している。
何かといざこざの絶えないこの地域に、国際的な視点からささやかながら懸け橋的な役割を担えれば、これ幸いである。さて、そんな記念すべき第一回目のトピックは、国際金融で働く立場で見た、“香港/シンガポールと比較した東京”についてだ。
「キムさん、香港でどこに住んだらいいかな? できれば、キムさんが住んでいるのと同じアパートを紹介してほしいんだけど」(投資銀行時代の日本人同僚)
「もし香港に出ていくなら、60インチの最近買ったというテレビくれない? 先月東京オフィスから香港に鞍替えしたんだ」(資産運用会社時代のインド人同僚)
「今度、シンガポールオフィスに移ることになって、新たにアソシエイトクラスの人材を雇いたいのだけど、現地のMBAホルダーを雇ったら日本よりも高いかな?」(コンサルティングファーム時代の同僚)
これらは過去1ヵ月の間に私の日本勤務時代の同僚から寄せられたメールである。
このほかにも、六本木でいつもお姉さんをナンパしていたジョニー・デップ似のヘッジファンドマネジャーの友達や、中国から日本へ留学し、日本の株価低迷とともに東京から香港へ移った中国人アナリストなど、最近、多くの投資銀行・資産運用会社時代の同僚が香港やシンガポールに移ってきている。
投資銀行、コンサルティングファーム、資産運用会社などビジネス界を代表する高給取りの皆さんが大挙して日本を離れ、香港・シンガポールを目指している。これはいったいどういうことなのか。
両方に住んで働いてきた私の経験から、日本のビジネス界・政策へのインプリケーションを探ろう。
1. 安い税金
やはりこれか、という感じだが、そのとおりである。まず香港にしてもシンガポールにしても、移ってくる人の大きな理由の1つが税金だ。
日本で社会保障費を含めて50%取られていた人(しかも社会保障費が返ってくる見込みは乏しい)にとって、すべて引っくるめて17%程度というのは驚きの安さである。ただし私の場合、ここ数年、円が対ドルで3割上がったものの、ドルにペッグされた通貨で給料をもらっているため、円建てサラリーは変わらなかった。
しかし、驚いたことに気前のいい某一流コンサルティングファームではエクスパット(本社から海外支社に派遣される社員)として赴任する場合、為替変動分も会社が見てくれるというのだ。
日本からユーロ圏のオフィスに移動したわが友人は、対円ユーロ安で給料が1.3倍くらいに膨れ上がった。私もサラリーの為替ヘッジをしてもらったらよかった、と後の祭りで悔いたものである。
税金の話に戻すが、連日税金の無駄遣いの話ばかり聞かされて、しかも約20年に及ぶ不況のさなか、社会保障改革の道筋が見えないまま税金を上げられる環境というのは、自由に世界中を移動できる高給取りのビジネスパーソンにとって耐えられないだろう。
これはいわば、「オマエみたいなグローバルに活躍できる、税金いっぱい払える金持ちは日本から出ていけ!!金持ちは入国お断りだ!!」と言われているようなものである。
しかしながら、「税金で出ていくやつは出ていけばいい、そんな非国民いらん!」と開き直っている経済音痴の為政者に限って、富裕層が流出し、そうでない人だけが国内に残るリスクを理解もしてなければ責任もとれないのだ。
フランスの友人が、次々と移住
日本国内の狭い視点だけで政策を議論してはいけない。世界に目を開けば、香港やシンガポールをはじめとする世界中の金融都市が金持ちビジネスパーソンを引き付けるための競争を展開しているのだ。
結果的に、世界は、これから稼ぐ若い金持ちを世界から引き付ける都市と、移動できない“そうでない高齢者たち”が取り残される都市に二分化されていく。日本はどちらの道筋を選ぶのだろうか。
実際に、最高税率を引き上げている国からは富裕層が流出しており、最近私の友人のフランス人の多くが、アムステルダムなどのヨーロッパ他都市や、シンガポール、香港に移住している(仏大統領オランド氏の最高所得税率の政策を参考に調べていただきたい)。
よく格差をなくすために最高所得税率や法人税を上げようと訴える人がいる。これは心情的には理解できるものの、結果的には貧しい人がさらに貧しくなるだけだ。国内だけで労働市場や資金の移動が閉じている時代ならまだしも、資本や労働力の移動が自由なこのご時世には逆効果だ。
ただ単に、ミッドタウンのオークウッドに住んでいる金持ちが、香港のエレメンツやシンガポールのラッフルズに移るだけだろう。そして銀座の高級バーがさらに倒産し、そこで働くお姉さんが集う高級ブティックに閑古鳥が鳴くのである。
2・アジア各国の、相対的市場規模の変化
日本の多くの会社は、縮小する国内市場から成長目覚ましいアジア市場に次の一手を託してきた。またグローバル金融市場では、ヨーロッパや北米や日本を避けた資金がここ10年、アジアに押し寄せている。
グローバルに資産を運用する投資責任者にとっての関心事項は、中国、インド、インドネシアをはじめとするASEAN等の巨大市場の成長をどれだけ取り込めるか、である。
そして、グレーターチャイナへの窓口として香港が、インド・ASEANへの窓口としてシンガポールが、存在感を大きく増している。P&Gのアジアパシフィックの本社機能が日本からシンガポールに移るニュースが大きく取り上げられたが、投資銀行や資産運用の業界では、一足先に、東京から香港・シンガポール移転の流れが起きてきた。
長期間の不況と失策に幻滅し、日本に投資したい外国人機関投資家は激減し、中国やインド、インドネシアへの投資熱が高まったため、東京オフィスは閉鎖か大規模人員削減の憂き目に遭った。そしてジャカルタの投資銀行で需給のタイトなインドネシア人バンカーが東京の需給が緩い日本人バンカーの2倍給料をもらう事態も発生している。
以前、日本の大学に留学し、日本の米系投資銀行で働いた中国人プロフェッショナルは、その多くが香港や上海市場に移り日本人同期の数倍のボーナスを稼いでいる。東京がアジアの金融センター、アジア太平洋市場のヘッドクオーターであれた時代は終わったのだ。
3.アジア各国へのアクセスが便利
住んでみるとわかるのだが、香港は、広東省に行くにしても上海に行くにしても北京に行くにしても便利であり、韓国や日本へも各3時間半で出張できる。シンガポールからはフェリーでインドネシアに行けるし、30分電車に乗って北上すればマレーシアとの国境である。インドのムンバイにも5時間足らずで着く。
日本から7~8時間毎回ビジネスクラスの旅費(たいていのグローバル企業で、6時間以上はビジネスクラス、というのが一般的な社内規定)を払って東京から出張してもらうより、近くのシンガポールや香港に住んでくれたほうが時間的にも経済的にも合理的なのだ。
加えて、空港から都心部が近いのも大きい。
香港ではIFC(インターナショナルファイナンシャルセンター)まで鉄道で30分かからず、タクシーでも20分程度だ。空港を出て、雨にぬれることなく自宅に20分で着くのは、出張が多い身にとって助かる。シンガポールに至っては10分程度タクシーを飛ばせば、15シンガポールドル(約1000円)程度でラッフルスクェアのオフィスに着くのである。
恵比寿からはるばる成田を目指していた頃は、国内の空港に移動するだけで実に2~3時間かかっていたが、これは海外都市に飛ぶフライト時間よりすでに長い。交通インフラの充実度というのは、“人を呼び寄せてナンボ”の金融都市にとって、競争力を左右する非常に大きな要素なのだ。
日本経済の相対的重要性が低下してきている中、日本としては、日本への窓口から都心部へのアクセス(時間・金銭的なものも含め)を高める政策をより積極化しなければならない。羽田空港の国際化はよくやった。あとは初乗り700円のタクシー代を他国並みの250円にすべきなのだが、その理由はまた次回以降に話そう。
4.日本国内の閉塞感
最後の理由は、日本の閉塞感だ。20年の不況と政治の無策で「何だか長期的に明るい社会像が描けない」という人は多い。そして一様に、香港やシンガポールに私を訪ねる友人が「活気や勢いがある都市はいいね」と口にする。
実は、私は日本出張が大好きで、羽田空港で礼儀正しい通関の人からあいさつされるだけで、サービス精神と礼儀の行き届いた皆さんを抱きしめたくなる(そうすると捕まるので実行してないが)。
レストランの食事はどこもおいしく、サービスも一様にフレンドリーで心遣いが行き届いている。ウエイターの方にちょっと声をかけたり右手を少し上げるだけで瞬時も逃さず走ってきてくれるのは日本くらいである(香港では最低5回は叫び、オーダーした商品の3割くらいは違ったものが運ばれてきて、一度もsorryと言ってもらうことなく、サービスチャージで15%取られていたりする)。
加えて羽田空港を出てタクシーに乗れば、20分の搭乗中、実に20回は謝ってくれる。実際に、羽田から汐留のコンラッドホテルまでの間、「何回すいません」と言うかを数えたところ、何の非もない運転手さんは実に18回も私に謝ってくれた。
過度の礼儀正しさは多少やりすぎ感もあるが、それでも日本での経験を最もスペシャルなものにしてくれるのは、この国に住んでいる人々の、お客さんへの礼儀正しさだ。これは香港やマカオ、上海のビルがひょっとしたら東京より立派になってしまっても、一朝一夕で追いつくことのできない文化的強さである。
東京で勤務した後、香港に移り住んだアメリカ系韓国人の友人は「東京は最高。住むなら東京。だけど仕事でおカネを稼ぐなら東京は最低でやはり香港がいい」と言っている。
これは私もある程度同感のところがある。しかしながら住みやすさとしては世界最高水準の魅力度を誇る都市が、働き先としてますます魅力がなくなっていくのはなぜか。
この残念な謎に関して、海外の視点から見た日本社会について言及しながら、次回以降、読者の皆さんと一緒に考えていきたい。
[東洋経済ONLINE]
Posted by nob : 2012年11月25日 23:59
探し続けるからこそ、、、
やがて見つかる。。。
Posted by nob : 2012年11月25日 15:53
持ちつ持たれつですが、、、福島の皆さんにお勧めしたいと思います。。。
http://besobernow-yuima.blogspot.jp/2012/11/1130.html?m=1
Posted by nob : 2012年11月21日 19:35
どこにも誰にも投票したくない、、、当初の政策をやらないできないという現政権の問題なのだから死に物狂いでの再挑戦に私も期待。。。
■憲政史上最高の解散宣言野田首相に見た本物の政治家の覚悟
筆坂 秀世
会論戦の席で「明後日解散する」と明言した首相は、おそらく憲政史上例がないことだろう。解散を求めていた自民党や公明党も予想だにしていなかった。民主党内でも、事前に知っていたのは岡田克也副総理、藤村修官房長官ら、ごく少数だったと言われている。輿石東幹事長ですら、当日聞かされたという。
大した決断である。「嘘つき」などという低レベルの批判は、これで一気に吹き飛んだ。自民党の安倍晋三総裁は、受けて立つとかろうじて見得を切ってみせたが、心の動揺はテレビ画面からも伝わってきた。
私の手元に、複数の閣僚経験もある自民党衆議院議員の政治資金集めのパーティーの案内状がある。日にちは12月17日で場所は都内のホテルとなっている。とぼけた案内状になってしまった。まさか12月16日の投票日の翌日に開くことはないので、中止になることは確実だ。
年内解散をあれだけ強く迫っていた自民党だが、実は腹の中では想定していなかったということである。
3党首を圧倒した野田首相
党首討論での野田佳彦首相の対応は見事なものだった。私自身も、長い間国会論戦に参画し、見てきたが、14日の党首討論ほど面白い論戦はなかった。論理でも、覚悟でも、弁論でも野田首相が3党首を圧倒した。
国民に消費税増税を迫る以上、国会議員も身を削らなければならない。そのために歳費2割の削減、衆議院比例定数の40人削減、これを今国会、もしくは次期通常国会で必ずやりきる、これを約束するなら解散時期を明言する──と安倍自民党総裁に迫った。気迫に満ちたものだった。解散問題で野田首相が攻勢に転じた瞬間だった。
気圧された安倍総裁は、「民主党というのは、改めて思いつきのポピュリスト政党だなと思いました」と頓珍漢な回答とか、「私の質問に答えていない」とか、「選挙の土俵を自民党と民主党だけで決めていいのか」とか、ほとんどまともな回答をできなかった。
野田首相が求めたのは単純で、最悪でも次期通常国会で国会議員数の削減を約束するかどうかだけであったが、安倍総裁は委員会の場では明言できず、委員会終了後に記者会見で「全面的に協力する」と言わざるを得なかった。
「国民の生活が第一」の小沢一郎代表などは、自分が民主党幹事長当時に作ったマニフェストは正しかったのかどうかなど、ほとんどどうでもよいやりとりに終始するだけで、論評にも値しないひどいものであった。公明党もしかりである。
消費税増税も、特例公債発行法案も、民主党、自民党、公明党の3党だけで決めておきながら、議員数削減について「2党だけで決めていいのか」などというのは、逃げ以外の何物でもない。
半端な覚悟ではできなかった解散宣言
解散というのは、一言で言えば衆議院議員全員の首切りである。再び国会に戻ってこられるかどうかは選挙の結果次第だ。だからいつの場合にも、反対勢力が存在する。今回の場合は、民主党内から反対の声が噴出していた。党首討論前日の13日には、民主党常任幹事会の総意として、解散に反対するということが野田首相に伝えられていた。
だが野田首相は、こんな声など一顧だにしなかった。反対勢力は「政治空白を作る」などと言っているが、詭弁以外の何物でもない。そんな理屈が通れば未来永劫解散も選挙もできなくなる。野田首相が足元を見透かしているように、要は落選が怖いだけのことなのだ。
選挙をやれば、民主党は間違いなく議席を大幅に減らすだろう。そんなことは野田首相も、百も承知のはずである。政権の座を引き渡さなければならないことも、覚悟の上なのだ。それでも自公3党との約束は守らなければならない。そして民主党の立て直しを図っていく、そのために解散を決意したのである。
この乾坤一擲の勝負に懸けた首相の覚悟が理解できないような議員は、民主党にはいらない、と野田首相は思っているに違いない。
文句を言う奴は公認するな
例によって、また鳩山由紀夫元首相が「国民不在だ」などと批判し、離党することを匂わせる発言をしている。鹿野道彦元農水相のグループなども、この期に及んで両院議員総会を開いて真意を説明しろ、などと騒いでいる。
党首討論で十二分に真意を説明していたではないか。聞いていないのか、と言いたい。こんな覚悟のない連中を野田首相は相手にしていない。
あわてて維新の会に駆け込んだ元閣僚の議員がいる。離党する議員がまだかなりいるとの報道もある。大いに結構なことだ。何かあれば右往左往する風見鶏議員だ。こんな連中は出ていった方がせいせいするのではないか。
ただ風見鶏議員ゆえに、風向き次第で離党を止め、残る連中も出てくるだろう。野田首相に建言したい。そんな連中は公認するな、と。
民主党再生の基礎を築くチャンス
私の勝手な憶測だが、野田首相は民主党が数十名になっても構わないと思っているのかもしれない。野に下ることになるのか、あるいは自公民連立になるのか、選挙の結果次第なので、いま現在はなんとも言えないが、数十名の議員を保持すれば民主党を再生することは十分に可能だ。
今回の解散と選挙によって、ある意味では民主党は純化される。寄せ集めの選挙互助会から、一枚岩の政治集団に生まれ変わらすことができるチャンスの到来でもある。地に足を着けて、今度こそ党綱領や党規約をしっかり作り、本物の政党として生まれ変わってほしいものだ。
テレビである女性コメンテーターが、「今回の野田さんを見ているともう1年ぐらい首相をやってほしい、と思った」という素直な感想を述べていた。私も同じ気持ちになった。
大慌ての新党群――第三極つぶしに
解散宣言によって混乱状態に陥っているのが、「第三極」を自称する新党の群れだ。石原慎太郎氏率いる太陽の党は、減税日本と合流するという。減税など論外という太陽の党と減税日本が合流するというのだから、野合と言うほかない。太陽の党の共同代表平沼赳夫氏が率直に認めたように、まだ立ち上げたばかりで選挙準備などほとんどできていないだろう。日本維新の会も、いま80名程度の候補者の準備はできているらしいが、果たして選挙公示までにどこまで増やせるか。
小沢氏の国民の生活が第一も、選挙準備はこれからだろう。もし整っているのなら、党首討論で同党が何をしようとしているのか、もっとアピールできたはずだが、何もしなかった。できなかったというのが真相だろう。
新党群にとって、国会の解散は完全に目算が違ったはずだ。
結局、ほとんどすべての小選挙区に候補者を立てることができるのは、自民党と民主党、それに共産党だけであろう。共産党の場合は、小選挙区での当選はもともと目指しておらず、ただ比例での得票数を増やすための便法に過ぎない。
風向きは変わるかもしれない
いま逃げ出しつつある民主党議員を見ていると、それだけで議員失格の烙印を押したくなる。野田首相は、消費税増税が実現できなかったら解散でも、総辞職でもない、議員辞職する覚悟だったと述べた。
党首討論では、議員数の45名削減を提起し、守勢だった解散問題を一気に攻勢に転じた。自民党の利権政治家が狙っている国土強靭化法案についても、10年間に200兆円という財政規律を無視したゼネコン型公共事業であることをしっかり暴き出し、批判した。
このままいけば、いまやっても、来年やっても民主党が第一党の座から滑り落ちる可能性は高い。野田首相にとって、首相の座を懸けて大勝負である。
風向きが大きく変わる可能性が出てきた。この大勝負を前に逃げ出す輩に政治家になる資格はない。風見鶏は、風向きに合わせて揺れ動くだけだが、政治家は自らの力で風向きを変えることが可能なのだ。野田首相は、いまそれをやろうとしている。成功するか、失敗するかは分からないが「男の勝負」である。
私も覚悟を決めた。応援する。
[JBpress]
Posted by nob : 2012年11月19日 08:51
男と女の間には、、、 「友情(で結び付く関係)」は成立しうるけれども、、、 「友情だけ(で結び付く関係)」は成立しえない、、、と思う。。。
■本当に下心なし!? 既婚者との男女の友情
2010年の国勢調査によると、35~39歳の男性の既婚率は約65%。男友達が結婚すると、どうしても男女の友情を維持するのは難しくなる。今後はますます男友達は減るばかりだが、それもちょっと淋しい。不倫カップルにありがちな独女&既婚男性の組み合わせでも、健全な友情を育む術はあるのだろうか? 調査してみた。
「既男と友達付き合いができるか否かは、女次第です」とは、志保さん(35才)。
「私は学生時代からの親友のような男友達がいて、奥さん了承のもと、二人で飲みに行くこともあります。一軒だけでお開きにして、午前様にならないようにするのがルールかな。でも、気軽に遊べる既婚男性ってこの彼くらい。未来永劫、友達としか見れない(生理的に異性と思えない)からこそ、気軽に遊べるんです。異性の匂いを感じてしまう既男だったら、相手が心の底で何を求めているのかを、きちんと把握しないとダメですよね。少しでも恋愛の可能性を感じたら、近づかないに越したことはありません」
志保さんいわく「色気があったり美人だったりする独女は、既男との友情はあきらめたほうがいい」とのこと。女の方が男友達を異性として見ていなくても、十中八九、男は「女」として見ているからだ。
事実、美魔女の鈴子さん(37歳)は既男とあわや不倫関係に陥りそうになった経験が、何度かある。
「私個人の意見ですが、できちゃった婚の男性は不倫願望が強いですね。欲求不満なのかしら? 『嫁にときめきは感じない』『結婚を早まった』という話から『お前にしておけばよかった』と、家庭の愚痴をいつの間にか恋愛話にすり替えてきます。ただ私はお酒が飲めないので、酔った勢いでホテル……ということもなし。駅まで手をつなぐくらいに留めますね」
既男とぎりぎりの友情とスリルを楽しんでいる鈴子さんは「既婚者と遊ぶなら平日の夜限定、相手の奥さんの意見を優先する、割り勘にして借りを作らない」ことを自ら定めている。
「この年齢になると、女友達も結婚して家族がいるから自由には遊べない。純粋に、楽しく飲める相手は男女関係なく貴重。大切にしたいですね」
こうした独女たちの思惑に対し、既男は口をそろえて「独女と二人で飲みに行くのに、まったく下心のない男なんていない」と言う。
「15年くらい続いている学生時代からの女友達は例外です。だけど、合コンで知り合ったような女の子にはドキドキ感を求めてしまうかも(笑)。昔の恋愛感情を思い出して楽しむ感じです。ただ、それ以上に発展するつもりもないのでブレーキはかけますね」とは、孝政さん(34歳)。「たいていの男は思考回路が中2なので、“モテたい病”は死ぬまで続くのではないでしょうか?」
女友達がまったくいない既男も油断ならない。シンヤさん(34歳)は、結婚後は女友達と二人で飲むことがなくなったとか。
「自分の浮気が原因で離婚したら、親権の話し合いや慰謝料など後々が大変。何もなくても、嫁に誤解されるのが面倒。そんなリスクを背負ってまで女友達と遊びたい、二人で会いたいということは、その相手を狙っていると考えて間違いない。抱けるものなら抱きたいっているんですよ」
男はいくつになっても狼なのだろうか。そこで、とくに警戒した方がいい既男の行動パターンを聞いてみた。ひとつでも当てはまったら、男女の友情はあきらめた方がいいかもしれない。
<既婚男性が教える、こんな既婚男性に気をつけろ!>
・メールの返信が異常に早い。
・メールのやりとりでは、着信画面に表示されない「mixiのメッセージ機能」などを使いたがる。
・休日に会いたがる。家族とうまくいっていないからかも。
・都内だと誰かに目撃される可能性があるので、地方のアウトレットなどに誘う。遠方のドライブデートはガチで遊ぶ気マンマン。
・一対一で飲みに誘われる。お酒はエクスキューズになり得るので注意。
・過去にその男友達に告白されたことがある。
気をつけよう。暗い夜道と既男の下心!(来布十和)
[ピーチィ]
Posted by nob : 2012年11月19日 07:08
怒り遣る方なし。。。
■発電量ゼロでも電気料金徴収!東電・勝俣前会長の天下り先「日本原子力発電」
いま一番怒る週刊誌「ポスト」が「まったく発電していない原発」のために、値上げされた電力料金が使われていると告発している。国民の支払う電気料金が発電量ゼロの「日本原子力発電」という会社へ支払われているというのである。
「ここは東海第二原発(110万キロワット)、敦賀原発1号機(33・7万kキロワット)、同2号機(116万kキロワット)の3基の原発を保有し、東電をはじめ、東北電力、中部電力、北陸電力、関西電力の本州5電力会社に電気を売る卸電気事業者である。
3基のうち、東海第二は昨年3月(2011年)の東日本大震災で自動停止した。敦賀1号機は昨年1月から、同2号機は昨年5月7日から、それぞれ定期検査のため停止されている。当然、その後、現在に至るまで発電量はゼロである。
ところが、同社の有価証券報告書によると、昨年度(12年度)は東電の約465億円をはじめ、関電・約341億円、中部電力・約307億円など5社から電力を売った代金として合計約1443億円を受け取り、93億円の経常利益を上げている(震災の被害による特別損失計上で最終損益は赤字)。本社社員の平均年間給与は637万円。経産省が電気代値上げにあたって電力各社に求めている賃下げ基準(大企業平均596万円)より高い。
敦賀2号機だけは昨年4月1日から5月7日に停止するまで37日間稼働したとはいえ、その間の発電量は10億キロワット時と前年度の発電量(162億キロワット時)の16分の1に過ぎない。
なぜ、事実上『発電ゼロ』の会社が利益を出せるのか。
次の数字を比較してほしい。過去2年間の日本原子力発電の発電量と電力5社が支払った金額は、
◆11年度162億キロワット時 1736億円
◆12年度 10億キロワット時 1443億円
と、発電量が16分の1に減ったにもかかわらず、電力会社の購入代金は2割しか減っていない」(ポスト)
いったいどんな会社なのか。「日本原子力発電は原子力発電推進のために電力9社と政府系特殊法人の電源開発(現在は民営化)の共同出資で1957年に設立された国策会社だ。筆頭株主は東京電力(28・23%出資)。66年には日本初の商用原発『東海発電所』の運転を開始し、前述のように現在3基の原発を保有している。社員数は関連会社を含めて2254人。原発推進派の政治家、与謝野馨・元財務相は議員になる前に社員だったことでも知られる」(ポスト)
東電は今回の値上げで年間ざっと6150億円の増収を見込んでいるが、そのうちの1003億円はここのために使われたのだという。
東電にはこの会社を潰せない理由があった。原発事故で引責辞任した勝俣恒久前東電会長が天下っているからである。ポストはこう結んでいる。
「この企業の清算を早く決断しない限り、東電だけではなく、値上げ方針を打ち出した関電はじめ全国の電力会社が新たな料金算定に原発企業への救済資金を盛り込むのは確実で、今後も国民負担は膨らむばかりだ。これでも電気代値上げは仕方ないと思えるだろうか」
[JCASTテレビウォッチ]
Posted by nob : 2012年11月19日 06:52
確かに、、、でも結局は錯覚本末転倒人間ばかりなのだから結果良ければ良しとしてしまうかの選択???
■橋下徹「有力支援者・ミキハウス創業社長」にも見限られた!「あの男は裸の王様」
「私は大阪を良くするためにと思って『維新の会』を支援し、橋下徹市長らを選挙に通すためにずいぶんカネも使ってきました。彼らは何にもせんでも選挙に通ったと勘違いしているようですが、大阪の地場の人々が手弁当で支援したからこそ、『維新』は圧倒的な支持を得たんです。
しかし、彼らは人気にのぼせあがり、国政進出すると息巻いている。諌める人を次々に切り捨て、周囲にはモノをハッキリ言える人間が一人もいなくなった。橋下市長と松井一郎府知事、いまや二人は裸の王様です」
こう「週刊文春」で語るのは木村皓一(67)。子供服のメーカー「ミキハウス」創業社長だ。これまで橋下徹大阪市長と「日本維新の会」を支え続けてきたのに、橋下に松井に怒っている。
「橋下の頭にあるのは票だけ。国民の幸せのことなど一つも考えてへん」
ここへきて橋下市長を支援してきた人間たちの中から離反する者が出てきている。離合集散は世の習いだとはいうものの、望月のようにわが世を謳歌してきた橋下たちに、何かが起きているようである。木村はこうも語っている。
「橋下も松井も、経済については何も知らない。関電の株が紙クズになるようなこと言うんやから。関電の個人株主は、国債なみに安定してるからと買ってるお年寄りがほとんどでっせ。老後の安心がパーや。彼らも自分の株だったら、そんな無茶しないでしょう。市の株やから言うんです。経済を舐めとるわ。
つい先日も、米国育ちのベンチャー起業家の講演会を催し、橋下にも聴きにくるよう言うたのに、『木村とは原発問題で意見が合わないから行かない』と断られた。まるで子供。僕に怒られるのが嫌なんやろな。
知人の国会議員が何人も『橋下に会わせてくれ』と頼みにきたけど、僕は『何でそんなに橋下に会いたいねん。あんたの値打ち下げるだけや。利用されるだけやで』と遠ざけてきた。結局はそれが正しかった。
それにしても橋下という男は運がいい。今回の石原新党にしても、うまいこと利用しよる。政策が一致せんから言うて自分だけいい子になって、完全に石原さんの負けやんか。
でも橋下の頭にあるのは票だけ。国民の幸せのことなど一つも考えてへん。国際社会に通じる人脈もビジョンもない。さらに言うなら、自分がない。風に流されてきただけの人物です。(中略)あんな男を国政に通したら絶対アカン。日本のためになりません」
あれだけ面倒見たのに自分のいうことを聞かないという恨み節にも聞こえるが、支持者からこうした声が出てくるのは、綻び始めた証左かもしれない。
[JCASTテレビウォッチ]
Posted by nob : 2012年11月19日 05:49
私も蟹座で7月生まれです。。。(苦笑)
■魚座と牡羊座は出世しやすく蟹座は出世しにくい!?
なさそうで実はあった「星座による出世度の違い」
出世度を「生まれ月日」ではなく
「星座」の違いで見てみたい!
科学的根拠のなさそうな占いと言えば、血液型や星座占いが筆頭格だが、その反面、根拠が希薄であるがゆえに話題にしやすいということもある。
連載第9回で「生まれ月と出世度の関係」を見てみたところ、その結論は「生まれた月日や月による出世度に違いはありそうだが、あってもわずかであり、断定はできない」という歯切れの悪いものだった。
しかし、本当にそうなのか? 筆者としても長らく気になっていたため、前回からかなり間が空いてしまったが、第9回の内容を趣向を変えて分析し直してみたい。ズバリ、「星座と出世度の関係」である。
「ほとんど関係ないんじゃないの!?」と思われた読者も多いだろうが、言うまでもなく星座は生まれ月と密接に関係している。第9回の結論を星占いと突き合わせてみれば、その信憑性をさらに詳しく検証できるかもしれないと思った次第だ。
誕生日と出世度の関係を一次判断するための基となるデータは、これまでと同様、「ダイヤモンドD-VISIONシリーズデータベースサービス 役員・管理職情報ファイル」であるが、これだけでは絶対数に関するデータしか得られないため、第9回と同様、人口統計に関するサイトもいくつか参考にさせてもらった。一部、第9回と同じ「表」も使用することをお断りしておく。
【復習1】役員の誕生日には
人為的な「特異日」があった
それでは、第9回で紹介した生まれ月日別の役員人数のランキングを、再度見てみる。上場企業における生まれ月日別の役員人数を表したのが、「【表1】生まれ月日別役員人数順位」である(第9回の表1を転載)。
表を見ると、1月1日と2日生まれが極端に多く、2月29日が極端に少ない(4倍しても)が、この3日間は特異日である。
いつ頃までかは判然としないが(おそらく1960~70年のどこかまで)、昔は年末の慌ただしい時期に子どもが生まれると、縁起も担いで、出生日を正月の3が日にして届け出たという話を聞いたことがあるだろう。
実際、年末の3日間は揃って人数が少ない。かつ、元旦の前後6日間を均すと、平均的な人数になるので、この説には信憑性があると言える。
また、2月29日が4倍しても極端に少ないのは、「4年に1回しか誕生日がないのはかわいそう」という親心から、出生日を前後にずらして届け出たことが多かったからである。実際、3月1日の人数は多く、2月28日の人数もやや多めである。
【復習2】誕生日には何箇所もの
「特異日・期間」があった
昨今の生まれ月日別の出生数はどうなっていたかと言うと、それが「【表2】 誕生日別人数順位」(厚生労働省 1981年~2010年 統計より)を見るとわかる。(第9回の表2を転載)。
なお、祝日および祝日になる可能性のある日は、日にちを茶文字にしている。これは、昨今は陣痛促進剤を使用した計画分娩により、出産日が日祝日に重ならないようにするケースが少なくないためである。
表2をざっと見てみると、年末年始、建国記念日、春分の日、旧・天皇誕生日、ゴールデンウィークの中心日(3日間)、元・敬老の日、元・体育の日、元・文化の日、勤労感謝の日、天皇誕生日は、順位が最下位付近であることがわかる。
逆に、特異日(期間)と思われる日にちが何箇所かある。1月5、6日は年末年始の反動だろうし、5月1、2日や同8日前後もゴールデンウィークの反動、8月15日前後はお盆なので避けられがち、と考えられる一方で、「7月7日は七夕だから?」「12月22日は翌日の天皇誕生日を避けたから?」(あるいはクリスマスまでに生まれてしまったから?)「12月25日はクリスマスと同じ日にしたかったから?」といった、いくつかの特異日も見受けられる。
なお、4月1日と2日の関係、特に4月2日が第2位であることには理由がある。ご存知の方も多いと思うが、進学の際の学年の切れ目がこの両日になっているため、同一学年のなかでは4月1日は最も生まれが遅く、4月2日が最も早くなる。
これも親心なのだろう、年度末ぎりぎりに生まれた子どもの出生日を、同じ学年の他の子どもたちに比べて不利にならないようにと、4月2日で届け出る親が多いからだ。
もっとも最近では、就学までの期間が短いぶん、養育費が少なくて済む早生まれのほうが好まれる、という話も聞いたことがあるのだが……。
また、9月の17日から(23、24日を除いて)28日まで、ベスト20位以内の日が集中していることにもお気づきだろう。実はこの現象は(今回調べてみたところ)世界的な傾向である(※以下の3記事を参照のこと)。
cf3. 9月20日頃の生まれの人は…… (2012.4.12)
暑い時期生まれと寒い時期
生まれとでは出世度が違う!?
さて、ここからが本題である。
まず【表A「誕生日と星座の関係」】を示しておく。
お気付きかもしれないが、実は「月」ではなく「星座」で12分割することのメリットがある。それは、星座の境は19~23日になっているため、① 年末年始や②ゴールデンウィーク、③お盆、④9月の中下旬の前後、に発生する出生数の集中とその反動からくる変動を、上手く吸収してくれることである。
唯一不具合がありそうなのは、射手座と山羊座が12月の22日までと23日からで分かれることだろう(今回の場合、山羊座にやや有利に働く)。
以上、3つの表から、【表B「星座別の誕生日人数逆順位と役員人数順位のランクアップ度」】を作成した。「ランクアップ度」とは、星座別誕生日延べ人数逆順位と星座別役員人数順位の差を表しており、この数値が大きいほど、延べ人数が少ないわりに役員数が多い「実力派」の星座であることを意味している。
さて、表Bの結果を見てみて、どうだろうか?
寒い時期と暑い時期とが、上位と下位とにはっきりと二分されていることが一目瞭然である。日本の季節感で言い表せば、「お彼岸を境に、寒い時期の生まれは出世度が高く、暖かい時期の生まれは出世度が低い」ということだ(射手座と山羊座の境目問題は、双方および双子座の順位に影響を与えていないことも確認できる)。
読者も生まれ月によって
出世度が違うと感じている
ここで、読者の皆さんの実感とも比較しておきたい。ちょうど、第9回の巻末に設けたアンケート「あなたの周囲で『出世が速い』と思う人の生まれ月は?」の結果が、比較対照として好適である。ただし、このアンケートの結果には、割合ではなく絶対数が反映されていると考えておかなければならない。
この円グラフと数値を見ると、2月、4月、1月で上位半数を占めている。2月は3分の1が魚座で3分の2が水瓶座、4月は3分の2が牡羊座、1月は山羊座と水瓶座なので、これは表Bの上位4星座と一致する。
最下位は6月と10月であるが、10月は表Bとの一致性は認め難いものの、6月は3分の1が蟹座で3分の2が双子座であり、表Bで最下位と下から4番目であることとの一致性は高い。
つまり、1月、2月、4月と6月はデータと実感値の一致性が認められると言っていいだろう。星座を軸にして言えば、データと実感値の一致性が高いのは水瓶座(完全一致)、魚座、牡羊座、山羊座(部分一致、特に2、4月生まれ)、蟹座(準完全一致、特に6月生まれ)ということになる。
魚座と牡羊座は出世しやすく
蟹座は出世しにくい関係に?
ただし、ここでもう1つ考慮を加えなければならない点がある。第9回でも触れたように、「第2次世界大戦前は、出生月による差が大きく(中略)1~3月に高く6月に低い傾向のまま推移していた。戦後から昭和39年までは、戦前と同様に1~3月が高く6月が低かったが、出生月による差は少なくなってきた。昭和45年以降では、出生月による出生率の差は、ほとんどない状態である」(厚生労働省の『「出生に関する統計」の概況/人口動態統計特殊報告』による)という事実がある。
現在役員になっている人たちは、1946~60年前後の生まれが多いと思われるため、前述の影響――役員適齢期では、1、2、3月の順に人口が多く、6、7月の順に人口が少ない――が残っていると考えるべきである。
となると、表Bの「星座別役員人数」の絶対数が最上位、または最下位付近に来ている星座については、割り引いて考えなければならない。水瓶座(と山羊座)がこれに該当する。
蟹座については、絶対数がより少ない双子座と牡牛座のほうが上位にいることから度外視してよさそうであり、魚座、牡羊座もより絶対数の多い水瓶座、山羊座のほうが下位にいることから同様である。
というわけで今回の結論は、「星座と出世度の関係では、魚座と牡羊座にはポジティブな関係、蟹座にはネガティブな関係が認められる。ポジティブな関係としては、山羊座、水瓶座が後に続きそう」といった線に落ち着く。
星占いでは性格、適性、仕事運を
どう説明しているのか?
ちなみに、星座占いでは各星座の運勢や性格などが決まっているようだ。せっかくなので、話のネタとして取り上げておこう。
実際には、「××座の今日の運勢は?」といった「今」を占うサイトはたくさんあっても、一生を通じての傾向・運勢が詳しく解説されているサイトは少ない。そんななかで、説明が詳しかったのが次のものだ。
試しに、水瓶座、魚座、牡羊座、山羊座、蟹座の冒頭や《仕事、金銭面》を、読んでみればわかるように、今回の結果と適合するのは牡羊座、山羊座だけで、残りの水瓶座、魚座、蟹座は出世の面では適性が逆だ。
要は「当たるも八卦……」ということだろう。筆者としてはむしろ、“お彼岸を境に”という点に「何か理由があるのでは?」と引っ掛かっている。
蟹座(特に6月生まれ)の読者はがっかりしたかもしれないが、「そういうデータ的な側面もある」くらいに軽く受け流しておいてほしい。なにせ、かく言う筆者も蟹座なんよ、7月生まれやけど(苦笑)。
(参考サイト)
●あなたの「生まれた日(ルーツ)」を知ることができるリスト~誕生日ランキング~
(吉田 克己/“World Business Trend Tracker”)
*“ビジネストレンドを読む”で検索
[DIAMOND online]
Posted by nob : 2012年11月14日 08:00
拍手、、、これぞ個人経営の極み。。。
■ルミネに立ち向かった喫茶店
新宿の有名店「ベルク」を存続させたファンの力
瀬戸 久美子
また1つ、大切な店が消えた。
連絡が来たとき、街は既に夕暮れ時を迎えていた。「今日中に出て行けと言われた」。都内某所にある行きつけのビストロの主人から、そうメールが入った。メディアにもたびたび登場し、ファンも多い人気店だ。10年近くの間、競争の激しい一等地で営業を続けてきた。
経営が赤字だったわけでも、契約違反があったわけでもない。ただ、スポンサー企業の業績が悪化し、急遽、店を閉めるよう言われたとのことだった。釈然としないまま、会食後、最終の電車でその店に向かった。店内では企業側の担当者や行きつけのファン、飲食店関係者らが渋面を作っていた。
荷造りには数時間を費やした。店の味を支え続けた鉄鍋やミルクパンや秤を抱えて店を出たとき、時計の針は明け方の4時を回っていた。虚脱感を覚えながら各々無言でタクシーに乗り、慣れ親しんだ店を後にした。
個人店が消えてゆく。
「先月まであった店が、今月行ったらなくなっていた」。最近、そんな話を耳にすることが増えた。理由の1つにはもちろん、各店舗の業績の悪化がある。熾烈さを増す価格競争に、内食需要の高まり。外食業界にとって厳しい状況が続いているのは間違いない。
だが、個人店が存亡の危機にさらされている理由はそれだけではない。たとえ繁盛店であっても、パトロンや家主の都合1つで立ち退きを迫られることがある。先々まで予約が入っていても、長年通い続けるファンがいても、「閉店」の看板を掲げざるを得なくなることがあるという現実を、私は改めて目の当たりにした。
人生の節目でお世話になった店だった。しばらくの間、無力感に苛まれた。そんな折、大手企業と対峙しながらも営業を続ける、ある喫茶店のニュースを耳にした。
契約の見直しから一転、立ち退き要求へ
JR新宿駅東口の改札から歩いて15秒。「ルミネエスト」地下1階に位置するセルフ型のドイツ風カフェ「ベルク」は新宿駅の名物店だ。平均で5割弱という高い食材原価率を守りながら、看板商品の「ベルク・ドック」(304円)をはじめ200種類以上のメニューで顧客を引き付ける。15坪ほどの店内では、森山大道氏をはじめ名だたる写真家の個展などを開催し、文化人のファンも多い。連日、昼夜を問わず1500人近い顧客が立ち寄り、ホットドックやドイツビールを片手に、店内に漂う「ベルク・カルチャー」に身を傾ける。
年間売上高は1990年以降、右肩上がりを続けている。一見、個人店の中でも「勝ち組」に見えるベルク。だが、その裏では過去5年にわたり、ルミネとの間である闘争を続けてきた。なお、この件についてルミネに取材を申し入れたところ、「契約については当事者間のものであり、コメントは差し控えたい」との返答があった。以下はベルクならびに周辺取材を通じてまとめたものである。
駅ビル「ルミネエスト」地下1階にある「ベルク」。1970年に純喫茶として開業し、1990年に現在の店主である井野朋也氏がセルフ型のカフェに転換した。
ベルクがJRの子会社で駅ビルを運営するルミネに呼ばれたのは、2007年のことだった。
「契約を結び直したい」。それは突然の申し出だった。
事の発端は、2006年4月に「マイシティ」(当時)の家主だった新宿ステーションビルディングが、同じJR傘下のルミネに吸収合併されたことにあった。ベルクが入居していた駅ビルは名称を「ルミネエスト」と改め、20代〜30代女性を囲い込むべく店舗のリニューアルが進められた。
そんな中、ルミネがベルクに持ちかけたのは、それまでの「普通借家契約」から期限付きの「定期借家契約」への変更だった。
定期借家契約は、借地借家法の改正により2000年から導入された賃貸契約の新制度だ。普通借家契約の場合、何もしなければ自動的に契約が更新される上、貸主は「正当な理由」がない限り契約更新を拒否できなかった。一方、定期借家契約では、貸主は立ち退き料を払うことなく借家契約の更新を拒否できる。
書類にサインすれば、営業権という「命綱」をルミネ側に握られることになる——。事前に定期借家契約の「特性」を熟知していたベルクの井野朋也店長と迫川尚子副店長は、この申し出を突っぱねた。
井野店長によると、200以上あるテナントのうち、ベルクを含む4店舗を除いて全てのテナントが定期借家契約に応じたという。そして、歯向かったベルクに対し、ルミネは立ち退きを迫った。
「JRを敵に回すと、ろくなことがない」
「楯突いても無駄だ。諦めたほうがいい」
周囲からは、そんな声も聞かれた。井野店長と迫川副店長は悩みに悩んだ。そして3カ月後、ある「賭け」に出た。ベルクの公式ウェブサイトと店内で配布しているミニコミ誌に、ルミネ側から立ち退きを要求された事実を公表したのだ。
現状を打ち明ければ、長年のファンや取引先を立ち退き問題に巻き込むことになる。家主に楯突く個人店として、ルミネのみならず一般消費者からの批判も浴びかねない。迷いはあった。だが、「ルミネに対する誹謗中傷としてではなく、自分たちが置かれている現実をベルクのファンに知ってもらう必要があると思った」(井野店長)。定期借家契約を迫るやり方に警鐘を鳴らしたいとの思いもあった。
そして、この決断が思わぬムーブメントを巻き起こす。
「自分たちだって当事者」と立ち上がったファン
立ち退き問題を知り、真っ先に反応したのは数人のコアなベルクファンだった。即座にベルクの応援サイト「LOVE! BERG!」(ラブベル)を立ち上げ、ベルクファンの声を募った。
「常に、誰にでも、高い質のサービスを提供してくれる。ベルクは新宿の良心です」
「ルミネとベルクが一緒になっている思い出を持つ私としては、どちらもそこにあって欲しい」
「ベルクを新宿の文化遺産に」
開設直後から、サイトには熱いメッセージが続々と寄せられた。「自分たちだって問題の当事者だ」。ベルクの営業継続を望むファンは、サイトに集まったメッセージを冊子にしルミネ側に提出した。
ファンの声に勇気づけられた井野店長は2008年1月、店内に署名箱を設置した。「ベルクの営業継続を求める請願署名」の数は、1ヵ月半で5000人を突破。半年で1万人分を超えた。
一連の騒動による波紋は広がり、ついには国会でも取り上げられる。2010年10月に開かれた参議院法務委員会で民主党議員がベルクの立ち退き問題について質問。黒岩宇洋大臣政務官(当時)は「借地借家法上、借主(ベルク)が家主(ルミネ)による定期借家契約の強要に応じる義務なし」と答弁している。
とはいえ、法的に出て行く義務がなくとも立ち退きを求められている事実に変わりはなかった。来店客数が急速に落ち込むことはなかったが、立ち退きという言葉が付きまとうだけで消費者に対する店舗のイメージダウンは免れない。
一方で、ルミネ側も様々な不測の事態に見舞われる。2011年3月の東日本大震災。2011年5月には、ルミネの社長だった谷哲二郎氏が遺書を残してこの世を去る。2012年6月には、ルミネの立役者と評されてきた花崎淑夫会長の退任が決まる。そして2012年10月、ベルクとルミネの5年越しの騒動に転機が訪れる。
何が個人店を支えるのか
「嬉しいお知らせです。ルミネさんから、通知が届きませんでした」
その日、ベルクのブログはこの一言から始まっていた。
現在、ベルクとルミネの契約期限は2013年3月いっぱいとなっている。そこでルミネが契約を終わらせたければ、半年前に当たる2012年9月にその旨をベルクに通知する必要がある。普通借家契約であるため、ルミネから通知がなかったことは、契約が2年後の2015年3月末まで自動更新されることを意味する。
「お客様からのベルク営業継続を求める声や、2万名近い署名を無視できない」。ベルクの井野店長によると、ルミネはベルクに対し、そう表明していたという。報告を受けて、ベルク応援サイトには「やったねベルク!」の文字が躍った。大手企業の「資本の論理」に店舗とファンが立ち向かい、「個性と文化」の継続を勝ち取った瞬間だった。
勿論、これで一連の問題が完全に終結したとは言いがたい。だが大きな節目を迎えつつあることは確かだ。
点在するファンがネットを通じて1つの体となる。そこから生まれる消費者の底力は時に大手企業を揺さぶり、個人店を支える大きな力となり得ることをベルクのファンは世に知らしめた。
この5年間、井野店長の元には他のルミネやJR系列の駅ビルを立ち退いたり、同様の状況下にある店主から様々なメッセージが寄せられたという。「定期借家契約」の詳細を理解せぬままにサインし退店に追い込まれた人。「家主に逆らうことは許されない」と自ら身を引いた人。誰にも相談できぬまま、諦めの境地に至った人。窮地に追いやられる個人店が未だ存在する中、今回のベルクの事例に他店が学べることは少なくないだろう。
[日経ビジネス]
Posted by nob : 2012年11月14日 07:30
本末転倒、、、俺が俺がの新党。。。
■太陽の党:連携急ぎ政策後回し 消費増税、原発踏み込まず
石原慎太郎前東京都知事を「看板」にした新党「太陽の党」が13日、発足した。年内の衆院解散・総選挙に向けた流れが加速する中、石原氏は第三極勢力の「大同団結」に自信を示す。だが、新党の内実はたちあがれ日本の衣替え。橋下徹大阪市長が率いる日本維新の会やみんなの党との連携を重視するあまり、独自の政策が置き去りになった感は否めない。自民党など他党からはさっそく「野合」批判が出始めた。
新党の13日の記者会見では、衆院選に向けた対応に記者団の関心が集中。司会役の藤井孝男参院議員が「党の政策、方針への質問を」と促したが、肝心の党綱領が配布されたのは会見終了後というちぐはぐぶりだった。
党綱領には「自主憲法制定」「防衛力倍増」など保守色の濃い項目が並んだ半面、消費増税や道州制には踏み込まなかった。原発に関する見解もなく、石原氏は会見で「どれだけエネルギーがいるかを議論しないで是か非か(を決めるの)は乱暴だ」とかわした。
こうしたあいまい路線には、「大同団結」と党の独自性の間で揺れる苦悩がにじむ。会見で第三極結集の道筋を問われた石原氏は「秘中の秘を話すばかはいない。野合だって、いい仕事をすりゃいいんだ」と強がってみせた。
だが、他党は新党の弱みを見透かしている。自民党の石破茂幹事長は13日の会見で「小異を捨てて大同につくという言葉のもとに、政策が異なるところと組むのは日本の政治に決していいことではない」と指摘。石原氏を除くたちあがれとの連携に消極的だった橋下氏も同日、大阪市役所で記者団に「まずは政策協議。それが第一だ」と語るにとどめた。
みんなの党の江田憲司幹事長は「万博ですか? 太陽の塔というのが昔あった」と党名をやゆし、自民党幹部は、民主党の羽田孜元首相が96年に結成した太陽党を引き合いに「二番煎じ」と皮肉った。
[毎日新聞]
Posted by nob : 2012年11月14日 00:59
一億総自営業者社会、、、それがすべて一人会社であることが究極の理想。。。Vol.5
■社長は会社を「大きく」するな!【起業編】
山本憲明 [税理士]
新規事業を成功させる
たった1つのコツ
前回の連載では、「9割の起業家がやってしまう5つの失敗」についてお話ししました。さて本日は、「新規事業」にスポットライトを当てたいと思います。ここでポイントになるのは、「安易な拡大戦略はとらない」「1人当たりの粗利を確保する」「経営者の見栄に振り回されない」です。
「新しい事業を始めたい」。
そう思ったら、まずここから!
起業して会社を立ち上げ、十分な粗利を稼ぎ、最終的な利益も確保できたら、毎年それを継続していく必要があります。
そして、毎年十分な利益を確保できるようになったら、それを維持するとともに、新しい事業に挑戦していってもいいかもしれません。
ただ、そうはいっても、「新規事業をやる!人も雇う!事務所も大きくする!」のような、勢いに任せた安易な拡大戦略はNGです。
さて、ではどのように考えていけばいいのでしょうか?
そのポイントは、「事業を無理に大きくすることなく、継続して利益を出していきながら、お金をかけず、新しい事業を作っていく」です。
安易に人を増やさず、
「1人当たりの粗利」を確保する
新しい事業は、核となる事業(もともと行っている事業)に付随するものや、核となる事業の周辺に位置するものがやりやすいと思います。他にもさまざまな要素がありますが、ここが一番のポイントです。
例えば、経営コンサルティング業であれば、経営に関する教材を販売するなどのことが考えられます。メインの事業に近い事業を1つずつ増やしていくことで、メインの事業も新しく始める事業も、お互いの共通点を生かすことができるというメリットがあります。
またこの方法であれば、仮に新しく始めた事業が儲からなかったときでも、撤退しやすく、大きなダメージを受けません。
ただ、ここで気をつけてほしいのは、「安易に人を増やさないこと」と「1人当たりの粗利を確保する」です。
前回の連載でお話ししましたが、「1人当たりの粗利」とは、粗利(売上総利益)を従業員数で割ったものです。つまりこの数値は、「会社で稼いだお金(粗利)を、いったい何人で生み出しているか」を表すものであり、会社の本当の力を探るバロメーターになります。
これだけは、
絶対にやってはいけない!
事業の芽を育て、本格的にやっていくのであれば、儲かるかどうか、ということをしっかりチェックして下さい。事業拡大したとしても、1人当たりの粗利が落ちていれば、「儲かっている」とは言えないからです。
そしてもう1つ、大きな注意点があります。それは、メイン事業とかけ離れた事業を行うことです。例えば、「小~中学生を対象とした学習塾の経営者が、飲食店を始める」といったイメージです。
こうしたことが起こる原因としては、「事業に成功したことで、気が大きくなる」「儲かる、儲からないより、自分の趣味を仕事にしたくなる」「経営者仲間に自慢したい」ということが挙げられます。乱暴な言い方をすれば、「経営者の見栄」が、原因の大半を占めます。
せっかく育てたメイン事業を活用しないのは、やはりもったいないと思います。できれば、「メインの事業と関係することで何かできないか」ということをよく考え、そこから新しい事業を探っていって下さい。
ただ、焦る必要はまったくありません。「1つの事業がうまくまわれば、1つの事業を増やす。ダメならすぐやめる。もしうまくまわれば、さらに新しい事業を始める」という形で、1つ1つやっていきましょう。焦って、無理に手を広げてはいけません。
[DIAMOND online]
Posted by nob : 2012年11月13日 23:16
死に様は生き方のエピローグ、、、本人の納得こそが唯一無二の幸福。。。
■桜井センリさんの友人談
10年前に心臓病患いのんびりと余生
桜井さんをよく知る関係者Aさんがこの日、本紙の取材に応じ、その人となりや思い出について語った。
「一見、偏屈で意固地なジジイ。他人に干渉されたくないから、人付き合いも悪いけど、本当は面倒見が良くて優しいおじいちゃんです」
Aさんが語る桜井さんの人柄を象徴するのが、最後の出演作となった映画「待合室−Notebook of Life−」のロケで岩手に行ったとき。周囲に飲食店があまりなく、「仕方ないから」と言って入ったイタリアンレストランでワインを注文し「やっぱりまずい」と文句を付けたという。「外交官の息子だからか気品があるんです。別のレストランでも、ボーイさんにワインのつぎ方とか口うるさく言ってましたね」
桜井さんは若いころに一度結婚しているが、すぐに離婚。離婚後は生涯独身を貫いた。自分で料理を作ったり、突然1人でウィーンにオペラ鑑賞に出掛けたりしていた。人付き合いは苦手だが、親しい人には高価なお中元を贈るなど、礼儀正しく世話好きな一面もあったという。
10年ほど前に心臓病を患い、股関節痛や腰痛も悪化したため、06年以降はのんびりと過ごしていた。しばらくは近所に車で買い物に出掛けていたが、ここ数年は電動車いすの生活が続き、お手伝いさんが2、3日に一度身の回りの世話をするために来ていた。
Aさんがたまに電話をし「元気ですか?」と尋ねると「無駄に生きてるよ」などと冗談で返していたそうだが、数年前、横浜で暮らす妹にはこう言っていたという。「俺はポックリ逝きたい。誰にも迷惑かけたくないから。葬式も香典もお花もいらない」
思うがままに生き、天寿を全うした桜井さん。この日、ニュースで報じられた「孤独死」という言葉に違和感を感じたAさんは強調した。「他人に干渉されたくない。そういう生き方を選んだ桜井さんらしい死に方。孤独なんかじゃないはずです」 (江川悠)
[中日スポーツ]
Posted by nob : 2012年11月13日 09:36
澄み切った空の青さ
堕ちても
卑屈にならず
開き直って
仰ぎ見た空の澄み切った青さ
その清々しさを私は忘れない
一番下に降りてみてこそ
物事の本質がはじめて見えてくる
Posted by nob : 2012年11月13日 08:46
確かに。。。
■オトコを上げる食事塾 笠井奈津子
笠井奈津子 [栄養士、食事カウンセラー]
仕事が終わるまで夕食はガマンしたほうがいい?
残業中も集中力が続き、大事なプレゼンも失敗しない食事
集中力が持続するのは、本来、小一時間程度らしい。でも、そんな脳の限界を、仕事は配慮してくれない。たとえば、大事な会議やプレゼンの前夜、準備が長丁場になって、深夜遅くなることもあるだろう。そんな時、疲れをためず、効率を落とさないためにはどうすれば良いだろうか。
片手で肉まん、菓子パンを食べていないか?
残業中も効率を落とさない食べ物とは
「仕事中はお腹が空かない」という男性は非常に多いが、前の食事から時間が経過するほどに、脳も体もそれなりに充電が減ってきている。残業することが予想できたら、10分、15分の時間を惜しまず、8時くらいまでに軽く夕食を摂ってほしい。チームのリーダーであるならば、部下も含めてブレイクタイムを摂ることをすすめてほしい。可能であれば、30分。いや、本当にそんな時間がないんだよ、というときには、昼食に外に出た際などに、おにぎりやサンドイッチなど、作業しながら片手で食べられるものを買ってきておくのもおすすめだ。
この時の食事はエネルギー補給が目的なので、がっつりと、過剰には摂らなくて良い。するべきタスクがたまっているときには、頭がフル回転して、どうしても交感神経が優位になりがちだ。そうすると消化吸収がうまくいかなくなるので、せっかく食べただけのパフォーマンスが発揮できなくなってしまう、ということがある。もしも「自分はあまり切り替え上手な方ではない」という自覚があったら、本当におにぎり1個くらいで十分。感覚としては、空腹ではない程度に満たしておく、といった具合だ。
それなら、リラックスした仕事終わりに食事をすれば良いではないか、と思われるかもしれないが、遅い時間の食事は、疲れを残す。仕事が終わってから食べる食事は、寝る直前の食事となり、良質な睡眠を妨げるからだ(詳細は第4回)。十分に睡眠がとれなければ、回復がままならず、翌日の脳のパフォーマンスはどうしたって下がる。プレゼンでは、反応を見ながら臨機応変に対応を変えていくスキルも求められているだろう。せっかく時間をかけて準備したものが台無しにならないよう、ネガティブ要素は排除しておこう。
ただ、この日の昼食の時間も随分ずれこんでいて、そもそもお腹が空いていない時には、ムリに食べなくても良い。体内時計をおかしくさせないためには、ある程度規則的に食べることが必要だが、例外もある。胃が空になっていない状態で食べると、胃が疲れて代謝も落ちがちになってしまうのだ。仕事をしながらずっと何か口にしているというのはもちろん、食間をきちんと空けて食べ疲れしないことにも意識を向けてほしい。
さて、食べる時間に気を付けたら、次は食べるものの話。時間的制約もあるので、そんなに多くの選択肢がないかもしれない。だから、このタイミングでは食べてほしくないもの、だけをいうと、ハンバーガー、菓子パン、肉まん、菓子などの、糖質・塩分・脂質を多く含む、血糖値と血圧を一気にあげそうな面々だ。いつものように、栄養バランスを気にして色々摂れなくても良いので、立ち食いそば屋でそば、というシンプルな炭水化物を選んで脳にエネルギー補給しても良いし、さくっと定食チェーンにいって魚定食でも選んでくれたら感涙ものだ。魚に含まれるEPAやDHAが脳の動きをサポートしてくれるだろう。
プレゼン当日の朝は
ごはんを山盛り食べてはいけない
では、気持ち早目に食事を済ませ、仕事も終わらせ、帰って寝たら、翌朝はどうすれば良いだろう。前回の記事で朝食の重要性について書かせていただいたので、きっと皆さん何かしら気をつけてくださっているだろう、と信じているのを大前提にもう一歩踏み込んでみたい。
前日に遅くまで働いていたことも、当日、大きな緊張感があることも、それなりのストレスになっているはず。だから、ストレス抵抗力を強めるビタミンCを多く含む食品、つまりはかんきつ系の果物を積極的に摂ってほしい。コンビニはスーパーに比べると生鮮食品が若干、割高に感じるが、キウイはそう大差ない。包丁で皮をむくのは面倒くさかったりするが、朝、半分に切ってスプーンで食べると良いだろう。ちょっと大変かもしれないが、今が旬の柿もビタミンC が豊富なのでおすすめだ。
そして、勝負に備えて、ごはんを山盛り食べたいところでも、ここはちょっと控えめ~通常の量で我慢してほしい。炭水化物を多く摂って、糖質過多になると、強い眠気がやってくる。口にしたものがその力を発揮するまで、体内で分解、吸収、合成されることを考えると、即効性、というのは期待できないかもしれない。ただ、血糖値が安定した状態=脳も安定している、とすると、食べものを選ぶことで、血糖値を安定させてあげることはできる。
もしも、午後に大事な用事があるときには、引き続き、昼食も気をつけなければならない。このときには、前日の晩、朝食と同様に、糖質の摂り過ぎに気を付けてほしい。その点、コンビニやファミレスは非常に良い。なぜならば、おかずのみ、という単品でのオーダーが可能だからだ。
普段はバランスよく食べることが大事だが、ここぞというときには、摂るべき栄養素や食材を優先しよう。たとえば、鉄分。鉄分不足というと、貧血など、女性が気を付けるもの、とイメージするかもしれないが、実は、男性も意識すべき栄養素。鉄分が不足すると、脳は酸欠状態になり、パフォーマンスが落ちてしまう。体内での酸素運搬は、鉄分によって合成されるヘモグロビンの役割だ。もしも、ちょっと立ちくらみをしたり、なんとなく頭がすっきりしなかったり、頭痛がするようであれば、鉄分不足が疑われるので、日頃から鉄分を多く含む食材を摂ると良いだろう。
鉄分を多く含む食品といえば、ほうれん草、ひじき、貝類、レバー類であるが、こうして並べてみると、決して摂りやすいとはいえない食品かもしれない。そういうときには、赤身のものに多く含まれる、ということを覚えておいて、鶏のささみより豚もも肉、鱈よりカツオ、というように、赤身のお肉やお魚を選ぶと摂りやすくなる。
気合だけで集中力は上がらない
定期的な休憩とストレッチを
集中力を維持するためには、1時間経ったら10分休憩、そしてまた一時間集中、というサイクルも大切だ。もちろん、ノリにのっているときにわざわざ中断しなくても良いが、ふと気がぬけたとき、少し時計に目をやると良いだろう。なにも、席をたって休憩しなくても、休憩にあてる10分に単純作業を持ってくる、というのでも良いだろう。頭を使う仕事だったら頭を休ませるために飲み物を飲む、身体を使う仕事だったら、座って事務作業をする、そんなふうに、身体に違う刺激を送ると頭がすっきりしやすい。
ただ、以前よりも集中力が下がっていると感じたら、疲労が積み重なっていないか、ちょっと気にしてほしい。集中力なんて気合だ、と思う人ほど、集中できないときに自分や周りを責めてしまいがちなので注意が必要だ。
最後におすすめしたいのは、ベッドの上でできるような、朝のちょっとしたストレッチ。筋肉は、寝ているときにはリラックスして緩んでそう…と思われがちだが、実際は、長時間同じ姿勢でいたために、起床時にはしなやかとはいえない状態になっている。そして、そのかたくなった状態のまま活動を始めると、交感神経の緊張をつくる引き金になってしまいがちだ。落ち着いた気持ちで1日をスタートするには、このような自律神経の働きを意識して利用するといいだろう。これから、布団から抜け出すのが益々つらくなる時期。軽くストレッチして、少しあたたまった体でベッドから元気に飛び出てほしい。
[DIAMOND online]
Posted by nob : 2012年11月12日 20:32
一億総自営業者社会、、、それがすべて一人会社であることが究極の理想。。。Vol.4
■社長は会社を「大きく」するな!【起業編】
山本憲明 [税理士]
9割の起業家がやってしまう
5つの失敗
「小さくても、しっかり儲かる会社を作る」がモットーの税理士、山本憲明氏。日本に根強くある「会社は大きくするもの」「右肩上がり経営!」という思想を排し、日々、多くの経営者をサポートしている。その山本氏に「9割の起業家がやってしまう5つの失敗」を語ってもらった。
「会社が儲かった!」。
そんなとき、あなたはどうする?
税理士の山本憲明と申します。先月、『社長は会社を「大きく」するな!』というタイトルで、全6回の連載をやらせていただき、そこで非常に多くの方々から反響をいただきました。誠にありがとうございます。
意外だったのは、いわゆる経営者の方だけではなく、「将来、起業を考えている」という方々からも、メッセージをいただいたことです。そこで、「起業」にテーマを絞って、新たに連載を始めたいと思います。内容をより深く理解していただくために、もしよければ、前回の連載をお読み下さいませ。
第1回の本日は、「9割の起業家がやってしまう5つの失敗」について、お話しいたします。
会社を興して、順調に売上が上がり、軌道に乗ってきたとします。そんなとき、あなたはどうするでしょうか?
ここで声を大にして言いたいのは、「すぐに事務所を大きくしたり、人をたくさん雇ったり、固定費をたくさんかけたりするようなことは、絶対にやめて下さい!」ということです。
9割の起業家がやってしまう
5つの失敗
例えば、社員10名から30名ほどを雇っている会社は、順調なうちはとても儲かるのですが、経営環境が少し悪くなるだけで、資金繰りの問題等でいきなり苦しくなります。
また、経営者自身が悪いのなら自己責任なのでまだいいのですが、社会情勢や経済環境の変化によっても、会社は影響を受けます。例えばリーマンショックのときなども、あまり景気に左右されなさそうな会社でも、立ち行かなくなってしまうことがありました。
だから、ちょっと売上が上がって軌道に乗ってきたからといって、すぐに事務所を拡張したり、人を増やしたりすることはやめて下さい。
ここからが本題です。下記が、9割の起業家がやってしまう5つの失敗です。
(1)一気に人を増やす(通年採用などもする)
(2)借金して、事業拡大を目指す
(3)一等地などにオフィスを引っ越しする
(4)リースなどでオフィスの設備投資をする
(5)大々的な広告宣伝をする
「人を雇う」「事業拡大」は
とにかく慎重に!
どんな起業家の方でも、事業が軌道に乗り、現金をたくさん持つと、この5つのことを考え出します。順を追って見ていきましょう。
まず(1)の「人を増やす」と(2)の「事業拡大」について。これは前回の連載で何度もお話ししてきたことですが、規模の拡大を狙って、安易に人を増やすと、「人を雇う→各種経費がかかる→赤字になる→さらに売上を上げなければならなくなる→また新しく人を雇う」というスパイラルから抜け出せなくなります。
「人を雇う」「事業拡大を目指す」の際は、とにかく慎重に、何度も考えてから行うようにして下さい。安易な拡大戦略では、会社は疲弊し、経営者はもちろん、そこで働く社員も不幸にしてしまいます。
次は(3)の「オフィスの引っ越し」について。「立派なオフィスを構えたい」「一等地に引っ越したい」という、いわゆる「経営者の見栄」による引っ越しが、実は非常に多く行われています。
私も最初は、「自宅兼事務所」からスタートしましたので、こうした気持ちはよくわかります。しかし、儲かったからといって、こうした理由で引っ越しをするのはやめておきましょう。会社の業績が悪くなる、あるいは資金繰りの問題が出てきたときに、一気に苦しくなります。
「儲かっているとき」こそ、
冷静に、慎重に!
(4)については、プリンター、コピー機などのOA機器が挙げられます。「会社としての見栄えを良くしたい」という理由が多いのですが、紙を多く使う業種ならともかく、意外と使わないものです。
今やオフィスサプライサービスやコピーサービスなどがたくさんありますので、無駄なコストはかけないようにしましょう。そして意外と侮れないのが、毎月固定費としてかかってくるリース代。「本当にこれが必要?」という自問自答を何回も行って下さい。
(5)については、大企業が巨額の費用をかけてやるならともかく、中小企業ではそこまでの効果が得られないと思っています。広告を出さなければ売上が上がらないという側面はありますが、やるなら、計画をしっかりと立てて、なるべく少額から始めて下さい。
以上が、9割の起業家がやってしまう5つの失敗です。この5つの失敗は、会社が儲かったとき、あるいは事業が順調にまわっているときにこそ、起こります。うまくいっているときにこそ、一度冷静に、会社のことをよく考えてみて下さい。
[DIAMOND online]
Posted by nob : 2012年11月12日 18:03
一億総自営業者社会、、、それがすべて一人会社であることが究極の理想。。。Vol.3
■社長は会社を「大きく」するな!
山本憲明 [税理士]
とうとう最後の連載になりました。ここまでおつき合いいただきまして、ありがとうございます。これまで「安易な拡大戦略をとるのはやめて、無理に会社を大きくするのはやめよう。時代に合った経営をしていこう」というお話をしてきました。最終回の本日は、経営者の「幸せ」「やりがい」について考えてみたいと思います。
「人生の充実」も
経営者の大きなテーマ
経営者の幸せ・やりがいの1つ目は、「仕事だけをするのではなく、広い視野を持って活動することで、人生が充実する」ではないかと思います。
小さな会社の経営をやっていく場合、時間的な余裕が生まれる場合が多いと思います。仕事以外の余剰時間を使って、家族と過ごす、あるいは地域社会に貢献するなどの活動もできます。また子どもがいる方は、子どもと接する時間を長くしたり、子どもに直接教育を施すことができるでしょう。
仕事だけではなく、それ以外のことにも時間を使ったほうが、人生全体のバランスもとれますし、世の中にとってもプラスに働くのではないかと思っております。
経営は、会社規模を拡大すればするほど難しくなります。資金繰りの問題をはじめ、さまざまなリスク対応を迫られるからです。労務・法務・税務など、おそらく多くの経営者にとって「嫌な仕事」の比重がどんどん高まります。
難しい経営をすれば、そのぶんプライベートにしわ寄せがきます。家族との時間もなくなり、土日も仕事に明け暮れる、これならサラリーマンのほうがよかったんじゃないか、そんな経営者をたくさん見てきました。
「経営者としての成功」ももちろん大事ですが、こうした「人生の充実」も、経営者にとっては大きなテーマではないかと思っております。
「小さな会社」による
大きな社会貢献
経営者の幸せ・やりがいはもう1つあります。雑誌などの「社長さんインタビュー」では、よく次のようなお話がされます。「会社をどんどん大きくして、社員をたくさん雇い、雇用の確保に貢献したい」というものです。
もちろん、これは本当に立派な考え方だと思いますし、否定するつもりはまったくありません。しかし、私のような才能のない普通の経営者は、普通の経営者なりの社会貢献ができるはずです。「小さな会社の社会貢献」について考えてみたいと思います。
まずは、納税や寄付による社会貢献が挙げられます。小さな会社の場合、利益を出せば、その約40%程度を税金として支払うことになります。「規模を大きくしたはいいものの、利益が出ず、納税がほとんどされない」という会社も多い中、金額は小さいながらも納税をしっかりすることで、立派な社会貢献になっていると思います。
また、もしサラリーマンの方が本連載を読んで、小さな会社を立ち上げて利益を出したとすれば、私にとってとても嬉しいことです。そういった成功例が増えることで「思い切って起業しよう」という人が増えれば、それは社会全体にとってプラスです。
小さな会社が増えるということは、それを経営する経営者(同時に、その事業に投資する投資家)が増えるということだからです。その会社がしっかりと利益を出し、納税をすることができれば、大きな社会貢献につながります。
「経営規模としては、
むしろ小なるを望む」
ここまでおつき合いいただきまして、本当にありがとうございました。では最後に、ある経営者の言葉を借りて、本連載を終わりたいと思います。
「経営規模としては、むしろ小なるを望み、大経営企業の大経営なるがために進み得ざる分野に、技術の進路と経営活動を期する」
これは、ソニー創業者、井深大氏の言葉で、東京通信工業(ソニーの前身)設立時に起草した「東京通信工業株式会社設立趣意書」に書かれてあるものです。
この設立趣意書が書かれたのは、終戦の翌年、1946年です。「経営規模としては小なるを望む」。こうした精神が、戦後の日本の「ものづくりの現場」にはあり、それが高度経済成長に結びついたのではないかと思っております。
それがいつしか、「いたずらに利益ばかりを追う利益至上主義」、あるいは「時価総額を最大化することのみが目的」となり、その反動の1つが、現在、多くの大企業で行われている、大規模な人員削減ではないでしょうか。
企業経営に100%の正解はありません。しかし、「会社は大きくするもの」という価値観は、今の時代に合わなくなってきている、私はそう思っております。
経営者・会社役員の皆さま、起業を考えられている方々、そして、今後社会の中枢を担う30~40代のビジネスパーソンに、本連載が、少しでもお役に立てば、これ以上の喜びはありません。
(連載了)
[DIAMOND online]
Posted by nob : 2012年11月12日 17:53
似て非なるもの Vol.42
納得と満足
自分自身で創り出すものが納得、、、
貴方自身を想い慈しんでくれる誰かがもたらしてくれるものが満足。。。
納得の先にあるものが満足、、、
自らの納得があってはじめて満足はもたらされる。。。
Posted by nob : 2012年11月08日 05:29
、、、。
■告発の原発作業員、朝日新聞に語る
●「被曝労働の実態 改善して」
福島第一原発事故の収束作業で被曝(ひばく)させられたと、東京電力の責任を問い、元請け会社の関電工を告発した作業員(46)=いわき市在住=が、朝日新聞の取材に応じた。作業員は「被曝労働の実態を明らかにして、今後の作業環境を改善してほしい」と訴えた。支援する弁護団は「何次にもわたる下請け構造が無責任体制の根源にある」と批判している。
●湯気立つ水面「あり得ない」
階段下の地下室をヘッドライトが照らした。うっすら湯気の立つ水面が見えた。「あり得ない」。たまり水は、高濃度の放射性物質で汚染された水だ。家で待つ子どもの顔が脳裏に浮かび、身体が震えた――。
原発事故からまもない昨年3月24日午前のことだった。福島第一原発3号機。原子炉タービン建屋に関電工社員らと6人で入った。地下室の電源盤にケーブルをつなぐ作業にとりかかった。
作業を開始して数分後、線量計の警告音が次々と鳴りだした。設定は毎時20ミリシーベルト。動揺する作業員に、関電工の社員は「故障もあるし、誤作動もある」となだめた。
地下への階段に身を乗り出すと、線量が高くなり、コンクリートの壁に隠れると低くなった。
茨城県内の高校を中退し、さまざまな職業を経験。6年前から原発の電気設備会社の従業員として働いていた。
「線量も確認せず、たまり水に触れてはならない」。常識のはずが、同僚作業員は水深15センチほどの水に足をつけて作業していた。くるぶしまでつかった水は「生温かかった」という。
階段を地下まで降りて、ケーブルを手すりに縛り付けるよう指示されたが、断った。それでも小一時間の作業で、線量計の値は11ミリシーベルト。たまり水に入った関電工の社員2人は173~180ミリシーベルトを浴びて、福島市の県立医大に緊急搬送された。
その後、広野火力発電所や新潟県の柏崎刈羽原発、青森県六ケ所村の施設など、被曝量の低い仕事にまわされた。だが、今年3月16日以降、仕事が来なくなった。事実上の解雇状態だ。今は土木作業や除染作業で妻子を養う。
「被曝事故は起きたのではなく、起こされた。我々は高線量を浴びさせられて使い捨てか」。そう悔しがる。
原発収束作業にたずさわる末端作業員の立場は不安定だ。被曝線量の上限に達すれば、作業員として働くことができなくなる。
「あのときは長靴も履いていなかった。指示に従って地下に降り、そのまま作業を続けていたら死んでいたかもしれない。これから何年後かに自分の健康がどうなるかも分からない」。あの体験で生じた不安はいまも消えない。
●背景に下請け多重構造
作業員の告発に、東電は「現場作業者の作業環境と放射線の安全管理については引き続き徹底していきたい」とコメントした。
しかし、原発作業員の被曝線量のずさんな管理や被曝事故時の無責任な体制などが、次々と明るみに出ているのはなぜか。
背景にあるのは複雑な下請け関係だ。今回の事故では現場にいた東電の作業チームは毎時400ミリシーベルトの放射線量を知ってすぐに撤収。一方、作業員のチームはそのまま作業を継続していた。
下請けの多重構造が、末端作業員の労働安全や健康管理の責任をあいまいにしている――。日本労働弁護団の水口洋介弁護士らはそう指摘する。
労働安全衛生法31条は、直接の雇用関係がなくても、特定事業で発注者が労働者の災害防止措置をとるよう義務づける。ただ、法令の指定は建設業や造船業などに限られ、原発事業の位置づけは明確ではない。これが「責任追及の壁」になっているとし、弁護団は法の不備の是正も求める。
「私はたまたま、いろんな人の助けがあって訴えることができたけれど、ほとんどの労働者は職を失うから口を閉ざすしかない」。作業員はそう語った。
今後は事故収束だけでなく廃炉作業でも、高線量下で働く原発作業員の力が必要だ。それも廃炉まで何十年と続く。「こんなことをやっていたら、作業に従事する人が本当に集まらなくなる」。予期せぬ被曝をさせられてしまった作業員の警告だ。(本田雅和)
[朝日新聞]
Posted by nob : 2012年11月03日 21:06
確かにね。。。
■超成果を出している人に共通する11の秘訣
文●加藤貞顕 編集●坂本洋史
さて今回は、とんでもなく成果を出している人は、他の人々と何が違うのかを考えてみたいと思います。ぼくは編集者という仕事がら、さまざまな分野で、そういう人と会うことがあります。彼らには共通している点があることに気づきました。以下です。
ひとつづつ見ていきましょう。
(1)めちゃくちゃよく働く
すごい人はみんな、例外なくハードワーカーです。いつ休んでいるんだろうと思えるくらいよく働きます。ワークライフバランスという概念はないようです。もちろん、遊ぶときは遊ぶのですが、そういう時間も仕事のことを考えているので、けっきょく仕事につながってしまうことが多いようです。
(2)好きなことをしている
彼らがずっと仕事をしていられるのは、好きな事をやっているというのが大きいと思います。仕事と遊びの区別はほとんどなく、楽しくてしょうがないから続けていて、そのうちに成果が出てしまうというのが実際のところのようです。
(3)やたらと効率がいい
すごい人はみんな、やたらと効率がいいです。なにかやるときには、二つか三つのことを同時に達成するようにしています。一日の時間は、みんな平等に24時間しか持っていないわけですから、効率でほかの人と差をつけるしかありません。長時間働いて効率もいいので、どんどん差を広げていきます。
(4)判断が早い
彼らは、ものごとを一瞬で決めます。この決断力は、豊富な過去の経験に裏打ちされています。いろんな分野についてたくさん考えて何かをしたという下地があるので、いざというときにすぐに決められるのです。また、めちゃくちゃ忙しいから必然的にそうなります。
(5)メールの返事が超早い
上と関連していますが、メールの返事も超早いです。決断力もさることながら、非常にたくさんのメールを受け取るので、ためると破綻してしまうのです。彼らから返事がもらえないときは、単に忘れているか、あるいは自分が出したメールがわかりにくいことを疑ったほうがいいかもしれません。
(6)好奇心旺盛
みんな、やたらと好奇心が旺盛で、新しいものが大好きです。これには年齢は関係ないようです。みんな新しいガジェットやおいしいものが大好きですし、異性が大好きなことも多いようです。楽しいことを経験して、人生のクオリティを上げることに努力を惜しみません。
(7)意外と細かい
彼らは、すくなくとも自分の専門分野では、すごく「細かい」場合が多いです。言い換えると、とても「ていねい」な仕事をします。成果を出している人は、一見おおざっぱに見えるひとも多いのですが、実際にいっしょに仕事をしているひとは、彼らの仕事に対する繊細さをよく知っています。
(8)過去にこだわらない
みんなこだわりはしっかりあるのですが、意外と前言撤回も多かったりします。彼らは過去にはあまりこだわらないのです。プライドよりも未来を大事にしているのだと思います。「前に言ってたことと違うじゃん」というツッコミをいれずに我慢する、周囲のやさしさにも支えられています。
(9)健康
彼らはハードワークを支える肉体と精神を持っています。長い間、成果を出し続けるには、健康でなくてはいけません。決して筋骨隆々の人ばかりではないのですが、共通しているのは持久力です。忙しいにもかかわらず、ランニング、水泳、筋トレなど、運動を習慣にしている人が多いようです。
(10)マイペース
彼らはみんなマイペースです。自分に関係ないと決めたことには、見向きもしません。惰性や付き合いでだらだらなにかをすることはありません。時間という限られたリソースの有限性をとても意識しているので、いろんなことを割り切ることができます。
(11)人の力を借りるのがうまい
大きな仕事は、決して一人ではできません。だからすごい人は例外なく、人の力を借りるのが上手です。その秘訣は、みんなに共通する大きな目標を提示することと、あとはなんといっても人柄でしょう。彼らの笑顔を見ると、みんないっしょに仕事をしたくなってしまうのです。
ほかにもいろいろあるのですが、全員に共通するのはこんな感じです。みなさんの周囲のすごい人にも当てはまりましたか?
さて、まとめましょう。すごいひとたちは、めちゃくちゃ長時間、高いモチベーションで、質の高い仕事を、楽しく、みんなの力を借りつつやっています。しかもそれを長期間続けていて、経験が溜まってさらに質があがっていくというスパイラルです。
さすが、すごくなるわけですよね。でも、それを見ているだけでははじまりません。よく考えると、上記の11個は、そのまま「仕事術」にもなることに気づいたでしょうか? 彼らだって最初はみんな普通の人でした。いきなりすごくなったわけでなく、こういうことを10年単位で続けている人たちです。
だから、みなさんにもきっとできるはずです。まずは、できることから少しづつ積み上げていきませんか?
[週アスPLUS]
Posted by nob : 2012年11月03日 10:51
拍手、、、これからの時代のビジネスモデルの一好例。。。
■ミシマ社、京都の一軒家からの出版革命
「一冊入魂」を掲げ全員全チーム経営
白石 武志
チームプレーは日本の「お家芸」とよく言われる。一人ひとりの力は小さくても、チームとして各自の役割を決め、知恵を出し合い、励まし合って取り組めば、不可能を可能にすることもできる。それこそ組織の力だ。
「日経ビジネス」は10月22日号で「奇跡を起こす すごい組織100」と題した特集をまとめ、企業や団体から復興支援やスポーツ、先端科学研究のチームまで、成果を上げているすごい組織を100事例取り上げた。この特集と連動して、「日経ビジネスオンライン」では5回にわたり、一般にはあまり知られていないすごい組織の実像を紹介する。
2回目は「原点回帰の出版社」を標榜する異色の出版社、ミシマ社を取り上げる。同社は取次を通さず、全国の書店と直取引するなど出版改革を進めている。8月に発刊した『THE BOOKS 365人の本屋さんがどうしても届けたい「この一冊」』などが話題を呼んでいる。
JR京都駅から近鉄京都線で約30分。近鉄久津川駅から徒歩約5分の場所に、「原点回帰の出版社」を掲げるミシマ社の京都オフィスがある。記者が日経ビジネス10月22日号の特集「すごい組織100」の取材のためにここを訪問したのは、10月上旬のよく晴れた日の午後だった。
オフィスと言っても、外観はごく普通の2階建ての一軒家。駐車スペースに置かれた看板がなければ、初めての訪問者は通り過ぎてしまいそうだ。開けっ放しの玄関扉をくぐると、すぐ右手の和室には数多くの単行本が平積みで並べられていた。
京都オフィスの外観はごく一般的な一戸建ての民家だ
玄関で出迎えてくれた三島邦弘代表にあいさつを済ませ、まずは右手の部屋について「ここは何のスペースですか」と尋ねると、「そこはトイレです」とでも話すような自然な口調で、「本屋さんです」という返事が返ってきた。
三島代表には申し訳ないが、民家の和室を「本屋さん」と呼ぶのはちょっと無理がある。面食らった記者が、「じゃあ、ここで訪問客にミシマ社の本をご紹介したり、お貸ししたりしているんですね」と確認しようとすると、三島代表は涼しい表情のまま、「いや、本屋さんです」と同じ答えを繰り返すのだ。
どうやら、出版社のオフィスが郊外の一軒家で、その中の一室が本屋になっていてもいいじゃないか、ということらしい。
なるほど、ユニークさで注目を集める出版社だけのことはある。三島代表の話し方は飄々としているが、どこかに関西人らしい頑固さを感じる。玄関先のわずかなやり取りで、この小さな出版社に対する関心がいっそう高まった。
8畳間に100点超の単行本を陳列
まずは三島代表が「本屋さん」と呼ぶ8畳の和室を案内してもらった。
部屋の中に入ってみると、100点以上の単行本が凝った手書きのPOPとともに陳列され、確かに書店のような雰囲気がある。壁にはスタッフらが手作りしたと思われるポスターも貼られていて、読者に本の魅力を届けたいという思いが強く伝わってきた。
京都オフィスの『本屋さん』には100点以上の本が陳列されている
この「本屋さん」は通常の書店と同じく、営業日には誰でも出入りできるスペースとして一般に開放されている。ここで月1回のペースで開いている「公開編集会議」には、京阪神だけでなく、首都圏などの遠方からわざわざやってくるファンもいるという。
ミシマ社の「本屋さん」を一巡し、気になった書籍を購入した後、2階の会議室に場所を移し、ミシマ社の設立経緯などについて、三島代表へのインタビューを開始した。
出版業界の将来に危機感
複数の出版社勤務を経た後、三島代表が31歳でミシマ社を設立したのは2006年のこと。創業当時から、三島代表には出版業界の将来に対する危機意識があったという。
三島代表はミシマ社のロゴマークが描かれたTシャツを着て取材に応対してくれた
国内では出版不況がささやかれて久しいが、三島代表が専門とする単行本に関して言えば、1990年代半ばに年間3万点前後だった新刊の発行点数は、ビジネス書のブームも手伝って年間7万~8万点に増えている。ただし、日本全体の単行本の売上高は15年間、ほぼ横ばい。各出版社は売り上げ減を補うために、新刊をいたずらに増やしている可能性があった。
「こんな本作りを続けたのでは、1冊当たりのクオリティーが落ちてしまう」
出版業界に身を置く三島代表は、常にこうした危機感を抱いていた。「各出版社は自らの経営を維持することに懸命で、読者を喜ばせるという本来の目的に向かっていないのではないか。少なくとも、自分が立ち上げる出版社はそうありたくない」(三島代表)。ミシマ社が1冊の本作りに全力を注ぐ「一冊入魂」を掲げる背景には、三島代表のこんな強い思いがある。
取次を介さず、自社で書店と契約
「一冊入魂」の理念は、ミシマ社の経営の至るところに貫かれている。編集面では原則として持ち込み原稿を受けつけず、自社企画の単行本作りに専念している。一度発行した本は絶版にしないという方針を掲げ、特定の物流会社と契約して自社で在庫を管理している。「作家や編集者の情熱が本屋さんや読者に伝わらない恐れがある」(三島代表)ため、取次会社は利用せず、自社で全国の書店と直取引するという徹底ぶりだ。
こうした経営手法は出版業界で異端視されることもあるが、三島代表に取次制度などを批判する意図はない。むしろ、書籍を全国の読者に届けるためのとても優れた制度だと認めている。ミシマ社が他の出版社と異なる経営手法を採用しているのは、あくまで三島代表が「自分にとってできるだけ自然な働き方とスタイルを追求した結果にすぎない」のだと言う。
業界の慣行に縛られない柔軟性は、組織運営にも表れている。
同社の機能は大きく分けると編集と営業、総務、イベント企画の4つに分かれているが、「当社のように小さな出版社は、機械作業のように作業を分化して業務が回るわけではない」(三島代表)。こうした考えに基づき、ミシマ社では全社員がすべての業務を兼務する「全員全チーム」のルールを導入している。
現在、東京・自由が丘の本社に4人、京都オフィスに3人の社員が勤務しているが、各社員には自らの担当業務だけではなく、ほかの社員の業務を互いにフォローすることを義務づけている。例えば、三島代表は京都に常駐して主に編集業務に携わっているが、同時にいくつかの地域の営業を担当し、全国各地の書店への訪問営業もこなしている。こうした出張先での出会いが、新たな企画のきっかけになることもあるためだ。
書店員と本のガイドブックを出版
創業から6年間でミシマ社が手がけた単行本は40点を超える。内田樹氏が30年に及んだ教師生活の集大成と位置づける講義録『街場の文体論』や、人気コラムニストが初めて自らの文章術を語った『小田嶋隆のコラム道』といった有名著者の作品ばかりでなく、夫婦での海外放浪生活を綴った近藤雄生氏の『遊牧夫婦』のような新人作家の発掘も手がける。扱うジャンルもプロレス論からレシピ本まで様々だ。
中でも8月に出版した『THE BOOKS 365人の本屋さんがどうしても届けたい「この一冊」』は、ミシマ社の経営理念の集大成とも言える本だ。
取引のある書店の店員に一押しの本を紹介してもらい、直筆のメッセージと推薦理由をまとめた本のガイドブックで、各ページの最下段にはミシマ社の社員による書店紹介のコメントを付け加えた。「本屋さんが本のことを一番よく分かっている」と話す三島代表が、7人の社員の総力を結集して全国の書店員とともに完成させた文字通り入魂の1冊だ。
最近、三島代表の元には、新たな出版社を立ち上げようとする若者からの相談が増えているという。こうした動きが途切れることがないよう、三島代表は「地方に拠点を置く小舟のような出版社でも生き残れることを示したい」と話す。出版業の原点回帰という壮大な挑戦は、静かながら着実に、国内の出版業界に輪を広げつつあるようだ。
[日経ビジネス]
Posted by nob : 2012年11月02日 12:32