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過ぎたるは。。。

■上海が「禁煙都市」に 2万人が監視、罰金も

 【上海共同】上海万博を2カ月後に控える中国上海市は1日、市内のあらゆる公共施設を全面禁煙にする罰則付き条例を施行する。「煙のない万博」を公約する市当局は、市全体を「禁煙都市」にして世界に取り組みをアピールする狙いだ。

 上海各紙によると、市当局は、禁煙場所で喫煙する人がいないかどうか監視し、喫煙者に注意する2万人のボランティアを結成する計画。中国の喫煙人口は約3億人に上り、愛煙家からは反発も予想される。

 条例施行で上海の学校や病院、行政庁舎のほか、ショッピングセンターや映画館、インターネットカフェなども全面禁煙となる。営業面積150平方メートル以上か座席数75席以上の飲食店については分煙を義務化。ホテルには喫煙しない宿泊客向けの客室を設けるよう義務付ける。

 禁煙場所で注意されてもたばこを吸い続けた場合は最高200元(約2600円)の罰金。禁煙や分煙の措置を怠った指定施設は最高3万元の罰金。

[47NEWS]


■禁煙:太田市の公共施設181カ所で実施 灰皿や分煙機なども撤去 /群馬

 太田市は市内にある181カ所すべての公共施設内を禁煙とし、4日までに全施設で灰皿を撤去した。公共的な施設の原則全面禁煙を求める厚生労働省の通知を受け、県内の他の自治体に先駆け実施した。

 太田市内には学校や公民館、サービスセンターなどの公共施設が計181カ所ある。すべての施設で灰皿のほか分煙機なども撤去した。市役所本庁舎内には各階に職員休憩室があり、奇数階が喫煙所になっていたが、2日から喫煙者は庁舎外でたばこを吸うことになった。庁舎内には2カ所にたばこの自動販売機が設置されているが、市管財課は「他の施設に設置されているたばこ自販機も当分の間は現状のままでいく」としている。

 一方、市民サービスの一環として設けられているイオンやジョイフル本田など市内の大型店にあるサービスセンターなどは、施設が賃貸のため、市役所のような厳しい処置は無理で、周辺での喫煙は可能な状況だという。

 同省は喫煙区域指定の「分煙」では受動喫煙を防止できないことから、2月25日付で全国の自治体に「不特定多数の人が利用する場所は原則として全面禁煙」との通知を出した。【佐藤貢】

[毎日新聞/3.5追加]

Posted by nob : 2010年02月28日 23:55

はるかそれ以前の問題、、、破綻が明らかな年金を払いたくない人々の存在。。。

■国民年金:無年金解消40万人 保険料納付さかのぼり、2年→10年で推計--厚労省

 国民年金保険料をさかのぼって納付できる期間を現行の2年から10年に延長すると、最大40万人は無年金にならずにすむとみられることが、厚生労働省の調査でわかった。年金額が増える人などと合わせ、最大1710万人に効果が生じると推計される。同省は10年に延長する国民年金法改正案を今国会に提出する予定で、成立すれば対象者に個別に知らせることを検討する。

 今月上旬実施したサンプル調査の結果で、26日の衆院予算委員会で長妻昭厚労相が坂口力元厚労相(公明)の質問に答えた。

 調査では、65歳未満の公的年金加入者(7750万人)から623人を無作為抽出。

 うち、過去10年以内に国民年金に加入し、過去3~10年間に未納歴があるために、期間延長の対象になる137人について、分析した。

 その結果▽70歳まで可能な保険料の延長払いをしても無年金になる見込みだった人で、年金を受け取れる人が最大40万人▽65歳以後も払い続けないと受給資格を得られなかった人で、追納すれば受給を早められる人が最大70万人▽もともと65歳までに受給資格を満たせるが、未納分を追納すれば年金を増額できる人が最大1600万人--と推計された。

 65歳以上の現時点での無年金者の推計50万人についても、614人を抽出して分析。新制度を使えば、8000人が年金を受給できると推計された。【野倉恵】

[毎日新聞]


■国民年金、追納期間 10年に延長…法改正案決定

 政府は5日午前の閣議で、未納の国民年金保険料をさかのぼって納付できる追納期間を現行の過去2年間から10年間に緩和する国民年金法等改正案を決定した。今国会での成立を目指し、2011年10月までに施行する方針だ。

 国民年金の受給には原則として最低25年間、満額受給には40年間、保険料を納めなければならない。追納期間の延長で、納付期間が足りずに年金をもらえなかったり、受給額が少なくなったりする人を救済する。ただし、過去2年間を超えての追納分には、年数に応じて月額で数百~約3000円の加算金を「利息」として上乗せし、通常に支払っている人との不公平が生じないようにする。

 厚生労働省の推計では、10年間への延長で、最大1600万人が受給額を増やせ、最大40万人が無年金にならないで済むという。

 また、同改正案には、企業年金の一種である企業型確定拠出年金の加入資格の上限年齢を現行の60歳から65歳に引き上げる内容も盛り込まれた。従来は企業しか掛け金を拠出できなかったが、従業員本人も積み立てられるようにする。

 資格年齢の引き上げと、拠出限度額の拡大により、加入者の老後の生活安定につなげるのが狙いで、政府は国民年金の追納期間延長などと合わせ、年金制度を充実させる考えだ。

[読売新聞/3.5追加]

Posted by nob : 2010年02月28日 01:42

当然なのだけれど、、、勇気ある措置。。。

■「男子」で通学、学校認める=性同一性障害の中1女子−鹿児島

 鹿児島市内の公立中学校が、性同一性障害と診断された1年生の女子生徒(13)に対し、4月から男子生徒の制服で通学することを認めたことが27日、同校への取材で分かった。

 同校校長によると、昨年7月以降、両親からの相談を受け検討。生徒が今月20日、医療機関で性同一性障害の診断を受けたことを踏まえ、同校は男子生徒の制服での登校を認めたという。

 生徒はセーラー服を着ると気分が悪くなると訴えたことから、昨年9月以降は体操服での通学が認められていた。

 学校側は今後、生徒や両親からの要望があれば、名簿上の性別や名前の変更もするとしている。

 校長は「クリアしなければいけない問題もあるが、診断書や本人の気持ち、他県の例を考慮した」と話している。

[時事通信]

Posted by nob : 2010年02月28日 01:37

結果も客体的基準の典型。。。

結果は、、、

追い求めるものではなく、、、

後から付いてくるもの。。。

Posted by nob : 2010年02月25日 02:29

ここまで必要なのだろうか。。。

■「1時間半の昼寝は1晩分の効果」、睡眠の新発見続々と 米国

【2月23日 AFP】高齢者になると昼間に必要で、若いときには足りないとドラッグにも走りかねないものとは?――答えは睡眠。米国科学振興協会(American Association for the Advancement of Science、AAAS)の年次総会では、睡眠に関するさまざまな新発見が発表された。

■夜中の目覚め、脳の働き悪化するのは若者

 カリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California San Diego、UCSD)の研究では、平均年齢68歳の高齢者と、平均27歳の若年者の2グループの睡眠と記憶の関係を比較した。結果、高齢者では睡眠時間が長いほど記憶が維持され、若年者では睡眠時間あたりの眠りの深さ、つまり睡眠効率が記憶のパフォーマンスを左右した。
 
 研究を率いた同大のショーン・ドラモンド(Sean Drummond)教授(精神医学)によると、年を取るとともにこの睡眠効率が下がり、「入眠後覚醒」のないぐっすりした眠りはまれになり、「真夜中に起きたり、途中で何度も起きたりする」。こうした睡眠パターンでも、高齢者だと翌日の脳の働きには影響が出ないが、若年者では明らかに鈍くなるという。

■1時間半の昼寝は1晩分の効果

 また同大精神医学部サラ・メドニック(Sara Mednick)氏は、昼寝の目覚しい効果を報告した。

 昼寝と夜間の睡眠効果を視覚学習効果などを比較して調べたところ、1時間半の昼寝は、1晩分の睡眠に等しい効果を示した。

■ダブルエスプレッソよりも20分の昼寝

 しかし日中、昼寝のぜいたくを味わえる人はそういまい。コーヒーを飲んで、カフェインで眠気を飛ばそうとする人のほうが多いはずだ。ところが濃いダブルエスプレッソを飲んでも、20分の昼寝の効果にはかなわないのだという。

 感覚情報に基づく知覚に関する記憶ではカフェインも昼寝同様の記憶効果を発揮するが、海馬で処理され意識的な操作が可能な記憶、例えば単語や電話番号、名前を覚えたりといった顕在記憶は、カフェインを摂取するとかえって悪くなるという。

■10代のドラッグ使用、7時間睡眠でライン

 もうひとつの興味深い発表が、実際に医療と公衆衛生の分野で問題になっている10代の睡眠障害と薬物使用の相互関係の研究だ。

 1日あたりの睡眠時間が7時間以下の10代の若者は、よりドラッグに手を出しやすいうえ、まわりの友人や兄弟にも睡眠不足とドラッグ使用が広がりやすいという観察が報告された。

 UCSDとハーバード大学(Harvard University)の共同研究によると、7時間以下しか睡眠時間を取っていない10代では、同じく7時間以下しか睡眠していない友人がいる確率が、そうでない10代に比べて11%高かった。また大麻の使用では、7時間以下睡眠のグループのほうが19%多かった。

 米国立睡眠財団(US National Sleep Foundation)が勧める睡眠時間は10代では8.5時間以上、成人では少なくとも7時間以上だ。

[AFPBBNEWS]

Posted by nob : 2010年02月24日 23:19

開いた口がふさがらない。。。

■ 石井一氏「島根・鳥取、日本のチベット」

 小沢氏に近い議員の1人である民主党の川上義博参議院議員は、22日、自身のパーティーで次のように述べました。

 「どうも若い議員が自由に、ものを言えない。(小沢氏に)批判めいたことを言うと、飛ばされるんじゃないかという誤解があるのでは」(民主党・川上義博参院議員)

 「言いたいことを自由に言える民主党になるべきだ」と訴えたところ、パーティーは、まさに言いたい放題の展開となりました。

 「鳥取県とか島根県と言ったら日本のチベットみたいなもの。まあ、そう言うと少し語弊があるかもわかりません。人が住んでるのか、牛が多いのか」(民主党・石井一選対委員長)

 会場から「失礼だ」という声も上がったこの発言に、鳥取県選出の川上氏は怒っているかと思いきや・・・

 「鳥取、島根の人は度量が広いからそんなに怒らないと思うんだけど、チベットの人がどうかな。チベットの方が心配」(川上義博参院議員)

 鳥取、島根の人以上に、チベットの人がどう思うかと心配していました。

 一方、パーティーは、それだけでは終わりませんでした。日本に永住する外国人に地方参政権を与える法案について・・・

 「地方参政権。やはりなぜやってるかって言ったら、マイノリティー(少数者)の皆さんのために 政治があるんじゃないですか。そういう人たちに、なんで地方の参政権を与えることが反対なんですか」(川上義博参院議員)

 法案の実現を目指してきた川上氏が「内閣が法案を提出しないなら、議員立法で提出してがんがん議論する」と述べたのに対し、その後、挨拶に立った国民新党の亀井代表は・・・

 「なんかいらんことまで言ってるね。(外国人の地方)参政権賛成だとか、私はこれだけは賛成しませんから」(国民新党・亀井静香代表)

 目の前で、「賛成しない」と断言しました。

 「巨大な民主党といえども、これをごり押しして成立させることは絶対できません。亀井静香1人が反対したらできないです。これは」(亀井静香代表)

 「昔、賛成って言った」(川上義博参院議員)
 「言ったことねえ」(亀井静香代表)

 さらに話題は進み・・・
 「夫婦別姓はどうなんだ」(亀井静香代表)
 「ここであまりそれを言うなって」(石井一選対委員長)
 「夫婦別姓に賛成」(川上義博参院議員)

 「来るんじゃなかったなあ、これ。それやったら、一家の入り口の表札さ、アパートみたいになっちゃうよ」(亀井静香代表)

[毎日放送]

Posted by nob : 2010年02月23日 21:59

hikaru、、、

それは自分自身の内なる孤独を克服した、、、

、、、と私が確信的に感じてとることのできるただ一人の女性(ひと)、、、

敬愛しています。。。

Posted by nob : 2010年02月23日 00:25

大いなる勇気を持って戦う最大の相手、、、

それは自分自身の内なる孤独。。。

Posted by nob : 2010年02月23日 00:22

静かなる共感は、、、

大いなる勇気へ。。。

Posted by nob : 2010年02月22日 23:29

何という、、、これもまた運命。。。

■応援の母、本番前に急死=ロシェットは気丈に練習〔五輪・フィギュア〕

 【バンクーバー時事】冬季五輪の華、フィギュアスケート女子の開始を目前にした21日、悲しいニュースが飛び込んできた。地元期待のジョアニー・ロシェット(カナダ)の母、テレーズさんが55歳の若さで亡くなった。娘を応援しに駆け付けたバンクーバーで心臓発作を起こして急死した。

 午後1時すぎ。ロシェットは本番会場のパシフィックコロシアムのリンクに姿を見せた。公式練習をキャンセルせず、少し遅れてリンクに入ると右手で瞳をぬぐい、気丈に滑った。ショートプログラムの曲「ラ・クンパルシータ」が流れてもなかなか乗れない。カーニバルのためのタンゴ。そんな気分になれるはずもなかったが、最後のステップは、自分を励ますように情熱的に踏んだ。

 午前6時、父から悲報を伝えられた。父は選手村に深夜1時半に到着したが、娘と同部屋で、21日にアイスダンスの本番を控えるテッサ・バーチューを気遣って朝まで待った。

 昨季世界選手権銀メダリストで今五輪の有力なメダル候補であるロシェットを、カナダ代表チームは心理カウンセラーをつけるなど懸命にサポートをしている。女子代表のシンシア・ファヌフは「彼女は強い。言ってあげられることは少ないけど、いつでもそばにいる」と神妙な表情で仲間を気遣った。

[時事ドットコム]

Posted by nob : 2010年02月22日 21:56

地方都市一つが消滅したに等しい。。。

■ハイチ地震、死者数が30万人に達する可能性=大統領

 [プラヤデルカルメン(メキシコ) 21日 ロイター] ハイチのプレバル大統領は21日、1月12日に発生したマグニチュード7.0の地震による死者が30万人に達する可能性があると明らかにした。

 大統領は、当地で開かれたメキシコとカリブ共同体・共同市場(カリコム)の首脳会合で「これまでに20万人以上の遺体を収容しており、そのほかに依然瓦礫の下敷きになっている遺体がある。(死者数は)30万人に達する可能性がある」と述べた。

 そうなれば今回の地震は、20万人の死者が出た2004年のインド洋津波をしのぐ最悪の自然災害となる。

 米州開発銀行(IDB)の試算によると、ハイチの復興費用は140億ドルに達する可能性がある。

 首都ポルトープランスでは25万戸の住宅が倒壊。150万人がテントで生活しており、プレバル大統領は、最も必要なのは緊急の避難所だと訴えた。

 プレバル大統領は「ポルトープランスはすでに雨季に入りつつあり、降雨のため人間的な生活が不可能となっている。したがって避難所が必要だ」と述べた。

[ロイター]

Posted by nob : 2010年02月22日 21:51

どちらでも同じ、、、それにしても呆れるほど何も変わらない、、、今やらずしてもうやる時はなかろうに。。。

■長崎知事選敗北で首相「政治とカネが影響」

 鳩山由紀夫首相は22日朝、長崎県知事選で与党3党の推薦候補が敗れたことについて「国政の影響があったことは否めない。『政治とカネ』の問題が影響を受けたというべきだ」と述べ、自身の偽装献金事件や民主党の小沢一郎幹事長を巡る政治資金規正法違反事件が敗因になったとの認識を示した。首相公邸前で記者団に語った。

 選挙結果を巡って「やっぱり厳しかった。『政治とカネ』の問題に関しては真摯(しんし)に受け止める」と指摘。景気低迷も敗北につながったとし、「(2010年度)予算案が通れば地域の経済を必ず大きくプラスの方向に転じさせることができる」と述べた。

 閣僚からも長崎県知事選を巡る発言が相次いだ。

[日本経済新聞]

Posted by nob : 2010年02月22日 21:44

神と悪魔が戦っている、、、そしてその戦場は人間の心なのだ。。。 ~ドフトエフスキー

良心では友愛や平和を誰もが望んでも、、、

自分自身すら救えず、他者を畏れ、力ある者は偽善に走り、力なき者は欺き傷つけ奪い合う。。。

自らを救えない者に、他人や社会は変えられない。。。

Posted by nob : 2010年02月21日 14:17

最低。。。

■女性への薬物譲渡「押尾被告に言い訳相談された」 友人初公判

 合成麻薬MDMA使用後に知人女性が死亡した元俳優の押尾学被告(31)による保護責任者遺棄致死事件に絡み、押尾被告にMDMAを譲渡したとして、麻薬取締法違反罪に問われた友人のネット販売業、泉田勇介被告(31)の初公判が19日、東京地裁(田村政喜裁判官)で開かれた。泉田被告は起訴内容を認めた。検察側は、押尾被告から死亡した女性へのMDMA譲渡をほのめかすメールについて、警察への言い訳の方法を押尾被告から相談されたとする泉田被告の供述調書を明らかにした。

 検察側が読み上げた泉田被告の供述調書によると、事件直前に押尾被告が女性に送った「来たらすぐいる?」というメールについて、事件直後に押尾被告が「(警察に薬物譲渡を)突っ込まれたらどういえばいいか」などと泉田被告を呼び出して相談したという。最終的には、押尾被告自身が肉体関係をほのめかすメールとして警察に説明することを決めたという。

 押尾被告は自身の公判で「肉体関係を持ちたいかとの趣旨」とメールを説明。「MDMAは女性から渡された」としている。

 検察側は冒頭陳述で、押尾被告が「アミノ酸」という隠語を使って、泉田被告とMDMAについて連絡を取っていたと指摘。事件直後に泉田被告から「119番通報しないのか」と問われ、押尾被告が「俺も(MDMAを)だいぶ入れているから」などと返答したとする供述調書も明らかにした。泉田被告は押尾被告に、体内から薬物の痕跡を取り除く薬を探すよう依頼されたという。

 検察側は泉田被告に懲役1年6月を求刑して結審。判決は3月12日。

 起訴状によると、泉田被告は昨年7月31日、東京都港区の六本木ヒルズの一室で、押尾被告にMDMA約10錠を譲渡したとされる。

 事件をめぐっては、押尾被告が昨年8月、MDMAを飲食店従業員、田中香織さん=当時(30)=に渡したうえ、一緒に飲んで容体が急変した田中さんを放置、死亡させたとして、保護責任者遺棄致死と麻薬取締法違反の罪で起訴されている。

[産経新聞]

Posted by nob : 2010年02月19日 23:20

自己主張の場と方法を知らない子供を諭し導くことが大人の努め、、、橋本さん流石で素敵、、、スキー連盟にも相撲協会にも見習ってほしい。。。

■国母辞退回避!聖子団長進退かけて“保護観察”

 公式服装の乱れと態度の悪さで批判にさらされたスノーボード男子ハーフパイプ(HP)日本代表の国母和宏(21=東海大)が、12日の開会式前にバンクーバー市内のジャパンハウスで日本選手団の橋本聖子団長(45)とともに謝罪会見を行った。全日本スキー連盟(SAJ)から出場辞退の申し入れがあったものの、橋本団長が今後の責任を取ることを宣言し、国母は予定通り17日(日本時間18日)のHP予選に出場することになった。

 橋本団長とともに姿を見せた国母は、神妙な面持ちで一礼してから会見場へと足を踏み入れた。白と紺色の日本選手用のスポーツウエアは乱れなく着ていたが、トレードマークのドレッドヘアとヒゲはそのまま。ただ、これまで着けていた鼻ピアスは小さいサイズのものに着け替えられていた。橋本団長が経緯を説明した後、国母は「いろんな方々に、心配と迷惑をおかけしてすみませんでした」と無数のフラッシュを浴びながら、頭を下げて謝罪した。

 9日のバンクーバー入りの際にネクタイをゆるめてシャツのすそは丸出し、ズボンも腰ばきという日本選手団の行動規範に違反するファッションで登場。10日の選手村入村式を自粛した後の会見でも、服装について聞かれた際に「チッ、うるせーな」とつぶやき、「反省してま〜す」と笑みすら浮かべた。あまりの態度の悪さに、日本オリンピック委員会(JOC)とSAJには抗議電話やメールが殺到していた。

 事態を重く見たSAJは、前日(11日)に処分を検討。12日の朝、SAJの伊藤会長が「強く責任を感じている。選手団としての資格がないのでは」とSAJの意見として橋本団長に国母の出場辞退を申し入れた。さらに、SAJ競技本部長で日本選手団の笠谷副団長がバンクーバー市内から100キロ以上離れたウィスラーから“下山”し、橋本団長に自身の辞任と国母の出場辞退を直接、申し入れた。選手団役員による協議で判断を一任された橋本団長は、ジャパンハウスで国母と約40分間の話し合いを行い、最終的に大会には出場させることを決めた。ただ、国母が希望していた開会式への参加はスノーボードの萩原監督、出入国に同行したコーチ2人とともにやめさせた。

 会見で橋本団長は「五輪に出たいという熱い思いを(国母から)伝えてもらった」とし、「スタートラインに立たずに終わるのは、逆に無責任。責任を負わせるために出場させる。メダル候補だから出場させるわけじゃない」と説明。最後は「これからは同じ日本選手団として、私がすべての責任を負う」と、自らの進退を懸けて国母を“保護観察処分”とする方針を示した。

 開会式に参加できなかった国母は「HPチームのみんなと出たかったけど、出られなくて残念です」と殊勝に話した。だが、報道陣との質疑応答では逐一、橋本団長と相談しながらで「責任を重く感じています」「頑張るしかないと思いました」などと弱々しい声で話した。橋本団長は「(今後は)彼のすべてを見させてもらう。人間としてどう変わっていくかを求めている」とし、17日(日本時間18日)のHP予選も観戦する予定だ。

 予選に向け「自分の滑りをするだけ。(具体的な目標は)特にないです」と力なく話した国母。注目されるのは成績だけではない。

[スポニチ]


■国母、マジ謝罪 聖子団長温情裁定で出場許可

 バンクーバー五輪、スノーボード・ハーフパイプ(HP)男子代表の国母和宏(21)=東海大=が、日本選手団・橋本聖子団長(45)の“大岡裁き”で17日の出場を認められた。公式服装を着崩していた問題で全日本スキー連盟(SAJ)が12日、出場辞退を申し出たが、橋本団長が出場を容認。国母と橋本団長は同日、改めて会見に臨み謝罪した。国母は開会式参加は自粛したが、これで一連の騒動に終止符を打ち、メダルへ集中する。

 急きょ行われた会見の冒頭、橋本団長が「いろいろな方にご迷惑、ご心配をおかけして申し訳ありませんでした」と話すと、国母は一緒に深々と頭を下げた。

 ドレッドヘアとひげはそのままだが、さすがに鼻ピアスは外して出席。「いろいろな方々にご心配とご迷惑をかけて失礼しました。応援してくださる方に対し、雪の上で結果を残したいと思います」と話した。服装に同調する人もいるが、の質問には「何も言えないです」。連盟から辞退したいと言われたときは?の問いには、数秒考え「頑張るしかないと思った」。すべて隣の橋本団長の顔色をうかがいながら口にするしかなかった。

 9日に日本を出発した際、公式服装の見苦しい着方が批判されたため、SAJは入村式出席を自粛させた。だが、その直後のHPの公式会見で「反省してま~す」と開き直り、騒動の火に油が注がれた。JOC、SAJばかりか在籍する東海大にも抗議が殺到。SAJは、重大な決断を下さざるを得なかった。

 SAJの伊藤義郎会長は、国母の出場辞退を橋本団長に申し入れた。12日午前には、やはりSAJ常務理事である日本選手団の笠谷幸生副団長が、自身の辞任と国母の出場辞退を提案した。

 これらを受け、橋本団長は国母本人と直接話し合いを持った。さらに日本オリンピック委員会(JOC)から「団長一任」をとりつけ、会見では記者の質問の前に先手を打った。「すべての責任は私にある。スタートラインに立たせないままでは無責任。国母らしく競技をまっとうしてほしいと思い、連盟からの辞退は撤回した」と決断の理由を説明。選手としてのパフォーマンスを発揮する機会だけは与えたいという温情裁定だった。

 問題は国母自身が、本当に申し訳ないと思っているか。選ばれた選手だけが立てる晴れ舞台。そのために国から強化費や遠征費がねん出され、ファンも心から応援する。プロのスノーボーダーとして、またメダル有力候補として、これまで以上に周囲が納得する滑りを見せる責務を負った。

 ◆東海大監督が直製指導に ○…東海大の相原博之スキー部監督が、15日にバンクーバー入りして国母を指導することになった。苦情が殺到した学校側が派遣を決めた形。同監督によれば、札幌で開催された壮行会(4日)でもサングラスに“腰パン”姿だったという。「注意したら、ちゃんとしてました。付き添ってる大人がひと言注意しておけば良かったんです」と教え子をかばっていた。

 【騒動の経緯】国母は今月9日、サングラス姿でネクタイを緩め、シャツを出したうえに“腰パン”姿で出発。バンクーバー空港では取材に「別に」と繰り返した。10日になるとJOCやSAJに抗議が届き、SAJは入村式出席を自粛させた。だが同日の会見で「反省してま~す」と語尾を伸ばして回答したほか舌打ちする場面もあり、11日は東海大にも抗議電話が100件以上あったことが判明した。

[スポーツ報知]


■「校則違反」スキー連盟に欠けた指導力 国母の「服装乱れ」問題

 スノーボード代表の国母和宏の「服装乱れ」問題で全日本スキー連盟(SAJ)の取った対応は、例えるならば、こんな感じか。

 制服の腰ばきは校則違反と認識しつつ、担任教諭は日頃、黙認していた。修学旅行に向かう途中で保護者に目撃されて学校に苦情の電話があった。生徒に謝罪させたが、逆に怒りを買い、旅行参加を取りやめさせようと慌てた。

 生徒も悪いが、担任の指導力の欠如も責められるべき事例だろう。服装の乱れはファッションとして擁護論もあったが、言葉遣いや態度など、21歳のアスリートにしては子どもじみた振る舞いだと批判が急増した。SAJは入村式を自粛させた後の記者会見までに本人に説明する時間があった。五輪代表の編成方針に「礼節を尊び、規律を遵守(じゅんしゅ)」という文言があり、納得できないなら「代表から外れてもらうよ」と諭すこともできた。

 国母はプロボーダーとして確固たる地位を築いている。五輪はいろいろある大会の「その中の一つ」と公言し、特に大事でないと主張する。

 10日の記者会見でバンクーバーをめざそうと思ったきっかけを聞いた。答えは「昨季、調子が良かったから」。前回のトリノ五輪の予選落ちが動機ではない、とも言った。ほかに何か理由は? と質問を重ねたが、沈黙の後、「ないですね」。五輪への情熱は聞こえてこなかった。

 12日の謝罪会見で、少しだけ理解できた気がした。国母は橋本聖子団長の言葉で印象に残ったものについて、こう話した。「日本でスノーボードで五輪をめざしている子どもたちのために、雪の上で良い滑りを残してほしいと言われたことです」。トリノ五輪金メダルのショーン・ホワイト(米)は「カズは友人で、実力もある」と認めている。

 汚名返上の舞台は、17日。(稲垣康介)

[朝日新聞]

Posted by nob : 2010年02月15日 01:32

対照的な人生。。。

■「金持ち過ぎて幸せじゃない」巨万の財産を投げ捨てた男性…オーストリア

あなたが幸せではないとしたら、その理由は何ですか?

いろんな理由があると思いますが、経済的な理由を挙げる人は少なくないでしょう。

しかしながらオーストリアのとある男性が、「自分が不幸なのは金持ちすぎるから」として、なんと全財産を捨て去ることにしたと言うのです。

お金は自分を幸せにはしてくれないと考えたのは、オーストリアに住むRabederさん47歳。現在資産の大半を売りに出しています。

アルプスの景色が見えるサウナや湖付きの別荘に、17ヘクタールもの土地を含むファームハウス、コレクションであった6つのグライダー、アウディA8…など、まとめて売却するようです。

その他、花瓶から造花まで家具も売り尽くし、そのお金はすべてチャリティに寄付するとのことです。

とにかく何ひとつ残らないようにする予定だそうで、「お金と言うものは生産的でなく、幸せを阻む」と語っています。

そして贅沢なアルプスから去り、小さな丸太造りのログハウスに住み始めると言います。

Rabederさんは長い間、富が増えれば増えるほど幸福につながると考えてきたと言い、貧困な家庭に育った彼は、ひたすら働き、物質的に獲得するよう教育され、その通りやってきました。

ところが自分の中に、どうしても相反する気持ちが芽生えていたようで、心の中の小さな声が「こんな消費や贅沢な暮らしはやめて真の生活をしろ」とささやいてきたと述べています。

自分が欲しても無いことのために、労働奴隷になっているように感じたのです。

そう考えるに至りつつも、何年もこの快適な暮らしから抜け出る勇気は持てなかったと言います。

Rabederさんが決断に至ったきっかけは、妻とハワイに行った3週間のバカンスの時のこと。5ツ星のホテルに泊まり、使えるだけのお金を使いましたが、魂の抜け殻のような空しさを覚えました。

旅行の間、真の人間に会った気がしなかったと言います。全員が役者のようで、業務員は親しみのある役、客は客という重要な役、誰も彼もリアルに感じられなかったのです。

その時に、きっと今決断しないと一生できないなと思ったそうです。

そして全て売却していく過程で自由を感じたと言います。しかしながら自分のすることは自分の心の声に従っていることだから、他の裕福な人にアドバイスすることは無いとも伝えています。

本当の幸せと言うものは人によって違うものでしょうけれど、裕福な暮らしを満喫してきた人のとる選択だけに、何か考えさせられるものがあります。


■ホームレスだった兄弟に祖母の遺産が…なんと5800億円

貧し買った人が一夜にして巨額の財産を得るなんて話は、小説や映画の世界だけかと思っていました。

ところが、事実は小説より奇なりを地でいくような、とてつもない大金を譲り受けることになった人がいたのです。

ハンガリーのホームレスの兄弟が、突然40億ポンド(約5800億円)ものを遺産を相続することになったのです。

Slot PeladiさんとGeza Peladiさんの兄弟は、ブダペスト郊外の洞窟で暮らすホームレス。生活は、通りで見つけたガラクタを売っては細々と生計を立てるというものでした。

ところがある日、彼らにはアメリカに姉がおり、彼らの祖母の巨額の遺産を譲り受けるという話が舞い込んだのです。

最近彼らの祖母が亡くなり、弁護士がホームレスのチャリティワーカーに連絡してきたことによって判明しました。

二人は母親が裕福な家の出身だとは知っていましたが、難しい人であったため家族と断絶しており、さらに母親は彼ら兄弟のことを捨てていたため、彼らのことが祖母に伝わっていたかさえも疑問だとのことです。

ドイツの法律では、直系の血族は自動的に相続の対象となるとしています。

Gezaさんは「これが本当に起こるなら今までの人生を補える」と語り、「今まで女性から見向きもされなかったけど、お金を持つことでパートナーが見つかって普通の人生が送れるかも」と期待しています。

祖母の名前は詐欺などの恐れから正式には発表されていませんが、法律事務所では「二人の兄弟が彼女の孫であることは、ほぼ間違いない」と話しており、それ以上の情報を他者が知る必要はないとしています。

現在二人は母親の死亡証明書を取り寄せているようで、それからドイツへ相続しに向かう予定です。

しかしこんな夢物語みたいな話があるのですね。

降って湧いたこの財産を、不慣れなこの兄弟がどう使っていくのか不安も感じますが、むしろこれからの方がドラマになりそうです。

[らばQ]

Posted by nob : 2010年02月15日 01:09

小さな政府と自治体、、、これからの時代の原則。。。

■枝野刷新相:国の出先機関職員3万5000人以上を削減

 枝野幸男行政刷新担当相は14日、テレビ朝日の番組で、麻生政権時代に地方分権改革推進委員会が国の出先機関の職員を3万5000人削減する勧告をしたことに触れ、「自民党時代でこれくらいの数字が出ているのだから、国民の期待はこれがスタートラインだと思う。それに応えないと我々は役割を果たせない」と述べ、3万5000人以上の削減を目指す考えを示した。

 枝野氏は「税務署や海上保安本部は必要ということはあるが、裁量的に地方で(公共事業の)個所付けを決めているような出先機関はいらない」と語り、国土交通省の地方整備局などが念頭にあるとした。

 4月以降に行う公益法人などの事業仕分けでは「組織ごとに(事業を)まとめて仕分ければ、結果として『実はこの組織自体いらない』ということにつながる」と述べ、廃止に追い込まれる法人が出る可能性を示した。【影山哲也】

[毎日新聞]

Posted by nob : 2010年02月15日 00:57

マンデラは道を示した、、、国を創るのは国民一人一人。。。

■アパルトヘイト崩壊しても格差は広がる一方

 【ヨハネスブルク=中西賢司】南アフリカの反アパルトヘイト(人種隔離政策)運動指導者ネルソン・マンデラ氏(91)が27年余に及ぶ獄中生活から釈放されて11日で20年。

 人種差別を法律で制度化したアパルトヘイト体制は崩壊したが、この間に貧富の差が一層拡大するなど自由のひずみが顕在化している。

 マンデラ氏は白人支配下の1962年、アフリカ民族会議(ANC)指導者として活動中に逮捕され、64年に国家反逆罪で終身刑判決を受けて服役した。経済制裁による国際的孤立で対話路線に転じたデクラーク大統領(当時)の釈放表明を受けて90年2月11日、西部ケープタウン近郊の刑務所を出所した。

 これが民主化への転換点となり、アパルトヘイト関連法は全廃され、94年に有色人種が初めて選挙に参加し、黒人が主導するマンデラ政権が誕生。2年後に全人種平等を柱とする新憲法が制定された。

 法的権利は平等になったが、この20年間で多くの矛盾が露呈した。

 政府は、雇用などでの黒人優遇政策を推進し、中所得層が生まれたが、貧富の差は拡大。大統領府の統計などでは、黒人の失業者は労働力人口の約3割にあたる358万人(2009年)に上り、94年から倍増した。黒人平均所得は、白人の約7分の1でしかない。生活保護制度は存在せず、大半の黒人層はかつて居住を強制された貧民街暮らしから抜け出せないままだ。

 エイズ禍も広がり、国民平均寿命(43・8歳)は過去10年で7歳も下がった。

 背景には、ANC政権の腐敗や政策の失敗が指摘されているが、黒人層を支持基盤に持ち、下院議席の3分の2近くを占めるANCの前に、野党の批判はかき消されている状態だ。アパルトヘイト時代から黒人社会の変化を撮影している地元カメラマンのビクター・マトムさん(50)は「社会制度の整備が十分でない中、自由主義だけが幅を利かせている」と指摘した。

[読売新聞]


■マンデラ氏釈放から20周年、祝福する南アフリカ

【2月11日 AFP】南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離)政策下で投獄され、後に黒人初の同国大統領に就任したネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)氏が釈放されてから20年を迎えた11日、マンデラ氏が獄中生活を送ったケープタウン(Cape Town)の刑務所前には多くの人が集まり、祝福の行事が行われた。

 現与党アフリカ民族会議(African National Congress、ANC)で反アパルトヘイト運動時代からのベテラン活動家であり、実業家のシリル・ラマフォサ(Cyril Ramaphosa)氏が主催した朝食会の席で、ラマフォサ氏はマンデラ氏釈放の時を振り返った。「獄中で27年間も過ごしてきた男が、釈放されようとしていた。しかし彼はまったく穏やかで、落ち着き払っていた。今の若者だったら『なんてクールなんだ』と言っただろう」。1990年の2月11日、釈放後の第1歩を踏みしめるマンデラ氏を歓迎するため、ビクター・フェルスター(Victor Verster)刑務所(現ドラケンステイン刑務所)の前に集まった一団の中にラマフォサ氏はいた。

 20年後、同じ広場に集った昔の反アパルトヘイト運動の同志や閣僚らに向かってラマフォサ氏は、マンデラ氏釈放の日はひとつの祝福だと述べた。「われらが国民に尽くすために生きてきた1人の人間の生を、われわれは祝福している。われらが民が同志ネルソン・マディバ(Nelson Madiba)を生かし続けたのだ」--ラマフォサ氏はマンデラ氏の氏族名を用いて語った。「彼は牢の外にいる者たちのために、生き続ける必要があることを分かっていた。人びとの戦いなくしては、マディバが釈放されることもなかっただろう」

 南アフリカの各メディアは同日、一斉にマンデラ氏釈放から20周年を報じ、特別号を発行する新聞社もあった。刑務所前での行事は各ラジオやテレビで中継された。

 南アフリカの英国国教会の元大司教で、マンデラ氏と同じノーベル平和賞受賞者のデズモンド・ツツ(Desmond Tutu)氏は、マンデラ氏釈放の日から今日まで、南アフリカが旅してきた長い道のりを思い出す日にしようと演説した。「ビクター・フェルスター刑務所からネルソン・マンデラが放たれ、自由となった日、われわれの集合的な精神は高揚した。あの日こそ、屈辱が終わりを迎えることが約束された日だった」

 しかし、同国の「良心の番人」と目されているツツ元司教は、多くのことが成し遂げられた一方で、これからなすべきことも多いと語りかけた。「本当の変革を起こそうと思ったら、ネルソン・マンデラが釈放された日の精神を、われわれは再び取り戻さなければならない。過去を忘れることがあってはならないのだ」(c)AFP

[AFPBB News]

Posted by nob : 2010年02月13日 00:07

いやはや、、、一周でも凄いのに、、、でもおそらく本人は楽しさ一番なのかと。。。

■自転車で地球2周、中西大輔さんに植村直己賞

 未知の世界を切り開き、夢を与えた人たちに贈られる植村直己冒険賞に、11年かけて自転車で地球を2周したサイクリストの中西大輔氏(39)が選ばれ、12日に発表された。

 中西氏は1998年7月、出会いと発見を求めて自転車世界旅行に出発し、北米から中南米、欧州を走破。当初は3年半の期間で地球を1周して終える予定だったが、「もっと違う世界を見たい」とさらにもう1周した。結局、計130か国、約15万キロを走り、2009年10月に帰国した。

 記者会見した中西氏は「自分の足でペダルを踏み続けるので、毎日、腹が減った。よく食べ、よく運動したと思う。健康的な冒険だった」と振り返った。

[読売新聞]

Posted by nob : 2010年02月13日 00:02

尤もな反応。。。

■「小沢氏起訴を」 市民団体が検審に申し立て

 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、小沢氏を政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で告発していた東京都内の市民団体が12日、東京地検特捜部が不起訴処分としたのは不当として、小沢氏を起訴するよう東京第5検察審査会(検審)に申し立てた。昨年施行の改正検察審査会法では「起訴相当」の議決が2度出された場合、検察の判断に関係なく起訴することを定めており、検審の判断が注目される。

 特捜部は4日、陸山会が平成16年10月に東京都世田谷区の土地を購入した際、土地代金の原資4億円を収入として政治資金収支報告書に記載しなかったなどとして、衆院議員の石川知裕被告(36)ら小沢氏の現・元秘書3人を規正法違反罪で起訴。小沢氏については「公判で共犯としての有罪判決を得るだけの証拠はない」として、嫌疑不十分で不起訴としていた。

 市民団体は申し立ての中で、「事件は政治資金の流れについて国民に多くの疑惑を抱かせており、社会的影響は大きい。検察庁の判断は国民目線に立っておらず、不起訴は到底納得できない」と述べ、小沢氏を起訴するよう求めている。

 検審は検察の不起訴処分が妥当かを国民が審査する機関。有権者の中からくじで選ばれた11人の審査員で構成される。兵庫県明石市の花火大会事故では、検審が先月、明石署元副署長について2回目の「起訴相当」を議決し、初めて「強制起訴」されることが決まっている。

[産経新聞]


■小沢氏処分、検審へ 民意で起訴の可能性 鳩山首相も審査中

 「政界の最高実力者」に対する訴追判断は、国民感覚に委ねられることになった。民主党の小沢一郎幹事長の不起訴処分を不当として、市民団体が12日、検察審査会(検審)に小沢氏を起訴するよう申し立てた審査検察当局は嫌疑不十分と判断したが、小沢氏が民意によって起訴される可能性が出てきた。

 これまで検審の議決には法的拘束力がなかったが、司法制度改革の一環として昨年5月に民意を反映させる「起訴議決制度」が導入された。検審が「起訴相当」と判断した議決に対し、検察が再捜査でも不起訴にした場合、検審が再審査を行い、改めて「起訴相当」と議決すれば、対象者は強制的に起訴される。この場合、裁判所が指定した弁護士が“検察官役”を担って、起訴と公判の手続きを行うことになる。

 小沢氏は今回、2度に渡って東京地検特捜部の任意聴取を受けたが、政治資金収支報告書への虚偽記載について「秘書が独断でやったこと」と自身の関与を否定していた。

 関係者によると、特捜部は、衆院議員の石川知裕被告(36)が「小沢先生に虚偽記載の了承を得た」と供述したことなどから、小沢氏の立件を視野に捜査を進めたが、最終的には検察首脳が「十二分の証拠が必要」と立件のハードルを上げたため、起訴を見送ったとされる。

 こうした経緯もあり、法務・検察幹部の間では「検察は不起訴としたが、検審で起訴される可能性は高い」と指摘する声は少なくない。

 一方、鳩山由紀夫首相の資金管理団体をめぐる偽装献金事件でも、市民団体が先月、政治資金規正法違反罪で告発した鳩山氏を東京地検特捜部が嫌疑不十分で不起訴とした処分を不当だとして、検審に審査を申し立てており、現在、審査が行われている。

[産経新聞/13日追加]


■「検察は再び小沢案件に着手する」
~小沢一郎・民主党幹事長不起訴について弁護士・堀田力氏に聞く

堀田力(ほったつとむ)
弁護士・さわやか福祉財団理事長。1934年京都府生まれ。京大卒。61年に検事となり東京地検特捜部時代にロッキード事件を担当、故田中角栄元首相の5億円収賄容疑の立証に尽くす。91年法務省官房長を退任。以後、弁護士活動の傍ら、ボランティア活動の組織設立や方法論の普及に努める

―政治資金管理団体である陸山会を巡る政治資金を政治資金報告書に虚偽記載したとして、政治資金規正法違反で告発されていた小沢一郎・民主党幹事長が嫌疑不十分で、不起訴となった。

 この結果は、意外ではない。検察は、小沢氏の立件、起訴は難しい、だがやらなければならない、という認識で臨んだはずだ。そして、やれるだけのことはやった、という結果だろう。

  昨年11月に告発された時点で、今年1月の通常国会開始までに秘書3人の嫌疑を含めた結論を得たいと当然、考える。内偵などを進め、年明けすぐに小沢氏に事情聴取の要請をした。ところが、応じてくれない。

 検察は非常に困ったと思う。秘書3人を起訴できたとしても、小沢氏を事情聴取なしに大した捜査もせずに、上申書の提出を受けて軽い処分などですませてしまったら、“金丸ペンキ事件”(注)の二の舞になりかねない。検察は国民から凄まじい批判を浴びることになる。

 一方で、秘書たちを逮捕し、強制捜査、がさ入れを行えば、小沢氏の嫌疑は濃くなり、起訴されるのではないかという観測が高まるのは必至だ。

  だが、政治資金報告書の虚偽記載、不記載は、実務当事者の秘書たちの行為はすぐに明らかにできるが、共犯の立証は極めて難しい。秘書たちは命がけで否定する。携帯やパソコンなどに証拠が残っている可能性は、限りなく小さい。

  検察は引くも地獄、進むも地獄だが、進んだ結果小沢不起訴となってもやむなし、引いて何もしないで浴びる批判の方がはるかに大きく、国民の信頼を失ってしまう、という判断をしたのだろう。

  結局、想定内のもっとも悲観的なシナリオとなってしまったということだ。

―検察は常に確信を持って臨むのではなく、一定の範囲を想定して事件に着手するのか。

 そうだ。今回は、難しいが証拠が見つかるかもしれない、必死で頑張る、そこに賭けたのだが、想定内のもっとも悲観的ケースとなった。

―簡単に陸山会を巡る不当な政治資金の流れを振り返ると、小沢氏から陸山会へ、4億円が流れた。これを小沢氏は個人資産と説明しているが、ゼネコンの水谷建設からの政治献金がまぎれ込んでいるのではないか、と言われている。また、この4億円で土地を購入したのだが、その事実を知られたくないのか、わざわざ銀行から4億円を借り入れている。その借入の担保にするために別の政治資金管理団体から資金を集めている。こうした不透明な資金の流れが政治資金報告書に記載されず、秘書3人は政治資金規正法違反で起訴された。この4億円を含む18億円以上が政治資金報告書に記載されていないことが分かっている。

 いまだ解明されていない点は多々ある。だから、小沢氏を立件できなかったのだ。不記載の事実、おおよそのカネの流れは判明した。だが、その動機、目的を、検察は解明できなかった。

―検察官が取り調べで、ゼネコンからの違法な政治献金の授受を否定し続ける被疑者を落とせない、ということはありえると思う。だが、虚偽記載、不記載の事実、不透明な資金の具体的な流れを認めている被疑者に対して、その動機、目的を聞き出せないものなのか。

 自白させるということは非常に難しい。石川知裕氏は不記載の理由を、「小沢氏が4億円もの大金を持っていることがおかしいと(世間に)思われると考えたから」などと話しているらしいが、説明になっていないことが歴然としていても証拠なしでは突き崩せない。いったん言わないと腹を決められたら、容易に口は割らない。

―小沢不起訴は、共犯立証に自信を持つ積極派の現場を消極派の上層部が押さえた結果と言われている。

 内部事情はまったく知る立場にないが、現場は常に立件できる、やらせてくれ、と主張するものだ。長く捜査を続けているから推測に確信を持っていて、自白させられると自信を持つ。ところが、ほとんどの場合うまくいかない。部下の確信、熱意に賭けてもいいが、失敗に終わるケースがほとんどだ。私も少なからず経験したし、検察幹部は苦い経験を山ほど積んでいる。

―自白させることは、そんなに困難なことか。

 常識的な人々、例えばビジネスマンなら理詰目で問えば、いずれ真実を話してくれる。だが、政治の世界の住人は百戦錬磨で、ダンマリを決め込むとなったら、ほぼ落ちない。私もある議員秘書に対峙し、勾留期間の22日間一言も話させることができなかった経験がある。世間話をしても子どもの話題に振っても、まったく口を開かない。その強さは、凄まじいほどだ。彼らは自白したら信用を失い、そのムラでは生きていけない。生活が崩壊してしまうから、覚悟が違う。

―今回の検察の捜査には、さまざまに批判がある。例えば、政治資金規正法違反は形式犯に過ぎない。仮に不透明なカネを受け取ったとしても、贈収賄となるような権限行使の可能性は低い。そもそも職務権限がない。それにもかかわらずに、形式犯の可能性だけでここまで追い詰めるのはやりすぎだ、という批判だ。

 それは、詭弁だ。確かに政治資金規正法違反は、刑法のそれと違って形式犯だ。だが、交通事故に対して業務上過失致死傷が成立するとして、他方では道路交通法違反も成立する。これは、形式犯だ。これの適用がやりすだとは、誰も批判しないだろう。ひき逃げ、酒酔い運転摘発に、道交法違反は有効だ。法律上は実質犯と形式犯に分かれているが、形式犯でも幅がある。今回の不記載による政治資金規正法違反は禁錮5年以内の罰則で、罪が重い。

 なぜか。それは、隠さざるを得ないカネは後ろ暗いカネだからだ。そもそも、人からおカネを貰うということは、相手が親であろうが他人あろうが法人であろうが、尋常な行為ではない。だから、それをすべて明らかにし、それが妥当なものかどうか国民に判断し、投票にゆだねるということが法の趣旨だ。

 贈収賄事件を立件できる可能性は、20件に1件程度だろう。贈賄側と収賄側が結託するのだから、それを解明するのは至難の業だ。贈収賄の立件ばかりに頼っていたのでは、いつまでたっても政治とカネの問題はきれいにならない。だから、ザル法と言われた政治資金規正法の改正を進め、カネの出所を明らかにし、贈収賄を未然に防ぐ堤防の役割を託したのだ。

 したがって、不記載の事実、国民がそれを知ったら決してその政治家には投票しないであろうカネの流れを明らかにするのが、検察の役目だ。

 繰り返すが、隠したくなるような類の政治資金を授受するのはやめてくれ、というのが政治資金規正法の趣旨だ。政治資金の透明化を図る決め手の法律なのだ。それを形式犯に過ぎないと批判するのは、筋違いで詭弁だ。

―もう一つの批判は、検察の秘密主義が過ぎるという点だ。捜査過程あるいは捜査が決着した時点で、もっと説明責任を果たすべきだという声は少なくない。

 この批判には、二つの要素がある。一つは、捜査の正当性を示すために、犯罪の事実、証拠をもっと明らかにせよ、という批判だ。だが、これらは起訴段階で明らかにできるものではなく、法廷ですべて提出し、説明すべきことだから、難しい。

 もう一つは手続き論であり、特に捜査時期に関する説明を要求するものだ。つまり、なぜこのタイミングなのかという問いであり、選挙や国会時期などと絡んで政治的な意図があるのではないか、という疑念から発せられている。これは大いに説目すればいいのだが、例えば、決して政治日程を意識したものではないというだけでは信じてもらえまい。説得力のある説明をするには、いつどのような証拠をつかみ、積み重ねてきたかということを具体的に述べなければならなくなる。それは、無理だ。

 そうして結局、検察は説明不足だということで終わってしまう。

―政治資金管理団体が土地を購入、それも10件以上に上るということを、どう考えればいいのか。

 政治資金の使い道は不動産購入などであるはずがなく、誰が見てもおかしい。公と私のカネの使い方を混同している証左だ、そう考えざるを得ない。

―堀田さんはロッキード事件などを通して故田中角栄氏あるいは旧田中派の金権体質を熟知している。田中、金丸信の直弟子ともいえる小沢氏に共通のものを感じるか。

 田中さんはおカネの集め方、渡し方双方が図抜けてうまかった。言い方を変えれば、さまざまな政治的権限をカネに変えるのがうまかった。政治家には法律を作る、陳情を受けて実行する、といった権限があるが、それをもってカネを生み出すのが突出して上手だった。

 小沢氏は田中さん、金丸さんの直系だ。メデイアを通じて東北のゼネコンなどとの関わりを見ていると、これは田中、金丸の直伝だなと感じる。

―政治的権限をカネに変えることが日常的行為であり、資金の流れの捜査などがルーティン化しているとすれば、政治家が特別な指示を下さなくても秘書たちは自ら“適切な処理”を行うかもしれない。そうであれば、政治家は関与していないし、証拠もない、ということになってしまう。

 そうだ。具体的な指示なしでも自発的に秘書が動くようになっていれば、形式犯にすら問えない。実質的にはあくどい犯罪だが。

―これで、小沢案件はすべて終了ということか。

 それは、違うだろう。今回告発された事件については不起訴処分で終了、ということだ。小沢氏が関わったさまざまな案件の中で、今回の事件が突出して問題だと検察が思っているわけではない。

 今後、強制調査によって得た証拠あるいは証拠隠滅の痕跡などをたどって内偵、分析を新たに始めるだろう。

 国民には不起訴処分などでは消えない小沢氏への疑念が残った。これに応える責務が、検察にはある。証拠と時効という二つの壁をにらみながら、じっくりと時間をかけて調査を進めることになる。

 今回限りで終わらせのでは、検察は責任を果たしていない。

―検察にとって、小沢案件は再び必ずやらなければならない問題か。

  その通りだ。

(注)金丸ペンキ事件とは?
1992年秋、東京佐川急便事件をめぐる金丸信自民党元副総裁の刑事処分に不満を持った男が「検察庁に正義はあるのか」と叫び、ペンキの入った瓶を投げ付けた。当時の政治資金規正法の量的制限違反の規定は罰金20万円。東京地検特捜部は5億円を受領した金丸氏から事情聴取をせずに、上申書の提出を受けて略式起訴した。検察としては苦渋の判断だったが、汚れた表札には世論の怒りが凝縮されていた。

[DIAMOND ONLINE/13日追加]

Posted by nob : 2010年02月13日 00:00

これはこれ、、、妥当な判断。。。

■元朝青龍に功労金1億2000万円=相撲協会、退職金も

 日本相撲協会は10日、東京・両国国技館で理事会を開き、不祥事の責任を取って4日引退した元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(29)に特別功労金を支払うことを決めた。金額は発表していないが、関係者の話を総合すると1億2000万円で、一般の退職金に当たる力士養老金約3700万円(勤続加算含む)も支給する。

 特別功労金は養老金とは別に横綱、大関が引退した際に贈る。金額は理事会が相撲協会への貢献度に応じて決め、過去最高額は2003年初場所で引退した貴乃花の1億3000万円で、次いで千代の富士、曙の1億円。朝青龍の場合は優勝25回の実績、人気と不祥事などの「功罪」を考慮して決めたという。

 1987年に親方夫妻とトラブルを起こして廃業に追い込まれた双羽黒は、優勝経験もなかったことなどから、支払われなかった。

 養老金は番付によって決まり、横綱は1500万円。これに各地位の在位場所数などによる勤続加算金を足した金額がいわゆる退職金となる。昨年、解雇者の養老金は不支給か減額とできるよう規則を改めた。

 朝青龍は1月の初場所中、酒に酔って知人の男性に暴行したとされ、横綱審議委員会が史上初の引退勧告を用意するなど厳罰を避けられない情勢となって引退した。自ら引退届を出したため、相撲協会はさかのぼって処分するなどの懲罰的な対応を取っていない。

[時事ドットコム]

Posted by nob : 2010年02月10日 23:58

同感。。。

■JALはもう一度、倒産する

 日本航空の経営問題ばかりが話題になるが、じつは全日空もこの3月決算で500億円近くもの巨額赤字を計上する。日本航空の倒産を横目で見ながら、全日空幹部は1月28日に急逝した山元峯生前社長への思いを新たにしている。

 「山元前社長の時代に、当社は思い切ってANAホテルの売却に踏み切った。その時に得た2300億円のキャッシュフローがなかったらと思うと、ぞっとする。JALは他人事ではない」

全日空も債券市場からの資金調達が困難に

 絵空事ではない。日本航空の法的整理は必然の判断だったが、そこから派生する航空業界全体への影響について政府はあまりにも鈍感だ。全日空幹部の心配は、もう既に債券市場からの資金調達が困難になっていることだ。これは由々しい事態だ。日本航空とは比較にならぬほど全日空の財務体質はいい。だがその全日空も、リーマンショック後の需要激減のなか、今期の決算で500億近くもの赤字を計上する。マーケットの先行き不安は日本航空も全日空も一緒だ。

 しかし全日空がリーマンショックにも耐え、公的資金にも依存せず、自力で運航ができている直接的な背景はホテル売却で得た2300億円のキャッシュフローのおかげだ。山元前社長と親しかった全日空幹部が思い起こす山元の言葉がある。

「日本航空の後ろを追いかけるのはもうやめる」

 米国の9.11以降、世界の航空会社はどこもみな苦しみ続けた。燃料価格の高騰もあった。そんななか山元前社長は全日空の体質改善に奔走したが、その際、山元が貫徹した信念は日本航空の呪縛をかなぐり捨てること。ANAホテル売却はそれを象徴する経営判断だった。全日空は自社で出来ることを、確実にやっていく以外に生き残る道はないと割り切った。日本航空へのライバル心を捨て去り、全日空は細い道だが将来への活路を見出してきたという経緯がある。

自己改革せず、体質が変わらないJAL

 そこへ、借金棒引きと公的資金で財務がピカピカになった日本航空がダンピング攻勢をかけている。経営者の顔は挿げ替えられたが、日本航空幹部の深層心理はなにひとつ変わっていない。

 朝日新聞によれば「日本航空は2007年3月に廃止した『バースデー割引』を今年4〜9月に復活、誕生日の前後7日間、国内線運賃が最大74%割引になる」という。また「4〜6月には各月ごとに7日間の安売りを実施するバーゲンフェアも設定した」という。

 悪質きわまりない。さすがに前原誠司国交相も即座に「公的資金を入れてダンピング競争に陥ることは厳に慎まなければいけない」との考えを示したが、すぐにこうした行為に出てしまう感覚こそが日本航空の本質を表しているといえよう。やはり日本航空の幹部社員には、当事者意識が決定的に欠落しているのだろう。悪いのは国であり、族議員であり、自分たちは犠牲者だと思っているのではないか。少なくとも公的資金で救済されたことの意味を日本航空の幹部社員たちがまったく理解していない。

 私はこれまで倒産の地獄から這い上がり、見事再生を果たした企業の事例を数多く取材してきたが、そこに共通するのは自己改革への執念だ。景気の善し悪しやライバル企業の戦略など、外部環境への意識など入り込む余地などありえない。過去の栄光も、プライドも何もかもかなぐり捨て、自己改革に集中することができなければ、倒産企業の再生など絶対にありえない。

更正計画がまとまる頃には資金ショートも

 いったいなぜ自分たちは倒産したのか。

 企業倒産の理由はシンプルだ。収入を上回る支出が続いたからに他ならない。

 したがって企業再生の原理原則はシンプルである。収入を増やして、支出を減らす。ただそれだけだ。もちろんそのプロセスは過酷だ。人員合理化など、情け容赦ない過酷な現実が待っている。再生機構は1万5000人もの人員削減目標を掲げているが、公的資金注入でダンピングを仕掛けるような日本航空に、そこまでの覚悟があるとはとうてい思えない。

 倒産会社がナショナルフラッグでいられるはずがないではないか。

 国民に多大な迷惑をかけた倒産会社でしかないという現実を直視しなければいけない。

 「全日空」に敵がい心やライバル心を燃やしている場合では断じてない。自己改革だけにすべての意識を集中させる以外に再生の可能性がないことを自覚すべきだ。

 じつは日本航空には時間的な余裕は残されていない。

 国内線、国際線を現行のまま飛ばし続けると1ヶ月に1100億円の経費が流出する。現状では更生計画の策定は半年後だ。下手をすれば、計画が出来上がるころには、再び、資金ショートの恐れがでてくるだろう。

財部誠一(たからべ・せいいち)
1980年、慶應義塾大学を卒業し野村證券入社。出版社勤務を経て、1986年からフリーランスジャーナリスト。1995年、経済政策シンクタンク「ハーベイロード・ジャパン」設立。金融、経済誌に多く寄稿し、気鋭のジャーナリストとして活躍。テレビ朝日系の『サンデープロジェクト』、BS日テレ『財部ビジネス研究所』などに出演。

[日経BPネット]

Posted by nob : 2010年02月09日 23:51

論議の対象にすらすべきではない、、、殺人は如何なる場合にも正当化することはできないこと。。。

■死刑制度:容認85%、過去最高 「被害感情おさまらぬ」増加--内閣府調査

 内閣府は6日、死刑制度に関する世論調査の結果を発表した。死刑を容認する回答は85・6%と過去最高に上り、廃止論は5・7%にとどまった。被害者・家族の気持ちがおさまらないとの理由が前回調査より増えており、被害感情を考慮した厳罰論が高まっていることが背景にあるとみられる。

 死刑制度について「どんな場合でも死刑は廃止すべきだ」(廃止)、「場合によっては死刑もやむを得ない」(容認)、「わからない・一概に言えない」の3項目を選択肢とした。

 容認は調査ごとに増加傾向にあり、今回の調査では前回04年を4・2ポイント上回った。廃止は0・3ポイント減だった。

 死刑を容認する理由(複数回答)は「死刑を廃止すれば被害を受けた人や家族の気持ちがおさまらない」が54・1%で前回比3・4ポイント増。「命をもって償うべきだ」(53・2%)、「死刑を廃止すれば凶悪犯罪が増える」(51・5%)はそれぞれ微減だった。

 一方、廃止の理由(同)は、「生きて償ったほうが良い」55・9%、「裁判で誤りがあった時に取り返しがつかない」43・2%、「国家であっても人を殺すことは許されない」42・3%など。

 調査は1956年に始まり今回が9回目。20歳以上の男女3000人を対象に昨年11~12月に面接方式で実施し、1944人(64・8%)から回答を得た。【石川淳一】

 ◇殺人時効「短い」過半数

 内閣府が6日に発表した公訴時効制度に関する世論調査の結果で、現在の殺人事件の公訴時効期間(25年)を「短い」とする意見が過半数に達した。このうち、制度の見直し策として「廃止」を挙げた意見が約半数あった。公訴時効制度についての調査は初めて。

 殺人の公訴時効期間について「短すぎる」と「どちらかといえば短すぎる」が計54・9%。「長すぎる」と「どちらかといえば長すぎる」は計10・0%、「これくらいで良い」は22・5%だった。

 短いとした理由(複数回答)は「時間の経過で犯人が処罰されなくなるのはおかしい」が79・8%。以下、「時間が経過しても被害者の気持ちは薄れない」55・2%、「時間が経過しても犯人が判明する場合がある」36・9%など。

 「短い」と答えた人に見直し策を尋ねたところ、「廃止」49・3%、「期間を延長」22・1%、「一定の事情がある場合のみ期間を延長」25・9%だった。

 法制審議会(法相の諮問機関)刑事法部会は殺人罪の公訴時効廃止などを審議中。今回の世論調査結果は8日の部会に報告される。【石川淳一】

[毎日新聞]

Posted by nob : 2010年02月07日 08:37

植物状態であっても生きていることに変わりはない。。。

■植物状態でも意思疎通できる?脳の反応、英で確認

 【ワシントン=山田哲朗】植物状態と診断された患者の中に、認知能力が残っている人がおり、特殊な装置を使えば周囲と意思疎通ができる可能性があるという研究結果を、英ケンブリッジ大などが3日付の米医学誌に発表した。

 意思疎通できないという前提で行われてきた患者に対する医療を考え直す必要がでてくるかもしれない。

 同大学の医師らは、頭部の外傷などで、周囲の呼びかけに反応がない「植物状態」と診断された23人を、脳の活動部位を可視化する機能的磁気共鳴画像(fMRI)装置で調べた。

 「テニスをしている」「自宅の中を歩いている」などの場面を想像するよう呼びかけたところ、4人で健常者と同じ脳の活動パターンが繰り返し表れた。

 研究チームは「将来、患者にどこか痛みがないかfMRIを使って聞くことが可能になる」としている。

[読売新聞]

Posted by nob : 2010年02月05日 23:26

政治と絡むのは。。。

■グーグルと米諜報機関、サイバー攻撃対策で協力

 【ワシントン=黒瀬悦成】4日付の米紙ワシントン・ポストはインターネット検索世界大手の米グーグル社が、中国からサイバー攻撃を受けたとされる問題を受け、海外情報通信の収集・分析を主任務とする諜報(ちょうほう)機関「国家安全保障局(NSA)」と、サイバー攻撃対策で協力する方向で調整を進めていると報じた。

 NSAは米同時テロ直後、裁判所の令状なしに米市民の電話や電子メールを傍受したことがあり、両者の協力がプライバシー侵害につながりかねないとの懸念も出ている。

 同紙によると、グーグルとNSAの協力は、サイバー攻撃に対する同社の防御力を向上させるのが主な狙い。同社のコンピューター網のどこが攻撃に弱いかを分析するとともに侵入者の技術程度を調べ、将来の攻撃を予防する。NSAがグーグルの利用者の検索状況や電子メールの内容を閲覧することはないという。

[読売新聞]

Posted by nob : 2010年02月05日 23:24

本末転倒、、、すべてが立場の人達の形式ばかり。。。

■タミフル服用後に死亡した男子高校生の父親の請求棄却、岐阜地裁
異常行動と副作用の因果関係は否定せず 

 タミフル服用後に国道に飛び出して死亡した県内の男子高校生(当時17歳)の父親(52)が、医薬品の審査承認や副作用の認定を行う独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」(東京都)に、タミフルと異常行動との因果関係を否定され精神的苦痛を受けたとして、同機構に慰謝料100万円を求めた訴訟の判決が4日、岐阜地裁であった。野村高弘裁判長は「副作用が、タミフルまたは別の服用薬との相乗効果で生じた可能性は否定できない」としたが、請求は棄却した。

 判決などによると、男子高校生は2004年2月5日正午過ぎにタミフルを服用し、同日午後3時45分頃、パジャマ姿のまま素足で自宅からガードレールを乗り越えて国道に飛び出し、トラックにはねられた。

 父親は05年、タミフルの副作用と認定するよう同機構に求めたが、機構は「異常行動は同日朝に服用した別の抗インフルエンザ薬・塩酸アマンタジン(商品名・シンメトレル)の副作用」と認定。一時金や葬祭料として約800万円の支給を決めたが、因果関係は認めなかった。

 これまでの公判で父親は、認定が期待を裏切ったとして「機構に原因究明と再発防止を期待する権利がある」と主張していたが、判決は「今回の期待する権利は法律上は保護されない」と退けた。さらに「薬の副作用被害の迅速な救済活動が業務であり、機構に相当の裁量が許されている」として、同機構の認定や審査内容に問題はないと判断した。

[読売新聞]

Posted by nob : 2010年02月05日 23:21

収まるべきところへ。。。

■安治川親方慰留に一転20時間後に撤回会見

 1日の日本相撲協会理事選挙で、所属する立浪一門の意向に反して貴乃花親方(元横綱)に投票し、退職意思を表明していた宮城野部屋付きの安治川親方(36=元前頭光法)が3日、わずか20時間で「撤回」を発表した。深夜の退職会見から一夜明け、親方の退職に発展した「造反者捜し」に、協会を所管する文科省やファンから選挙の公正性を問う声が上がり、一門の長になる友綱理事(元関脇魁輝)らが慰留した。貴乃花親方が逆転当選した理事選は、支持者の退職騒動という「お騒がせ」まで生んでしまった。

 20時間のドタバタ劇だった。退職表明から一夜明け、安治川親方は連夜の会見を行った。前夜の「すがすがしさ」はない。冒頭に頭を下げ「一門のご厚意で協会に残らせてもらいます。また一から勉強して残らせていただきます」と明かした。3日午前0時に1度は角界を去ることを発表した。同午後8時。一転しての残留宣言だ。

 別れを告げたはずの一門の長が慰留した。朝、立浪一門ただ1人の理事となった友綱親方が、宮城野部屋を訪れた。「どうして早まったことをしたんだ」。同理事は事前に「退職」の連絡がなく、報道を通じて初めて知ったという。「昔から知ってるのにね。何も聞かされなくて、悔しいよ」。目に涙を浮かべ、再考するよう説得した。

 安治川親方は、同世代の貴乃花親方(元横綱)に共鳴。1日の理事選挙では一門が推す大島親方(元大関旭国)ではなく、貴乃花親方に1票を投じた。その結果、8票だった大島親方が落選。選挙後は連日、一門の「反省会」で“犯人捜し”が行われ、2日に造反したことを告白した。

 一門内から糾弾され、責任を感じての退職表明に、この日、協会には「なんで辞めさせるのだ」の電話が止まらず、“犯人捜し”への批判が相次いだ。選挙の公正性に疑いが出るため、監督官庁の文部科学省からも事実関係の確認があった。文科省担当者は「事実関係の確認の後、対処をどうするかとなる」と話していた。

 強烈な逆風に「立浪から追い出したと思われる」と友綱理事。一門にはもう1人、貴乃花親方に投票したと思われる親方がいるが「捜すとかはない」と、造反者割り出しの終息を宣言した。ただ協会関係者によれば、今回は伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)の意向に反したため、安治川株と時津風一門のある株との名跡交換を進めているという。

 立浪一門の残留宣言をしても、安治川親方は「一門の枠を超えて、貴乃花親方を支持した気持ちは変わらない」と言い切った。友綱理事は「きついことを言われるかもしれないが、それを超えて勉強してほしい。これも責任の取り方」。辞める意思を撤回した先には、一門の「いばらの道」が待つことになる。【近間康隆】

[日刊スポーツ]

Posted by nob : 2010年02月05日 23:07

末期のせめぎ合い、、、やがて成熟過程には適応しきれない成長過程における一販売形態の終焉の時期が。。。

■パリ三越:9月末で閉店

 三越伊勢丹ホールディングスは4日、傘下の三越が日本の百貨店として初めて欧州に出店した「パリ三越」を、9月末で閉店すると発表した。ここ数年、営業赤字が続いており、収支の改善が見込めないと判断した。

 パリ三越は、三越の戦後の海外1号店として1971年オープン。店舗面積は約1150平方メートルと小規模ながら、主に日本からの旅行客を対象に、土産物などを扱ってきた。近年、地元の百貨店がアジア人向けサービスを強化するなど競争が激化し、業績が低迷していた。

 三越は92年には欧州で9店舗を展開していたが、パリの閉店で、残る「三越」の店はロンドンとローマの2店舗のみとなる。

 一方、伊勢丹は中国5店舗目となる新店を、今年末~来春に天津市に開店すると発表。需要が旺盛なアジア市場へのシフトが鮮明となっている。【窪田淳】

[毎日新聞]

Posted by nob : 2010年02月05日 23:01

常に正義よりも利害。。。

■オバマ米大統領:テロ支援国家再指定条件、北朝鮮は該当せず

 【ワシントン草野和彦】オバマ米大統領は3日、北朝鮮の昨年11月までの行動を検証した結果、テロ支援国家に再指定する条件には該当しないとする書簡を米議会上下両院の議長に提出した。

 北朝鮮は08年10月、ブッシュ前政権下でテロ支援国家指定を解除された。

 だが、昨年5月に2回目の核実験に踏み切った後、米議会から再指定の検討を求める意見が出ていた。今回の書簡はそれに答えたものとみられる。

[毎日新聞]


■釈放の米国人が北京へ 国務省、北朝鮮との取引否定

5日、ソウルでロバート・パク氏の釈放を伝えるテレビのニュースを見る韓国人男性(AP)5日、ソウルでロバート・パク氏の釈放を伝えるテレビのニュースを見る韓国人男性(AP)

 北朝鮮が中国との国境から昨年12月下旬に不法入国したとして拘束していた米人権活動家ロバート・パク氏の釈放を決定したことについて、クローリー米国務次官補(広報担当)は5日、パク氏が6日に平壌から北京入りすると明らかにした。米大使館員が出迎える。

 クローリー氏は、米国の利益代表を務める平壌のスウェーデン大使館を通じて接見を求めた以外に交渉はしていないとし、釈放で「取引はない」と言明。「人道的見地から扱うべき問題」と述べ、今後も外交問題とは切り離す考えを示した。

 一方、北朝鮮の食糧事情の厳しさが指摘されていることに関してクローリー氏は、北朝鮮が望めば米国は世界食糧計画(WFP)による支援などに協力する用意があると述べた。(共同)

[産経新聞/6日追加]

Posted by nob : 2010年02月05日 22:59

残念、、、自業自得ではあるけれど、、、協会も我々ファンも懐が小さい感。。。

■朝青龍関:引退…酒のトラブルが命取り

 大相撲史上初の7場所連続優勝に歴代3位の優勝25回。その栄光の陰で、土俵内外で数々の騒動を起こしてきた。4日、現役を引退した横綱、朝青龍関(29)の引き際もまた型破りだった。引退直前の今年初場所で優勝。その場所中に起こした酒に酔った末のトラブルが命取りとなり、土俵を去った。日本の国技・相撲の歴史に刻み込まれたモンゴル出身の異色横綱。引退会見では珍しく涙も見せた。

 午後3時40分すぎから東京・両国国技館で行われた引退会見。約20分の会見中、努めて冷静に質問に答えていた朝青龍関が言葉を詰まらせたのが、「一番の思い出は」と質問された時だった。

 「やはり、両親の前で横綱・武蔵丸関を倒したことを誇りに思う」と話すと、手で鼻を押さえた。01年夏場所初日、横綱戦初勝利を挙げた一番。感極まったのか、ハンカチで涙をぬぐいながら「横綱を倒し初めて三役に上がった。初めて両親を招待して、横綱というすごいものを倒した。今までで一番、というよりそれしかない」と一息にしゃべった。

 その場面以外は普段通りの強気の「朝青龍節」だった。今の心境を聞かれると、「何も考えられない。大勢の方々を騒がせ、責任を感じてここに座っている」。引退を決断した理由を問われると、「横綱という責任を大きく感じて、皆さんに大変ご迷惑をかけたというおわびの気持ち。最後はけじめをつけるのは僕しかいない。そういう意味で引退ということを考えた」としっかりとした口調で答えた。

 さらに、引退の直接の引き金となった横綱の品格についてただされると、「皆さんは品格、品格と言うが、土俵に上がれば鬼になるという気持ちがあったし、精いっぱい相撲を取らなくてはならないという気持ちもあった。今までにいない(タイプの)人なんで。迷惑をかけた」と持論を披露したうえで謝罪した。土俵で見せる自信はこの日も揺らぐことはなく、「25回も優勝したし、相撲に対する悔いは一切ない」と言い切った。

 「まだまだ相撲ができる状況での引退では」との質問には「それも運命」と話し、11年に及ぶ土俵生活を振り返り、「水も言葉も違う国で、モンゴルの大草原の少年を横綱になるまで支えてくれた方々に感謝している」と述べた。

 一方、騒動を引き起こしたここ数日間の日々については「正直、ちょっと休みたい。精神的なダメージも受けたから。(マスコミの)皆さんの力に圧倒されたこともあった」と皮肉交じりに語った。【大矢伸一、芳賀竜也】

[毎日新聞]


■朝青龍関:「外圧」高まり終幕…親方、協会及び腰

 来るべき時が来たという感じで、朝青龍が土俵を去る。相撲協会は、解雇という対外的にイメージの悪い処分ではなく、横綱のプライドを立て、自らの意思で引退するという道を選ばせた。横綱として史上初となる解雇という汚名は、免れた。

 横綱に引退を決意させたのは、師匠の高砂親方ではなく、相撲協会理事会。その背中を押したのは、協会諮問機関の横綱審議委員会であり、監督官庁の文部科学省であり、国技・相撲を見詰めるファンの声だった。

 初場所中の泥酔暴行問題は当初、横綱の個人マネジャーが突き飛ばされた程度とされた。ところが実際は別の知人男性が殴られ、鼻の骨を折る1カ月の重傷を負っていた疑いが浮上。「品格」以前にスポーツマンシップにもとる朝青龍側の隠ぺい工作が明らかとなり、協会内に厳正処分を求める声が高まった。

 流れが加速したのは1月29日。土俵上のガッツポーズを容認するなど、朝青龍擁護派だった横審の鶴田卓彦委員長が相撲協会に乗り込み、武蔵川理事長と直談判に及んだ。会談後、鶴田委員長は「サッカー騒動とは次元が違う。出場停止で済むかどうか」と発言。事実上、協会に解雇処分を迫るものだった。

 文科省は、速やかに何らかの処分を下すよう相撲協会に要請していた。川端達夫文科相は閣議後会見など、ことあるごとに問題の重大さや深刻さを指摘。協会は4日の理事会がタイムリミットと受け止めていた。

 そして、ファンからは、朝青龍への対応の甘さを追及する抗議電話が協会に相次いだ。朝青龍の人気、集客力を評価している協会も世論に押される形で事実上、引退を勧告。数々の騒動を乗り切ってきた横綱もついに外堀を埋められた。

 朝青龍問題の根本には、高砂親方の指導力不足がある。それを放置してきた相撲協会の責任も限りなく重い。今、花盛りの外国人力士ブームを引っ張ってきた朝青龍の「退場」に際し、協会は今一度、綱紀粛正に目を向けなければならない。騒動にまみれた横綱を再び生み出してはならない。【大矢伸一】

[毎日新聞]


■【朝青龍引退】乱闘、破壊、サッカー…不祥事横綱の騒動史

 暴行事件が原因で引退した朝青龍は、多くの不祥事を起こし、横綱としての品格を問われ続けてきた。その“騒動史”を振り返る。

 ★乱闘寸前 平成15年夏場所で旭鷲山に敗れた際、土俵上でさがりを振り回した。同名古屋場所では旭鷲山のまげをつかんで反則負け、風呂場で乱闘寸前に。

 ★部屋破壊 16年7月に泥酔した勢いで高砂部屋の玄関を破壊。パトカーが出動する騒ぎとなった。

 ★署名活動 18年夏場所中、支度部屋でモンゴル巡業実現のための署名活動を行い、場所後に理事長から厳重注意された。

 ★サッカー騒動 19年7月、腰を疲労骨折したとの診断書を出し夏巡業を休場し、モンゴルでサッカーイベントに参加。2場所出場停止などの処分を受けた。

 ★ゴルフコンペ 21年夏場所の2日前に、白鵬らモンゴル出身力士とともに千葉県内でゴルフ。翌日、武蔵川理事長が厳重注意。

[産経新聞]


■デーモン閣下「朝青龍は“横綱”を理解できず」

 ミュージシャンで、大相撲に詳しいデーモン閣下が4日、引退を表明した横綱・朝青龍(29)の決断について以下のコメントを寄せた。

 デーモン閣下の話「実に残念な結果。理由は第一人者の力がありながら、これだけのスター選手が体力気力の限界とは別の理由で引退しなければならないとの点に尽きる。朝青龍はスポーツ選手・力士としては、たぐいまれな身体能力や気力、闘争心を備え優秀だったが「横綱」が単なる最強者ではなく、日本人の心の奥底にある美徳を具現化し、全力士の模範たる存在だとは最後まで理解できなかった。「横綱」を理解できないまま、番付ばかりが上がってしまった朝青龍は、かわいそうな被害者だったとも言える」

[サンスポ]


■ 【朝青龍引退関連コメント】

 ▼世界ボクシング評議会フライ級王者・亀田興毅(亀田)の話 詳しいことは分かりませんが、好きな力士だったので残念です。今は(弟の)大毅の世界戦に集中しています。

 ▼プロ野球ソフトバンク・王貞治会長の話 優勝25回を誇り、横綱として立派な成績を残してきただけに、引退は本人にとってだけではなく、相撲ファンにとっても残念なこと。いずれの道に進むにしても頑張ってほしいですね。

 ▼2008年の春場所で優勝した横綱朝青龍関に大阪府知事賞を贈ったこともある橋下徹知事の話 すごい横綱だから残念。知事になる前に番組で共演したこともある。新幹線で会ったときもすごく礼儀正しい方だった。もうちょっと詳しく説明すれば、みんな分かってくれるような状況だったんじゃないか。

 ▼日本レスリング協会・福田富昭会長の話 横綱の兄がモンゴルレスリング協会副会長を務め、本人も名誉会長なので親交がある。大変驚いた。残念だ。横綱が引退したら相撲が面白くないと思う。今後も相談があれば乗るし、格闘技界やスポーツ界で活躍してほしい。

 ▼大相撲に詳しいデーモン閣下の話 実に残念な結果。理由は第一人者の力がありながら、これだけのスター選手が体力気力の限界とは別の理由で引退しなければならないとの点に尽きる。朝青龍はスポーツ選手・力士としては、たぐいまれな身体能力や気力、闘争心を備え優秀だったが「横綱」が単なる最強者ではなく、日本人の心の奥底にある美徳を具現化し、全力士の模範たる存在だとは最後まで理解できなかった。「横綱」を理解できないまま、番付ばかりが上がってしまった朝青龍は、かわいそうな被害者だったとも言える。

[スポニチ]


■朝青龍暴行事件 被害者X氏の横顔と、その裏でうごめく闇社会の影

 世間の耳目を一心に集める横綱・朝青龍の暴行事件。当初、マネジャーとされていた被害者が一般人男性とわかり、相撲協会も重い腰を上げざるをえなくなった。朝青龍もついに崖っぷちに追い込まれたが、その裏では闇社会が一気に動き出していた。

 被害者の一般人男性は某有名クラブの事実上のオーナーX氏で、実は押尾学の薬物事件などでもその名が取りざたされた人物。

「とにかくケンカっ早くて有名。六本木界隈では"狂犬"と恐れられていた。そのX氏も朝青龍の前では泣いて助けを求めたのだから、事件がどれほどのものかわかるはず」(六本木の黒服)

 普通なら即被害届を出してもおかしくはない。ところがX氏も"出せない"理由があった。裏社会に通じる人物が声をひそめて明かす。

「被害届を出したら自分の周辺を捜査されることになる。それはマズイ。彼自身も押尾やのりピーの事件でも名前が出たように、スネに多くの傷を抱えている」

 そこでX氏は裏で金銭での決着を考えた。大横綱の力士生命をも左右する"ネタ"だ。X氏は強気の態度で、仲介者のY氏を通じて朝青龍側と示談交渉を開始した。

「メンツを潰されたX氏の怒りは相当のもので、朝青龍側に3,000万とも5,000万とも言われる示談金を要求したそうです」(事情通)

 ところが、交渉の場に朝青龍側が連れてきた面々はX氏の予想以上にヤバかった。前出の裏社会に通じる人物は「その筋の有力者を連れてきたそうです。その恐ろしさはX氏も重々承知している。結果、X氏の威勢は削がれ、当初の半分の額、1,000万から1,500万で示談が成立したそうです」と明かす。

 だが、騒動はこれだけでは終わらない。暴行事件の詳細がマスコミに次々と報じられたからだ。1月30日になってようやく「被害男性と示談成立」という報道がなされたが、もはや焼け石に水。示談の成立などどうでもよく、大横綱が一般人を殴って怪我をさせた事実こそが問題で、朝青龍には2月4日の委員会で「引退勧告」か「解雇」という厳しい処分が下されることが濃厚だ。

 だが、そうなると逆に大変なことになるのがX氏。

「朝青龍が解雇になったら、それこそ朝青龍側に付いている闇勢力が何をするかわからない。そもそも今回の報道が広がりを見せたのは怒り心頭のX氏が周囲に吹聴したためと言われている。朝青龍を"追い込む"つもりが、逆に自分が"追い込まれる"立場になり、気が気じゃないでしょう」(相撲担当記者)

 朝青龍の進退次第、今後もうひと波乱あるかもしれない。

[日刊サイゾー]

Posted by nob : 2010年02月05日 22:52

結局は立場の人達同士の争いでしか。。。

■小沢一郎氏:「公正な捜査の結果」

 民主党の小沢一郎幹事長が4日夜、党本部で記者団に語った要旨は次の通り。

 小沢氏 このたびの私の政治団体に関連することで国民の皆様にご迷惑とご心配をおかけしたことを心からおわび申し上げる。不起訴は公平公正な検察当局の捜査の結果として受け止めている。皆様にご理解とご認識をしていただきたいことは、石川(知裕衆院議員)が国会議員としての職責を問われているのではなく、国会議員になる前の私の事務所におった時のことであり、起訴内容も収支報告書の形式的な点についての責任を問われているということだ。

 --党として石川被告の処分を考えるか。

 小沢氏 今後、考える問題だろう。

 --道義的責任を含め自身の進退は。

 小沢氏 代表者ですから、最終的責任は私にある。ただ、報道等でずっと言われてきたような不正なお金は一切もらってないということを最後まで主張していたと思う。幹事長の職責を返上しなければならないとは考えていない。

 --信頼回復へどう行動するか。

 小沢氏 全国民に可能な限りいろんな機会を通じて話していきたい。(西松建設事件で秘書が逮捕された)去年も3、4月という選挙前の時期だった。今度も7月の参院選ということで、国民の支持を得る、過半数目指して最善を尽くす任務に一生懸命全力で努力しながら国民の信を取り戻すべく頑張りたい。

 --検察との全面対決を宣言したが、勝利したと思うか。

 小沢氏 水谷建設から不正なカネをもらって土地購入の資金に充てたとか、他のゼネコンからも不正なカネをもらったとかいう報道が続いたから、そうしたことは一切ない、断固承服できないという意味で強く主張してきた。検察当局が公平公正な捜査をやった結果だということはそのまま受け止めたい。

[毎日新聞]


■【小沢氏不起訴】関係不安定化は回避 中国に安堵感

 中国では、小沢一郎民主党幹事長が不起訴になったことについて「中日関係のキーマンの小沢氏が、不起訴で幹事長を続投するなら中国にとって良かった」(梁雲祥北京大国際関係学院准教授)と、日中関係の不安定化が避けられるとして安堵(あんど)感が広がっている。

 一方、政治責任を追及する野党が攻勢を強めるのは確実で「幹事長辞任となれば、鳩山政権の対中政策に影響が出る」(対日研究者)との不安の声もある。

 国営通信、新華社は4日夜「証拠不十分で不起訴になった」と事実関係を報じるとともに「政治資金問題は、一貫して日本の政局に影響を与える重要な要素だ」と指摘。梁准教授も「引き続き注視しなければいけない」と述べるなど、中国は日本の政局を見守っていく考えだ。(共同)

[産経新聞]


Posted by nob : 2010年02月05日 22:49

白鵬、、、また株があがる???

■白鵬、兄デシ造反に複雑「自分も投票権あれば」

 日本相撲協会の理事選(1日)で所属する立浪一門に造反し元横綱の貴乃花親方(37)へ投票したことを明かした宮城野部屋付き親方の安治川親方(36)=元幕内・光法=は3日にも日本相撲協会に退職届を提出する。

 2日に安治川親方から事実を伝えられたという宮城野部屋の横綱・白鵬は3日「考えてもいなかった。本当にショックだが、親方が決断したことなので仕方ない」と話した。安治川親方の弟弟子にあたる白鵬は「自分も貴乃花親方に頑張ってほしいし、投票権があれば入れていたと思う。でも立浪一門としての考え方にも理解できる」と複雑な胸中を打ち明けた。

 安治川親方は選挙後に落選した立浪一門の大島親方(元大関・旭国)を訪れ、貴乃花親方へ投票したことを伝えたという。安治川の年寄名跡は幕内・安美錦(伊勢ケ浜部屋)が所有。安治川親方は名跡を借りていたため、大島親方に投票する予定だった。

[スポーツ報知]


■白鵬「信じたくない」ライバル朝青引退に大粒の涙

 朝青龍の引退を受け横綱・白鵬(24)=宮城野=が4日、東京・墨田区の宮城野部屋で緊急会見した。モンゴルの先輩として常に目標とし、横綱としてはしのぎを削ったライバルの突然の幕切れに「信じたくない」と号泣。今後は朝青龍の思いも胸に一人横綱として角界を引っ張っていくことを誓った。

 白鵬は、ライバルの引退にこみ上げる感情を抑えきれなかった。朝青龍との思い出の一番を問われた時だった。普段は感情をあまり表に出さない横綱が大粒の涙を流した。04年九州場所で初金星を挙げた一番を挙げ「初めて勝ったときが一番印象的です」と必死に声を絞り出した。

 会見の冒頭、率直な気持ちを問われたが、約1分も言葉を発することができなかった。「事実だけど…。信じたくない」と気持ちを整理しきれない様子。会見中は何度も声を詰まらせ、涙をぬぐった。「目標とする力士だった…。同じ時代に精進できて光栄。自分を引っ張ってくれた横綱です」とモンゴルの先輩への思いを語った。先場所の千秋楽では朝青龍の現役最後の相手となった。「お疲れさまです。相撲界を忘れずにいてと声をかけたい」と語った。

 悲しんでばかりはいられない。これからは一人横綱として大相撲を引っ張ることになる。朝青龍の引退でさらなる人気の急落は確実。すでに横審の鶴田卓彦委員長は「チケットの売り上げは3割は減る」と予想した。春場所(3月14日初日・大阪府立体育会館)の前売り券は7日から発売が開始される。だが、ヒールとして人気を博した横綱の引退で売り上げ減は必至。お騒がせ横綱がいなくなって問題は激減するはずだが、人気の低迷に拍車がかかる皮肉な現象が起きるだろう。

 白鵬は「自分の責任をさらに上げて、横綱(朝青龍)の分まで頑張っていかなければいけない」と今まで以上の努力を誓った。勝つことはもちろん、魅力的な相撲を見せることも白鵬の責任になる。

[スポーツ報知]

Posted by nob : 2010年02月03日 23:42

足るを知れば、、、

さらに足る。。。

Posted by nob : 2010年02月02日 10:17

私自身もこんなライフスタイル、、、でも引き出しばかりが多すぎてどこに何があるのか、、、そもそも何をしまったのかも判らない。。。

■第5回 デキる人研究家が語る「非効率な仕事」のススメ

「無駄だから」と省略することで、失うものについて考える。新しいアイデアや視点、面白い人との出会いなど、無駄からしか生まれないものはたくさんある。「非効率的なことをする」「人間関係は公私混同」など、逆転の発想から「これからを生き延びる能力」について考える。


 「仕事を効率化して、時間を有効に使おう」。ビジネス書や雑誌、勉強会などで誰もが口を揃えていいます。でも今回、わたしはあえて「非効率」のメリットを提唱したいと思います。


■そもそも「デキる人」って何だ?

 「非効率」について考える前に、まずは「仕事がデキる人」について考えてみます。
 
 例えば、あなたがITエンジニアで、Aというプログラムを書けるとしましょう。隣の人はAだけでなくBというプログラムも書けるとします。だったら、自分より隣の人のほうが「デキる」ということになるのでしょうか?

 もちろん、そんなことはありません。別にあなたの能力が劣っているわけではありませんし、勉強すれば知識の習得は可能だからです。いままで必要がなかったから、その知識を持っていなかっただけ。

 けれども、会社で「いまのプログラムでは対応できない」ということになったとき「いつものAではなく、Bでやりましょう」と、知識をもって問題解決を図れる人がいたら「アイツはデキるな!」ということになります。

 同じように、「あの会社っていまどうなっている?」ということが話題になったときに「こういう状況です」と、すぐに情報を提示している人は「デキる人」と呼ばれます。突然会社にお客さんが訪れたとき、さっと機転を利かせて「ここではこんなことをやっています」などと分かりやすく丁寧に説明することができれば、こういう人も「デキる人」といわれるでしょう。

 「そんなことは、いままでやったことがなかった」

 「それは自分の仕事で必要なことではなかった」

 そんなことをいっていては、いつまでも「デキる人」にはなれません。

 要は「引き出し」をたくさん持ち、“いざ”というときに臨機応変に活用できる人が「デキる人」なのです。そうなるためには「効率」なんていっていられない。むしろ「非効率」が重要になります。

■逆転の発想から考える「非効率」のススメ

 読者の方の多くが、ITエンジニアだと思います。ITといえば「いかに効率的に情報のやりとりを可能にするか」というコンセプトで発展してきたもの。「非効率」なんて、最も似つかわしくないものに見えますよね。でも、少し考えてみてください。

 例えば「『マイクロソフト』という会社についてレポートを書いてきなさい」と命じられたとします。

 最も効率的なのは、ウィキペディアなどのWebサイトを一通り参照すること。少なくともレポートを書くのに必要な情報はずらっと並んでいます。コピー&ペーストを駆使して文章にしていけば、模範解答はすぐにできあがってしまいます。

 一方で、マイクロソフトやビル・ゲイツに関する本、あるいはコンピュータ業界に関する本を片っ端から買ってきて読破したとします。その中には、この会社を持ち上げる意見もあれば、批判する意見もある。ゲイツ本人の考え方だけに触れた本もある。レポートを書こうとしても、あなたの思考はかえってドツボにはまってしまうかもしれません。

 では、どちらの作業が「得」なのでしょうか?

 「期限内に模範的なレポートを出す」目的からすれば、Webサイトの情報収集だけで終了させた方が、圧倒的に得をしています。ただし、受験勉強と同じで調べた情報はほとんど身に付いていません。

 一方で、本を読んで「こっちは評価しているけど、こっちは批判している……どちらが正しいんだろう?」と考えることや「ビル・ゲイツはこんな発想でビジネスに成功したんだ」と知ることは、この先の仕事で十分に役立つ余地があります。“いざ”というときに対応できる、「引き出し」にしまえる知識にもなるのです。

 こういうケースはたくさんあります。仕事上の課題やクライアントとの打合せ、日々の学習において“必要十分”な力でこなしてきた人と、一見「ムダ」と思えることまでに手を広げていろいろなことを考えてきた人との間には、どんな差が出るか?

 「効率」ばかりを求めて仕事を進めてきた人は、その場その場の結果を出すだけで、広い目でみれば多くの学習経験を喪失しています。一方で、「非効率」を重んじてきた人は一見ムダが多いように見えますが、自分自身の思考の幅、仕事を広げるオプション的な知識やスキルを蓄えています。わたしがいいたいのは、そういうことなのです。

■必要なスキルは移り変わる

 外山滋比古さんが書いた本『思考の整理学』(筑摩書房、1986年)に「グライダー能力」と「飛行機能力」という話が出てきます。「グライダー能力」とは、受動的に知識を得るだけで、ただ真っすぐ目的地に到達する力のこと。「飛行機能力」とは、自分で動力をもって、好き勝手にあらゆる目的地へ飛んでいく力のことです。「効率に徹する」というのは、飛行機の能力を無視してひたすらグライダーの滑空をやり続けることと同義です。

 学校でならともかく、いまのビジネス社会で「グライダー」型の人は圧倒的に損だとわたしは思います。

 ITエンジニアは、自分自身の専門的な能力によって成果を出せる職業です。つまり、“専門的な部分”をどんどん強化していけば、より効果的に自分を磨きあげることができる職業ということです。

 では、「専門」とはどういうことでしょうか?

 例えば会社の売上が悪くなって「これからは積極的にクライアントさんの話を聞いて、相手の要望に合わせて新規開発をしていく」ということになったとします。そうなると、「専門分野」には、新しくコミュニケーション・スキルが入ってきます。技術スキルばかり磨いていた人より、セミナーで交友関係を広げてきた人や「昔、営業をやっていました」なんていう人が、圧倒的に“専門スキルが上”ということになりますね。

 あるいは「システム開発だけでは会社が成り立たないから、新しい事業を立ち上げなければ」ということになったとしましょう。そのときには「あっ、オレ実はケータイにも詳しいんですよ」と名乗り出られる人とか「こういうアイデアを持っています」と提案できる人の方が活躍できることは間違いありません。

 テクノロジが発達し、新しい技術やアイデアが求められる時代であることは、最先端にいる皆さんの方がよく感じていることでしょう。実際、企業や事業の形、売れるやり方は日々変化しています。

 そうなると、専門だけではなく、「人と違うこと」をいくつか持っている人の方が、いまの時代を生き残るためには圧倒的に優位です。

 そんな例はいくらでもあります。「iPod」を生み出したのは、アップルにいながら、本業と関係なくステレオフォンを勝手に作っていたエンジニアです。任天堂「wii」のヒットソフトを作ったのは、「健康とゲームソフト」という勉強会を行っていた人たちです。

 要するに、「いままでと違った新しいこと」が求められる時代には、目の前の仕事に集中しているだけでは、逆に他が見えなくなるだけです。仕事にとらわれすぎず、「ムダ」の中から新しい何かを探していくことをおすすめします。

■「やりたい無駄」をやってみる

 とはいえ、何から何までムダなことを……といっていたらキリがありません。時間は有限です。やりたくないムダはやる必要がありません。

 逆に「やりたいムダ」ならば、躊躇なくそこへ飛び込んでいってもいいのではないでしょうか?

 簡単なことでいいのです。 「読んでみたいな」と思った本がある。あるいは帰宅途中に何だか賑やかなお店があった、見ると流行のラーメン屋らしい。異業種の交流会に誘われた、などなど。

 「行ってみたいけど、別に仕事の役には立たないし、いま忙しいし……」などとあれこれ考えず、ただ心の命ずるままにとりあえず行動を起こしてみればいいのです。

■ムダな知識で「不利」になることはない

 「ムダになったらどうしよう?」と考える人がいるかもしれません。しかし、ムダで一体誰が困るというのでしょう。

 芸能人に詳しい、テレビゲームが好き、マンガを読み込んでいる…… これらの「仕事以外で知っていること」があったために、 仕事で「不利」になったことがあるでしょうか? あるわけがないと思います。「気分転換になる」や「考え方を得る」など、自分に何らかの作用をもたらしているなら、それはムダどころか自分を成長させてくれる“インプット”になります。

 ムダを恐れる必要なんてない……というより、広い視点で見れば「ムダなものなんて何もない」のです。

 誰にだって、将来自分がどうなるかなんて分かりません。どんなに大きな会社にいたとしても、会社が将来どうなるかは分からない。異動があるかもしれないし、転職するかもしれない。下手をしたら会社自体がなくなってしまうかもしれない。 そういう“分からない将来”があるのに「わたしは仕事で必要なことしか吸収してこなかったものですから、いまの仕事のこと以外はまったく分かりません」という方が、逆に怖くないでしょうか。

 「いまの自分にどう役立つか」という思考からでは、「いまの自分にない新しいもの」は獲得できません。「メリット・デメリット」という意識に縛られていると、いつまでも自分に新しい可能性を付加することができなくなるのです。

■「非効率」的な人脈作り

 「一見ムダに見えるもの」が、あとあとになって大きな意味を持ってくるのが「人脈」だと思います。

 例えば「自分にとって、いま付き合うと得」だと思える人間関係があるとします。それは上司だったり、何かを教えてくれる人だったり、お客さんだったり……。けれども、「数年後の自分にとって得なのは誰?」といえば、それは誰にも分かりません。自分自身がこれから変化していくし、もちろん相手も変化していくからです。

 だとしたら、むしろ「面白いな」という人たちがいれば、メリット・デメリットに関係なく、積極的に交流するようにしていけばいいのだと思います。一見何の役に立っていないような関係でも、自分の知らなかった発想、価値観の違う考え方から刺激をもらっている可能性は十分にあります。

 ムダのように見えても、多くの人との出会いを重ねていけば、さまざまな「出会い」がまたつながっていきます。「お友だちのお友だち」「またそのお友だち」とつなげていくと、たった6つのつながりで世界の誰とでもつながってしまうという、「スモールワールドの法則」があります。これは実験でも証明されています。

 そんな人間関係づくりも、やっぱり「非効率」を受け入れることで成り立つものなのです。「効率」という言葉に縛られず、もっと深い自分、もっと可能性のある自分を、皆さんには目指していってほしいと思います。


筆者プロフィール
夏川賀央(なつかわがお)
1968年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。大手出版社など数社を経て独立。会社経営のかたわら、作家・出版プロデューサーとしても活躍中。また、人材プロデューサーとして各分野の委細たちを発掘し、ネットワークを通じた“非組織プロジェクトで多くのビジネスをしかけ成功させている。「公私混同の」のつながりを世に広める「賀央会」を2009年に結成。著書に『成功者に学ぶ時間術』『なぜ、仕事ができる人は残業をしないのか?』『成功しちゃう「人脈」はじつは公私混同ばかり』『すごい会社のすごい考え方』など、多数。

[自分戦略研究所]

Posted by nob : 2010年02月02日 09:57

今後の改革に期待。。。

■貴乃花親方当選!奇跡の逆転…隠れ貴派3人

 角界仰天の“貴理事”誕生だ。日本相撲協会の理事選挙が1日、東京・両国国技館で行われ、元横綱の貴乃花親方(37)=本名花田光司=が初当選した。定員10人に対し11人が立候補して4期8年ぶりに投票となったが、支持派による基礎票(7)から3票上積みした10票を獲得。苦戦の予想を覆し、奇跡の大逆転を成し遂げた。立浪一門の大島親方(元大関旭国)が8票で落選。直後の新理事会で現職の武蔵川親方(元横綱三重ノ海)の再任が満場一致で決まった。

  ◇  ◇

 旧態依然の角界に、大きな風穴をぶち開けた。

 貴乃花親方が当選-。

 一報に関係者がどよめく。テレビの速報を目にした協会の職員は「えっ、ウソ。貴乃花親方が当選?大島親方が落選?」と驚きの声を上げた。それを耳にしたほかの職員も、目を丸くしてテレビの前に集まった。「改革」を願う貴乃花親方の思いが、協会の常識を超越した逆転劇を呼んだ。

 落選覚悟の強行出馬だった。二所ノ関一門の反対を押し切り、退路を断っての立候補。一門内で候補者を選び、投票を避ける慣例に従わなかった。貴乃花親方に賛同して一門を飛び出したのは6人。各一門が締め付けを厳しくする中、当選はほぼ困難と思われていた。本人も「劣勢に変わりないと思っていた」と本音を明かした。

 フタを開ければ10票を獲得して当選。間違いなく3人が“造反”し一門外の親方に票を投じた。票は立浪一門から2人、二所ノ関一門から1人が流れてきたと見られる。不祥事が続く角界。理事選前に起こった朝青龍暴行問題でも、協会幹部の腰は重い。一向に変わる兆しのない協会の姿勢が、改革イメージの強い同親方への『追い風』になったとも考えられる。貴乃花親方は「9名の支持していただいた親方に感謝しておりますが、責任も感じております」と表情を引き締めた。

 支持してきた間垣親方(元横綱2代目若乃花)も“大逆転”に驚きを隠せない。ぼう然とした表情で「奇跡だよ。難しいと思っていた。勝つとは思っていなかったよ」と想定外を強調し「当選しちゃったんだから、一つ一つ頑張ってほしい」とエールを送った。

 37歳。史上5番目の若さで誕生した新理事は「当初から推してくださった6名の親方はもちろん、そのほかの若い親方の意見も聞きたい。与えられた職務を全うし、全力を尽くしたい」と決意を表明。この日も具体的な改革プランは表明しなかったが、角界に新風を吹き込む期待感は高まるばかりだ。

[デイリースポーツオンライン]

Posted by nob : 2010年02月02日 09:22