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人生は旅だ。。。Vol.6/また旅立つ君へVol.27
いつしか私は旅人として
異質なものよりも
同質なものを鋭く感じるようになり
その違いのなさに共感を覚えるようになっていた
地球は自分の家といっしょだなどというと
大言壮語のたぐいなのだが
共生感とともに旅をすると
落ち着いたよい旅をすることができる
旅先のその場所が
魂の休み場所になるのだ
[立松和平/旅暮らし]
Posted by nob : 2014年03月29日 11:38
言い得て妙。。。Vol.17/成熟した自由競争社会への入り口。。。
■大前研一氏が斬る「就活」
「新卒一括採用」に国際競争力なし
「就活」が日本をダメにする
ビジネスの現場で日々発生しているファクトを、時間軸の長い視点で深く掘り下げて、日本の本質に迫る「WEDGE REPORT」。「現象の羅列」や「安易なランキング」ではなく、個別現象の根底にある流れとは何か、問題の根本はどこにあるのかを読み解きます。
世界についていけない
日本の「新卒一括採用」
─最近の新卒採用について、どのように思われますか。
日本の新卒採用は、世界の流れについていくことがまったくできていない。新卒で会社に入ってくる人は、ひ弱だね。今のままでは、グローバル化に対応することなんてできるわけがない。彼らは国内の企業できちんと働くこともできないと思う。
私が1970年に日立製作所に入ったときの同期生は、約1000人。新卒一括採用を行っていた。大企業は入学難易度がそこそこの大学を卒業した学生を大量に雇い、時間をかけて育てていた。育てる辛抱強さを失った今もこのスタイルだ。こんな事を未だにやっているのは日本だけ。強いて言えば、韓国のごく一部ぐらいしかない。
「大学を卒業した学生の内定率が8割を切った」と大騒ぎをしたり、「新卒後、3年過ぎた者も“新卒”とみなす」としているのは、まさに本末転倒で日本しかない。
─海外の新卒採用は、どのようになっているのでしょうか。
私はアメリカのMIT(マサチューセッツ工科大学)の大学院やスタンフォード大学などにいたが、「卒業者の内定率」といった言葉は聞いたことがない。彼らはある程度の大きさになり、完成された会社に入ることを「恥」ぐらいに思っている。
初任給は学生ひとりずつ交渉によって決まる。新卒時で希望する会社に入れなかったとしても、その後実績を積み上げていけばその履歴によっては入るチャンスが何回でもある。
─日本が参考にすべき国はあるのでしょうか。
ドイツには有名な大学がない。ある大学に入り、そこで卒業するのではなく、いくつかを渡り歩いて学び、単位をとり、卒業するケースが多い。卒業後は、30歳くらいまでに生涯をかけて取り組む職を決める。それまでは世界を旅して「さまよえる鳥」という意味のワンダーフォーゲルのようなことをしている若者も多い。
日本人のように学校などで「世界を学ぶ」のではなく、世界各地を実際に見て回っている。だから国際競争力を肌身につけるんだ。ユニクロや楽天のように、社員が英語を話せるようにするだけでは、本当の国際感覚は身につかないよ。
大学に進学する予定のない学生たちは、18歳までは「デュアルシステム」のもと、週に2日座学をやり3日は企業で実技を学ぶ。このコースを選んだ 6割くらいの人は大学へ行かず実習をやった企業に就職する。面接で見知らぬ人を採用するというケースは少ない。手に職をつけて社会に出るから、早くから収入を得て生活も社会も安定することになる。
─日本の新卒者は、ダメですか。
どこでも通用しないから、本当に困っているんだね。22歳になっても、鉛筆1本売ったこともない。それで面接などで「営業をしたい」と言うのはおかしいだろう。日本の会社は、こういう人をよく採用するね。
それどころか、政府は大卒後3年以内を新卒扱いにして雇用した企業に助成金を支給するとしている。こんな甘いことをしているのは、日本しかない。これでは、企業社会に汚染をまき散らすようなものだよ(苦笑)。日本には、弱い者、というより学生時代にまじめに学んでこなかった者を助けるという悪い癖がある。
私も会社を経営しているから、そのような人を面接したことがある。20~30の会社の試験に落ちていると、自分がどこの会社を受験しているのか、わからなくなっている。面接で「ここは、どういう会社でしたっけ?」と聞いてくる。面接を受けている会社の研究も、志望動機も薄弱なんだ。これでは、採用されないのが当たり前。卒業後2年目も3年目も、内定を得るのは無理だろう。あれでは老人になっても「新卒扱い」だよ。
こういう若者が現れるのは、親や教師にも非がある。もっとも責められるべきは人事部長だ。相変わらず「いい大学を卒業したから」ということだけで採用している。こんな人事部長はクビにすればいい。そういう会社は新しい才能を取り入れていないんだから、滅びるしかない。
─日本の若い人が海外で働くと、どうなるでしょうか。
外資系企業で外国人と競い合えば、多くはひ弱だから、即死する。出世する人は、ほとんどいない。
日本の場合、下馬評が低く、さほどマークされていない人が強い。その多くは、文部科学省の学習指導要領などによる、プログラムやスケジュールから外れているところで才能を開花させていることが特徴だ。
スポーツ、音楽、芸術、ゲームなどの分野で、特にティーンエイジャーに多い。海外で早くから鍛えられ、世界のトップレベルが見えている。日本人は目標を与えられたときは強い。明治維新もそうだ。日本人でなく、文科省の指導要領に問題がある、ということだよ。
就職人気ランキングや内定率に一喜一憂
─新卒採用は、どのようにするべきと思われますか。
私ならば、日本人を雇う場合、22歳の新卒は採用しない。一番本人の潜在力を見るのに向いてない年齢だからだ。日本での教育を受けてきた新卒は、キャラが立っていない。採用するうえでの判断が難しい。もっとキャラが立った人を入れないと、今の時代は会社が滅びる。
大きな採用方針をいえば、国籍に関係なく、優秀な人を雇う。年齢のターゲットは、1つは28~32歳。新卒で社会に出て5、6年荒波にもまれた頃だろう。社会の厳しさなど悲哀を味わっているほうがいい。
例えば、月に25万円を稼ぐのに、こんなに大変なのか、と体でわかっているほうがいい。「前の会社でこんな苦労があったけど、こう乗り越えた」と面接で説明をしてほしい。こちらは実務能力や人生に対する取り組み方などの判断がしやすいし、会社の求めているものとのミスマッチを防ぐことができる。
32歳よりも上の人は、社会人になり、すでに10年以上の月日が経つ。きっと悪い癖が身についている。これを直していくのにまた4、5年かかる。だから、雇うことはしない。
─もう1つの年齢のターゲットは、どのくらいでしょうか。
ドイツの「デュアルシステム」を意識したもので、12~18歳までの間、ゲームなどの能力が非常に優れた者を雇う。システムや新しい仕事のやり方などを任せたい。ファストフードでアルバイトをやりすぎているような連中はマニュアルを覚え込んで、それを仕事だと勘違いする悪い癖がついているので採ってはいけない。
学校の偏差値が低くとも構わない。日本の学校教育は多くの教科の総合点で競わせているが、平均点の高い人や常識がありすぎる人は限界を突破できない。ビジネスの現場で稼ぐ人は何か突出したものがある。会社は本来、こういう人を雇うべきだ。
私の2人の息子も中学校の頃から様々な学校をドロップアウトした。親に似ているのかな(苦笑)。
小さい頃から、それぞれがある分野には抜きん出るものがあった。長男は今、ウェブ系の会社を経営し、社員が50人になっている。次男はゲームのクリエーションや、アーキテクチャに長けている。大企業から大きなプロジェクトを依頼されたり、海外で講演もしている。2人とも10代から好きなことをしてきて、業界で少しは知られた存在になった。文科省が求めるような「優秀な学生」だったら、今のように自分で稼いでいくようにはなれなかっただろうね。
─お子さんたちには、どのような教育をされていたのですか。
我が家では、息子がよくゲームをしていた。そこで「ゲームなんかしないで、宿題を」とは言わない。むしろ「宿題なんかしないで、ゲームをしろ」と言う。ゲームのほうが、頭をはるかに使う。イマジネーションも必要だ。これらの力は社会に出たら、すぐに使うもの。
うちの息子は中学校もドロップアウトしかけて名誉卒業だ(苦笑)。コンピューターばかりやっていたからね。それでも難関の南カリフォルニア大学のIT学部に受かったからね。でも、そこも中退しちゃった。
─親は子どもが内定を得ることができないと嘆いています。
今なお親も学校も就職人気ランキングや内定率に一喜一憂しているね。生保などはランキングの上位に位置するけど、間違いなくいずれ破たんする。日本人の寿命が延びているのに、昔の頃のライフテーブルでビジネスをしているから、今は「死差益」で多少儲かっているだけのこと。
メガバンクは国策でつぶさないね。国内では金融庁の言いなりでなんとかなるが、運用する力や企業を評価して抵当なしで貸す力など全くない。これじゃ海外では通用しない。国に生かされている、飼い殺しにされている業界に憧れる、なんて気持ち悪くないのかね。
有名大学を卒業し、ランキング上位の会社に入る学生は、真っ先に失業する。手に職もなく、失業後は苦労するだろう。世界の荒海を泳いでいかなくてはいけない21世紀経済の中では決して優秀ではない。このような学生たちを集めて満足しているから、日本の大企業はダメになる。
学歴も分別もなかった「戦後第1世代」
─日本は戦後、国際競争力が強かったはずですね。
日本は第2次世界大戦で負けた直後の、「戦後第1世代」が長く経済界を引っ張ってきた。
松下電器(現パナソニック)の松下幸之助さんも、三洋電機の井植歳男さんも、本田技研工業の本田宗一郎さんも大学を卒業していない。学歴だけで採用していくことがいかに馬鹿げているかがわかる。本田さんは浜松高等工業学校を「名誉卒業」だから。この人たちは恐れを知らない。分別を知らない。これは強い。
日本の学校を卒業したり、良い家に育ったりすると、分別だけはしっかりする。分別があったら、アメリカのGMがあれほどに強いときに、トヨタやホンダは闘いを挑まないよ。当時の欧米では、「日本の戦後第1世代」の経済人が何をするか、理解ができずに恐れていた。
経営者がサラリーマン化して、困難をブレイクスルーする力が弱くなった。これが、国際競争力を失った、最大の理由。今は無から有をつくることが求められる時代。新しいものを生まない限り途上国とのコスト競争になるから、勝てないんだよ。
─子どもが内定を得ることができずに困っている親にメッセージを。
「子どもが大学を卒業したのに、就職先がない」と嘆く親がいるならば、子どもに500万円ぐらい与えてみればいい。どうせ遺産相続させるくらいなら、与える方が効果的だ。
そして、「好きなところへ行って地べたを這い、5年後、別の人間になって帰って来い。そのとき、今後どのような人生を生きていくのかを言え」と突き放せばいい。途上国ならば3年間は暮らせるだろう。その後の2年は本人が現地で稼げばいい。
日本にいてそのカネで中古のポルシェを買って遊んでいるようならば、もう投資する必要はない。その瞬間に、子どもの将来がわかるじゃないか。残ったカネは相続させずに、自分達で人生エンジョイするために使ってしまう。子どものために汗かくのは20歳まで、と決めたらどう?
(聞き手/編集部 伊藤 悟 文/吉田典史)
[WEDGE infinity]
Posted by nob : 2014年03月29日 11:28
また旅立つ君へVol.26
世界とは
他の誰かが変えてくれるものではなく
ただ「わたし」によってしか変わりえない
[アドラー/嫌われる勇気]
Posted by nob : 2014年03月26日 09:23
また旅立つ君へVol.25
人生はいつもシンプルであり
深刻になるようなものではない
それぞれの刹那を真剣に生きていれば
深刻になる必要などない
人生はつねに完結しているのです
たとえ「いま、ここ」で生を終えたとしても
それは不幸と呼ぶべきものではありません
20歳で終わった生も
90歳で終えた生も
いずれも完結した生であり
幸福な生なのです
[アドラー/嫌われる勇気]
Posted by nob : 2014年03月26日 08:18
また旅立つ君へVol.24
多くの人は
対人関係のカードは他者が握っていると思っています
だからこそ「あの人は自分のことをどう思っているんだろう?」と気になるし
他者の希望を満たすような生き方をしてしまう
でも
課題の分離が理解できれば
すべてのカードは自分が握っていることに気がつくでしょう
[アドラー/嫌われる勇気]
Posted by nob : 2014年03月26日 08:16
また旅立つ君へVol.23
他者の期待を満たすように生きること
そして自分の人生を他人任せにすること
これは
自分に嘘をつき
周囲の人々に対しても嘘をつき続ける生き方なのです
[アドラー/嫌われる勇気]
Posted by nob : 2014年03月26日 08:08
また旅立つ君へVol.22
他者からの承認を求め
他者からの評価ばかり気にしていると
最終的には他者の人生を生きることになります
[アドラー/嫌われる勇気]
Posted by nob : 2014年03月26日 08:06
また旅立つ君へVol.21
他者の期待など
満たす必要はない
[アドラー/嫌われる勇気]
Posted by nob : 2014年03月26日 08:05
また旅立つ君へVol.20
行動面に目標が、次の二つ。
1.自立すること
2.社会と調和して暮らせること
そして、この行動を支える心理面の目標として、次の二つ。
1.わたしには能力がある、という意識
2.人々はわたしの仲間である、という意識
[アドラー/嫌われる勇気]
Posted by nob : 2014年03月26日 08:03
また旅立つ君へVol.19
勝ちや負けを競い会う場所から身を引いたのです
自分が自分であろうとするとき
競争は必ず邪魔をしてきます
[アドラー/嫌われる勇気]
Posted by nob : 2014年03月26日 08:00
また旅立つ君へVol.18
いまの自分よりも前に進もうとすることにこそ
価値がある
[アドラー/嫌われる勇気]
Posted by nob : 2014年03月26日 07:59
また旅立つ君へVol.17
誰とも競争することなく
ただ前を向いて歩いていけばいい
健全な劣等感とは
他者との比較のなかで生まれるのではなく
「理想の自分」との比較から生まれるもの
[アドラー/嫌われる勇気]
Posted by nob : 2014年03月26日 07:53
また旅立つ君へVol.16
われわれを苦しめる劣等感は
「客観的な事実」ではなく
「主観的な解釈」
[アドラー/嫌われる勇気]
Posted by nob : 2014年03月26日 07:52
また旅立つ君へVol.15
人間の悩みは
すべて対人関係の悩みである
[アドラー/嫌われる勇気]
Posted by nob : 2014年03月26日 07:50
また旅立つ君へVol.14
これまでの人生になにがあったとしても
今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない
[アドラー/嫌われる勇気]
Posted by nob : 2014年03月26日 07:47
どんなところでどんなことをするかではなく、どんなことにでもどのように取り組むかということ。。。/また旅立つ君へVol.13
■「やりたいことをやる」ではなく「やりたいようにやる」。新人が憂鬱な仕事を楽しくする方法とは?
常見陽平
人材コンサルタント
「やりたいことをやる」ではなく「やりたいようにやる」。新人が憂鬱な仕事を楽しくする方法とは?
4月も間近に迫り、入社の期待に胸ふくらませる新社会人も多いだろう。しかし期待が大きいほど、現実の会社生活にショックを受ける人が多いのもまた事実。そこで人材コンサルタントとして著書多数の常見陽平さんに「新社会人の働き方」に関してお話をうかがった。
「最近の新社会人の傾向としてすごく感じるのが、自分の好きなこと、やりたいことを実現できる場として、会社に多くのことを期待しすぎる傾向があるということです。大学時代は勉強にしろ、サークルにしろ自分の好きなものや、やりたいことを選ぶことができましたよね。そして、それを突き詰めて『がんばった!』と、誇ることができました。ただ会社はそうはいかない。期待していた配属先じゃなかったり、やりたい仕事が必ずしもできるわけじゃない。自分の思ったようにならないわけです。そんなジレンマの中で成果をださなきゃならないのが仕事なんですよ。大学はお金を払う、仕事はお金をいただく。いわば立場が違う。当然のようですが、それを理解していない学生は実に多い」
社会人になるということは、これまでの世界観やルールが通用しなくなるということ。まずそれを認識し、意識のギャップを埋めなくてはならない。自己実現の前に、まずは仕事をするということの、本質を理解しなくてはならないということだ。
「基本的に新人が期待通りに仕事で『やりたいこと』ができることは稀。だから『やりたいようにやる』という意識で仕事に取り組んでみてはどうでしょうか。
実際、私自身も新人時代にあまり本意ではない営業の部署に配属されました。ただ、その中でも興味のあったレコード会社の営業に積極的にトライし、仕事をすることができました。結果としてビジネスとしても感謝されて、興味のあった音楽業界の仕組みの一端を知ることができました。そうやって与えられた仕事の中で、少しでも興味のある分野の仕事ができるように工夫してみてはどうでしょうか」
また、『やりたいようにやる』一環として、自分が楽しめる要素を取り入れることも重要だと常見さんは語る。
「学生時代『クリエイティブな仕事がしたい』なんて言ってましたから、営業の企画書一つ作るにしても「広告代理店のようなカッコいいものを作る!」と意気込んでました。で、でき上がったものに勝手に喜びを感じたりして......。もちろん仕事として機能しなければ論外ですが」
少しずつでも楽しみを見出し、自身の強みを少しでも発揮することが重要。そして、今の仕事が自分の求めるものじゃないにしても、やりたい要素を取り入れることで将来の糧として繋げる意識をもつ。そこで得る様々な経験はキャリアの中で必ず生きる。むしろ、その経験によってゼネラリストとしてスキルアップできている、くらいに考えてもよいだろう。
「この仕事は合わない、やりたくないと食わず嫌いが一番良くなくて、やってみたら意外と面白いってことはたくさんある。だから受け身で仕事をこなすよりも、自発的に楽しいと思うことを探す感覚が大切です」
実際、社会人に「新人として入社した後、すぐに希望の部署に入れましたか?」 と、アンケートしたところ「最初の配属で希望の部署に入れた」という人は「50.3%」と約半数。そして、1年目ともなれば実際仕事が始まっても思い描いたような仕事を与えられている人は数少ないはずだ。しかし「憂鬱...」と、愚痴るばかりでは意味がない。新人時代はどんなビジネスパーソンであれ、キャリアの中で1度は経験する。仕事の本質を早くつかみ、有意義に過ごすための手段を考えたい。
(大場庸佑)
[マイナビスチューデント/フレッシャーズ]
Posted by nob : 2014年03月25日 18:08
喫煙自体よりも有害という受動喫煙、、、まったく割に合いません。。。
■発癌リスクだけでない三次喫煙の懸念
Susan Brink
for National Geographic News
室内での喫煙による煙は空気中の汚染物質と結合し、発癌性が疑われる化合物を形成する。また、この物質は何十年にもわたって残存する可能性が指摘されている。
喫煙が癌(がん)や心疾患、早期死亡の原因となることが証明されるまでには何十年もかかった。その後、二次喫煙が人を死に至らしめることが立証されるまでにはさらに年数を要した。
そして今、研究者たちはタバコによるもう一つの現象を懸念している。それが三次喫煙(副流煙残留物)だ。三次喫煙は現実に、いたる所に存在している。室内喫煙者たちは、火をもみ消してから何年間も持続する有害な遺産を知らないうちに残しているのだ。
タバコの煙の残留物はオゾンや亜硝酸といった室内汚染物質と結合し、新たな化合物を形成することが研究によって明らかとなっている。ホコリと混ざり合って堆積した残留物はカーペットや家具の表面にこびりつき、羽目板や乾式壁の多孔質材に深く入り込む。喫煙者の髪の毛や皮膚、衣服、爪に留まることもあるため、子供のそばを避けて外で喫煙する母親が部屋に戻って赤ん坊を抱えた場合、その子供は三次喫煙にさらされることになる。この新たな化合物は、除去が難しいだけでなく性質が長期にわたって持続し、発癌性も疑われる。
中でも、NNAとして知られるタバコ特異的ニトロソアミンはDNAに損傷を与え、癌を引き起こす可能性がある。カリフォルニア州のローレンス・バークレー国立研究所で研究を行うボー・ハン(Bo Hang)氏は、今週この研究が発表されたアメリカ化学会(ACS)の年次総会で開かれた記者会見で、「三次喫煙はヒトの遺伝物質に有害」と述べた。「汚染物質の毒性は時間とともに強まる」。
◆20年以上
三次喫煙は比較的新しい研究分野であり、煙と環境汚染物質からなる化合物がいつまで残存するのかは誰にもわからない。カリフォルニア大学で臨床薬理学部門を率いるニール・ベノウィッツ(Neal Benowitz)氏は、「こういった化合物の残存を示す証拠は、20年前から非喫煙者しか住んでない家のホコリや壁板からも見つかっている」と話す。ベノウィッツ氏は、2010年に始まったカリフォルニア州三次喫煙コンソーシアム(California Consortium on Thirdhand Smoke)で指揮を執っている。
タバコの煙の残留物が染み込んでいるかもしれない絨毯の上をハイハイし、カーペットの上で眠りに落ち、家具をしゃぶる乳幼児や小児は、その毒性作用を最も被りやすい。
研究者たちが心配しているのは発癌リスクだけではない。三次喫煙は、ぜんそく発作やアレルギー反応を含む他の健康問題にも関与する可能性がある。
ホテルの喫煙室をほうきで掃き、掃除機をかけ、リネン類を交換し、ほこりを払う従業員は、そこに数泊する客よりも大量の三次喫煙にさらされる。健康に危険をもたらす暴露量はまだ数値化されておらず、具体的な健康リスクもはっきりとは特定されていない。しかし、バーやカジノ、レンタカー、あるいは過去に喫煙者を招いたことのある室内空間には、かなりの残留物が存在する可能性がある。
過去に喫煙者が住んでいた家やアパートに引っ越した人がさらされる危険性もある。三次喫煙には、除去が困難という側面があるのだ。カリフォルニア州のサンディエゴ州立大学で心理学科長を務めるゲオルク・マット(Georg Matt)氏は、「三次喫煙にさらされた環境で測定値がゼロになったことは今までない」と話す。「フローリングや乾式壁を取り除かない限り、この物質を除去することはまず不可能だ」。
◆除去する方法
室内環境から残留物を取り除くにあたっての重要なアドバイスには、次のようなものがある。「洗剤を使って徹底的に掃除すること。部屋の塗り替えを勧める人もいる」と話すのはハン氏。「最善の方法はカーペットを交換し、換気装置を清掃することだ。これだけでも役立つが、新世代の洗浄剤のような製品の登場を期待したい」。問題の重大性や健康リスク、化合物を除去する有効な方法については、まだ課題が山積みだ。
また、ベノウィッツ氏は「(残留物が)どの程度存在し、どの程度の量で害を及ぼすのかはまだわかっていない」と指摘する。「子供の三次喫煙を防ぎ、喫煙者が使用した部屋や車を借りないよう親にアドバイスすべき。避けられるものは、避けるに越したことはない」。
[ナショナルジオグラフィック ニュース]
Posted by nob : 2014年03月25日 18:01
「5]以外は私も実践しています、、、おすすめです。。。
■がむしゃらに働いて燃え尽きないために...。もっと効率良く働く5つのアイデア
みなさん本当にお疲れ様です。しかし、そんなにがむしゃらに働かなくても、もう少し効率良く働くこともできます。
今回は、ソーシャルメディアの投稿スケジュールや自動化、分析などを管理するツール「Buffer」のコンテンツクラフターBelle Beth Cooper氏より、もっと効率良く働くための5つのアイデアをご紹介しましょう。(Cooper氏はExist社の共同創立者でもあります)
Bufferの文化で好きなのは、一生懸命ではなく効率良く働くことを重視しているところです。私たちのチームでは、十分な睡眠と運動、それに余暇の時間をとることを大事にしているので、仕事の時間はできるだけ生産性を上げるようにしています。
一生懸命働くというのは、陥りやすい習慣でもあります。1日の終わりに仕事スイッチを切ったり、週末に仕事のことを考えずに休養するのは、難しいこともあります。自分で会社を立ち上げていても、管理するのが難しいというのが分かりました。Bufferで仕事をしていない時はExistで働いています。そうすると、効率良く働くのではなく"1日中働く"パターンに陥りやすいのです。
そんなCooper氏が、仕事人間の罠に落ちないためにやっている5つのアイデアがこちらです。
1. もっと休憩をとる
私の大好きな作家スティーブン・R・コーヴィーの『7つの習慣』に、月日が経つにつれてより多くの木を切る木こりの話がありました。木こりが木を切るのを止めてのこぎりを研げば、次は切れ味のいいのこぎりで木を切ることができ、結局は長期的に見て効率が良く、時間も節約できます。
この例え話はとても分かりやすいですが、実行するとなると難しいです。著者のCoveyさんが、普段の生活においてのこぎりを研ぐことについて、こんな風に言っています。
のこぎりを研ぐのは、誰もが持っている素晴らしい資産、つまり自分を大切にし、向上させるという意味です。自己再生をするために、「身体的」「社会的」「精神的」「霊的」という、人生における4つの領域でバランスが取れているプログラムのことを意味しています。
のこぎりを研ぐことは、人生のあらゆる面において素晴らしい習慣ですが、特に仕事の場合は、燃え尽きたり参ってしまうのを避けられるので、メリットが大きいように思います。
人間の脳が集中できる時間というのは、平均で約90分と言われています。ですから、90分仕事をしたら、少なくとも15分休憩しましょう。90分毎に休憩をとることで、心身ともにリフレッシュし、次の90分でより活発に仕事をする準備ができます。
人によっては、15〜20分の休憩をとるのが難しいかもしれませんが、1日のうちに何回か短い休憩をすることで、持続した集中力を一旦リセットし、心身共に切り替えることができます。
2. 昼寝をする
昼寝が認知機能やクリエイティブ思考、記憶力を向上させることは、調査によって分かっています。特に昼寝の効能は、記憶力が向上することにより、学習効果が上がることでしょう。
Web ライターのMax Read氏は「記憶は最初に脳の海馬に刻まれますが、その時はまだ忘れられやすい"割れ物"のような状態です。たくさんの記憶を詰め込んだ時などは特にそうです。しかし、昼寝をすることで、その記憶が脳のより恒久的な倉庫である大脳新皮質に押し出され、書き換えられにくくなります」と言います。
記憶に関するある研究で、昼寝の後の被験者は、昼寝をまったくしなかった被験者よりも、テストの結果が非常に良いということが分かっています。
昼寝によって記憶が定着するだけでなく、新しい情報をより覚えやすくもなります。また、燃え尽き症候群というのは、寝ない限りこれ以上脳に情報が入らないというシグナルだということも研究によって分かっています。昼寝は燃え尽き症候群を避けるのにも役立つのです。
3. 自然の中で過ごす
『Focus: The Hidden Power of Excellence』という本の著者Daniel Goleman氏は、自然の中で過ごすことで、持続していた緊張や集中力が一旦リセットし、リラックスすることができると言っています。
街中の通りを歩く時と、静かな公園の中を歩く時、人間はどのくらいリラックスしているかという実験がありました。その結果、騒々しい街中を歩く時は緊張のレベルが高く、脳が集中力をリセットするためのリラックスをすることができないということが分かりました。
自然環境と違い、都会の環境は著しく注意力が必要だったり、直接注意しなければならない刺激に、満ちあふれています。(例:車にひかれないようにするなど)そのため、集中力が回復しにくいのです。
ところが、自然の中で過ごすと、頭も心も十分リラックスし、緊張がほぐれ、仕事に戻った時はより長い時間集中できるようになります。さらに、ある研究では、教室の中ではなく外にいる時の方が、学生の学習に対するやる気が高くなることが分かりました。
4. 移動してまとめて仕事をする
最近、Joel Runyonさんが書いた「ワークステーション・ポップコーン」というメソッドに関するブログを読みました。
このメソッドは、カフェや職場など場所を決めて、まとめて仕事を終わらせるというものです。まず最初にToDoリストを作成し、その場所で何を終わらせるかを決めるので、そこに着いたらすぐに仕事に没入できるという訳です。
Joelさんは、場所毎にToDorリストを分け、それぞれの場所のタスクは3つまでにしていました。決められた仕事をすべて終えたら、次の場所に移動します。
自分の好きなようにToDoリストを決めていいのですが、ここで大事なのは、次の場所に移る時間ではなく、どこまでやったらその仕事が完了なのかを明確にすることです。Joelさん曰く、移動手段は自転車か徒歩がオススメだそうです。
パソコンの画面から離れる移動時間は、瞑想の練習に使いましょう。移動中はスマホや携帯はポケットにしまいます。仕事から少なくとも30分は離れて休憩しましょう。
Joelさんは、このメソッドを導入してから、いかに生産性が上がり、1日を行動的に過ごすことができ、労働時間が少なくなったかをブログに書いていました。
5. メールは1日の最初にチェックする
これは一見、逆なのではないかと思うかもしれません。基本的にメールはすぐにチェックするなと言われることの方が多いですが、私は最初にメールをチェックすることでかなり効果的に仕事ができています。1日の最初にメールをチェックすると、生産性を向上する理由がいくつかあります。
例えば、私が Bufferでやっているように、チームと離れて仕事をしているような場合は、メールをチェックすることで、自分が不在の間にチームの半分(もしくはそれ以上)の人がどのようなことをしたのか知ることができます。離れているチームと少しでも親密に仕事をしたい場合は、1日の最初にメールをチェックして、他の人と同じ情報を入れておくことが大事です。
最初にメールをチェックすることで、自分がすでに計画していた仕事をやるべきか、他の人がやっている仕事に合わせてやるべきことを変更した方がいいのか、すぐに決断することができるようになりました。
他にも、あなたが実践している効率良く働くためのアイデアがあれば、ぜひコメント欄にお願いします!
5 Scientifically Proven Ways to Work Smarter, Not Harder|Inc.com
Jeff Haden(原文/訳:的野裕子)
[ライフハッカー]
Posted by nob : 2014年03月25日 17:56
本当にこんな社会に皆満足しているの!?(驚)Vol.4/これが昨今の日本が向かう先。。。Vol.3
■真のリベラルを探して
90年の人生で、今の日本がいちばんひどい
湯浅誠×瀬戸内寂聴 リベラル対談(前編)
90年の人生で、今の日本がいちばんひどい
今の日本は、保守化、右派の影響力が高まっている。その背景には、韓国、中国への感情悪化だけでなく、リベラル、左派の魅力のなさ、ストーリーのなさがある。今の日本のリベラルに、欠けているものは何か、どうすれば国民の心をつかむことができるのか。社会活動家として最前線で戦ってきた湯浅誠氏が、論客との対談を通じて、「真のリベラル」の姿を探る。
第1回の論客は、小説家の瀬戸内寂聴さん。
社会活動家の湯浅誠さんと小説家の瀬戸内寂聴さんが、原発問題や戦争について語り合った
若い人にリベラルな考え方をどう伝えるかが課題
──今日は、次世代のリベラルについて伺いたいと思います。まず先の東京都知事選を、おふたりはどのようにご覧になりましたか。
湯浅:若い人たち、特に20代の4分の1が、田母神俊雄さんに投票しました。若者の投票率は低いので20代全体の6%にすぎない。とはいえ、リベラルな考え方のほうが世の中を良くして発展させていくことを、若い人たちにどういうふうに伝えていくかは大きな課題だ、とあらためて思いました。
──瀬戸内寂聴さんは、脱原発を訴える細川護煕元首相を支持し、応援演説もされました。
瀬戸内:20代の若い人たちは選挙に行っていませんよ。行かなくてもいいと思っているから。選挙権を持っていることの意味がわかっていないの。何であんなところに行かなきゃいけないのって、そういう感じですよ。
自分のことしか考えていなくて、自分以外のものはどうでもいいのね。今の若い人は、自分と世界というものを考えなきゃいけない。世界の中の自分というものを考えるべきだと思いますね。
湯浅:一方で、若い人は仕事もけっこう大変だし、生活に追われていて、「政治に目を向けよう」と言っても、国会や法律が遠く感じてしまうところもあるようです。
瀬戸内:でも、なぜ若い人が貧乏なのかをよく考えないと。給料が安いのは自分が悪いわけではなくて、社会の成り立ちが悪いからでしょう。自分の責任ではなくて、給料をくれるほうが悪いのです。そうやって、どこに原因があるかまで考えないんじゃないかしら。生活に余裕がないのはわかりますけど、お風呂やトイレに入っているときはひとりなんだから、そのときに考えたらいいと思うの。余裕がないというのは言い訳のような気がします。
湯浅:確かに、お風呂やトイレに入る時間は誰にでもありますね。
瀬戸内:脱原発だって、まるで自分には関係のないような顔をしていますけど、あなたの住んでいる地域の近くの原発がひとつ爆発したら、それまでの穏やかな生活や幸せと思っている生活は吹っ飛ぶんですよ。その怖さをもうちょっと知るべきね。
そして、やっぱり今の福島を見に行くこと。実際にボランティアで行っている人に、私はたくさん会いましたけど、彼らは誰に教えられたわけでもなく行っています。現実を見たら、じっとしてはいられない。そういう衝動が湧いてくるのが若さですから、私はやっぱり若い人に希望を託さないといけないと思います。もう年寄りはいいの。
湯浅:では、先ほどの厳しい言葉は、若い人たちに対する期待の裏返しなのですね。
瀬戸内:若い人にはまだ望みがあると思います。そう思いませんか。
湯浅:私はまだ若輩者ですから、「若い人に期待する」という言い方をなかなかできないのですが。
瀬戸内:でも、あなたも若い人に入るのですよ。91歳の私から見たらね。
「90年間、生きてきて、今の日本がいちばんひどい」
──瀬戸内さんは、「90年間、生きてきて、今の日本がいちばんひどい」とおっしゃっていました。
瀬戸内:ええ。私の経験によると、今の日本がいちばんひどいです。だって、自分さえよければいい、隣りの人が困っていても知らん顔、自分の家さえよければいいと思っているでしょう。昔の日本人はそうじゃなかったのよ。貧乏で長屋に住んでいても、お隣に醤油やお米がなかったら分けてあげたものです。今は隣りの人が何をしているかも、知らないじゃないですか。そして、みんな暗い顔をしている。
戦争中は実はそんなに暗くなかったのです。国や政府の言うままに感化されて頭がイカれていたから、出征する人に「行ってらっしゃい」なんて万歳して、負けているのに「勝った勝った」って提灯行列したりして、にぎやかだったの。家族が戦争に取られて悲しくて泣いたなんて伝わっていますけど、私が知るかぎり、そんな人は見たことがない。誇らしげな顔をしていましたよ。むしろ家族に男の子がいなくて誰も戦争に行かない家の人が、肩身の狭い思いをしていた。だから今、みんなが思っているのとはちょっと違うのね。
湯浅:息子を見送ったお母さんも陰では泣いていたのではないかと、寂聴さんの御本で書かれていましたが、そういう面もあったのではないですか。
瀬戸内:それはあったけど、泣いているのを人に見られるのはみっともないと思っていた。やっぱりお国のため東洋平和のために、うちの息子は戦争に行ったと思っていましたから。息子の無事を祈りたいし、別れるのは嫌だけれども、メソメソするのは恥ずかしいという気持ちがあった。そういう教育を受けていたの。
湯浅:寂聴さんご自身も、戦争が終わるまではそういうふうに思われていた?
瀬戸内:そうなの。バカでしょう。
中国兵に殺されると思っていた
湯浅:お母様とおじいさまが亡くなられていますよね。
瀬戸内:ふたりは防空壕の中で焼け死にました。でも、ピンとこなかった。私は当時、夫の赴任先の北京にいて、それを見ていないですから。
湯浅:亡くなられたことは、敗戦後にお知りになった?
瀬戸内:いいえ、敗戦後1年経って、日本に帰ってくるまで知りませんでした。手紙なんてもう出せなくなっていましたし。戦争が終ったときも、どうしていいかわからなかった。亭主は向こうで徴集されて行ってしまって、生まれたばかりの子どもを抱えてうろうろしていた時期ですからね。
それで、働かないといけないと思ったのですが、なかなか勤め先がなくて、やっと運送屋の電話番として雇われて勤めに出たら、その日に終戦を迎えたのです。ラジオから昭和天皇のお声が聞こえるけど、ザアザア、キイキイ聞こえるだけで何を言っているかわからない。私は戦争に負けたのではなくて、ソ連が入ってきたと思ったの。それで関東軍司令官が「みんな逃げなさい」と言っていると思った。そうしたら、運送屋の主人がわあっと泣き出して「日本が負けた」と。
私はそれを聞いたとたんに飛び出して、急いで家に逃げ帰りました。門を閉めて、子どもと一緒にじっと潜んでいた。それは怖かったですよ。
湯浅:御本には、もし中国兵に囲まれたら、お子さんを殺して自殺しようと思っていた、と書かれています。
瀬戸内:もう殺されると思いましたね。なぜかというと、私たち一家は中国人と仲良くしていたけど、周りの日本人は中国人をいじめていましたから。戦争に負けたら、きっと殺されると思った。私の命はどうでもいいけど、子どもをどうやって守ろうかと、震えながら家の中にいました。
ある朝、そっと門を開けて、外の様子がどうなっているか見たら、路地の壁に真っ赤な紙がいっぱい張ってあって、「仇に報いるに恩を持ってす」(恨みを恩で報いよ)と漢文で書いてあったの。ああ、こういう国と戦争をしたら、それは負けるわとそのとき、思いました。へなへなと力が抜けて、もし中国兵がやって来たら仕方がないと覚悟しましたね。
戦争をしたがっているのは戦争の怖さを知らない人たち
湯浅:最近、日本がおとなしくしていると、中国にどんどん付け込まれて、やられてしまうのではないか、やられる前にもうちょっと頑張らなきゃいけない、やられないように集団的自衛権の行使を容認する、という理屈が見受けられます。それについてはどう思われますか。
瀬戸内:ちょっと言いにくいのですが、私の時代は日本人が中国人と韓国人をいじめているんですよ。日本にいる中国人と韓国人は自分の国では食べていけない人も多かった。日本人は彼らを侮蔑し、仕事なんて与えなかった。仕事といったらクズ拾いとか、道路に座って手品を見せるぐらいしかない。それでも彼らは中国や韓国にいるよりは生きられたのも事実なの。私たちは、彼らの国の本当に貧しい人たちしか見ていなかったのですよ。
ところが、中国や韓国で本当に教養のある人やおカネのある家は、日本人なんかかなわないくらいのレベルなのです。そういうことを私たちは知らないし、学校でも教えてくれなかった。だから、私は戦争に負けた後で、人の言うことを鵜呑みにしたらダメだ、自分が経験して、手で触って、温かさも滑らかさも自分で感じたものしか信じないと誓いました。それが自分にとって、戦後の最も大きな革命でした。
湯浅:当時、中国人や韓国人をいじめていた日本人が、そのポジションに今度は自分たちがなるのが、怖いのではないですかね。「中国や韓国に負けるな」と叫んでいる人たちは、自分たちが仕返しされるのを恐れている。
瀬戸内:でも、戦前・戦中に日本人が彼らをいじめた経験のある人や、それを見ていた人たちは、もうほとんど死んでいるじゃないですか。今、そんなことを言っている人たちは、戦後の世代でしょう。
湯浅:そうですね。もっと若い人たちです。
瀬戸内:今、戦争をしたがっているのは、何も知らない人たちですよ。知らないから平気で憲法改正や特定秘密保護法とか、戦争をしたがっているようなことを言うのだと思いますね。
湯浅:安倍晋三さんを含めて若いですよね。
瀬戸内:戦争を経験した人が、まもなくみんな死にます。戦争の怖さを知らない人が、戦争のできる国にしようとしていて、本当に戦争するかもしれない。いざとなったらアメリカが助けてくれるなんて思っていたら、とんでもないですよ。中国と戦争してアメリカが加わったら、日本の半分はアメリカの何々州になって、残る半分は中国の何々省になります。日本はないです。そういうことがありうることを、今の若い人は考えてもいないですね。
湯浅:日米で中国を封じ込める、といった意見もありますが。
瀬戸内:アメリカは自分の国が危なくなったら、日本なんかどうでもいいですよ。
湯浅:私もそう思います。
瀬戸内:中国と仲良くなるか、あるいは中国と本気で戦うか。日本のために戦うなんてない。
湯浅:むしろアメリカが考えているのは、北朝鮮という非常に不安定要素がある中で、日本と中国と韓国がもうちょっと協調してくれよ、と。何かあったときにこんなに足並みが乱れているのでは、また自分たちが出ていかないといけなくなるじゃないか、といったことですよね。
自分のことしか考えないのは、教育が悪いから
瀬戸内:そう。自分の国のことしか考えていない。どこの国もそうです。世界の平和なんてことは考えない。自分の国さえよければいい。政治家は自分の属している政党や地域さえよければいい。世界と自分というふうなことは誰も考えていません。
自分のことしか考えないのは、教育が悪いんですね。小さい子どもにちゃんと教えないといけない。そういう考え方は幸せではなくて、隣りも向かいも裏の人もみんなが幸せでなければならないと。子どもは無邪気だから教えたら信じます。小さい頃からいい先生がひとりでもいて一生懸命教えれば、その子はそれをずっと覚えています。
湯浅:私も小学5、6年生のときに、学校の先生が教科書を使わない人だったのですが、当時、教わったことは、後でこういうことなのかとわかりました。10年以上経ってからでしたね。
瀬戸内:だから教育は大切。その教育もまた、政府が差し出がましいことをしようとしているでしょう。教育は教育の世界で独立させておかなきゃダメですよ。
湯浅:日本人は多様性の扱い方が慣れていないですよね。慣れていないから、きつく縛るか、全部放任するか、どっちかしかない。バラバラになると急いで締めて、締めすぎるとひどいじゃないかといってまた緩めて。これを繰り返している気がします。
多様性を多様性のまま尊重しながら、そこからいかに全体の力を引き出すか。一人ひとりの力を引き出して全体を高めるか、そういうノウハウとして蓄積されていない。
瀬戸内:いじめの問題にしたって、いじめがあったときに先生は知らん顔するでしょう。自分のクラスにいじめがあったら自分の評価が下がるから、子どもが訴えてもそれを取り上げない。身を挺しても子どもを守ってあげるようでなければ、教育者じゃないですよ。
湯浅:先生も追いつめられているのかもしれませんね。
瀬戸内:それこそ生活に追われて、自分の家庭を守るのに精いっぱいでは、生徒のことまで一生懸命になれません。先生はやっぱり給料をたくさんあげないとダメです。
湯浅:教師だけでなく、政治家や裁判官もそうかもしれませんが、独立して自分の意見を言うためには、それなりに生活基盤がしっかりしていないと難しい。「頑張れ」という世間の要求は高まっていますが、生活基盤はだんだん弱まっています。
瀬戸内:「頑張れ」「頑張れ」とよく言うけど、私は「頑張れ」という言葉が嫌い。被災者の方々を見ていると、「頑張れ」と言ったって頑張りようがないですよ。
湯浅:やっぱり頑張れる条件を作ることが大事だと私は思います。
瀬戸内:でも日本人全体が自分さえよければいい、という考え方になっていますから、なかなか難しいですね。
※「若者が得たセックスの自由は大事にしていい」に続く
■若者が得たセックスの自由は大事にしていい
湯浅誠×瀬戸内寂聴 リベラル対談(後編)
「貞操」は死語と語る瀬戸内寂聴さん
戦後、いちばん変わったことはセックスに対する開放
──次世代のリベラルとは何かを引き続き、伺います。
瀬戸内:リベラルというと、戦後、いちばん変わったことはセックスに対する開放ね。私たちの世代から見たら、非常に自由になりました。特に女の子なんか、セックスの自由は本当にすごいですよ。
でも、私はこれをいいことだと思っているの。今から約100年前に、平塚らいてうが日本で初めての女流文芸誌『青鞜(せいとう)』を作った(1911年創刊)。その『青鞜』に「貞操」がどうこうと書いてあると、世の中の人はビックリ仰天して大騒ぎしたんです。だけど、今は中学生でも貞操の観念なんてない。処女と結婚しようなんて思ったら幼稚園を探さないといけない、そんな時代ですよ。
湯浅:そこまではいかないと思いますけどね(笑)。
瀬戸内:当時、うら若い嫁入り前の娘が平気でそういう話をして、みんな卒倒したの。そんなことは私たちの時代には考えられなかった。まあ、私の場合はちょっと変わっていましたけどね。
今、「貞操」という言葉自体、死語でしょう。28歳のキャリアウーマンに言ったら、「それ何ですか」と聞かれましたよ。それで「身を守れ」なんて言ったら笑いますよね。「あなた、それじゃ、お嫁にいけませんよ」と言ったって聞かないし、「お嫁になんかいかなくてもいい」って言われちゃう。だから、やりたいだけやらしておけばいいんですよ。必ず問題にぶつかるから、そのぶつかったときに本気で考えれば道が開けてくると思いますね。
湯浅:行くところまで行ったほうがいい、と。
瀬戸内:だけど、今の子は政治には本当に無知なのね。今日、誰と寝るかなんてことしか考えていない。それでも、私はセックスに対する開放を元に戻せとは思わない。元に戻すとロクなことないですよ。ひどい目に遭うのは自分たちなんですから、それを味わったほうがいいと思うんですよね。
湯浅:女性に関していうと、セックスだけじゃなくて、女性の参政権も70年前にさかのぼればなかったわけですし、働くことにもかなり抵抗があったと思います。そういう意味では、寂聴さんが生きてこられた90年というスパンで考えると、社会がずいぶんよくなった面もあると思うのですが。
瀬戸内:よくなった面もあります。ただ、これからよくなっていくことは、あまりイメージできないです。悪くなっていると思う。それでも、やっぱり若者には期待しています。しょうがないバカもいっぱいいますけど、まだ若者は純粋なところがありますからね。ある日、誰かの本を読んで突然、目覚めて、これじゃいけないと思う人が何人か出てくるかもしれない。その子がしっかりしていれば、世の中を変えることができます。われわれ年寄りが何を言ってもダメなの。
湯浅:そんなことないですよ。みんながそう思っていたら、寂聴さんの本や言葉を、こんなにたくさんの人が読まないですから。
瀬戸内:私の本はそれほど売れていないです。まあまあっていうぐらい。つまらない本はどんどん売れていますけどね(笑)。
自分の枠を飛び越えれば、変われる
──今の若者は自分のことしか考えていない、と瀬戸内さんは何度もおっしゃっていますが、そういう若者の姿勢を変えるには、やはり本や人との出会いがきっかけになるのでしょうか。
瀬戸内:人間の考えることや知恵には、限度があります。だって自分の親を選んで生まれてきましたか。そうじゃないですよね。向かいのお父さんのほうがずっと背が高いし、隣のお母さんのほうがずっと優しいとかあるでしょう。人間は生まれさせられているのです。人間の知恵以外の何かがある。それが神であり仏であり、それを信じるか信じないかは、その人の選択によりますね。
私は神も仏も、全然、信じていなかった。うちは仏壇屋だったから、なおのこと信じていなかったの。だけど、やっぱり努力して小説を書いていても限度があってね、これは自分を変えなきゃいけない、というときが来たのです。それからいろいろ考えてカトリックの洗礼を受けかけたけれども、ちょっと待てよと思い直して、結局、仏教を選んだ。仏教は深遠ですから、とても全部を理解することはできないし、たぶんこのまま死ぬと思うけど、仏教を選んだことは後悔していません。
湯浅:出家されたのは51歳のときでしたか。
瀬戸内:そう。
湯浅:私は枠を飛び越えたりするのが、大事じゃないかなと思っています。仕事もきつくなってきているし、給料もそんなに上がらないという状況で、どうしても守りに入らざるをえない。将来のことも不安、子どもの教育費もかかる、家のローンもある、そういう不安を挙げ始めるときりがない。一方で、社会的に大きな事件や災害が起こったら、自分も何かできないかと考えたり、あるいは会社の中だけの付き合いではない関係を持とうと思ったり。飛び越えたいとか枠を広げたい、世界を広げたいという欲求を、みんなが持っていると思うのです。
そうして自分の世界が広がれば、社会的なものが自然に視野に入ってきます。だから若者に「社会的なことを考えろ」と言うよりは、自分の枠を飛び越えてみる、それこそ寂聴さんが51歳でされたように、あえて全然、別の世界に飛び込んでみると、結果的に変わるのではないでしょうか。
瀬戸内:人間はいくつにもなっても変わることができます。行き詰ったときは思い切って飛び越えることね。それが革命です。
──湯浅さんが変わったきっかけ、ターニングポイントはどこにありますか。
湯浅:自分では自然に生きてきているつもりなので、ターニングポイントは正直、よくわからないのですが、子どもの頃までさかのぼると、やっぱり兄貴が身体障害者だったというのはあるかなと思います。
私が小学生ぐらいのときから兄貴は車いすで、私はよく兄貴が乗った車いすを押して歩いたのです。1970年代、今から40年前は車いすで外を歩いている人は珍しく、けっこうジロジロ見られました。
あのジロジロ見られるというのは嫌なものでね。子どもだったから言い返すこともできない。変に引け目を感じちゃうし、このヤロウっていう怒りもあるし、悲しい気持ちも悔しい気持ちもある。すごく複雑な思いをさせられるんですよ。何でこんな目に遭わなきゃいけないんだっていう不条理を感じる。
また、兄貴がとても引っ込み思案だったので、人に見られるのを嫌がって、とにかく人のいないところを歩きたがるのです。これもまた、わかるような気もするし、もっと堂々としろよっていう感じもあるし、とても複雑な気持ちを引き起こすのですが、今、考えたら、やっぱりああいう経験があったのはよかったと思います。
瀬戸内:貴重な体験ですよ。
湯浅:小学生の私がひとりで町を歩いていたって、普通は誰もジロジロ見ませんからね。ジロジロ見られるって、こういうことなんだとわかったので、今は兄貴に感謝しています。
瀬戸内:人間って想像力がないとダメなんですね。想像力は限度がありますから、自分が経験しないことはわからないですよ。貧乏も経験しないとわからない。体の丈夫な人は体の弱い人の悲しみがわからない。失恋したことのない人は失恋した人の苦しみがわからない。だから、お金持ちの家に生まれて、健康優良児、そんな人は友達にしないほうがいいと私は思いますね。
湯浅:(笑)でも寂聴さん、経験していないことも想像しようとする努力は大事じゃないですか。
瀬戸内:だけど、だいたいそういう人は想像力がないですよ。やっぱり苦しむから想像力が育まれるのでね。なぜ自分はこんな苦しい目に遭うのかとか、なぜジロジロ見られるのかとか、経験しないとわからない。だからいろんな苦しみを味わった人、それから体の弱い人のほうが優しいです。友達はそんな人がいい。兼好法師(吉田兼好)もそう言っています。
実際に経験して、多様な人たちと交わる
──東日本大震災が起きたときに、「絆」という言葉が日本中で叫ばれましたが、東北に行っていない人には「絆」は上滑りしていたようです。
瀬戸内:実際に東北に行って自分の目で見るべきです。見ないとわからないもの。
湯浅:確かに行ってみると、特に最初の頃はニオイもしてね。焼けたような腐ったような、そういうのが混ざり合った独特のニオイ。テレビではニオイまでは伝わらない。ああいうニオイは忘れられないですね。やっぱり経験したことのインパクトは大きい。
瀬戸内:想像力は生まれたときにみんな同じようにもらっているのですが、それを育てるか育てないかで、だんだん変わってきます。じゃあ、どうやって育てるかといったら、本を読むことね。あと映画を見たりして追体験すること。
湯浅:異なる人たちとの交わりも大切ですよね。私はやっぱり兄貴が通っていた養護学校、今は特別支援学校と呼びますけど、そこへときどき兄貴を迎えに行きました。クラス全員で最後に「蛍の光」を歌って終わるのですが、歌っている間に奇声を上げている子もいれば、走り回っている子もいれば、よだれを流している子もいてね。なんか人間っていろいろなんだなと、子ども心に思ったのは今でも覚えています。
そういう障害のある人と接点がなければ、なかなか想像できなかった。だって、自分の通っている学校には、自分と同じような健常者の子ばっかりですからね。そういう子と自分の親しか知らなかったら、人間はいろいろだなんて想像できなかったと思う。
だから、学校のクラスの子どもだけじゃない、親だけじゃない、地域の人や障害のある人、外国籍の人、そういう多様な人たちと接する機会を大人たちが作るのは、想像力があってイノベーティブな子ども、将来の大人を育てるうえで、とても重要だと思います。
瀬戸内:本当にそうですよ。東北へボランティアで日曜ごとに通っている若者と話したけれど、みんないい人でしたよ。
──最後に、これからの日本を担っていく若い人たちに向けて、何かメッセージをいただけますか。
瀬戸内:やっぱり勉強しろっていうことね。あまりに勉強しなさすぎるんじゃない。それと本を読めってこと。私の若い頃なんかね、デートをすると、男の子は必ずポケットに読みもしない岩波文庫の哲学書を持っていたものですよ。
湯浅:見栄で(笑)。
瀬戸内:そう。だけど、それを見たら女の子は、「この男の子はステキ」と思うの。だから、せめて見栄でもいいから哲学書ぐらい持ってください。本当に今の若い子は本を読まないですね。
湯浅:岩波文庫は読まないけど、持っているのがカッコいい、本を読むのがカッコいいという空気があった、と。
瀬戸内:それをまた女の子がカッコいいと思う。それが今はないです。ただし、今の若い人たちが得た自由は大事にしていいと思うの。セックスなんか誰としたってかまわないんだから。自分がすることに責任を持てばいい。
──(笑)湯浅さんは何かメッセージはありますか。
湯浅:今、とてもいいヒントをいただきました。勉強したり、社会のことを考えたりすることが、男性として、女性として魅力的だという世の中の雰囲気を作っていくことが大事ですね。投票に行くほうがカッコいいとか、国会でどんな法律が審議されているか知っているほうがカッコいいとか。そうなると、みんなそうしたくなる。
震災直後は、がれき除去のボランティアに行くことが、ちょっとカッコいいことだったのではないですかね。それをもっと広げて、今は被災地の対人支援が重要になってきていますけど、おじいちゃん、おばあちゃんとじっくり付き合う中で、元気になっていくのを見届けることはカッコいいとか、社会について意見を言えることはカッコいいとか、そういうムードを若い人たちに作ってほしい。そう言うと他人事みたいだから、私も一緒に作っていきたいです。
瀬戸内:青春は恋と革命だ! 若い人は恋をしないとダメよ。恋をしたら自分をもっとよくしようという気持ちになるでしょう。
湯浅:相手に好かれたいですからね。
瀬戸内:革命というのは、何も国を変えるような大きなことだけじゃなく、自分の日々の生活でもできます。何かを変える、新しいことをやる。若い人は恋をして、いろいろな革命を起こしていってほしいですね。
(司会:伊藤崇浩、構成:上田真緒、撮影:尾形文繁)
瀬戸内寂聴 小説家
1922年、徳島生まれ。本名・瀬戸内晴美。東京女子大学卒。26歳で小説家を志す。63年、『夏の終わり』で第2回女流文学賞受賞。73年に得度し、法名・寂聴となる。92年、『花に問え』で第28回谷崎潤一郎賞、96年、『白道』で第46回芸術選奨文部大臣賞。98年、『源氏物語』の現代語訳を完成させる。2001年、『場所』で第54回野間文芸賞。06年、文化勲章受章、イタリア国際ノニーノ賞受賞。現在は執筆活動のかたわら、名誉住職を務める天台寺(岩手県二戸市)のほか、四国「ナルトサンガ」(徳島県鳴門市)、京都・寂庵(嵯峨野)などで定期的に法話を行っている。
湯浅 誠 社会活動家
1969年、東京都生まれ。東京大学法学部卒。2009年から足掛け3年間、内閣府参与に就任。内閣官房社会的包摂推進室長、震災ボランティア連携室長など。政策決定の現場に携わったことで、官民協働とともに、日本社会を前に進めるために民主主義の成熟が重要と痛感する。現在、朝日新聞紙面審議委員、日本弁護士連合会市民会議委員、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」レギュラーコメンテーター。2014年度から法政大学教授。講演内容は貧困問題にとどまらず、地域活性化や男女共同参画、人権問題などにわたる。著書に、第8回大佛次郎論壇賞、第14回平和・協同ジャーナリスト基金賞受賞した『反貧困』のほか、『ヒーローを待っていても世界は変わらない』など多数。
[いずれも東洋経済ONLINE]
Posted by nob : 2014年03月25日 13:33
本当にこんな社会に皆満足しているの!?(驚)Vol.3/これが昨今の日本が向かう先。。。Vol.2
人々を殺すことは
国を殺すことと同じである
法律を軽んじることは
国を軽んじることと同じである
自分の国を自分で駄目にしてしまうと同じことだ
国の財産の使い道を間違え
人々を殺し
法律を乱してしまえば
亡びない国はない
田中正造
[立松和平/いい人生]
Posted by nob : 2014年03月25日 13:30
本当にこんな社会に皆満足しているの!?(驚)Vol.2/これが昨今の日本が向かう先。。。
戦争はたとえどんな正義の衣をまとっていようと
人間のする最大の犯罪である
そればあらゆるところへ影響をおよぼす
遠く離れたところに位置をしているようであっても
底流は必ずつながっているものだ
[立松和平/いい人生]
Posted by nob : 2014年03月25日 13:29
私はトルコ産のオリーブオイル石鹸と国内産の炭石鹸を長年にわたり愛用、、、最近さらにハーブパウダーを使い始めました。。。
■石鹸洗髪で頭皮の痒み、肌荒れ、背中のニキビが治る
すがわら皮膚科クリニック 院長
菅原由香
頭皮が赤く痒いのは脂漏性皮膚炎
頭皮が赤く痒い症状は、皮膚科で“脂漏性皮膚炎”と診断されます。
“脂漏性皮膚炎”とは、皮脂の多い部分に常在菌であるカビが繁殖して皮膚炎を起こす病気です。薬を塗ると症状は治まりますが、塗るのをやめるとまた症状が出現する、治りにくい皮膚炎です。
脂漏性皮膚炎の大きな原因はシャンプー
実はこの皮膚炎、シャンプーやリンスが大きな原因なのです。
シャンプーやリンスには、毒性の強い合成界面活性剤が配合されています。最近では、比較的洗浄力の弱い“アミノ酸系シャンプー”が存在しますが、合成界面活性剤であることには変わりはなく、頭皮の皮膚構造を壊して炎症が引き起こされます。
また、合成界面活性剤の殺菌作用で、頭皮の常在菌のバランスが崩れ、皮膚炎を起こすカビが増えてしまうのです。
“ノンシリコンシャンプー”が頭皮に優しいと勘違いしている方が多いですが、シリコンが配合されていないだけで、合成界面活性剤が主成分です。
石鹸洗髪が悩みを解決する
頭皮の脂漏性皮膚炎でお悩みの方は、石鹸で洗髪することをオススメします。
石鹸で洗髪するなんてありえない~!ときっとお思いでしょう。
確かに石鹸でシャンプーすると、最初のうちは髪の毛がゴワゴワします。カラーやパーマで髪質が痛んでいる方は、ゴワゴワ感が顕著に表れ、石鹸でのシャンプーを断念したくなるかもしれません。でも、頑張って続けると、頭皮と髪本来の健康が戻ってきます。
嬉しいことに、お顔の乾燥肌、ニキビもよくなるかもしれません。背中のニキビに悩んでいる方のほとんどはトリートメントが背中につくことが原因なので、長年の悩みから解放されるでしょう。
実は私はこの数年間で石鹸洗髪を5回ほど挫折しています。
頭皮の赤みや痒みは改善するのですが、やはり髪の毛がゴワゴワして絡んでブラシも通らなくなりました。
しかし数ヶ月前からまた石鹸洗髪を使い始めました。顔には一切合成界面活性剤を使用していなくても、顔の皮膚とつながっている頭皮に合成界面活性剤を使うことに、やはり強い抵抗を感じていたからです。
今回は髪の毛のゴワゴワをそんなに感じません。たぶん、髪の毛をロングからセミロングにして、髪の毛が痛んでいない状態で使い始めたからだと思います。このまま合成界面活性剤シャンプー類とは縁を切れそうです。
液体の石鹸シャンプー、リンスが市販されていますが、今回私は無添加の固形の石鹸を、リンスとしては薬局で買ったクエン酸を使用しています。
石鹸洗髪を成功させるコツ
石鹸洗髪のコツをお話しします。
1.洗髪前にブラッシングする
2.手で頭皮をもみ込むようにしてシャワーでよくすすぐ
3.固形の石鹸を頭皮に軽くすり込むようにして泡立てる。洗うのはあくまでも頭皮であって、髪の毛を洗うのではない。
4.1回目は泡立たないので予洗い的にさっと済まし、洗い流して2回目できちんと泡立てて頭皮を指の腹で洗う。
5.石鹸をよく洗い流す。この時洗髪ブラシを使うと短い時間で洗い流せる。
6.手の平にクエン酸を数回に分けて取り、髪の毛全体にいきわたるようにつける。クエン酸は髪の毛についた水分で溶けていく。(石鹸で洗髪して髪の毛がアルカリ性に傾くとキューティクルが広がるので、クエン酸で弱酸性に戻す必要がある。)
7.頭皮をマッサージする
8.すすぐ
長年頭の脂漏性皮膚炎に悩んでいる方、肌荒れ、ニキビをどうにかしたい方、背中のニキビが治らない方、騙されたと思ってやってみてください。
[スキンケア大学/美ログ]
Posted by nob : 2014年03月24日 10:48
主体的・積極的な食養生にて明日の健康は創りだしていける。。。Vol.3/生活習慣の見直しは言わずもがな。。。Vol.2
■寒と熱、あなたはどっち? 花粉症はタイプを見極めてケア
杉本真奈美
随筆家
3月も半ばを過ぎ、ようやく温かさが増してきました。ほがらかな春の陽気に気持ちもうきうきすると言いたいところだけど、正直なところ花粉症でゆううつ......という人もきっと多いはず。
花粉症は体内の水分バランスの乱れが原因
漢方医学では、花粉症で見られる涙、目のかゆみ、鼻水、鼻づまりは「水毒証」の症状と見られています。水毒証とは、体内の水分バランスが悪い状態にあること。身体の一部分だけが水分過剰になったり、逆に水が不足している部分もあり、それが不調として現れている状態です。
さらに、水毒証は「寒」と「熱」のまったく逆の2つのタイプに分けることができるといいます。症状が次のうちどちらにより当てはまるかで判断を。
寒タイプ:鼻水がうすくサラサラしている、涙が目からあふれるほど出る
熱タイプ:鼻づまりがひどい、目のかゆみが強い、熱っぽい
寒タイプの原因は、ずばり「冷え」。漢方では、冷えたコップに水滴がつくように、冷えが水を呼ぶと考えられています。一方、熱タイプの人は、鼻づまりなどを起こすことによって熱を帯びたり、身体の中で炎症が起こっている状態。
寒タイプなら身体を温める性質のある食材を、熱タイプなら身体を冷やす性質のある食材をとるのがいいとされています。
寒タイプにおすすめの食材:たまねぎ、からし菜、さくらんぼ、舞茸、ふぐ
熱タイプにおすすめの食材:セロリ、クレソン、のり、昆布、しじみ、あさり等
また、寒タイプなら冷たい食べ物・飲み物を避ける、熱タイプの人は飲酒を控えめにするなども気をつけたいところ。
どちらも水分バランスの調整がポイント
とはいえ、どちらも水毒証であることは同じ。身体の水分バランスを整えるのには、適度な運動や半身浴が効果的です。ここでもポイントは、寒タイプなら運動後や入浴後に身体を冷やさないようにする、逆に熱タイプならのぼせないように気をつけます。
花粉症と一口に言っても、タイプによって対処法が逆効果になってしまうことも。そのときどきの症状をよく見極めてケアする姿勢が大事になりそうです。
[MY LOHAS]
■花粉症の軽減は1杯のお味噌汁がカギ!?
美肌コンサルタント
光田敦香
花粉症が増加した原因は?
4年前に私も含めて、花粉症の方が年々増え続けているので、原因を調べてみました。
私が読んだ記事では、まず原因の一つ目は、日本の杉の木の価値が低下したため、伐採されずに残っている量が昔に比べて増えたことです。そのため、花粉の飛散量が増えているそう。
二つ目は、コンクリートの道路面積が拡大したためです。地面が土だった時代は花粉が土に落ちるとそのまま土の中に吸収されるので空中に舞うことはないのですが、コンクリートでできた道路や地面では花粉はそのまま残ってしまうので、再度空中に舞ってしまい鼻や目に入り込んでしまうのです。
食事も花粉症の一つ!
また、私達の食生活も原因の一つだと思います。実際、私の食生活4年前までは、食事のバランスが良くなかったのです。その結果、血液がどろどろになりやすく、アレルギー症状や免疫力が低下し、4年前に花粉症になりました。
私が当時、免疫力を高めるために意識したことは、コンビ二のお菓子やインスタント食品やレトルト食品のような添加物の多い食品をできるだけ摂取しないようにし、手作りの和菓子、果物、スムージー、お味噌汁、スープなどをメインとした食事に変えました。
毎日のことなので、肌も美しくなり、代謝も高まりやすくなり、4年前の花粉症状から比べると、今年の方が花粉症の症状はましなのです。
お客様のカウンセリングを通じて感じることは、長年に渡り、日本の空気に合わない欧米型の食事のような高脂肪・高タンパク質の食べ物を食べつづけることで、血液がドロドロになり、体の免疫力が低下する方が増えていると思います。
湿度の高い日本では、肉の脂身をとりすぎると皮脂が過剰になり、皮膚に雑菌を繁殖させ、肌トラブルの原因につながります。
少しずつですが、日本人の身体に合った食生活を心がけることが、花粉症の症状や黄砂といった悪環境から肌を守れる体質をつくりあげることが大切だと思っています。
発酵食品である味噌を使った料理やにんにく、たまねぎ、長ネギ、しょうがなどを使った温かいお味噌汁で血液ドロドロを防いで免疫力を高めてあげてください。
更に、キノコ類(しいたけ、マイタケ、しめじ、えのき)等、刺激を受けた免疫細胞は、再び活性化し、免疫力が高まるので、かぜやインフルエンザにかかりにくくなるという効能があります。
是非、一日1杯のお味噌汁からでも免疫力を高めてあげてください。アレルギー症状に負けない、そしてトラブルができにくい肌を手に入れてください。
[スキンケア大学/美ログ]
■ホルモンバランスを整える食事で不調を改善!
栄養コンサルタント
エリカ・アンギャル
増える女性の不調の原因とは?
PMS(月経前症候群)や子宮内膜症など、婦人科系の疾患に悩まされる人が増えている背景にも食生活の変化が挙げられます。
偏った食生活が女性ホルモンのバランスを乱し、さまざまな不調を引き起こす原因になっているのです。
ホルモンバランスを崩す一番の原因は血糖値が急激にあがる食事。ホルモンは非常に緻密で繊細な仕組みで分泌されていて互いに連携をしているので、ひとつのホルモンバランスの乱れが他のホルモンにまで悪影響を与えます。
血糖値が急激にあがる食事を摂ることで、血糖値を下げるためのホルモン「インスリン」が大量に分泌されると、女性ホルモンをはじめとする他のホルモンのバランスにまでもが乱されることになるのです。
さらに若い女性たちに目立つのは食物繊維不足によるホルモンバランスの乱れ。食物繊維には過剰になった女性ホルモンのエストロゲンを吸着しホルモンバランスを整える働きがあります。
大豆イソフラボンを積極的に摂ることもとても大切。味噌や豆腐、納豆など大豆製品をよく食べていたひと昔前の日本女性たちは更年期障害の悩みとも無縁でした。
また、質のよい油を摂取することも重要なポイント。現代の女性たちは、油の摂取が偏りがちで、特に青魚に含まれるオメガ3やオリーブオイルに含まれるオメガ9などの良質な脂肪分が足りていません。避けたい油の代表選手であるトランス脂肪酸が子宮内膜症や不妊症などの原因になるとも言われています。
ホルモンバランスが、女性の人生のカギを握る
ホルモンバランスを整える食事は、妊娠・出産を控える若い女性たちにはとても大切。さらに、今の自分の食生活が子どもや孫の世代の健康にも影響を与えるということを覚えておいてください。
また、女性なら誰もが迎える更年期を快適に過ごすためにも、それ以前の食生活がしっかりとなされていることがとても重要。コツコツと心がけることが未来のあなたの美しさや健康を支えるものになるのです。
美しく楽しく年を重ねよう。エリカ流ハッピーエイジングの勧め。
海外では、女性は美しく年を重ねた女性こそ魅力的だという考え方が一般的。そのための努力に遅すぎることはありません。
私が今のような栄養の道に進んだのは、25歳のこと。会社員を経ての再出発でした。当時のクラスメイトには55歳の人もいて、その後栄養士として活躍されています。自分の心の中の小さな声に従うことが人生でもっとも大切なこと。それが、美しさや健康、全てに影響をしてくるのです。
[スキンケア大学/美ログ]
■花粉症、敏感肌。つらい症状にはまず知識を。
オーガニックコスメアドバイザー、ホリスティック美容家
林田七恵
花粉症と敏感肌、原因は同じです。
みなさまこんにちは、ホリスティックビューティー担当の林田です。大雪が降ったかと思えば急に気温20度を超えたり、春に向けて気温差の激しい時期になりました。
秋にもお伝えしましたが、気温20度を堺に上下を繰り返すと自律神経が乱れがちになり肌トラブルが増えてきます。また春は肌が敏感に傾くだけでなく、花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎などあらゆるアレルギーが悪化しがちになる時期。
今悩んでいる人はもちろん、誰でも発症リスクのあることですから今回はその原因を考えながら、対策や予防策を見ていきましょう。
春はアレルギーが起こりやすい体内になっています。
ヒリヒリやかゆみ、鼻のぐずぐず、どれもとっても不快な症状ですよね。
すぐにどうにかしたくて、つい花粉症に効く薬は何?敏感肌には何を塗ればよい?とあれこれ薬を探してしまいがちですが、ちょっと待ってください。アレルギーは未だに原因不明の病気。実は西洋医学の得意とするところではないものです。ここは対症療法に走らずに、ホリスティックな観点から知識を身に付け、根本療法をコツコツと行うことがポイントです。
先ほど花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎どれも春に悪化してくると書きました。花粉症は春に花粉が飛ぶことが原因だけど、他の2つはなぜ?と思いますよね。
実は花粉症も、原因は花粉だけではありません。喘息、アトピー性皮膚炎などと同様に
体そのものが春に「アレルギーを起しやすい状況」に傾くことが大きく影響しています。
その原因はやはり、自律神経の働きによるもの。私のコラムでは何度も登場する自律神経。緊張と活動を司る交感神経と、リラックスと修復・再生を司る副交感神経、この2つが交替しながら私たちの身体を動かしています。
春はリラックスと修復・再生を司る副交感神経が優位になっていく季節なのですがこの時、身体を修復をするために癌細胞やウィルスを排除してくれるリンパ球が増えることが分かってきています。リンパ球は通常であれば免疫力を高めてくれるありがたい存在なのですが、行き過ぎると過剰に異物に反応をしやすい状況を作り出してしまいます。これがアレルギー反応になります。
ですからアレルゲンとなる花粉などの物質をシャットアウトすることと共に、身体の自律神経バランスを整え、過剰反応しやすい状況を改善していくことが大切です。
春はアクティブに、身体を動かそう!
気温も暖かくなり身体もリラックス状態になって副交感神経優位になりがちな春。副交感神経はお肌の生まれ変わりも高めてくれますから、適度であれば美容にとってはうれしいことばかり。行き過ぎに注意するためには日中の過ごし方が重要になってきます。
日中は本来、交感神経優位になるべき時間帯。このメリハリがしっかりつくように日中体を動かすことを心がけていきましょう。
《改善ポイント》
1)日中室内でゴロゴロしていませんか?できる限り外に出て体を動かしましょう。また雨の日は普段よりもさらにリンパ球が増える傾向にあります。雨の日こそジムやプールなどで体を動かすようにすると効果的です。
2)食べ過ぎたり、だらだら食べをしていませんか?食事は副交感神経の働きを高めます。
しっかり時間を決めて食べ過ぎないことが大切です。
3)人参・リンゴジュースで朝食を抜くプチ断食がおすすめです。人参・リンゴジュースは体内での白血球内の免疫バランスを取ってくれることがわかっています。また朝食を抜くことで消化器に血液が集中せず全身の血流を増やして血液中の汚れも排泄されやすい状況になります。特に肌荒れで悩む人には人参のベータカロチンは皮膚や粘膜を強化する働きがあるのでお勧めです。
つらい花粉症や敏感肌でお悩みの方は、対症療法を試しながらも自律神経のバランスという観点から生活改善法をいろいろと模索していくと年々楽になっていくことと思います。
諦めずにコツコツと。体と向き合っていきましょうね!
[スキンケア大学/美ログ]
Posted by nob : 2014年03月24日 10:39
医療は外傷や急性疾患時の緊急避難手段として、、、慢性疾患には生活習慣の見直しと食養生、自らつくりだした疾患は自ら解消できる。。。
■糖尿病から各種がんまで
「頼れる最新薬」を徹底解剖
製薬業界の裏側にも迫る!
不祥事で揺れる製薬業界
頼れるクスリはどれなのか
「あなたが今飲んでいる高血圧症薬、宣伝費と販促費の塊だよ。やめちゃえば?」。50歳男性患者は主治医ではない専門医の言葉に困惑した。
最近、ニュース番組で自分が飲んでいるクスリがでかでかと映し出されている。「不正論文」「誇大広告」なる言葉が連呼され、製薬会社に家宅捜索まで入った。このクスリ、はたして飲み続けていいんだろうか──。
「国内製薬業界の信頼失墜ぶりは、かつての米国のよう」。製薬大手関係者は青ざめた表情で息をのむ。
日本において製薬業界はこれまで、薬害事件などを除けば、ネガティブなイメージはあまりなかった。むしろ給料が高く、将来性があり、人の命を救う産業としての正のイメージが強い。就職先としても人気の業界だ。
米国は正反対。イメージはすこぶる悪い。日本のように国民皆保険制度ではないという背景もあるが、ハリウッド映画ではしばしば悪役として登場し、たばこ会社、石油会社と並んで、不正に利益をむさぼる“悪の産業”としてイメージが定着している。
1990年代後半から2000年代初頭にかけて、メガファーマ(巨大製薬会社)は米国で自社製品に有利なデータを得るための大規模臨床研究を実施したり、研究や教育の名目で医者に多額の資金を提供した。都合の悪い臨床試験のデータを隠蔽したり、政治家への露骨なロビー活動も展開した。それらがメディアの報道で次々と暴かれた。
そして今、日本でも製薬業界の不祥事が次々と明るみに出た。
最たるものは、スイスのメガファーマの日本法人、ノバルティス ファーマが販売する高血圧症治療薬「ディオバン」に関する医師主導の大規模臨床研究で、データの不正操作が発覚した問題だ。
ディオバンが血圧を下げるだけでなく、脳卒中予防などにも効果があるかどうかを5大学が試験した際に、ノバルティスの社員(当時。現在は退社)が会社とは別の肩書で関与していた。
今年の3月には、国内最大手の武田薬品工業が高血圧症薬「ブロプレス」について、効き目を誇大宣伝していた疑惑が浮上した。
そもそもディオバンやブロプレスは、血圧を下げる効果自体は、1世代前のクスリであるアムロジピンに劣っている。それでもたくさん売れたのは、「降圧を超えた効果」などと煽るフレーズで、臓器保護作用など降圧以外の副次的な効果を盛んにアピールしてきたからだ。
製薬業界団体である日本製薬工業協会は、自主ガイドラインを策定し、12年度分から医療機関に提供した金額の情報開示を始めた。会員会社の総額は 5000億円規模に上った。会社別に見ると、武田薬品が1位、ノバルティスが4位。医療機関・医者と製薬会社の間で巨額の資金が流れる癒着の構図をうかがわせるものだった。
必要なのは血圧を下げること
頼れるのは古いクスリだった?
「やめちゃえば?」と言われた冒頭の男性患者は医者へ真意を尋ねた。「古いクスリのアムロジピンと、ディオバンを併用している患者にディオバンをやめさせても、きちんと血圧をコントロールできている事例をいくつも経験したから」だという。
では今まで自分はなぜ2剤も飲み続けていたのか──。男性患者は、いま一度、本当に頼れる高血圧症薬は何かと尋ねた。「血圧を下げるクスリだ。つまり古いほうのクスリ」。医者はそう答えた。
不正論文の発覚以降、「とにかく血圧を下げることが重要」という基本に立ち返った医者は多い。
クスリには、処方箋が必要な医療用医薬品と一般用医薬品があるが、製薬業界の主力は医療用医薬品であり、新規有効成分が入った新薬が中心だ。こうした新薬は治験と呼ばれる臨床試験を経て開発される。確率が著しく低いことを、しばしば「万が一」と表現するが、新薬が承認されるまでの成功率は、なんと約3万分の1だ。
例えば、開発が比較的容易な抗生物質はとっくに探し尽くされている。患者数が多くて製薬会社にとってはうまみのあった高血圧症薬や高脂血症薬なども出尽くした感がある。
がんの画期的新薬で
国内大手が“蚊帳の外”
現在の新薬開発の中心は抗がん剤など十分な治療法が確立していない分野であり、シティグループ証券マネジングディレクターの山口秀丸氏は「近年、大手製薬会社の開発の関心はますますがん領域に集中している」と言う。
抗がん剤以外で、大きな売り上げが期待されているものは、作用メカニズムが最も新しい「ファースト・イン・クラス」、あるいは同じ作用メカニズムのクスリの中で最も効き目が強い「ベスト・イン・クラス」のものが多い。
市場に出た後の競争力の面もあるが、それ以前に「安全なのは当たり前。かなりの有効性、新規性がなければ、審査当局から承認されなくなっている」(業界関係者)という事情があるからだ。
山口氏が大型化もある有望なものとしてリストアップした新薬候補もたいてい、いずれかが当てはまる。
日本のお家芸だった電機産業が著しく凋落する中、政府や産業界では、製薬産業を成長産業と位置づけて期待する声が高まっている。
しかし、欧米の製薬産業に比べると、まだまだ力不足だ。日本最大の武田薬品が世界のベスト10にも入らない。医薬品の輸出額と輸入額の差である輸入超過額は拡大する一方だ。
がんやリウマチなどを治療するバイオ医薬品が世界のヒット商品となっているが、国内製薬大手の多くは、バイオ医薬品の研究開発で出遅れてしまった。がんの研究についても、「一部のがんの先端領域では、完全に〝蚊帳の外〟となっている」と山口氏。80年代に日本の大手製薬会社の多くが、もうからないため、がん研究を中止していたことが後々まで影響しているのだ。
2000年以降の日本国内での新薬承認件数を見ても、米ファイザーや英グラクソ・スミスクラインなどの外資大手が上位を占める。32件と最も多いファイザーに比べ、国内最大手の武田薬品はわずか8件だ。
自国の創薬ベンチャー起源による主要製薬会社の開発品目数も米国334品に対し、日本はわずかに10品となんとも寂しい。
自治医科大学の間野博行教授が肺がん患者の治療に役立つ画期的な遺伝子を発見したときも、国内製薬会社ではなくファイザーが開発して「ザーコリ」という製品名で発売した。これについて、「日本のアカデミズムの成果を海外企業に持っていかれた」と嘆く業界関係者も少なくない。
がんの領域では今、「免疫チェックポイント阻害薬」という有望視されている新薬候補がある。小野薬品工業が種を持っており米企業と組んだ。その会社を買収した米製薬大手のブリストル・マイヤーズ スクイブが現在の小野薬品のパートナーとなっている。結局このタイプのクスリで日本メーカーは山口氏の言う“蚊帳の外”だ。
生みの親にも育ての親にもなれない新薬メーカーは、生き残っていけない。今ある製品にすがりついて営業やマーケティングばかりにカネを投じても、明日の種は育たない。
最新薬の解説&リストから
製薬業界のカラクリまで
頼れるクスリを知る決定版
製薬業界および周辺の不祥事が重なり、クスリへの不安を抱く患者もいるなか、『週刊ダイヤモンド』3月29日号は「頼れるクスリ」を大特集しました。
頼れるクスリとは何でしょうか。
例えば、山のようにある高血圧症治療薬のなかで頼りになるのは、安全性が高く、血圧を下げる力が強いクスリです。単に薬価が高かったり、製薬会社の売り込みが盛んなクスリが患者にとって最適とは限りません。医者が使いやすいと評価するものが頼れるクスリといえるのではないでしょうか。
また、本誌編集部では今回、開発後期段階にある新規有効成分の新薬候補、および発売まもない製品にスポットを当てました。
治験と呼ばれる新薬の開発と承認を目的とした臨床試験は、今回問題となったディオバンやブロプレスのような医師主導の臨床研究とは異なります。この臨床研究は、基本的にすでに販売されているクスリが対象であり、製薬会社のマーケティングが目的であることも。治験はもっと厳格なものです。その審査を経て市場に参入する新薬に注目しました。
糖尿病では2014年に6製品が発売されそうです。痛風、脳卒中予防、アルコール依存症では数十年ぶりに新薬が登場しました。
がんの領域では、免疫療法ともいえる新しいタイプの分子標的薬がまもなく登場しそう。乳がんでは抗がん剤を結合させた分子標的薬が発売されます。前立腺がんのホルモン薬では即効型が台頭しています。肝がんでは原因の8割を占めるC型肝炎が完全治癒の時代に入っています。
このほか緑内障、加齢黄斑変性、花粉症・ダニ、関節リウマチ、骨粗しょう症、うつ病、高血圧症、高脂血症、認知症、ワクチン、痛みなど病気別、あるいはがん種別に開発品を含むクスリの最新情報をお届けし、製品と開発品のリストも掲載しました。
クスリの表と裏を見せる総力特集
本当に頼れるクスリへ辿りつけ!
さらに製薬および関連業界についても徹底解剖しました。
「誇大広告疑惑が浮上した武田薬品工業に何が起きているのか」「臨床研究の結果を有利に見せる『スピン』手法の手口」「大型薬の特許が切れ、参入続々のジェネリック市場」「儲け過ぎた調剤薬局を襲う14年度診療報酬改定の逆風」「初任給30万円もある薬剤師 就職率92%の超売り手市場」などなど。
このほか「市販薬の徹底攻略法」「高齢者クスリ漬けの危険」「3食昼寝付きで1000万円を稼いだプロ治験者の実態」など見どころ満載。製薬会社、バイオベンチャーの各社業績一覧では、本誌編集部が独自に集計した新薬候補数を掲載。ベンチャー一覧には実力と将来性を図る目安となる提携実績も整理しました。有望銘柄探しにお役立てください。
クスリの表と裏をお見せする本特集が、頼れるクスリへ辿りつく一助になれば幸いです。
(『週刊ダイヤモンド』副編集長 臼井真粧美)
[DIAMOND online]
Posted by nob : 2014年03月24日 10:05
水のごとく、、、そして風のごとく。。。Vol.2
The river current never stops flowing, and its water keeps changing...
The blowing wind will never be able to come back to the present same place...
[CLIPS]
Posted by nob : 2014年03月23日 14:53
主体的・積極的な食養生にて明日の健康は創りだしていける。。。Vol.2/生活習慣の見直しは言わずもがな。。。
■ある日突然、花粉症が治るは本当?
手料理を食べるようになって改善するケースもあるとのこと。マスクなどの防御策とともに、食事にも気を配りたいところだ。
花粉症の人にはつらい季節がやってきた。今年も悪戦苦闘している人が少なくない。しかし、ごく稀ながら「特に対策をしていないのに、急に花粉症が治った」という声を聞くことがある。
果たしてそんなことがあり得るのだろうか? アレルギー治療を多く行う、エミーナジョイクリニック銀座の伊東エミナ先生に伺った。
「ある年に突然、花粉症が治ることはあり得ます。一番多いのは、腸内環境の変化によるケース。たとえば美容のために乳酸菌などを摂りはじめたところ、腸内環境が改善されて、花粉症が治ったという方はいらっしゃいます」
一見、花粉症とは縁遠いように思える腸。しかし腸内環境が悪くなると、食物成分の消化が不十分となってしまい、体内の状態が悪化。少しの花粉にも防衛反応が働いて、くしゃみや鼻水などが出やすくなるようなのだ。
「花粉はあくまでアレルギー反応の引き金。根本は、体内の状態が悪化することで、花粉にも防衛反応を示すようになることです」と伊東先生。インターネットでは、会社を退職したことでストレスがなくなり、花粉症が治ったという人も見られたが、「これもストレス減少で血流が良くなり、体の状態が改善。花粉への防衛反応がなくなった形です」とのことだ。
同様に、背骨のゆがみが治ることで花粉症が改善されることもあるらしい。背骨のゆがみは血流を悪くさせ、全身の“冷え”を起こす。冷えが強いと体はその状態を治そうとするため、風邪を引いた時と似た状態に。そこへ花粉が飛びこむと、より防衛反応を示しやすくなるようだ。
そのほかではこちらも稀な例だが、妊娠・出産を経て花粉症が治ったという話も聞く。
「これは未解明なことも多いのですが、胎児は免疫学で見ると母体にとっての『異物』なんですね。その胎児を長期間にわたり体内で育てるため、母親の免疫力やホルモン状態が大きく変わることも多いんです。これにより異物へのキャパシティが広くなり、花粉症が出なくなるのかもしれません」(同)
なお、引っ越しにより花粉症が治ることもあるという。単純に花粉の少ない地域に移るケースだけでなく、前の住居のダニやホコリ、あるいは化学物質がなくなることで改善する場合もある様子。これらが多量にあると合わせ技で花粉症になりやすいため、その原因がなくなることで防衛反応が起きにくくなるようだ。
今回挙げた例は、あくまで「レアケース」。とはいえ、いろいろな原因が積み重なって花粉症になるというメカニズムを考えれば、多くの人にとって決して無縁な話ではないかもしれない。
(有井太郎)
■花粉症対策におすすめの食材は?
暖かな春が近づくにつれて、猛威をふるい始めるイヤなものといえば花粉。花粉症で、毎年くしゃみや鼻水、目のかゆみに悩まされている人も多いのではないでしょうか。食生活で花粉症対策を意識するなら、アレルギー症状の緩和と免疫力向上がポイントです。
まず、アレルギー症状緩和には乳酸菌を多く含むヨーグルトやナチュラルチーズがおすすめ。乳酸菌には体内で起こるアレルギー反応を調整する働きが期待できます。また、サバなど青魚に豊富に含まれるEPA・DHAも、アレルギー症状を引き起こす化学物質が作られるのを抑制します。それからホタテやウナギに多く含まれる亜鉛は、免疫機能に関与するT細胞の働きを高める働きがありますよ。
ドリンクには緑茶をチョイス。アレルギーのかゆみを引き起こすヒスタミンの放出を防ぐ、抗ヒスタミン作用が期待できるカテキンがたっぷりです。これらを摂取して、少しでも「あのつらさ」を和らげたいですね。
北嶋佳奈=監修
管理栄養士&フードコーディネーター
富永玲奈(アート・サプライ)=取材・文
[いずれもwebR25]
Posted by nob : 2014年03月23日 14:10
水のごとく、、、そして風のごとく。。。/また旅立つ君へVol.12
流れる水は先を争わず
いつも自然体でいようということだ
自分だけ少しでもよくなろうと思い
無理をして先へ先へと急いでいくとする
結局人を押しのけることになり
そこから争い事が生まれてくる
水のように流れていけば
この世はすべてうまくいく
流れる水は一緒に流れているだけで
まわりを押しのけているわけではない
どんなに急いでも
まことに円満にこの世の摂理の中におさまっているのである
[立松和平/いい人生]
Posted by nob : 2014年03月23日 06:03
本当にこんな社会に皆満足しているの!?(驚)
■内閣府世論調査:「社会に満足」60%
内閣府は22日、社会意識に関する世論調査の結果を発表した。全体として今の社会に満足しているかどうかを尋ねたところ、「満足している」が7.7%、「やや満足している」が53.1%と、ともに昨年2月の前回調査から増え、計60.8%(前回53.4%)だった。良い方向に向かっている分野(複数回答)を聞いたところ、「景気」が前回の11%から22%に倍増。悪い方向に向かっている分野(同)では「外交」を選んだ人が最も多く、38.4%(前回35.9%)だった。
◇外交「悪い方向へ」38%
良い方向に向かっている分野では、「医療・福祉」が27.6%で最も多く、「科学技術」が25.1%で続いた。「景気」は前回から伸びが目立つようになり、内閣府は「景気回復や雇用状況の改善が浸透してきた」と分析している。
一方、社会に「あまり満足していない」は31.8%、「満足していない」は6.9%で計38.7%。前回から7.4ポイント減少した。
悪い方向に向かっている分野は「外交」に次いで「国の財政」32.8%▽「雇用・労働条件」28%−−など。財政と雇用への不安が前回より減ったのに対し外交は増え、1998年に同じ設問にしてから初めてトップになった。中国や韓国との関係悪化などが影響したとみられる。【水脇友輔】
[毎日新聞]
Posted by nob : 2014年03月23日 05:58
今日までのすべては巡って明日の我が身に還る。。。
■小保方氏無職危機 危惧される“偽iPS男”と同じ末路
小保方さんは“森口コース”を歩むのだろうか…
新型万能細胞・STAP細胞の論文への疑義で揺れる理化学研究所(理研)の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)が“無職危機”に直面しそうだ。世紀の大発見から一転、次から次へと疑惑が浮上したことで、自主退所を余儀なくされるという。しかも辞めたところで、その後の科学者人生はイバラの道。一昨年に“偽iPS男”と世間を騒がせた森口尚史氏がそうであったように、再起を期すため“営業”に行っても、門前払いを食らう可能性が高いというのだ。
「仮にSTAP細胞が実在したとしても、今回の一件で小保方さんの科学者としての評価は地に落ちてしまった。彼女の今後を考えるとふびんでなりません」
そう語るのは元理研職員だ。小保方氏が中心となったSTAP細胞の論文に他の研究データからの無断流用、コピー&ペースト(コピペ=ひょう窃)が次々と発覚。世紀の大発見と称賛されたSTAP細胞はその根幹から揺らいでいる。
理研発生・再生科学総合研究センターで、細胞リプログラミング研究ユニットのリーダーを務める小保方氏。14日には所属する理研が論文への疑義に関する調査の中間報告を行い、ノーベル化学賞受賞者の野依良治理事長(75)は「未熟な研究者がデータをずさん、無責任に扱った」と断罪。仮に疑惑がクロだった場合「理研の規定に基づき、厳正に処分を行う」と明言した。
前出の元理研職員は「組織として彼女をクビにすることはできないが、サラリーマン同様、閑職に追いやり“肩叩き”すると見ています。小保方さんのユニットは解散となり、メンバーもそれぞれ別の部署に飛ばされるでしょう」と話す。
[東スポWeb]
Posted by nob : 2014年03月22日 23:10
主体的・積極的な食養生にて明日の健康は創りだしていける。。。/「色々な食べものをバランスよく」は今日の最小限。。。
■がんにならない食べ物
ロバスト・ヘルスの川口
内科医の私が診療していると、よく患者さんから訊かれることがあります。
「先生、がんにならないためにはどんな食べ物を食べればいいですか?」
がんの治療をしている患者さんから「このがんに効く食べ物はありますか?」と訊かれることもあります。
確かに、「これを食べればがんに効く!」とか「これを食べてがんが治った!」など、広告などで目にするような気がしますが、果たしてどこまでは科学的に信じられる話なのでしょうか?このコラムで考えてみたいと思います。
がんと食べ物の関係を明らかにするためには、私たちの行っているような「コホート研究」が最もいい方法です。健康な人を集めて、まず、食生活を調べます。
例えば、コーヒーとがんの関係が知りたければ、コーヒーをどれくらい飲むかあらかじめ調べておきます。それから、10年、20年後、コーヒーをたくさん飲む人と飲まない人のグループでそれぞれがんになった割合を比べます。もし、コーヒーを飲むグループの方ががんの割合が多ければ「コーヒーはがんと関係があるのかも!」ということになります。
そして、その因果関係をはっきりさせるには、研究室での細胞を使うような実験や、動物実験などの結果もあわせて結論が得られることが実際には多いです。
さて、ではどんな食べ物を食べればがんにならないのでしょうか?国立がん研究センターでは今までの研究をまとめて公表しています。それを見てみることにしましょう。
まず、野菜とがんの関係をみると食道がんでは罹患リスクが下がるという関係が「ほぼ確実」にあるようです。胃がんでは罹患リスクが下がる「可能性」があります。
しかし、一方で他のすべてのがんではデータが不十分でこれといったことが言えません。果物でみると食道がんで罹患リスクが下がるという関係が「ほぼ確実」にあるようで、胃がん、肺がんでは罹患リスクが下がる「可能性」があると言えます。
その他のがんと食事をみてみると、罹患リスクが下がる関係が「ほぼ確実」にあるのはコーヒーと肝がん、上がる関係が「ほぼ確実」にあるのが熱い飲食物と食道がん、食塩と胃がんです。
実はこれだけなんです。実はそれほど分かっていないのが実情です。それには色々な理由があると言われていますが、私はがんの発症にかなりの部分関係していると考えられる遺伝的素因、すなわち体質の関係を今までの研究では、考慮することができなかったことが大きいのではと考えています。
今後、新しい発見が山形分子疫学コホート研究から出て行くことを期待しますが、当面は当たり前といえば当たり前ですが、「色々な食べものをバランスよく」ということに尽きるでしょう。色々な食べ物を食べることにより何よりも、「リスクを分散」することができます。
例えば、ある食べ物にがんに関係するような、今まで分かっていない物質が入っていたとしても、たくさん色々な食べ物を食べることによって、多くの量を日常的に取ることを避けることができます(もちろん他にも色々な利点があります)。
現時点では、「健康に王道はなし」です。
[newsdig]
Posted by nob : 2014年03月22日 23:07
マスコミの劣化=国民の意識の低下Vol.2
■小保方さんと羽生結弦さんと佐村河内守氏の共通点に気がつかない人がヤバイ件について。
中嶋よしふみ
金メダリストがカナダに旅立った。先月の末日、羽生結弦さんは練習拠点のカナダに向けて出発した。ソチ五輪から25日に帰国してわずか3日間の日本滞在と慌ただしい移動だ。これは3月26日に埼玉で行われる世界フュギュア選手権に出場するため、仕方のないスケジュールのようだ。
以前執筆した「フィギュアスケートの羽生結弦さんも理系女子の小保方さんも「現代のベートーベン」も、みんな同じだ。」という記事には、多数の賛同意見を頂いた。また「キュレーションの時代」の著者としても有名な佐々木俊尚氏のメールマガジンでも物語消費という観点から取り上げて頂いた。
その一方でいくつかの批判もあった。羽生さんに復興の星として過剰な期待をするのはプレッシャーになってしまっていると指摘した事に対し「羽生さんは自主的に震災復興に協力したいと言ってるのだから問題無い」というものだ。
■揺れ動く金メダリストの心。
これはあまりに表面的な見方ではないかと思う。前回の記事では「一人のスケーターでしかない自分に復興の期待がかけられるのは辛い」と心情を吐露しているインタビューを紹介したが、その後報道されたインタビューでも五輪前ならばとても言えなかったであろう話も出ている。
3年前のあの時、ぼくは仙台のリンクで練習中でした。氷が波打ち、立っていられないほどの揺れ。「このまま死んでしまうのか」と恐ろしく、泣きながら逃げ出しました。あの時の光景は今でも頭の中でフラッシュバックします。涙が止まらなくなって、夜もうなされます。
被災地のこと忘れないで…羽生選手、震災を語る 2014年3月10日 読売新聞
羽生さんがインタビューで復興に対して力強い受け答えをしている姿を見ると頼もしいと思う。しかし、それは葛藤を経たものであって当初からそのような状況でなかったことは明らかだ。
葛藤を乗り越えて必死で期待に応えることと、自ら積極的に関わることは全く違う。羽生さんのファンであろう人から寄せられた批判コメントを読みながら、スポーツライターの知人から聞いた「ファンは選手がケガをすると心配はするけど、復帰して活躍する事も必ず期待するんだよね。ファンて案外残酷だよ」という話を思い出した。
■マスコミが生む負のスパイラル。
前回の記事ではマスコミは羽生さんに震災のことをしつこく聞くのは止めてほしいと書いたが、それはマスコミと視聴者の間に生まれる「負のスパイラル」もしくは「相互フィードバック」とも言える関係があるからだ。
羽生さんはメダル獲得後のインタビューで前回の記事で書いた通り、震災体験について「あまり振り返りたくないので、コメントを控えさせていただきます」と答えている。
これが帰国後のテレビで行われていたらどうだろうか。インタビュアーが震災について話を振ると、陰りのある表情を見せながらも、最後は震災復興について熱い想いを語る……こんな形に編集された映像は視聴者にとっては感動的な内容になるかもしれない(人は物語を求める、と以前の記事で書いた通りだ)。このような映像が高い視聴率を記録すれば、羽生さんがテレビに出演するたびにそんなやりとりが繰り返される事になるだろう。そう、マスコミ報道の一部は視聴者が作り出しているわけだ。
戦時中、マスコミは戦争報道に積極的に加担していたという指摘がある。大勝したと報じれば新聞は沢山売れたからだ。誤解を恐れずに言えば今でもサッカーや野球で日本代表が勝つと、翌日の新聞はたくさん売れる。普段Jリーグに見向きもしない人がサッカーの日本代表戦の時だけ渋谷で暴れる様子を見ると、良くも悪くもナショナリズムに時代は関係無いのだなと思う(戦時中の日本を異常な状態で今と全く違うと考えるのは危険な発想だ)。
■マスコミは究極の人気商売。
マスコミを自分と何も関係のないものとして考える人は「マスゴミ」と平気で口にする。しかしマスコミも所詮は客商売だ。視聴者・読者が求めるモノを提供する。今も昔もマスコミは客をしっかり見ている。ごくフツーのビジネスと同じだ。
疑惑の発見としてすでに話題は全く別の方向に進んでしまったが、小保方さんが話題になった当初に理系女子、割烹着、30代の女性、デート中も研究のことを考えていた、など研究とは全く関係のない要素で紹介されたのも、それが注目をあつめるための強力な手段だからだ。
マスコミが批判を承知であえてこういった表現を使うのも、そのほうが注目を集められるからだ。メディアは客のレベルに合わせているだけだ。
■「釣りタイトル」の集客力について。
例えばウェブのニュースならば以下のようなタイトルでクリックをしたいと思うだろうか。
「理化学研究所が歴史的な偉業、新型万能細胞を発見」
それよりも以下のようなタイトルの方が多数のアクセスを集めるだろう。自分の過去の経験でいえばクリック数は10倍以上違う。
「偉業を達成した理系女子、割烹着で研究」
「デート中にも研究? 美人研究者は割烹着」
「美人過ぎる研究者、歴史的偉業を割烹着で達成」
メディアの硬軟にもよるが、自分が小保方さんに関する記事を書け、と言われていたら下の三つのようなタイトルを使っていただろう。その方が沢山の人に記事を読んでもらえるからだ。「釣りタイトル」といった呼び方もあるが、記事を読んでもらう間口を可能な限り広げるのはメディアとして当然の事だ。その上でキッチリと研究内容を伝える。これはもう記事を書く際のセオリーみたいなものだ。
当初言われた「偉業を成し遂げた研究者を理系女子呼ばわりするなんてバカにしている」という批判は、良いモノを作ればいつかは必ず売れるといった話と同じでビジネス上何の意味もない。良い物を作ったうえでどう売ればいいか?と考えるのがビジネスだ。特に記事のタイトルは商品のネーミングやコピーと同じだ。
理系女子や割烹着の報道を批判していた人も、安藤美姫さんが極秘出産とか、AKBのメンバーが丸刈りで謝罪といった記事があれば無意識にクリックするだろう。多くの人は暇つぶしや娯楽で記事を読んでいる以上、B級ネタや柔らかいタイトルの方がアクセスを集めるのは当たり前の事だ。ヤフーニュースのアクセスランキングを見ても分かるように、ランクインしているのは芸能・スポーツ・ゴシップネタが殆どで、政治経済ネタは数本もあれば多い方だ。
■「かわいすぎる人妻」の記事がヤフーニュースではアクセスランキング1位になる。
つい先日もヤフーニュースのアクセスランキングで1位になっていたのは、広島カープのホームランガール(ホームランを打った選手にマスコットの人形を渡す女性)に子持ちの女性が選ばれた事を伝える「【広島】ホームランガールに27歳かわいすぎる人妻」という記事だ。
ただの女性ではなく既婚で子持ちの女性、というのもまた一つの属性、つまりは「物語」だ。マスコミはこういった記事のアクセスが多い事を熟知している。結局、「現代のベートーベン」とか「理系女子」という言葉を引き寄せているのは読者であり、視聴者だ。
「自撮りで話題のグラビアアイドル・倉持由香さんから、ウェブマーケティングの神髄を学んでみた。」という記事では、昨年博多で「菅原道真公以来の逸材」と話題になったアイドルや、スカイマークエアラインズのミニスカートの制服がウェブ上で話題になった事について「企業・売り手がどのような意図を持っているかに関係なく、ウェブを見ている多くの人は自分に興味のある形で勝手に情報を切り取って、勝手に消費する」と説明した。これは物語を求める感覚と逆に見えて全く同じ行動だ。
つまり読者・視聴者は「自分が見たい情報を、見たい部分だけ、自分の理解したいように好き勝手に切り取る」という消費行動を行い、マスコミはそれに最適化したビジネスをおこなっている、という事だ。これは先ほど例にあげた戦勝報道で新聞がたくさん売れたという話と同じで、人の行動は数十年やそこらでは変わらない。
小保方さん、羽生さん、佐村河内氏と3つの全く異なる報道で、このように昔から変わらない日本人(人間?)の行動様式が改めて露見したのは明らかだ。これが良いか悪いかは別にして、消費者は物語に反応し、マスコミもそれを前提にコンテンツを提供する。
それでも「理系女子なんて言葉を使うマスコミはおかしい! くだらない報道をするのは許せない!!」と批判をしたい人には、自分自身がマスコミをバカに出来るほどの人間なのか振り返ってみることをおすすめする。政治家は国民の鏡と言われるように、マスコミもまた国民の鏡だ。馬鹿な報道が増えたと思ったら自分自身が馬鹿になっていないか心配した方が良い。
マスコミが変わるのは、理系女子とか美人すぎる政治家とか、そういう記事に反応する人が減った時だろう。きっとそれは100年以上先の話だ。
[newsdig]
Posted by nob : 2014年03月21日 11:45
マスコミの劣化=国民の意識の低下
■鳥越俊太郎氏 今のテレビでは政権を真っ向から批判できない
共産党の小池晃・参院議員が、3月4日に行なった安倍晋三首相への国会質問を扱った『ニュースウォッチ9』を含むNHKのニュースについて、小池氏を安倍首相がテンポよく論破しているかのように編集されているのではないかと指摘した。会長や委員の人事を始め、官邸によるNHK支配が着実に進んでいるのか。
テレビ朝日系『ザ・スクープ』でキャスターを務めたジャーナリストの鳥越俊太郎氏は、NHK問題をはじめとする現在のテレビジャーナリズムの劣化を憂えている。
「件の『ニュースウォッチ9』を見ましたが、小池議員だけでなく社民党の福島瑞穂・参院議員が集団的自衛権について質問した場面でも、安倍首相は実際には焦点をはぐらかして答えようとしていないのに、編集によってテンポよく軽快に答えているように映ってしまっている。
集団的自衛権の問題について、争点隠し、論点隠しと思われても仕方ありません。安倍政権の支持率が50%を超えるなか、意図的な工作というよりは、メディアのなかで安倍政権への批判を自主的に控えてしまっているほうが大きいのではないか。
民放でも同じです。僕自身、最近ではコメンテーターとしてテレビには出られなくなっています。日本経済を取り巻く実態は厳しくても、安倍政権なら日本の前途は明るいという空気のなかで、そうした空気に抗って政権を真っ向から批判するという芸当が、もはやテレビにはできなくなっているんです」
[週刊ポスト]
Posted by nob : 2014年03月21日 11:26
人生は旅だ。。。Vol.5/また旅立つ君へVol.11
人間には大きく分けて二つのタイプがあると思う
こつこつと努力を積み上げ
ついの棲家をつくり
それを最終の目標とする人である
世間的な名声をかち得たら
そこに安住する
守りに入るのである
もう一つのタイプは
絶対に安住しない人である
こつこつと努力を積み上げなければ一つの世界は築き上げることはできないにせよ
できた瞬間にそれを破壊してしまう
旅というのは
出発があり到着があり
人生のようなものなのだ
そして
旅とは本来無一物であり
社会の属性を捨て
身体一つを運んでいく
死と再生とを限りなくくり返すことこそ
優れた表現者である
再生すればまたそれを壊してしまうのだから
彼に安住の地はない
[立松和平/旅暮らし]
Posted by nob : 2014年03月20日 19:05
人生は旅だ。。。Vol.4/また旅立つ君へVol.10
旅は楽しい
知らなかったことを知り
どんどん豊かになっていく自分を感じることができるからである
この世の多様性を知ることが
私たちには何より必要である
他者を認める心があれば
自己主張によるいがみあいもなくなり
戦争をすることもなくなる
旅の効用ははかり知れない
[立松和平/旅暮らし]
Posted by nob : 2014年03月20日 19:02
人生は旅だ。。。Vol.3/また旅立つ君へVol.9
旅をしていると
次から次へと多様なものと出会い
これに対してどんな態度をとったらよいのか決めかねることがある
つまり拒絶してその場を去っていくこともあるのだ
それは旅をする自分が
その相手に試されているということだ
試され拒絶されたりしたのでは出会わないほうがましである
そんなことがないよう旅先では感覚を全開にしていなければならない
目の前に現れるものすべてを柔軟に取り込んでしまう
そうすれば自分はもっともっと大きくなることができる
日本全土ばかりでなく
この地球をも丸呑みにすることだってできる
[立松和平/旅暮らし]
Posted by nob : 2014年03月20日 18:59
人生は旅だ。。。Vol.2/また旅立つ君へVol.8
旅のよいところの一つは
いつも暮らしている視点
つまり日常生活の側からではなく
自分が本来持っている感性から対象を見ることができる点だ
自分の目の高さは身長の分であり
そこからものを見る感覚が知らず識らず身についている
だが地面に寝そべれば蟻の視点になり
木に登れば鳥の視点になる
水中を泳げば魚になり
カヌーでいけば水鳥になる
そのように視点の位置をどんどん変えていくことが
旅に出るということだ
[立松和平/旅暮らし]
Posted by nob : 2014年03月20日 17:03
人生は旅だ。。。/また旅立つ君へVol.7
どこでどうしていようと
私たちは旅をしている
旅は生きるということ
旅を重ね
旅に棲む
[立松和平/旅暮らし]
Posted by nob : 2014年03月20日 16:54
絶えぬ珈琲効能論争、、、私は朝夕に、時折午後にも、ゆっくりといただきます。。。Vol.2
■コーヒーはどれだけ飲むと「飲み過ぎ」なの?
「飲み過ぎかも…」と思いながら左手にはコーヒーカップが。
デミタスカップで飲もうが、両手で持つでっかいマグカップになみなみと注ごうが、1日のコーヒータイムを楽しみにしている人はたくさんいるでしょう。コーヒー大好き! ついつい日に何杯も飲んじゃう! が、どんなものにも程度というものがあります。コーヒーを飲んで目が覚める、頭がしゃきっとするのも、程度を超えれば毒にもなる。どんだけ、コーヒー(カフェイン)を摂取すると、飲み過ぎと言えるのでしょうか。
カフェインとは?
カフェインとは、葉っぱや種、フルーツ等、様々な植物から自然に摂れるアルカロイドの一種。この様々な植物の中には、もちろんコーヒーの木やお茶の葉等も入ります。一般的ではないですが、イェルバ・マテの木やガラナベリーにもカフェインは含まれています。植物は有害な虫に対する防御として、また花粉媒介者へのお礼としてカフェインを生成します。
人間にとっては、このカフェインは覚醒作用を起こすものとなり、一時的に目が覚めたり、集中力が向上したりします。言ってしまえば、カフェインは世界で最も広く多用されている合法の精神活性化ドラッグであり、コーヒーやお茶、チョコレートやエナジー飲料等、日常生活で頻繁に目にするものです。北アメリカの約90%の成人は、何らかの形でカフェインを含む飲食物を毎日摂取していると言われています。
アイオワ大学病院のLisa Casas(リサ・カサス)栄養士も、カフェインは「目が覚めて集中力を高める」と、大学のブログに綴っています。しかし同時に「効果は長く続きません。体外に排出されるまでせいぜい2~3時間程度のもの」とも話しています。
コーヒーに含まれるカフェインはどれくらい?
コーヒー1杯(8オンス=約240ml)には、淹れ方にもよりますが、60~120ミmgのカフェインが含まれています。お茶はずっと少なく、1杯(約240ml)に20~90mg。ソフトドリンクならば1缶に約20~40mg。チョコレートにも、ほんの少し、6mgほど含まれています。
俗にいうエナジー飲料には、もっと多くのカフェインが含まれています。例えば、2010年消費者レポート団体がまとめた資料によると、5 Hour Energy1 本(1.93オンス=約50ml)には、207mgものカフェインが含まれています。また、米国で販売されている他のメジャーなエナジー飲料だと、モンスターエナジー(16オンス缶=約470ml)には160mg、メガモンスター(24オンス缶=約700ml)には240mg含まれています。レッドブルは、メガモンスターと同量のカフェインが含まれていますが、1缶が小さくメガモンスターの4分の1ほど。
また、5150 Semi Sweetというカフェイン商品には、なんと1オンス(約30ml)に475mgというとんでもない量のカフェインが含まれています。これは、スターバックスでショートサイズのコーヒーを2.6杯飲むのに匹敵しています。
つまり?
カフェインについては様々な研究があり、中には血圧を下げる効果が見られたというものもあります。が、一方では健康に害を及ぼすという報告も。Mayo Clinic Proeedingsに最近発表された研究は、週28杯(1日4杯)以上もコーヒーを飲むという55歳未満の人を対象に調査をした結果、少量しか飲んでいない人よりも、高い死亡率がでるということがわかりました。Mayoチームは、Aerobics Center Longitudinal Studyからのデータも活用しており、これを使い約4万5000人(1979年から1998年のデータ、当時20歳から87歳だった人)の20年という長期生活サイクルの調査も行っています。
この研究が警報を鳴らす一方で、相関性は必ずしも原因となっているわけではないというのも忘れてはいけません。John Ochsner Heart and Vascular Instituteの循環器専門医であるCarl J. Lavie(カール・J・ラヴィー)氏は、Men's Journalにてこう説明しています。「コーヒーを多く摂取することは、死亡リスク向上に関係しているというだけ。喫煙や運動は自身でコントロールできるが、睡眠やストレス等の他のコントロール不可能な要因もあり、それらも死亡リスクの上昇に関係しているからね」
また一方で、ハーバード・スクール・オブ・パブリック・ヘルスの栄養学疫学の准教授であるRob van Dam(ロブ・バン・ダム)氏は「この実験結果にはビックリだ。他のグループの米国男女を対象にした研究では、コーヒーの摂取が、若年死亡率の若干の減少に関係しているという結果もあるからね」と驚いていました。
しかし、Mayoチームの研究結果は、New England Journal of Medicineにて発表された他の説を裏付けているという面もあります。14年間の調査が行なわれたこの研究では、日々コーヒーを飲むという習慣を持つ人は、飲まない人に比べて死亡リスクが下がるが、毎日たくさん飲む人の場合はこの効果が得られないというもの。
カフェインの影響力というのは、個人の状態によって変わっていきます。性別、年齢、ボディマス指数、メタボリズム、またカフェインというものへの感度によっても違いがでるでしょう。つまり「1日○杯です」とは一概には言えないということ。記録にある最高摂取量は100g。100mgじゃないですよ、100gですよ。これは、コーヒー1200杯分を一度に飲むのと同じこと。が、これはまさにエクストリームな例であり、大抵の人はこんなとんでもない量のカフェインを一度に摂取すると死に至る可能性が大です。あくまで、こんだけ摂取して平気な人間もいたという記録でしかありません。
FDA(アメリカ食品医薬品局)は、高血圧な人、心臓に疾患がある人、妊婦に対して、カフェイン摂取を最小限に抑えるよう指導しています。55歳以上ならば、1日4杯未満が好ましいと言われています。それ以外の人は、近年の研究を見ると、日に200~400mgのカフェイン摂取ならば、長期的に見ても大きな問題のない量のようです。1日600mg以上(コーヒー7杯以上)摂取する人は、少々見直しが必要ではないでしょうか。
また、以下のような症状がある人は、1日何杯飲むかは関係なく、今の摂取量よりも減した方がいいでしょう。
・不眠症
・神経過敏
・情動不安
・イライラ
・胃痛、胸焼け
・心拍数上昇
・筋肉の震え、引きつり、痙攣など
[NPR - Mayo Clinic 1, 2 - Wiki - University of Iowa - Oxford Journal - Men's Journal - Caffeine Informer - FDA]
そうこ(Andrew Tarantola 米版)
[GIZMODE]
Posted by nob : 2014年03月19日 19:59
まったく同感です。。。
■STAP・さっさと身内を切り捨てる日本の冷たい研究所
松田扶美
私はまったくの素人で、小保方博士の研究の、あるいは発表過程のどこのミスがあったのか余り感心すらない。しかしわかることはある。それは、今の段階でも、日本と、スイスあるいは欧州先進国との大きな違いがあるということだ。
もし、理研が、こちらの研究所で彼女がこちらので仕事をしていたなら、上司も職員も全員で調べに協力し、完全に「誤り」が証明されるまで味方になっているだろう。その研究員が男性でも、高齢だとしても同じだ。
味方と言う意味は、身内の欠点をごまかすのではなく、内部で不正を極め、しかし、最後まで人間、同僚として付き合ってくれるだろうと言うことだ。
メディアに対しても、統一した見解がでるまで彼女を弱いところもあった人間としてでもリスペクトし、一緒に励ましてくれるだろう。同僚なのだから。それに当事者は弁護士や専門的な心のケアがすぐ得られる。
もし、最終的に彼女の失敗や、もっと悪い方向に行ってもそれ相応の判定がでるまで付き合ってくれるだろう。そしてその謝罪にも心情的に近くにいてくれるだろう。
そこが違う。
海外で仕事をしていて失敗しない人は少ないだろう。しかしこちらでは、失敗しても何度かはチャンスがある。私も、日本だったらすぐ捨てられていただろうと思うことが何度もあった。しかし、こちらの先進国ではマイノリティーでも、守って応援してくれる勇気のある人が必ずでてくる。温かさ感じる。
その体質の違いを例にすれば、日本のテニスなどの応援の仕方にも見える。
日本がデビスカップでカナダと試合したとき、負けることがわかっていてもカナダチームは選手と一体一身で呼吸し、最後まで励ます。いろいろ工夫をし、楽しく真剣に声を掛ける。応援することが自分も試合することだ。皆が参加する気質だ。
日本人の応援はただ結果だけ拍手して、白々しい。「負けた」「勝った」それだけが大事だ。勝てば嬉しいが結局は単なる傍観者だ。選手と自分の役割はまったくかけ離れていて、「戦う人」と「観る人」に分かれる。
今回のSTAP論文の研究も、少しの疑惑でギブアップして、切捨て、偉い人がでてきて叱る。責任を取らせる 冷たいもんだ。親心なんてこんなものか。周りの体裁が一番大事な肝っ玉が小さい同僚だ。
会社や、国の名を守る為には、有能な技術者も平気で切り捨ててきた日本だ。その結果は歴然としている。将来に結果がでるし、でている。それだけでなく、理研の国際的な信頼も失うだろう。それは小保方氏の失敗が原因ではなく、日本の研究チームの体質によるだろう。
小保方博士の研究や、卒論の最終的な結論がでるまで、なぜ記者会見なんかさせるのだろう。冷たい日本人がいる。冷たい日本だ。
[newsdig]
■小保方さんをタレント扱い マスコミの罪と早大の赤っ恥
数々の疑惑が“確信”へと変わり、理化学研究所が会見で謝罪する事態にまで追い込まれた小保方晴子さん(30)のSTAP論文騒動。
ここにきてマスコミは連日のように疑惑を報じ、「理研は疑問に正面から答えよ」と、社説で批判した新聞もあったが、一体、どの口が言っているのか。
論文が脚光を浴びるや、新聞・テレビは一斉に小保方さんをヒロインに仕立て、「リケジョの星」と祭り上げた。
象徴的だったのが1月30日に小保方さんの母校・早大が開いた会見だ。指導教員だった常田聡教授に対し、報道陣からは研究や論文とは無関係な質問のオンパレード。
「大学時代、小保方さんは何と呼ばれていたか」「学食では何を食べていたのか」「大学の研究室でも割烹着だったのか」「今はピンクやイエローの女性らしい研究室だが、大学時代はどうだったか」といった具合だ。
■指導教員は「積極的に報道して」と猛烈アピールだった
マスコミだけじゃない。早大のハシャギぶりも異常だった。
「彼女は非常にモチベーションが高かった」「努力家で積極性の高い学生だった」「女性ならではのきめ細かい気遣いや人間力があった」(常田教授)とベタ褒めし、「勉強や研究ばかりでなく、プライベートも謳歌していた」「おしゃれに気を使い、洋服や持ち物も凝っていた」(同)と、これでもかのリップサービス。
小保方さんを知る後輩男性に加え、面識のない修士課程の“リケジョ”まで会見に同席させ、「小保方さんのような存在は心強い」と言わせていた。実際、常田教授は「ぜひ、報道を積極的にお願いしたいと思います」と猛烈アピールしたものだから、マスコミは大喜び。「小保方さんが着ていた服のブランドは?」「どんな色の服が好きだったのか」と、最後までバカな質問を続けていたのである。
大騒ぎした揚げ句、何もかもがデタラメだったiPS細胞「森口尚史事件」の反省はゼロ。“偽ベートーベン”佐村河内守の一件もそうだが、小保方さんを過剰に持ち上げ、ここまで騒ぎを大きくしたマスコミと、スケベ心を出した早大の罪はあまりに重い。
[日刊ゲンダイ/21日追加]
Posted by nob : 2014年03月18日 19:45
その時々の自分自身をあるがままに受け容れることから、、、日々の小さな納得の積み重ねが幸せへの途をつくっていく。。。
■人目が気になるとき、本当に気になっているのは「自分の心の目」
年度が替わると、新しい環境での活動や初めての仕事に取り組む機会が増えます。人前では明るく元気に振る舞うけれど、内心は「人目が気になって仕方がない」という方はいませんか?
人目が気になるメカニズム
私たちが人目を気にするのは、「悪く見られるのではないか」「批判されたらどうしよう」「きっと○○と見られちゃう。○○と思われないようにしなきゃ」という不安や緊張が自分にあるから。
たとえば、自分が太っていると気にしていると、スイーツを食べている自分をどう見られるのか人目が気になると思いませんか? 自分に彼氏がいないことを気にしていると、「彼氏がいない女」と見られているような気がして、周りの目が気になりませんか?
人目が気になるというのは、実際は「人があなたをどう見ているのか?」ではなくて、「自分が自分をどう見ているのか?」が原因となっている場合がほとんどのようです。
自分を見る目を変える
自分を「太っている」「彼氏がいない女」と見ていたのは、周囲の人ではなく「自分自身」だったとしたら...。「自分がしていること」と認めることができたら、それを続けるのか・止めるのかは「自分の意志で決められること」になるでしょう。
「太っている」「彼氏がいない」など、あなたが気にしていることは、そんなに悪いことなのでしょうか? あなたと同じ条件の人があなたの隣に居たら、軽蔑や批判をするでしょうか。
「他人なら許せるのに、自分だけは許さない!」と自分に厳しくなっていませんか。もう少し優しい目で自分を見てあげてはいかがでしょう。
[glitty]
■「将来」の幸せではなく「今の自分」を幸せにしてくれるものに目を向けるんだ
誰もが時々、「これさえあれば、満たされるのに」「こうなったら、幸せになれるはず」という罠に陥ります。将来手に入るであろう報酬やご褒美をエサにやる気を出すのは良いことですが、そのような幸せに固執するのは良くありません。
「The Simple Dollar」で、人間は将来幸せになるために自分が求めているものに、かかる時間やお金の計算に囚われることがあると指摘しています。
また、たった一つの変化にたいして期待し過ぎるきらいもあります。実際には、それだけで人生が変わるような変化はありません。ある変化によって、ずっと不幸だった人生がずっと幸せな人生に変わると本気で信じているのであれば、それは失望に変わるでしょう。新しいパソコンは人生を変えません。夢に思い描くような恋愛も人生を変えません。そのようなもので人生は変わらないのです。
そうではなく、今の人生や生活で自分を少しでも幸せにしてくれるものに目を向けましょう。先のことばかりを見ていると、今あるものの価値を落としてしまいがちです。これだけは覚えておいてください。幸せというのはあなたの心持ちのことです。どんなものを持っていようが関係なく、いつだって自分の中にあります。
"If Only I Had This Thing, I Would Be Happy" | The Simple Dollar
Walter Glenn(原文/訳:的野裕子)
[ライフハッカー]
Posted by nob : 2014年03月17日 20:59
歩み始めること、、、そして歩み続けること。。。
■『一勝九敗』
経営者の一冊
東横イン社長 黒田麻衣子
父でもある東横インホテル創業者・西田憲正が、いつも私に「10回失敗できる人はいないんだよ」と言っていました。
その意味は「10回失敗したら絶対に次は成功できるのに、10回失敗できる人はいない」ということです。
2006年、東横インは、容積率違反の問題で窮地に立たされていました。一旦退職してドイツにいた私が緊急に帰国し、「私が会社を守らねば」と、決意をした時期に、本書を手に取りました。題名が、父が繰り返し私に言っていたことと、ほとんど一緒だったからです。
私に10回も失敗できるのかとも思いますが、失敗するほどに勇気を持って挑戦していきたいと決意しています。
[PRESIDENT online]
Posted by nob : 2014年03月17日 20:42
どんなところで、どんなことをするかではなく、、、どんなことにでも、どのように取り組むかということ。。。
■その他大勢としてではなく「個人」として生きてゆく方法【瞳子先生の人生相談】第14回
※20万人以上の女性の美に関するお悩みや、生き方に関するお悩みにこたえてきた美創家(美容家/カウンセラー)の橘瞳子先生が、読者のご質問にお答えするコーナーです。
美しいものをより美しくみちびき、筋が通っていない生き方に「まちがっている」とハッキリ物申す橘瞳子先生の珠玉の言葉を、心の栄養にしてみませんか? (編集部)
Q
24歳・OLです。「その他大勢」として生きたくありません。大学を卒業したらほぼ全員 が企業に就職をし、会社のなかのひとつの歯車として生きていますが、私は「****(本名)」であり、企業の歯車のひとつではないと強く思います。
どうすれば個人として生きていくことができるのでしょうか?
A
あなたがやりたいことは何ですか?
独立心が旺盛なのですね。質問内容からも若さを感じます。社会人として二年生ですね。
ならば、この二年の社会生活の中で窮屈さと何を感じているのでしょうか。周りの人達に合わせられないので悩んでいるのでしょうか。
個人として生きて行きたい気持ちもわかりますが、個人として生きて行くには、まだまだたくさんの経験が必要かと思います。
いま会社で歯車の一員として仕事をしていることは、私が思うに大変ありがたいことです。お給料を戴きながら社会の勉強もさせてもらっている訳ですから。
私は新人教育の中で、社会人になったら20才を引いた年齢が、いまの社会人年齢ですと言っています。そうなるとあなたは4才ですね。
4才の頃の自分を想像ください。
家族や周りの人達に見守られながら育てられている様子が浮かんできますね。子どもの頃は、両親の気持ちや世の中で起きていることなど、何も分からずにいたと思います。
大人と子どもの違いは、自分のことしか考えられない人のことを子ども、自分のことだけでなく、周りの人達にも気遣いができる「配慮がある人」を大人と呼びます。
社会人になったら結果を出して当たり前です。結果を出さずとも、努力して褒められるのは学生時代までです。
会社にいる上司や先輩や後輩は家族と思って接しましょう。任された仕事を一緒にできる人がいるのは、大変心強く幸せなことです。
会社の歯車として仕事をするのではなく、早く会社の役に立つ人間に成長できるよう、努力することが今は大切と感じます。
そして周りの人達より、与えられた以上の仕事が出来るようになってはじめて、会社の中でも自己の確立ができるわけです。
いまは会社の傘のなかで守られながら仕事をさせてもらっている訳ですから、思い通りに行かないこともたくさん出てくると思います。
会社の一員としていま任されている仕事の結果を出し、周囲の人とのコミュニケーション能力も養わなくては、自己を確立させることは難しいと感じます。
早い自立は素晴らしいと思います。でも先行き不安定にならないよう、いろいろな経験と知識を得てからの独立を考えてみてください。
人生は長いですから、焦らずに行動してくださいね。
今、目の前にある仕事を一生懸命やっていれば、気がついたら自然に自己の確立ができていると思いますよ。
[ANGIE]
Posted by nob : 2014年03月17日 20:29
今日の想像力の問題、、、巡って明日の我が身に還る。。。
■人は皆老いて、障害を持ち、そして死にゆく
訪問看護師のmina
核家族化がもたらした最大の弊害は、高齢者と一緒に暮らす体験をなくしてしまったことだ。人は目の前にお手本、すなわち自分より先を生きている人(高齢者)がどうなっていくのかを見ることができなくなった。人はビジュアル的なモノ無しにそういうのをなかなか追体験できない。今の自分の状態が永遠だと錯覚する。
だからみんな老いた時に、機能低下した自分の体や心に絶望し「こんなはずじゃあなかった」とこぼす。そして最後は何らかの形で最後に死に遂げなければならない。私達、看護師はすべての人生の段階の人々を看る経験を仕事上する。もちろん、お看取りも含めて。そして心に思う、「いえいえ、誰しも歳を経てこうなるんです」と。仕事の体験から「生老病死」をシステマティックにも感情的にも知っている。
看護師だからといって、老いについて全く考えられない人生を送ってきた人(核家族化している今の日本に生きる人達)の気持ちに添える言葉を準備できるかというと、皆がそういうわけではない。もちろんそういった訓練を受ける機会もある。しかし多くの看護師は「こんなはずじゃなかった」とつぶやく患者に対してたいがいは「自分にはわかっていたよ」と心のどこかで感じている。
しかし、核家族で老いや病気を目にする機会が減っている中で家族生活を送ってきた人には「老い、そして病い」はまさに衝撃なのだ。
若い時は「ずっと今のコンディションがスタンダードなのだ」と無意識に感じている。そして中年になれば「まあ、歳をとればこんなものだろう」とそれなりに納得はする。でも急な病に犯されたり、もっと歳をとって心も体も病むことを体験した時に衝撃を受ける。「こんなはずじゃあなかった」と。
すでに時は遅い。高齢者や障害者に対して若い頃、自分がどんなに無関心で冷たかったかをそこでやっと初めて知るのだ。
だからこそ「人はそのようにして老いていく」ことをよくわかっている看護師という職種はもっと若い人や元気な人に「あなたも必ず老いてやがては障害を持つんです、だから、そういうことになっても心配なく暮らせる社会を作りましょうよ」と啓蒙していく使命を担っていかねばならないではないだろうか。
最近よく、そんな事を思うのだ。健康な時にはわからない。テレビで、そして小説で、あらゆるメディアを通じては知っているけど「自分の事」そして「家族の事」としてすぐには受け止められず、捉えられない。
老いる事、そして障害を持つ事。それはあなた自身、またあなたの家族であるという事に気付かせてあげなくてはいけない。どういう方法が一番効果的なのかまではわからない。でも、まずは生活者である人一人一人に知らせなくてはいけない。元気なうちから教えてあげなければいけない。それが支え合う社会を築くためにできる事の一つではないだろうか?
[newsdig]
■【美しいサプライズ】友人が「がん宣告」されたらどうする? / 誰かのためにここまで出来ちゃうあんたたちって本当に最高ッ!
今年2月、グレディ・マッケンナさんの友人のひとりが、仲間たちに「写真撮影をしよう」と声をかけました。実は数か月前に、グレディさんは乳がんの宣告を受けたのです。
集まった仲間たちは11名。なにやらサプライズの気配。いったい何が起こるのでしょうか?
本日は海外サイト「Bored Panda」に掲載されたある女性たちの熱い友情のお話をご紹介いたします。
さて、集まった11名の女性たちが向かった先は、美容院。写真撮影のためのおめかしだと思いきや……全員髪の毛を全部剃ってしまいました!!! というのも、がん宣告を受けたグレディさんは既に髪を剃っていて、彼女が淋しく感じないように、この際、皆で全剃りすればいーんじゃない? ということだったのです。
11名の中にはグレディさんのお姉さん(または妹さん)もいらっしゃるようで、「彼女は素晴らしい人なの。自分にはこれくらいしかできないけれど」と話しています。また別の友人は「彼女が経験することを想像したら、このくらいへっちゃらよ」と話しています。
美容院で、ひとりずつ、髪の毛を剃っていきます。なかには涙ぐんでしまう方もいますが、みなさん全員、とっても晴れやかな表情です。剃り落した髪の毛をつかんで、ガッツポーズを決めるシーンも。
剃ってしまったあとに、友人の1人がこんなことを言ったそうです。「髪の毛はたかだか体の一部分。一番大切にするべきなのは、プライドよりも健康だってわかったわ」
そしておそろいの帽子をかぶり、スタンバイします。グラディさん本人がやってくると、全員が帽子を取って、全剃りお披露目! まさかのサプライズに涙を流しながら、1人ずつと抱き合い「あんたたちって本当に最高ッ!」と笑顔で言いました。
その後、プロの方にお化粧をしてもらい、おそろいの衣装で写真撮影を開始! ホテルのお庭にソファーを持ってきて一人ずつ撮ったり、みんなで撮ったり。おどけた仕草やおふざけも。この写真だけ見たら、少女たちのようなはしゃぎっぷりで、悲しいことなんかなんにもなさそうに見えてしまいます。それだけ、みんな生き生きした表情です。
グレディさんにぜひ教えたいのが、グレディさんの苗字は日本語にすると「負けないで!」という激励の意味になるんだよな。「負けるな、マッケンナ!」
この美しいサプライズがインターネットに公開されると、瞬く間に大反響。Facebookではすでに3500件近くのコメントが寄せられています。
「涙が止まらないわ。こんな素敵な友達がいるなんてなんて幸せなの」
「美しい心を持った美しい女性たち」
「とても美しい行動。素晴らしい写真。動画を見ている間ずっと泣いてしまった。でも良い涙だった」
などの声も。
「友達のために髪の毛剃れるってすごーい」というだけで終わらせないで。少し自分に問いかけてほしい。たかが髪の毛ではなく、自分の大切にしているものやプライドを手放せる。それほど愛はあなたのまわりにありますか?
参照元:Bored Panda
執筆=黒猫葵
[Pouch]
Posted by nob : 2014年03月17日 20:21
???
好きなのが自分自身ではなく本当にその相手なら、、、ただ静かに想い続けていればいい。。。
■好きな人に恋人がいることがわかったらどうする?「あきらめる 63.3%」
好きな人に恋人がいることがわかったらどうする?「あきらめる 63.3%」
社会人になると出会いが少ないと思われがちですが、意外と新たな出会いに恵まれることがあります。仕事を通じて知り合った人に恋してしまうこともあるでしょう。しかし、好きになった相手に恋人がいることも。そんなとき、皆さんならどうしますか? 先輩社会人に聞きました。
Q.好きな人に恋人がいることがわかった場合、どうしますか?
A.あきらめる......63.3%
別れるのを待つ......21.1%
負けずにアタックする......12.8%
そのほか......2.8%
半数以上の人があきらめてしまうとは! 消極的な人が多いのか、それとも気力がないだけなのか......。理由が気になりますね。
■もっと早く出会いたかった!
・「ドロドロにはなりたくない」(女性/28歳/人材派遣・人材教育)
・「人の幸せを奪ってまでの熱意はない」(男性/27歳/小売店)
・「こっちを向かせるほどの自信がない」(女性/30歳/情報・IT)
恋を諦めてしまう人たちは、面倒なことを避けたがるタイプかも。恋人と別れると言ってくれたとしても、実は二股をかけられていた、ということもなきにしもあらず。ご縁がなかったと思って、次の恋へ進むようですね。
■いつかは振り向いてくれるはず
・「待っている間、冷静に考える。そしてしばらく時間が経ってもまだ好きならアタックする」(男性/33歳/情報・IT)
・「いい友人でいられたらそれはそれでいい。ただ、なにかあった時には頼りにしてほしい」(男性/31歳/その他)
・「なにも行動はできないけど、諦められない」(女性/31歳/医療・福祉)
恋人と別れるまで待つタイプは、好きな気持ちを諦められないのでしょう。片思いを続けることが苦しくても、好きになってしまったものはしょうがない! いつか振り向いてくれますように。
■当たって砕けろ!?
・「後悔したくない」(男性/34歳/学校・教育関連)
・「結婚してないならまだチャンスはある」(女性/26歳/通信)
・「当たって砕けるのであれば吹っ切ることができる」(男性/34歳/学校・教育関連)
負けずにアタックする人たちは、わずかな可能性にもかけたい様子。ダメだったとしても、何もしないよりスッキリしそうですね。
■好きな気持ちは伝えたい
・「思いだけ伝える。自分がああすればよかったという後悔をしないように」(女性/26歳/団体・公益法人・官公庁)
・「別に恋人がいても気持ちを伝えればいいのでは?」(男性/32歳/情報・IT)
・「完全に諦めはしない。けれどその人のためだけにフリーの状態を続けるほどでもない。他にいい人がいないか探す間、横目で機会をうかがう程度」(男性/30歳/小売店)
叶わぬ恋でもかまわないので、気持ちだけは伝えておきたい。そう思う人も少なくありませんでした。自分の気持ちを切り替えるためにもいいかもしれません。
男女問わず、すてきな人ほどすでに恋人がいるものです。それでも、思い切って自分の気持ちを伝えてみれば、もしかしたらいい返事がもらえるかも!? 恋人がいると思われているだけで、じつはフリーの場合もあるので、アタックしてみるのも悪くなさそうです。
文・OFFICE-SANGA 藤井蒼
調査時期:2014年2月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象数:社会人580人(インターネットログイン式アンケート)
[マイナビスチューデント]
年々早くなっていい、、、それは自然なこと。。。
■年々早くなっていく時の流れを、子どもの時のようにゆっくりに戻す方法
年を取ると時間が経つのが早く感じるのは、古今東西同じようです。米紙ウォールストリートジャーナルではDan Arielyさんが、年を取ると慣れ親しんだ生活パターンに陥ることが多いので、時間が経つのが早く感じるのだと説明しています。
私たちは、時間を記憶や思い出の積み重ねとして認識しているので、新しい経験が減ると、興味深いことで記憶を埋める機会が減るように感じるのでしょう。
年を取るにつれ、より早く時が過ぎていきます(より正確に言うなら、時は過ぎていくように感じます)。人生の最初の数年間は、感じるものすべて、やることすべてが目新しく、初めて経験することがたくさんあるので、記憶にもしっかりと残っています。
しかし、年月が経つと、初めて経験することがどんどん減るようになります。それは、すでに経験したことがたくさんあるからでもあり、慣れ親しんだ日常生活に囚われるからでもあります。例えば、先週起こったことを1日ずつ思い出してみてください。おそらく特別なことが何も無い場合は、月曜と火曜の違いも思い出すのが難しいのではないでしょうか。
このような状態になったらどうすればいいのでしょうか? 新しい経験をさせてくれる新しいアプリを入れたり、今までやったことがないことを見つけたり、食べたことのない料理を食べたり、行ったことのないところに行ったりした方がいいです。
新しいアプリのような新しいことを取り入れれば、生活はより変化に富んだものになり、新しいことをやろうと思わせてくれ、時間の流れをゆっくりにして、幸福感を増してくれます。新しいアプリのようなものが見つかるまでは、少なくとも週1つは新しいことをするようにしてみましょう。
新しいことをするのはそんなに難しいことではないはずです。自分の「コンフォートゾーン」から抜け出すことや、30日間何か新しいことにチャレンジするのがいい、というのは前にもお伝えしましたし、経験に対してお金を使った方が満足感が高くなる傾向にあります。そのように少しずつ新しいことをやるようにすると、時間の流れがゆっくりになっていくでしょう。
A Trick to Help Outrace Time|The Wall Street Journal
Thorin Klosowski(原文/訳:的野裕子)
[ライフハッカー]
Posted by nob : 2014年03月17日 20:10
また旅立つ君へVol.6/Be free and happy!!!
■世界は広く、あなたは小さい。だからやりたいことをやり、それを嫌う人のことは考えなくていい
自分は家族や友だちから認められていないんじゃないか、みんなが自分のことを裏でどう言っているのか、と気にするあまり、攻撃的な態度を取ってしまうことがあるかもしれません。心当たりがある人は、そろそろそんなバカげたことを考えるのはやめて、自由になった方がいいです。
この手のネタはライフハッカーでも何度か紹介したことがありますが、今回のアドバイスはさらに秀逸だったので紹介することにしました。
誰でも人に好かれたい、認められたいと思うものですが、受け入れられなかった時のことを考えると怖過ぎて、人を遠ざけたり、逆に攻撃したりする人がいます。これは人として良くないことです。
作家でコンサルタントのJulien Smithさんも、そんな人たちと同じように、相手がどう思っているのかということを気にし過ぎていました。つい最近まで、人の反応にビビリ過ぎて、精神的なサンドバック状態になっていました。Smithさんは、そんな状態から抜け出す方法を教えています。相手が自分のことをどう思っているのかを気にし過ぎず、自分に自信をつける完ぺきなガイドです。
人は常にあなたのことを評価しており、そのことについてはどうすることもできません。相手に好きになってもらう必要もありません。それは相手の問題です。世界を変える人というのは、そのような孤独感や負け犬のような邪魔な感情を振り払うことができる人です(実際、他の人にあなたの世界を変えることはできません)。
Smithさんは、このことを痛烈に分かりやすく書いています。その中でも大事な言葉を引用しましょう。
インターネットが嫌いになっていく本当の理由は、みんなが自分のことを影で嫌っているんじゃないかという被害妄想が確かなものに思えるからです。
うれしいことに、それはまったくの事実無根です。まず最初の大事な真実は、ほとんどの人はあなたが生きているかどうかすら気にしていないということです。このことを受け入れると、本当の意味で自由になれます。世界は広く、あなたは小さい。だから、自分のやりたいことをやり、それを嫌う人のことは考えなくていいのです。
(中略))
今まさに、孤独や負け犬のようなみじめな気持ちになる、辛い状況に置かれているかもしれません。しかし、心配することはありません。誰もが一度はそんな気持ちを味わいます。そんなことはよくあることだと、そろそろ気付いた方がいいです。どんなに成功している人や、世界一幸せそうな人でも、そんな経験をしているはずです。しかし、彼らはそれを通り過ぎてきました。あなたもそうしましょう。
誰かに誉められれば調子に乗り、けなされると凹んでしまうような、極端に神経質な人は、このアドバイスを参考にしてみてはいかがでしょうか。
Melanie Pinola(原文/訳:的野裕子)
[ライフハッカー]
Posted by nob : 2014年03月13日 14:41
私のケースは、3人で2万円ずつ、資本金6万円で合同会社を設立しました。。。(笑)
■お金がない状態から起業することは可能なのか?
沖成章
目覚めのコーヒーが元気の源です。独立・起業準備コンサルタントの沖 成章です。
独立・起業をすると聞くと、資金を調達するために銀行から融資を受ける必要があったり、ベンチャーキャピタルに投資してもらう必要があったりと、何かと初期段階でお金がかかるイメージがあるかもしれません。
確かに、そのようにして資金調達をしてから起業するというケースも多くあります。そして事実として独立・起業をしたいなぁと思っている人が、実際には中々出来ないでいる理由の一つにお金の問題があります。
そのため、
元々資金を持っている人でないと起業出来ない。
誰かから支援をしてもらわないと起業出来ない。
銀行から融資を受けられるレベルの事業企画がなければ起業出来ない。
十分なお金を貯めてからでないと起業出来ない。
世間ではこのような考えが一般的になっています。実際のところはどうなのでしょうか?
■起業にお金はかからない
結論から言うと、独立・起業はほとんどお金をかけずに行うことが出来ます。もちろんお金があるに越したことはありませんが、ないからと言って出来ないというものではありません。また、「会社を作る」ということに関しては、今はほとんどお金がかかりません。
以前は株式会社を設立するのに最低でも1,000万円の資本金が必要でした。しかし、今は最低資本金制度が廃止されたため、ご存じの通り資本金1円でも株式会社の設立が可能です。
もちろん、資本金が少ないことに対するデメリットがあったりするので一概に良いとは言えませんが、コストを最小限に抑えて会社を設立して起業するということは可能です。
■起業とはなんぞや
さて、ここまで読んで、
「そんなこと、わかっとるわー!」
って思う方もいるでしょう。確かに、「会社をつくること」と「独立・起業すること」は別物です。では、「起業」とはそもそもどのようなことなのでしょうか? オフィスを借りて備品を買ってそこで事業をする、こんなイメージはありませんか? 確かに、このようなスタイルは初期投資をする必要があるのでお金がかかります。
ですが、必ずしもこのようなスタイルが「起業」というわけではありません。
例えば、
自分の手作りのアクセサリーをネット通販で売る
自宅で栽培した野菜を直売会を行って売る
料理教室を開催して自分の調理技術を売る
これらも「起業」になります。
「起業」とは、自身が提供出来る商品や知識、サービスを提供することで、その対価としてお金を得るということです。上記に紹介した例は全て私が見てきた実例であり、かつ初期費用もほとんどかかっていません。
アクセサリー販売の例は私の中学時代の友人の例なのですが、その人は元々趣味でアクセサリーを作っていて、作った作品をブログで定期的に紹介していたら反響があったので販売することにしたそうです。
自分でネット通販用のサイトを立ち上げ、販売を開始しました。元々はサラリーマンとして勤務をしていましたが、現在は退職し、アクセサリーのネット販売を中心とした事業を行っています。
この際、かかった費用と言えばアクセサリーの原価と通販用のサイトの運営費です。手作りアクセサリーの原価は高くありませんし、通販サイトもサーバー代とドメイン代がかかるくらいなので、実際にかかった費用は数千円です。ちなみに、通販サイトの作成を外注すると数万から数十万の費用が掛かります。その後のアップデートでもお金がかかります。なので、自分で作ることをおススメします。今は専門書がたくさんあるので、一冊読みながらやれば誰でも作成出来ますしね。
このように、起業と一言で言っても様々なスタイルがあります。何かを売る、何かを提供するということの対価としてお金を得れば、それはビジネスです。あとはそのビジネスを自分なりの形でブラッシュアップさせていけば、自分のビジネスとなり最終的には独立・起業に繋がります。
立派なオフィスや事業所をかまえている社長や起業家の方たちも、スタートアップの段階では同じような形で始められていることが多いです。初めからお金があったわけではなく、徐々に利益を上げてきたからこそ今の姿があるのです。
■実際にお金がかかるとき
とは言え、実際にお金のかかる場面も出てきます。私自身はブログのサーバー代、メルマガスタンド代、シェアオフィス代くらいで始めたので、かかったお金は3万円くらいでした。法人登記に関しても、株式会社を作るならば20万円以上かかりますが、合同会社ならば7万円弱で設立できます。なので、10万円以下でも全く問題なく起業出来ます。
もちろん、株式会社を設立しちゃんとしたオフィスを構えて備品も揃えて人も雇っていくのならば結構なお金がかかります。ですが起業のスタートアップの時期はお金をかける必要はありません。
初めからお金をかけることを考えるのではなく、スタートアップ時はコストを抑えて、徐々に利益を出して大きくしていきましょう。
■まとめ
起業するからといって、初めから何百万ってお金が必要になるわけではありません。確かにお金がかかる場合もありますが、お金をかけずに起業する方法もたくさんあります。お金がネックで起業出来ないのはもったいないです。まずはお金のかからない方法で起業にチャレンジしていきましょう。
[newsdig]
Posted by nob : 2014年03月13日 14:31
お互いが相談のうえ納得し合えることなら何でもありでしょう。。。Vol.3/卒婚関連参考記事
■芸能人に相次ぐ卒婚 賛否割れる
それぞれが自由に暮らす卒婚。「老後は夫婦2人で」はもう古い?それぞれが自由に暮らす卒婚。「老後は夫婦2人で」はもう古い?
俳優の加山雄三が、女性週刊誌の取材に対し、妻とは別居状態であることを告白。結婚という形を持続しながら、夫婦が互いに自分のライフスタイルを楽しむ「卒婚」が、にわかに脚光を浴びている。
「卒婚」という単語は、2004年に発売された『卒婚のススメ』(杉山由美子著、オレンジページ)という本で提唱された造語。同書では、積極的別居結婚を選んだ夫婦、夫が妻を全面サポートする夫婦など、様々な夫婦が紹介されており、離婚か結婚継続かの二者択一ではなく、「卒婚=互いに束縛しあうのではなく、それぞれが自由にやりたいことをやる、ゆるやかな関係」を提唱している。
提唱からおよそ10年を経て、2組の芸能人夫婦が、卒婚状態であることを明らかにした。昨年11月にタレントの清水アキラが、自らは長野県、妻が東京に住む卒婚状態であることを明かし、先週発売の女性誌では加山雄三が、自らは日本、妻は年の半分はアメリカで生活していることを告白。2人は、
「会社員には定年があるけど、芸能人にはないですよね。私はそろそろゆっくりしたい気持ちがあって。女房ものんびりしてもいいんじゃないかって」(清水)※『女性ポストセブン』2014年2月6日号より抜粋
「いずれ時間に余裕ができたら、日本とアメリカと半々の生活ができたら理想だな」(加山)※『NEWSポストセブン』より抜粋
と語っており、別居が夫婦仲の破綻を意味しているわけではないようだ。
2人の芸能人が相次いで「卒婚」を告白したことで、ネット上でも注目されている。ツイッターを見ると、
「卒婚って、お金なかったらでけへんよな」
「離婚でいいだろ変な言葉つくんなよ」
「結婚とか家庭を作る、、、とか家族の大切さとかいう建前どうなっちゃうのさ?」
と、冷ややかな声もあるが、
「女の目からみたら、卒婚はいいな~と思うのです」
「卒婚か。今からしたい」
「卒婚って、素敵なことばだなぁ。。」
と、好意的な意見も登場。「卒婚」という単語を言葉の遊びとしてとらえたり、嫌悪感を覚える人がいる一方、互いの意志を尊重するライフスタイルに、憧れにも近い感情を抱く人もいるようだ。
[webR25]
■加山雄三が「卒婚」を告白 妻が住むNYへ「通い夫」状態
“永遠の若大将”加山雄三(76才)が、“卒婚”を選択したという。借金や浮気など数多くの危機を乗り越えた夫婦。夫の仕事も順調で円満な老後を送っていると思われたのだが…。一体どんな経緯からこんな結論を下したのか──。
2013年1月末、加山は40年近く暮らしている東京・世田谷の成城の街を訪れたが、住民たちは彼の散歩を喜ぶ一方で、こんなヒソヒソ話をしていた。
「加山さんの奥さん、もう全く見かけないんですよ」(近所住民)
「奥さんはアメリカで暮らしているみたいで、お見かけするのは、1年のうち何日かです」(別の住民)
多額の借金、浮気、事業の失敗と、これまで数多くの危機を夫婦で乗り越えてきた夫妻に一体何が起きたのか? 成城の豪邸を訪ねると、玄関から、ギンガムチェックのシャツと紺色のコットンパンツ姿の加山が、「どうぞ、お上がりください」と爽やかな笑顔で自宅に招き入れてくれた。
大きなリビングに通されると、椅子に座っていた女性が立ち上がる。襟元にレースをあしらった黒のガウンを着ていたその女性は、妻の松本めぐみさん(67才)だった。
めぐみさんは「この時期が日本の確定申告なので、日本にいるんです。行ったり来たりで、1年の半分はアメリカにいますが」と、別居を認めた。加山も豪快に笑ってこう話す。
「ニューヨークのマンハッタンから車で15分くらいのところに家があって、あちらには娘(次女・女優の池端えみ、35才)も住んでいますし、別居というほど離れて暮らしているわけでもないですよ。(妻とは)毎日電話で話していますから」
卒婚──結婚という形を持続しながら、それぞれが自由に自分の人生を楽しむ、といった夫婦の相互信頼の延長上にあるライフスタイル。加山とめぐみさんは、まさに卒婚状態なのだ。
実はめぐみさんがニューヨークで暮らす自宅は、40代の時に一度借金を完済し、家計に余裕が出てきた時に購入したものだったが、これまで明かしたことはなかった。
加山:「アメリカに家を持ってるっていうとさ、おれの場合は事業に失敗していろいろ借金背負ってたじゃん? そのときにそんなゆとりがあるのかといわれるから、公にしたくなかったわけだ。ちょうどお金に余裕ができたときにポンと買ったもので、日本で別荘を買うほど高くない」
加山とめぐみさんは、アメリカでの仕事や将来のために、グリーンカード(米国永住権)も取得しているという。
めぐみさん:「主人はアーティストですので、日本や世界中で仕事があるとみなされているから、その収入を申告してしっかり税金を納めればいいんですが、私は妻ですから、半年以上アメリカに滞在しなければいけないというルールがある。それを守らないとグリーンカードを剥奪されてしまうんです」
加山:「そう、(妻はアメリカに)いなきゃならないから、おれが“通い夫”してるよ。ハハハハハ。いずれ時間に余裕ができたら、日本とアメリカと半々の生活ができたら理想だな。でも今は『ゆうゆう散歩』(テレビ朝日系)があるから1週間に2日か3日は歩いてるわけね。そこにコンサートのスケジュールが入ってくるから、まとまった休みが取れなくて、(アメリカに)行く回数は減っちゃったわけだ」
[女性セブン]
Posted by nob : 2014年03月13日 14:14
お互いが相談のうえ納得し合えることなら何でもありでしょう。。。Vol.2
■「卒婚」はあなたの「人生力」そのものだったりして
石川 智
こんにちは、FPの石川です。私は現役世代の家計相談をお受けすることが多いのですが、相談の依頼は80パーセント以上は、実は奥さまからされます。相談のお申し込みがあると、とりあえず、初回無料面談で、私との相性なんかを確認していただきます。
アポイント関係は奥さまを窓口に行いますが、日程がきまった後、初回の無料面談は、実は、90パーセント以上の割合で、ご夫婦同席での面談になります。奥さまと日程調整をする時は割とスムーズに行くのですが、ご主人さまを交えての最初の面談はやはり緊張します。
家計相談は、いわば、その家の問題点を他人に告白することにもなるわけで、ご主人さまのご協力が得られないと、前進する事は難しいので、FP側としては最悪の状況も少しは頭にあるんですが……
ところが蓋を開けてみたら、そんなネガティブな感覚は私だけ(苦笑)でして、ご夫婦協力して家計のことに取り組みます、なんていう具合になります。こういうご夫婦、増えているなぁ、という実感があります。
では、皆さんのご家庭のことを思い出してみましょう。私の父はすでに亡くなりましたが、在りし日の父の記憶をたどると、家計相談を夫婦そろってお願いする、なんていう気配は微塵もなかった気がします(笑)
「男はど~んと仕事だけしていればいいんだ!」かつてのそんな「ご主人さま像」つまり、「規範的なご主人さま像」は、実は、徐々に変わりつつあるのかもしれませんね。
芸能人に相次ぐ卒婚 賛否割れる
卒婚という単語はともかく(苦笑)、ある程度のお年のご夫婦が「老後は夫婦それぞれの価値観で生きる」なんていうこと、私の父の時代にはあり得なかったことだと思います。
なぜならば、ご主人さまは「家事はできない」「お金のことはわからない」「趣味なんかわからない」の「3ない」がフツーで、奥さまの手助けがないと楽しく生きていけなかったからです。
言い換えると「男は外で稼いでくればええんや!に奥さまも付いて行くだけ」というご夫婦像が、フツーで、それ以外のことは身につけてこなかったとも言えます。
そんなご夫婦のあり方も、ここ数年で崩壊してきて、知らない間に「老後難民」になった「かつてのオトコ」が増え続けてる中、言葉はイマイチですが(苦笑)、「卒婚」という生き方は、老後難民の減少に大きな効果があるのではないか、と思います。
奇しくも、「終活」が盛んに言われ始め、自分の財産がどれくらいあって、これをどう使って、その後にどういう最後を迎えようか、なんてことを考えるのが徐々にフツーのことになりつつあります。それも含めて、人生を有意義に過ごせる方法の一つに「卒婚」があるのでしたら、それを活用するのも「アリ」かと思います。
はじめにお話した「現役世代のご主人さま」の件、実はそういう「家計に興味があり」「少しは家事ができて」「今から一人でも生きていける」ご主人さまの親御さんが、今回のテーマの「卒婚」世代でもあります。
せめて「卒婚」できるぐらいの「人生力」がご主人さまにあれば、人生の後半期を楽しくすごせるのではないでしょうか?
「卒婚」、そういう風に、前向きに考えたいですね。ではまた、お会いしましょう!
[newsdig]
Posted by nob : 2014年03月13日 14:05
やりたいことがたくさんあるのなら、、、ないのなら見つかるまでぬるま湯に浸かり続けるという選択も。。。
■新しいことを始めたいという人に読んでほしい「やりたいことをやるためにやるべきこと」
まいるす・ゑびす
思い出してみてください。今年の元旦を。
今年こそはあれをしよう、これをしよう、よい年にするぞ、心を入れ替えるぞ、ダメな私とこれでサヨナラするの、と興奮のままに鼻の穴を膨らませ、もうすでに何かが変わったような気がして寒空の帰り道を意気揚々と歩いた気持ちはどこへ行ってしまったのでしょうか? そして気付けば秋の風吹き抜ける10 月の空の下、相変わらずあの日のダメな自分のまま、変わらなくちゃという気持ちだけが空回りし、肩を落としたままトボトボといつもの遊歩道なんかを歩いてはいませんか。
新しいことを始める、というのは非常に労力を必要とします。ましてそれを習慣化するとなると、それは奇跡にも近い功績です。
では、新しいことを始める際の最大の障害とはいったい何でしょうか。今回はその障害が何かを探りつつ、必要な4つのステップを書き出してみました。
1.何がやりたいのかをリストに書き出してみる
最初に、「自分はいま、一体何に挑戦してみたいと思っているのだろうか」という単純な質問を自分の心に投げかけてみてください。
英会話もフランス語もやりたい、イースター島でモアイ像が見たい、健康のためにジョギングを始めたい、友達をたくさん作りたい、バンドを組んで解散したい、出世したい、などやりたいことは誰しもたくさん思いつくことでしょう(そもそも、この記事のタイトルをクリックしてしまった時点で、何か新しいことを始めたがっている、というのは明らかです。いまさら言い逃れしようたってそうはいきません)。
リストの項目は多ければいい、というものではないですが、いくつあっても構いません。
2.リストに順位を付け、その中で一番やりたいのは何かを決める
新幹線や飛行機があり、スマートフォンひとつでどんな場所でも連絡が取れるスピーディーな世の中を生きるわれわれに慢性的に足りないもの。それは「時間」です。
時間がない状況で大切になってくるのは<プライオリティ>、つまり<優先順位>をつけることです。あれもこれもそれもどれも、全部やりたい気持ちは痛いほどよく分かりますが、残念ながら脳みそはひとつしかありません。どう頑張っても自分という人間は一人しかいないので、やりたいことをひとつずつ順番にやっていては人生が何百年あっても足りません。
リストをよく吟味し、それぞれの項目についてよく考え、そのリストの中で一番自分がやりたいと思っているのはどれなのか選んでみてください。二番目以降の順位はあってもなくても構いません。大切なのは一番がどれか、ということです。
3.一番やりたいことに毎日どれだけの時間を割り当てるのかを決める
「一番やりたいことをやるべきだ」というのが正しい選択肢だというのは、誰の目から見ても明らか。つまり、ここまでの手順で何をやるかは見事に決まったわけです。
もっとも、そこで終わるわけではありません。必要なのは、実際にやってみること。そして、その際に大切なのは、それを習慣化させることです。
物事を習慣化させるための最も簡単な方法は、毎日欠かさずやり続けることです。その際、どうしても必要なものが「時間」です。誰しも一日24時間平等に与えられています。続けていくには、その24時間からやりたいことのために割り当てるほかありません。そして、毎日やり続けるためには、欲張らずにできるだけ短い時間に設定するのが現実的です。
僕の兄はアメリカで音楽の先生という職業に就いていて、中学や高校のオーケストラを指導してます。そこで生徒には、自分の楽器の練習を「毎日5分」やってほしいと伝えているそうです。これは「なんだ、5分くらいならおれにだってできそうじゃないか」と生徒に思わせることが目的なのだといいます。実際、5分を10分に伸ばすことはさほど難しいことではないのですが、0を5分にするのはなかなかに困難です。5分だろうが10分だろうが、わざわざそのために時間をつくることが、新しいことを始めるのには何よりも大切なのです。
ですから、もしあなたが「今年こそヘブライ語の文法をマスターしたいので、毎日10分ヘブライ語を勉強する」と決めたのであれば、毎日10分必ず、ヘブライ語タイムを設けるようにします。
続けていくと、今日はどうしてもヘブライ語なんて見たくないという日もやってくるでしょう。そういう日でも10分間、いつも勉強している机に黙って座ってみてください。なんなら「自分は今日、どうしてこんなにヘブライ語を見たくないと思っているのか」「そもそもどうしてキリスト教でもユダヤ教でもない自分がヘブライ語を勉強しなくてはならないのか」について考えてみるとよいかもしれません。いずれにしても10分の時間を強制的に割くこと。これは少々乱暴なように思えますが、何かを始め、そして続ける場合にはとても効果的です。
4.それ以外のやりたいことは(取りあえず今は)やらないことを決める
さて、ここから先がとても大切です。
いろんな人がいろんな場所でいろんなことをやりたい、という声をよく耳にしますが、あれもこれもやりたいという人ほど、どれもやりません。<あれもこれもやりたい症候群>を回避するためにも、リストに書かれた<一番やりたいこと>以外のリストに書かれていることは今現在は一切やらない、ということを決意することが大切です。
やりたいことの邪魔をするのは同僚からの合コンの誘いでも、恋人からの早朝の電話でも、常連の店の人たちと深夜に食べるラーメンでも、 FacebookでもTwitterでもありません。やりたいことをやるための一番大きな障害は、<リストの二番目以降のやりたいこと>に心がすり寄ってしまうことです。
もっともやりたいと思っていたことをしばらく続けていくうちに壁にぶつかり、(気分転換のつもりかもしれませんが)他のやりたかったことに手を出してしまい、そこまでやってきたことが水の泡になる、というの本当によくあるケースです。ほとんどの人はそんなにたくさんのことを同時に始め、同時に継続するほどの能力を持っていません(なぜなら、そんなことができるくらいであればあなたは今、この記事のこんな最後の部分まで読んでいるわけがないんです!)。
やりたいことを始めるにはひとつずつ取り組んで行くのがベストなアプローチ方法です。まずは一番やりたいことを続けていくことを人生の最重要事項に設定し、そのための時間だけは石にかじりついてでも捻出する、という生活をしてみる。そうすると、新しい習慣を身につけることは意外と可能なものです。
*
とはいえ、新しいことを始めるということはつまり、今までやってきた古いことをひとつ手放すということでもあります。何をやりたいのかを実際に決める作業は、慎重にやった方がいいでしょう。
「みんな画家になりたいとか彫刻家になりたい、とか若い方おっしゃっていますけれども、一番大事なのはその気持ちをそのまま絶え間なく持ち続けることです」と草間彌生さんもこのインタビューで語ってます。複雑に考えるとややこしくなってきますが、要するにすべては「やりたいと思うこと→やること→やめないこと」のシンプルな3段階でできているのではないでしょうか。
もちろん、何が役に立つのか分からないのが人生です。あれもこれもやってみる時期があるのもとてもいいことだと思います。いずれにしても役に立つのは実際に何かをやってみた場合だけ。やりたいやりたい言ってるだけでは人は成長しません。元も子もない話をしてしまえば、本当にやりたい人は「やりたい」と誰かにいう暇があったらやっているわけです。
今回は新しいことを始めようと思っている人たちにとって、何かのきっかけになればと書きつづってみました。
「世界を変えるためにはまず自分が変わらなくてはならない」と、インドのお札にもなっているどこかのエラい人が言っていたような気もします。世界を変えるまでの責任はないにしても、新しいことを始めるのに必要なのはがむしゃらに頑張ることではなく、取りあえず時間を作って地味ながらもやってみること、そしてそれを継続してみることだということを伝えられていればいいのですが。
■ぬるま湯のようなラクな状態を長続きさせる秘訣
Walter Glenn(原文/訳:的野裕子)
ずっと働いている職場で、仕事もきちんとやっていて、経済的にも順調。何も考えなくてもほとんどのことがうまく行くので、ただその波に乗って楽しんでいる。ぬるま湯のように落ち着ける場所よ、ありがとう!
...しかし、そう思っているうちに、思わぬ問題が起こるかもしれません。
ぬるま湯に浸かっているような時は、何事もうまく行く一番楽な状態です。ぬるま湯にいて、この楽な状態がいつまでも続くだろうと思うこと自体が問題なのです。そういう時に思いもよらないことが起こると、うまく対応できないことがあります。
では、ぬるま湯状態で何をすればいい?
ただ粛々と仕事をこなしているだけでは、会社で大きな昇進をしたり、大きく飛躍できるような新しい仕事に就いたりする機会は決して得られません。これは経済的にも同じで、ただ淡々と波に乗っているだけでは、何かが起こった時にそれを利用して優位に立つ準備ができていません。
では、一体どうすればいいのでしょう。とにかく一生懸命働いてきたのです。少しくらい楽をしてもいいですよね? もちろん! やらなければならないのは、ぬるま湯に慢心しないように気をつけるということだけです。
ぬるま湯に満足しないための方法のひとつは、毎日の日課の一部を変えるようにすることです。例えば、毎日やっている仕事のひとつとして、自分の履歴書や経歴を更新するような勉強をしたり、会社で仕事に関する新しい挑戦をしたりするということです。
日々の経済的な活動としては、経済状態が前月比から良くなるようにしたり、経済状況が上向きになるような新しい方法を探したりすることです。それが当たり前の行動になるといいでしょう。
別の方法として、将来起こりうる問題を想定し、それが起こった時にどう対処するかを頭に思い描くのもおすすめです。
非常事態に備えて準備をしましょう。しかし、どのような状態でも、このようなことを心に留めて日々実行するのは、仕事をする上で一番大事なことです。
[いずれもライフハッカー]
Posted by nob : 2014年03月13日 13:46
私もデスクで捏ねくり回し尽くした後で散歩に出ます、、、おすすめです。。。
■悩んで悩んで悩み尽くしたら、一回そいつを手放してみる
北真也
システムエンジニア
悩んで悩んで悩み尽くしても全く解決しなかったあることが、考えるのを止めた途端にぽろっと解決してしまうという経験はないでしょうか?
僕の場合は、だいたい悩んでる間は全く駄目で、一晩寝て起きたら「あー、なんだこんな簡単なことだったか」と解決したり、ランニングの途中に急に閃いてみたりと、まぁ大体頭からその事がいなくなった後に解決策を思いつきます。
何かに執着している間はその事しか見えなくなってるから、ちょっと見方を変えたら見えるモノが全く目に入らない。んじゃ、最初から執着しなけりゃ見えてるかと言えばそういう訳でも無くて、その時には興味がないから目に入ってても見えていない。
だから、悩んで悩んで悩んでぎゅーーーっと寄った後に、全然関係ないことに頭を切り換えてやると、すーっと後ろに引いてって視界を広げるって工程は、多分必要なことなんだろうね。少なくとも僕にとっては。
■悩んで悩んで悩み尽くしたら、一回そいつを手放してみる
まぁ、そんなわけで、吐き気がするほどそいつについて悩んでる人は、悩んで悩んで悩み尽くしたら、一回そいつを手放してみると良いですよ。そいつに執着している間は、色んな事が見えなくなってるもんなんすよ。
ただ、手放すったって意識的に「はい切り替えた!」なんてことは、普通の人にはできない。だから、全然違うことをやってそれで頭の中を一杯にしたり、無心になれる作業に没頭したりする必要があるんです。
なので、こういう”切り替え”のアクションを自分の中でいくつか持っておくってのは凄く大事で、例えば僕の場合だと、ランニングだったり、フラフラジュースを買いに行って風景を眺めたり、手帳に向かって全く関係ない考え事を初めて見たり、タスクやスケジュールを整理してみたりと……その時々にあった”切り替え”の定番を持っていたりします。
■あらゆる欲を捨て去った時に初めて出せる「無心の一撃」
ただ、どんだけ悩んで、悩んで、切り替えて、また悩んで、切り替えても答えに到達できない事もあったりします。周りの人も巻き込んで、あーでもないこーでもないと議論を重ねても駄目な時もあります。
もうそういう時は兎に角答えにたどり着こうと思わない、たどり着きたいという事自体捨て去ってしまうというか、兎に角目の前の作業に取り組むようにします。
例えば、資料が上手くまとまらないときは、とりあえず書けるとこから書きはじめて、その時点で綺麗に仕上げる必要の無い図を一点完璧に仕上げてみたり、思いつく限りのことを脈絡なくひたすら箇条書きや文章で書き出してみたりといった具合に。
良い資料を作ろうとか、他の人をアッと言わせるアイデアを出そうとかって下心が無くなるぐらい没頭できると、思いも寄らないパフォーマンスが発揮できて、ビックリするぐらい良い資料になったり、すごく良いアイデアに仕上がったりする”ことも”あるわけです。所謂「無心の一撃」ってやつですね。
■アウトプットに悩むあなたへのアドバイス
ということで、なにがしかアウトプットを求められるお仕事をしている方へのアドバイス2点
・悩んで悩んで悩み尽くしたら、一回そいつを手放してみる
・上手くやってやろうという下心が無くなるぐらい、目の前の事に没頭してみる
ぜひ、お試しあれ
[newsdig]
Posted by nob : 2014年03月13日 13:27
また旅立つ君へVol.5/自分自身を歩き始めること、、、そして歩き続けること。。。
■「未来に向かう者にとって、今はいつも逆境」
あなたの目の前にある困難。それは、あなたが行動しているからこそ対峙できるものであり、その先には成功が待っています。だからこそ、未来を明るいものにするには、自分から困難にぶつかっていくしかありません。
そして、大切なのは「今」は常に逆境だということ。今、あなたが感じている力不足は、あなたがより成長して、未来に進もうとしているからです。次のステージに行こうとすれば、どんな人でも自分の力不足を感じるものなのです。
未来に進んでいくために、努力で力不足を補っていきましょう。
■「実力がある奴なんていない。実行した人間がいるだけ」
成功者はみんな実力があると思っている人は多いはず。でも、西田さんは彼らにあったのは実力ではなく、実行力があったといいます。
よく言われるような「実力」とは、どんな経験を蓄積したかによって生まれます。だから、早く実行して、小さな失敗や成功をできるだけたくさん経験した人が、実力者になることができるのです。一番よくないのは、何もしないこと。たくさん実行して、実力をつけていきましょう。
トップアスリートたちを指導し、勝利へと導いているだけあり、西田さんはとても本質的なことを語っています。本当の成功を手にするにはどうすればいいのか、それはもがき苦しむ今の中にヒントが隠されているのです。
もし、どうしても弱気になってしまうときは、西田さんの言葉に触れてみてください。心の底から勇気が湧いてくるはずです。
■「自信」よりも「自分」を持つ
学校でも職場でも「自信を持ちなさい」ということがよく言われますが、自分を好きになれない人に自信を持てといっても、それは無理な話でしょう。
でも、「自信」ではなく「自分」を持つことならできます。「自分を持つ」とは、「自分の行動に、自分なりの答えを持つこと」です。これなら、自分は何が好きで何が嫌いか、という自分の価値観にしたがって考えて、判断し、行動すればいいだけです。
この繰り返しが「軸がある、揺るがない自分」をつくります。それは、いつか自分への自信につながっていきます。自分を好きになれないまま生きていくのは辛いこと。
[いずれも新刊JP編集部]
Posted by nob : 2014年03月13日 13:22
歩を進めながらその都度考えよう。。。
■考えるほど悪くなる、考え過ぎの負のスパイラルからの脱出法
人間誰しも考え過ぎてしまうことはあります。良い決断をしようとして考え過ぎたり、考え過ぎて心配し過ぎるのが習慣化していると、問題が起こりやすくなります。しかし、考え過ぎないようにする方法はいくつかあります。
「Real Simple」では、考え過ぎることで起こる、本当の問題について説明していました。
最近のことや、かなり昔のことでも、辛い出来事についてくよくよと考えるのは(牛が食べ物をよく噛んで食べる時と同じように、日本語でも英語でも反芻すると言いますが)、一番良くない、破壊的な思考の癖です。このような癖があるとうつ病になりやすく、自信や問題解決能力を失いがちで、自分の人生や生活を管理することができなくなっていきます。
では、なぜ過去のことにくよくよと囚われてしまうのでしょうか? キーワードは「癖」です。記憶は感情と結びついていることが多く、ある出来事のせいで落ち込んでいる時、その感情が過去に同じような気持ちになった時のことを思い出させます。そこから負のスパイラルが始まるのです。
では、どうすれば負のスパイラルから抜け出せるのでしょうか? いくつかの方法があるのでご紹介しましょう。
* 行動を起こそう
1つの問題や出来事に囚われて、くよくよと考えていることに気付いたら、考える代わりに、何か行動に移すようにしましょう。たとえば、考えていることを書き出すというのは、一番手っ取り早い方法です。
* 思考の癖を変えよう
くよくよと考えていることは、現実的に起こっていることなのか、もしくは本当に起こりそうなことなのか、自分に問いかけてみましょう。
* 違うところに意識を向けよう
考え過ぎないように自分の意識を別のところに向ける行動を探しましょう。
* 話したくなる衝動を抑えよう
誰かと話をするのは良いことのように思えますが、それも考え過ぎを助長させる方法の1つです。
最後に、このような考え過ぎを本当にやめられる方法があります。それは、自分の抱えている問題点を把握し、それが起きた時に自分で気付くように練習することです。練習すればするほど、負のスパイラルに陥いてコントロール不能な状態に陥ることを止めることができます。
6 Steps to Stop Overthinking Your Life | Real Simple
Walter Glenn(原文/訳:的野裕子)
[ライフハッカー]
Posted by nob : 2014年03月12日 19:14
しなければならないことなど何もない、、、あるのはしたいことだけ。。。
■◯◯しなければならない!?
中村 毅
「節約しなければならない」とか「ダイエットをしなければならない」とか、なかなか簡単に出来ないことを『◯◯しなければならない!」と自分を追い込み、そして挫折を繰り返す……。
強迫観念にも似た『◯◯をしなければならい』と言う言葉ですが、この言葉によってものすごいストレスを掛けちゃうから、なんでも途中で嫌になる事が多いわけで、こんなことを繰り返していると、「自分はなんでも途中で諦めちゃうダメ人間なんだ…」と落ち込むばかりか、負のスパイラルから変な病気になってしまいかねません。
例えば「節約をしなければならない」のは何故なのか?「ダイエットをしなければならない」のは何故なのか? その辺をしっかりと考えると良いと思います。そして「節約をして何が変わるのか?」「ダイエットをすると何が変わるのか?」ここを想像してみると、強迫観念から開放されるかも?
しかも、節約をするにしてもダイエットをするにしても、方法はたった一つではありません。自分が楽しいと思える方法で試してみると継続できるのでしょう。
節約をしなくともダイエットをしなくとも、命まで取られるわけではないでしょう。あなたの気持ちにプレッシャーの掛からない、変なプレッシャーを掛けないように、楽しく目的達成が出来るように成功した後の姿を想像しながら頑張りましょう!
何かをするというだけで人はプレッシャーになるものです。過度のプレッシャーを掛けないためには、あなたオリジナルの方法があるはずです。人と同じ方法で何度も試していても、結果はあまり変わりません。あなたにあったプランでの目標達成! ◯◯をしなければならないと言う考え方を捨てましょう!
[newsdig]
Posted by nob : 2014年03月12日 19:05
お互いが相談のうえ納得し合えることなら何でもありでしょう。。。
■清水アキラ、加山雄三も……相次ぐ「卒婚」に賛否
老後のライフスタイルは多様化する。それに必要なのは…
吉田丈治
結婚したのが26の時なので、かれこれ7年半が経つ。人生70年であれば10%を一緒に過ごしている事になる。(恐らくもう少し生きると思うけど)
人間は、テクノロジーの進化によってかつてよりやらなくてはならないことが減ってきている。既に、結婚して家事をしていたら寿命が尽きる、そんな時代ではないのだ。
芸能人に相次ぐ卒婚 賛否割れる
俳優の加山雄三が、女性週刊誌の取材に対し、妻とは別居状態であることを告白。結婚という形を持続しながら、夫婦が互いに自分のライフスタイルを楽しむ「卒婚」が、にわかに脚光を浴びている。
結婚の定義が、一緒の家に住み、夫婦の在り方に従うというものであるのであれば、同居を解消し、お互いに自分の過ごしたいように生きるというのは結婚という形の卒業になるのかもしれない。ネガティブな意味ではない「円満離婚」とでも言うべきだろうか。
■これからの時代に卒婚に相当する人たちは増える
人生70年という時代は終わりを告げ、元気でいられる時間はますます増えていく。かつてのような家族観はすでに薄れているし、孫に手がかからなくなったくらいの歳で、じゃぁどう生きるかを自分に問う人はますます増えるだろう。
当然、夫婦一緒に過ごすという事もあり得るのかもしれないが、まだ身体が動くうちに自分がやりたいように生きたいと思うのは自然な事なのではないだろうか。
熟年離婚のような夫婦関係を作ってしまえば、成し得ないのだろうが、前向きな意味で同居状態を解消し、お互いたまに会うくらいの感覚というのは、気楽かもしれない。
■卒婚時代を生きるには
一つ大事なのは、元気でいること。これだけだ。どちらかが介護必要な状態になってしまえば、卒婚なんて気楽な事は言ってられないだろう。
そこで離婚してでも、我を通したいという事であれば、それは熟年離婚メンタリティに近いものがあるのだろうから、卒婚とは一つ違うレイヤーにいると考えられる。あくまでも、何もかもに手が離れた二人が、前向きに同居状態を解消して、次の生活を満喫するのであれば最低限必要なのは健康である。
逆に言えば、健康な夫婦であれば結婚の次のステップが見えていても良いはずだ。将来的に、そんな形も模索できるような夫婦でありたいなと感じた。日々の積み重ねが、老後を決めるのである。
[newsdig]
Posted by nob : 2014年03月11日 21:52
遅かれ早かれ直面する天災を回避することはできない、、、可能な限り心物両面の備えをするよりない。。。
■2020年前後に首都圏南部を直撃?
直下型地震襲来への備えを急げプレートテクトニクス理論に代わる地震発生メカニズムの最新理論とは
藤和彦
世界平和研究所主任研究員
「藤さん、2020年前後に首都圏南部で直下型地震が起きる可能性があるよ」──。角田史雄埼玉大学名誉教授が電話口でこう切り出したのは2月中旬のことだった。
東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)以降、地震学者などが地震予知情報を乱発する中で、「またか」と思われるかもしれない。だが、角田氏は東日本大震災直後に「富士山付近で余震が起きるかもしれない」と語っていた人物であり(3月15日夜、静岡県東部で地震が発生、富士宮市で震度6を記録した)、筆者は「角田氏だけは別だ」と確信している。
地震は本当にプレートの活動によって起こるのか
角田氏は地質学者として三十数年間にわたり関東甲信越地域を中心に山や丘陵を隈なく歩いて、断層の割れ方やズレ方などを調べてきた。その結果、「地震はプレートの動きによって起こるのではない」という結論に至ったという。
「地震は地球表面を覆うプレート(厚さ約100キロメートルの硬い板)の移動で起きる」とするプレートテクトニクス理論が1969年に紹介されると、日本の研究者たちはたちまち新理論の虜になった。この理論は瞬く間に日本国内に広がり、小松左京の『日本沈没』(1975年)がベストセラーになるなど広く知れ渡るようになった。1970年代後半にはこの理論に基づいた地震の予知事業も始まり、観測強化地域として「東海沖地域」等が選定された。しかし、40年近く経ってもこの理論通りには地震が起きていない。
現在は「そもそも地震は本当にプレートの活動によって起こるものだろうか」という考え方が少しずつ研究者の間で広がっているようだ。
「地震学者は地質学者とはアプローチを異にする。つまり、先に地震の原因をモデル化し、現在の地質状況に見合ったモデルの適否を研究する。こうした機能的な研究方法も必要だが、中には、理論に合わない不都合な地質データの存在を無視し、理論に合うデータだけでモデルづくりをする地震学者もいる」と角田氏は苦言を呈する。
また、「プレートを動かす要因がはっきりしていない」という「不都合な真実」も指摘する。実際に多くの研究者があらゆる方法で計算を行った結果、マントルの対流による摩擦力だけではプレートを動かすことはできないことが分かってきた。
巨大地震の発生をプレートテクトニクス理論で説明できないケースも少なからず存在する。2008年5月に巨大地震が発生した中国中西部の四川省もそうした場所の1つである。四川省は日本海溝の衝突・潜り込み帯から約2500キロメートル、ヒマラヤの衝突帯からも約2000キロメートル離れているのに、過去の地震による死者総数が200万人を超える「巨大地震の巣」になっている(角田氏はこの地震を2年前に予測し、講義の中で大勢の学生に紹介していた)。
名古屋大学が管理する「地震ノート」によると、東日本大震災も、太平洋プレートと北米プレートの境界面ではなく北米プレートの中の裂け目が震源断層だという。
地中を移動する熱エネルギーが地震を起こす
それでは地震はなぜ起きるのか。角田氏が提唱する「熱移送説」をかいつまんで紹介したい。
熱移送説の中で主役を務めるのは熱エネルギーの伝達(マグマ)である。地球の地核(特に外核)からスーパープルーム(高温の熱の通り道)を通って地球表面に運ばれた熱エネルギーが、地球表面を移動する先々で地震を起こすというものである。
地質調査による観察で調べられるのは地表面付近に限定され、地球の内部の正確な実像を掴めなかったため、角田氏はこの説を長年強く主張することができなかった。
だが、「マントルトモグラフィ」と呼ばれる技術(医療で使われるMRI(核磁気共鳴装置)を地球科学に応用したもの)が近年開発されたことにより状況は一変した。この技術のおかげで地球内部のあらゆる場所の温度状況が画像で映し出されるようになり、南太平洋と東アフリカの深部(外核)からの熱(約 6000度)移送路を確認できるようになったからだ。
角田氏はさらに気象庁・防災科学技術研究所・米地質調査所・スミソニアン自然史博物館などの観測データから、南太平洋からフィリピンに北上した後の熱エネルギーのルートが2つあることを突き止めた。1つは、九州→関西→東日本に抜けるルート、もう1つは、マリアナ→伊豆諸島→東北日本に抜けるルートである。熱エネルギーは少量だと数年、大量だと30~50年の周期で移送され、熱エネルギーの貯まりやすいほぼ決まった場所で地震を起こすという。
地震を発生させる岩石層(花崗岩質岩層)は固くてもろいため断層で区切られた多くのブロック(地塊)の集合体になっている。それを支えているのが、その下にある弾性に富んでいて動きやすい岩石層だ。そこが移送された熱で暖められると一層揺り動かされやすくなる。当然、その上にある地塊同士がズレ動き、地塊の端で地震が発生しやすくなる。
大地をつくるこうした地塊の位置は長い年月にわたって変わらない。そのため、その端で地震が発生する場所も変わらない。つまり、地震はいつもほぼ同じ所で起こるので、地震の発生場所を予想できる。地震も地域性や個性を持っているというわけだ(角田氏はこのような地震の地域性や個性を「地震の癖」と呼ぶ)。
角田氏は、東北地方太平洋沖地震で東北~関東の大地が大揺れすれば、本州の真ん中にある「フォッサマグナ」という地塊同士がくっつき合っている場所のどこかで地震が発生するという見通しを持ち、長野県や静岡県などの大断層のある区域に注目していた。だから、翌日の長野県北部地震や富士山付近の余震を予見できたのである。
角田氏の熱移送説では、「地殻から伝わる熱が火山の噴火の原因でもある」と考える。暖められた岩石が1000度になると大量の火山ガスが生まれ、ガス圧が高まると地表に噴出して噴火が起きるというわけだ。
火山の噴火と地震がペアで発生すると考えると、噴火の規模が大きければ地下にたまったエネルギーが大量に使われるのでガス抜きとなり、巨大地震を発生させるエネルギーが減る。しかし、熱移送量が多いのに噴火の規模が小さければ、地震の規模は相対的に大きくなることになる。
角田氏は、「1990年の雲仙普賢岳の噴火から関西・北陸・東北へと進むルートと、2000年の三宅島の噴火から東北へと地震が北上したルートなどから、東北地域へのエネルギー移送は大量である(高圧釜状態)と考えていた。だが、その量を確かめる作業が遅れたために、マグニチュード(M)9.0地震の危険性まではアピールできなかった」と後悔し、さらに「日本列島の地下にたまる熱エネルギーの測定システムの構築が望まれる」と述べる。
小笠原諸島・西之島の噴火が予測のカギ
では、角田氏はなぜ今、2020年前後に首都圏南部で直下型地震が起きると予測するのか。
首都圏南部では「地震の癖」で30~50年間隔でM6~7クラスの地震が起きている(北伊豆地震(1930年、M7.0)、中伊豆地震(1980 年、M6.7)。地下の熱移送は、一定の速度(1年で約100キロメートル)で周期的に繰り返されるという「癖」を持っているという。角田氏はこれに基づき複数の「予想線」をつくっている。
その中で、今、最も注目しているのは、2013年11月の小笠原諸島・西之島の大規模な噴火だ。ここでの熱エネルギーは新火山島を造るほど大きかったため、予想線を描いてみると、熱エネルギーの北上速度が同じなら、2020年前後に伊豆地方に達する計算となる(「西之島西側の排他的経済水域が数平方キロメートル広がった」と無邪気に喜んでいる場合ではなさそうだ)。
その際、角田氏が恐れているのは、阪神・淡路大震災の二の舞いである。日本の地震防災は横揺れには強いものの、縦揺れの対策が遅れているからだ。
首都圏南部は阪神・淡路地域と似た地盤でできており、地震の震源が浅いという共通点がある。阪神高速道路は砂などが埋まった化石谷の上に建てられていたために直下型地震特有の「ドスン揺れ」でもろくも倒壊してしまったが、相模地域を通る東名高速道路や東海道新幹線の備えは大丈夫だろうか。
プレートテクトニクス説を常識として無批判に受け止めるのではなく、地震予知に資する学説をプラグマチックに追い求める姿勢が大切である。
紙面の関係上ここでは詳述できないが、電気通信大学の早川正士名誉教授は、電離層の乱れを地震の前兆として捉え、1週間前にM5以上の地震の発生場所とその規模を予測するサービスを開始している(筆者は2年以上予測と結果を見ているが、的中率は50%前後である)。
深刻な少子高齢化が進む中で東京オリンピックを成功させるためには、今こそ日本人の底力が試されている。そのためにも地震の被害を少しでも減らせる方策を、日本人全員で模索し、実行することが不可欠ではないだろうか。
(参考文献:角田史雄著、『地震の癖──いつ、どこで起こって、どこを通るのか?』『首都圏大震災 その予測と減災』)
[JBPRESS]
Posted by nob : 2014年03月11日 14:16
そのとおり!!!Vol.37/何より事実を明らかに、ここを初めの一歩にすべきだった。さらに帰還する人々と移住する人々を明確に分けて、国が支援というより率先していくこと。
■大前研一氏 原発5km圏内は「永久に住めない」と宣言せよ
東日本大震災の被災地・東北3県の中でも福島の復興は特に遅れている。福島第一原子力発電所の事故で立ち入りが制限され、津波に襲われた時のまま3年間、時間が止まってしまったような地域も多い。震災直後から数々の被災地復興プランを提言してきた大前研一氏が、あらためて福島の復興策を提示する。
* * *
これまでにも本誌で指摘してきたことだが、まず政府も国民も放射線に対する正しい認識を持つ必要がある。
現在、除染は自然界から受ける量に追加して受ける放射線量として年間「1ミリシーベルト以下」にすることを目標に進められている。しかしこの数字は、はっきり言って非科学的だ。
人類の放射線による被害は広島・長崎での原爆やチェルノブイリ、スリーマイル島などの原発事故がある。そのデータから言えることは、「100ミリシーベルトを超えると健康被害が出てくる」ということだ。
逆に言えば、それより低線量でリスクを評価することは困難とされる。どんなに反対意見があろうとも、それが世界中で最も妥当と認められている科学的な知見である。これは別に政治的な便宜で決められたわけでもないし、もちろん「原子力村」の陰謀でも何でもない。
誤解が生じやすいのは、それ以下の数字ならどうなのかという、いわゆる「閾値(いきち=境界)」の問題があるからだ。放射線は「受けなければ受けないほどいい」ものであることは私もそう思う。どんなに小さな被曝でも、それによってDNAが破損するリスクはゼロではないからだ。これが「とにかく1ミリシーベルト」という人たちの論拠になっている。
しかし人間は、体に有害なものならば酒を飲むこともあるしタバコの煙を吸う時もあれば、 PM2.5の汚染物質を吸い込んでいる。放射線にしてもレントゲンやCT検査を受けたりラジウム温泉に入ったりして日々受ける。そもそも自然界から受ける放射線は地域によって大きく異なり、例えば香港は東京の1.5倍ほど、高地にある南米コロンビアの首都・ボゴタ(標高約2600m)などでは日本の10倍近い年間約10ミリシーベルトの自然放射線を受けている。
国立がん研究センター資料などによれば、「100~200ミリシーベルト」でがんのリスクは1.08倍になる一方、「野菜不足」で1.06倍、「高塩分」や「運動不足」で1.15倍前後とされている。そうした他のリスク要素がいくつもあるため、数十ミリシーベルトというレベルでは健康被害が出るかどうか検証できないのだ。
私は原子力工学を学んだ者として100ミリシーベルト以下なら絶対安全だとは言わない。しかし、その程度の被曝であれば運動不足のほうが体に悪いというデータはその通りだろうと考える。だから私は必要以上に放射線を恐がる風潮には賛同できない。
ではそれを前提に、福島第一原発の周辺地域をどうすべきか。政府はいま放射性物質に汚染された地域について、
【1】帰還困難区域(約9200世帯・2万4700人)
【2】居住制限区域(約8500世帯2万3300人)
【3】避難指示解除準備区域(約1万1200世帯・3万2900人)
──の3つに分けている。避難者は計8万人以上にのぼり、避難指示のために原発周辺は今もゴーストタウンとなっている。
このままでは避難している被災者にとっても他の国民にとっても損害が拡大するばかりである。第一に、健康被害がほとんどあり得ない地域まで居住が制限されて帰宅できない上に、避難の長期化で賠償額がどんどん膨らんでいる。
賠償は一義的に東京電力が負担することになっているが、除染費用を含めれば実質的に東京電力に支払い能力はなく、電気代の値上げか税金による補填で結局国民に転嫁される可能性が高い。
第二に、今後いつまで待っても帰宅できる見込みがない人たちまで、帰宅を望んで待ち続ける状態になってしまっている。現在の避難地域の多くは今すぐ帰宅しても問題ない一方、極めて高濃度に汚染されてしまった原発周辺は、今後何十年待っても人が住めるようにはならないだろう。
私はこの膨大な不幸と無駄を回避するために、政府は今すぐ「原発から5km圏内は国が買い上げ、それ以外の場所については原則として帰還してもらう」べきだと考える。除染目標は「1ミリシーベルト」を改める。他の多くの有害物質の安全基準と比較して厳しめに考えたとしても「30ミリシーベルト」で健康被害はないと考えてよい。
原発から5km以上離れた地域で、30ミリシーベルト以上となっている地区に限定すればクリーンアップはかなり楽になり、費用は大幅に節約できる。もちろんホットスポット対策は必要だ。住民の帰還後、車に線量計をつけて自動的に情報を収集するようなシステムを作り、ホットスポットが発見されればそこだけ除染する。
以上の対策で行政的にも国民の安全の面でも何の問題も残らないが、それでも被曝した地域に住みたくないという住民には費用を援助して転居してもらうのが国と東電の最大限の責任の取り方だろう。
必要なのは科学をベースにした政治的決断だ。今のままでは福島だけが復興から取り残されてしまう。前述の決断をすれば、被災者の生活再建が加速するし、原発5km圏内の土地を使って福島第一原発の汚染水処理や将来の解体作業の準備も容易になる。
[SAPIO]
Posted by nob : 2014年03月11日 11:50
確かに、、、シンプルイズベスト。。。
■シンプルな生活のために捨てるべき8つのモノ
筆者のLindsay Schauerさんはサンフランシスコで活動するライターです。Twitter社で社内コミュニケーションを担当し、2007年にスタンフォード大学を英語の学位を取得して卒業しました。彼女が「Medium」に寄席た記事より、「捨てるべき8つのもの」を取り上げます。
普通の生活をおくるためには、どれだけのモノが必要でしょうか? あなたが思っているほど多くはありません。2009年に私は18平方メートルのコテージに引っ越しました。家賃とロケーションは最高だったのですが、1つだけ問題がありました。持ち物の半分が家に収まらず、処分したのです。
たくさんのモノを捨てました。古い服、本、靴、美術品などです。ですが...その後、「惜しいことをした」とは全く感じなかったのです。むしろ、なぜ私はそんなにたくさんのモノを所有していたのかと考えてしまいました。
これが私の家です。幅3メートルで、奥行き6メートルです。
私は筋金入りのミニマリストというわけではありませんが、狭い空間です。私はここに4年間住み、かなりシンプルな生活をおくってきました。シンプルな生活は、環境を重視する私の価値観と一致しています。何かを買ったり生活に取り入れる際に、慎重に考えるようになるからです。例えば、新しい靴を一足買うとすると、持っている靴を一足処分しなければクローゼットのスペースはありません。
今回は、私が「無くても生きていけると学んだモノ」を以下にリストアップしました。これらを参考にシンプルな生活を始めてみてはいかがでしょう。ですが、ハマりやすいので気をつけてくださいね。そのうち超小型キャビンに引っ越したくなります。少なくとも私の心は動き始めています。
1.思い出の品
2年前に完走したハーフマラソンの安っぽいメダル、誰かがパリで買ってきてくれたエッフェル塔のショットグラス、取っておいた自分の大学卒業記念記事...どれも必要ありません。なぜならそれらが無くても、ハーフマラソンに向けて練習していた時や大学を卒業した時の気持ちは忘れないからです。思い出はどこにも行きません。これらのモノは寄付するかリサイクルしましょう。無くなっても困りません。
2.Tシャツ(とその他の着ない服)
お気に入りでよく着る、ソフトでぴったりフィットするTシャツのことを言っているわけではありません。ドレッサー下段の引き出し、その奥底にしまってあるモノです。イベントやどこかで無料でもらったであろう、大きなロゴ入りのシャツ。どの会議に行った、どのハイテク会社で働いた、どのイベントでボランティアした、ということを証明するのにTシャツは要りません。寄付するかクラフト作品にでもしてしまいましょう。ドレッサーは、少なくとも月に一度は着る服のみが入れられているほうが幸せです。残りは邪魔なだけです(もしくは上記の思い出の品を参照)。
3.CDとDVD
これは考えるまでもありません。これからは必要が無いモノです。あなたが欲しい音楽や映画は全てインターネットにあるか、ハードディスクに保存できます。ですので破棄して棚のスペースを空けましょう。
4. 本
私は個人的にアンチKindle派です。実際の本のほうがより寿命が長く、ほとんどのKindleは結局捨てられると思うからです。しかし、もしあなたがKindleをお持ちなら、この項目はさらに楽かもしれません。最後のページまで読んだ後も保存しておく価値がある本には、以下の3つのタイプがあります。
その本に強い感情的な価値がある(標題紙に献辞がある、本に何か特別な経緯があるなど)
作者のサインがある、もしくは別の理由であなたにとって価値がある(私のサイン入りのThe Virgin Suicidesみたいに!)
近いうちに読もうと思っている、もしくは定期的に読み返す本(私はGary SnyderのThe Backcountryを毎年読み返します)
これだけです。残りは近くの古本屋に売ることをお勧めします。古本店に引き取ってもらい、本を読みたい時にはその店か図書館に行きましょう。
5.スポーツ用品
過去2年間にキャンプに行っていないなら、ガレージに眠っている古いテントは処分しましょう。2002年以降スキーに行っていないなら、スキー用品は売りましょう。人が使いもしないのに所有し続けるスポーツ用品の多さには驚かされます。こういうモノは借りればいいのです! それに、来年か再来年キャンプかスキーに行くかもしれないからと、取ってあったスポーツ用品よりも、新しくて良いモデルを借りれる可能性の方が高いのです。そういうモノは売って、本当にスキーに行く時のために貯金しましょう。
6.バッグや旅行かばん
必要なのはスーツケース1つ、バッグ1つ、それに場合によってはハンドバッグが1つ(か2つ)だけです。ファッションに強い関心があるとしてもです。これら数個のモノにちょっとお金をかけて良い品質のモノを選べば、長持ちして見た目もきれいです。ベッドの下に押し込められた他の多くのバックや旅行鞄は慈善リサイクル店のGoodwillにでも寄付してあげたほうが幸せです。使わなくなった良い鞄は、Buffalo Exchangeのようなリサイクル店で売れるでしょう。
7. キッチン用品
次はキッチンへ。最初に言いますが、私は料理が大好きです。私の4.6平方メートルの小さいキッチンでも、私は気持ちを止められません。ですが、結婚祝い並みのキッチン用品やアイスクリーム製造機を所有する余裕はありません。私が学んだのは以下のことです。
まず電子レンジは要りません。より健康になれます。残り物はコンロで暖めざるを得ないけれど、結局はそのほうが美味しいです。次に非常に良いナイフ1つあればなんとかなります。ナイフにかける予算を多めに見積もって、中くらいの大きさで、品質の高いものを買いましょう。長持ちするし切りたいものは何でも切れます。最後に、過去2カ月で一度も使わなかったモノは全部必要ありません。準備や洗浄が面倒でフードプロセッサーを使っていないなら処分しましょう。最高の料理は「新鮮」で、ご自身の腕とシンプルな道具がいくつかあれば十分です。
8.便利でもなければ、きれいでもないモノ
William Morrisはかつてこう言いました「便利ではないモノ、きれいだと思わないモノは家に置くな」。上記のモノを片付けた後、周りを見渡してみてましょう。読書用のチェアに腰掛けて家の中を観察してください。壁にかかっているモノはあなたを笑顔にしてくれますか? それとも悩ませるモノですか? そのアート作品はあなたの心を躍らせますか?
私の小さいアパートにはいくつか奇妙なモノがあります。Presidioで見つけた古い窓が壁に掛けてあります。その白いペンキは剥がれてきて、その下の青い地の部分が覗いていたりします。机にはカナダの海岸で拾った流木や東シエラ地方の大きな黒曜石の塊もあります。これらは世界で唯一のモノで美しいモノだと思っています。そしてこの世界が美しい事を思い出させてくれます。
そういうモノは処分しないでください。むしろもっと場所を取ってあげてください。それらはあなたに良い影響をもたらします。たくさんの不要品が消えた後には、さらに輝きを増すことでしょう。
Lindsay Schaue(原文)
[ライフハッカー]
Posted by nob : 2014年03月10日 20:22
もはや常識。。。
■やっぱり「食べる順番」は大事だった!
老化スピードを早めてしまう「糖化」を防ぐ食事術
老化の一因「AGE」の正体
久保 明
東海大学医学部 抗加齢ドック教授/慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任教授
老化を強力に促進する要因に「糖化」があると前回お話しました(「老化のスピードを早めてしまう『糖化』とは?」)。
糖化とは、高い温度の元で糖分が蛋白質と結び付くものです。そして、このとき出来るのがAGE(終末糖化産物)です。
このAGEですが、実は料理や食品で目にすることができます。おいしそうに焼き上がったホットケーキにはキツネ色の焦げ目ができますよね。これがAGEです。ホットケーキの中の砂糖(糖分)とミルクや卵の蛋白質が結合したものです。焼く前には発生しませんが、高い温度が加わると反応してできます。クレームブリュレの焦げ目の付いたところや、魚や肉の照り焼き、ウナギのかば焼きの焦げた部分なども実はAGEなのです。
AGEは「終末糖化産物」の略語で強力な"老化促進物質"の一つです。増えたAGEは体を構成する蛋白質にくっつき、その機能を低下させてしまいます。
前回、AGEによって皮膚のたるみやしわ、動脈硬化が促進され、骨粗鬆症や白内障、アルツハイマー型認知症の原因ともなるとお話しました。
皮膚を例に、AGEと老化促進について少し詳しくご説明しましょう。
皮膚の真皮層のコラーゲンやエラスチンにAGEが取りつくと、正常な構造が壊されます。すると、繊維のつながりがおかしな形に変えられ弾力性を失います。その結果、たるみやしわが生じて見た目が老けて見えてしまうのです。
「糖化」を防ぐには、
食後の血糖値を急速に上昇させないこと!
体内にはAGEなどの異物を食べるマクファージという白血球の一種である「貧食細胞」があるのですが、AGEが次から次へと生成されるととても処理しきれず、AGEが溜まってしまいます。
AGEを増やさないようにする、つまり、糖化を防ぐには、食後の血糖値を急速に上昇させないことが肝心です。
特に、血糖値を急速に上昇させてしまう糖質に気を付けましょう。糖質は、砂糖や果物の果糖、牛乳の乳糖などの他、米や麦、トウモロコシ、芋類などの炭水化物、ビールや日本酒、ワインなどの酒類の一部に含まれています。これらを摂り過ぎると糖化が起きやすくなるのです。
ビール、日本酒などを飲んだ後、締めにラーメンを食べたりすると妙な満足感がありますが、あまりおすすめできません。ラーメン・ライスやお好み焼きにご飯などというのも糖質が多すぎるため、糖化を招きやすい食事です。もちろん、ケーキや和菓子の食べすぎや、甘い清涼飲料水を大量に飲むことも糖化を促進させます。
「食べる順番」は大切
糖質は摂り過ぎない。これが第一なのですが、極端に糖質を排除する「超低炭水化物ダイエット」はお勧めできません。日本人は「ご飯」を中心に野菜や魚、肉類などを食べる混合食を続けてきました。このバランスを大きく崩す食生活には無理があり、"骨髄の機能低下による動脈硬化の促進"という危険も潜みます。糖質を敵視するより、適度な糖質を摂りながら血糖値の上昇をゆるやかにする工夫しましょう。
そのひとつとして「食物繊維」の活用があります。
食物繊維は野菜や芋類、豆類、海藻、キノコ類、穀物、果物などに多く含まれています。食物繊維には糖質の吸収を緩やかにする働きがあり、しかも先に食物繊維を食べておくと一層効果的なのです。ご飯と野菜サラダを食べるとき、野菜サラダを先に食べて後にご飯を食べると、先にご飯、後から野菜サラダを食べるのに比べ、血糖値の上昇が緩やかになります。
食べる順番は意外と大事なんです。日常の食事でも、「食物繊維」→「蛋白質」→「炭水化物」というような順番で食べると、血糖値の急上昇が抑えられます。
これは懐石料理の食べ方に似ています。食物繊維の多い野菜料理、海藻、キノコ類、豆などの小鉢をまず食べ、それから刺身や焼き魚などの魚や肉などに進み、最後にご飯を食べるというものです。家の食事でそこまでの贅沢な品数は必要ありませんが、まずは野菜類や豆、海藻などの食物繊維を食べてから、魚や肉などを食べて、最後にご飯という順番が理想的です。
最初にご飯でなく野菜類を口にする習慣を身につけるだけでも糖化防止には役立ちます。外食でカツライスを食べるなら、まずカツの横のキャベツを食べてから、カツ、そしてご飯という順番ですね。
2012年、ヨーロッパで行われた45万人を対象とした約13年の追跡研究では、食物繊維の摂取量は死亡率低下と相関しました。食物繊維の摂取が多い人ほど死亡率が低下したのです。死因別にみると循環器障害や消化器疾患、心血管障害、ガンと関係しない炎症性疾患の低下と特に相関していました。アンチエイジングに食物繊維は大いに効果あり、と言えるでしょう。
[DIAMOND online]
Posted by nob : 2014年03月10日 20:01
愚かしさの極み。。。
■使い切れぬ復興予算 事業進まず基金化3兆円 被災3県
東日本大震災の被災自治体で、使い切れない予算が急増し、「貯金」の残高が震災前より約3兆円積み上がっていた。政府は5年で25兆円を復興事業に流し込む計画だが、被災自治体では予算を使う職員が足りず、残高が増える一方だ。
朝日新聞社は、岩手、宮城、福島の3県と各市町村について、自治体が決算をまとめて総務省に提出する「地方財政状況調査表」を入手。2010年度と震災後の11、12年度の3年分を分析した。予算は何にいくら使うかの「計画」だが、決算は実際に使われた「結果」だ。
今回の震災では、自治体は使い切れなかった復興予算を、東日本大震災復興特別区域法などに基づき「基金」に積み立てている。年度に縛られず復興事業を進めるためだ。
[朝日新聞]
Posted by nob : 2014年03月10日 06:05
健康生活、、、何も特別なことは必要としない。。。
■ゆっくり食べると太らない!? 満腹感は食事開始から15分で得られる
健康的に体型をキープするために、エクササイズは欠かせません。でも、日頃忙しいとなかなか時間を割くのが難しいもの。そこで、毎日の習慣にちょっとした機転をきかせることで、スリムになれる方法を見つけました。
料理のデコレーションに「花びら」
フレンチレストランへ行くと、花びらが料理に添えられていて、盛りつけの美しさに感動してしまうときがあります。このように「見た目」で味わう感動を食事の度に取り入れることで、やせる工夫になるのだといいます。
フルーツやサラダをお皿に盛りつける際、パンジーやすみれなどの花びらを2、3枚散らします。そのことで、満腹感を少し得ることができるといいます。これは、脳がおいしそうなものや美しいものをキャッチすると、満腹中枢が刺激されるからです。
食べ過ぎを防ぐためには、満腹中枢に働きかける「レプチン」というホルモンを分泌させるといいのだそう。また、食べ始めてから15分後に満腹感が得られ始めるそうなので、食事は最低でも15分の時間をかけた方がよさそうです。見た目の良さを重視した食事を、ゆっくりと味わいながら食べることがポイントです。
「眠り」こそが食欲増進ホルモンを抑える
「寝不足になると太りやすくなる」という話がありますが、その原因は意外と知られていないかもしれません。疲れやストレスから余計なものまで食べてしまう、抑えられない衝動に駆られるものですが、これには一体どういう理由があるのでしょう。
睡眠不足になると、食欲を増進させるホルモン「グレリン」の血中濃度が上がり、食欲や代謝の調節を行なうホルモン「レプチン」が減少してしまいます。ある統計では、「5時間睡眠の人は太り気味にある」という傾向が指摘されています。
人の身体はホルモンの影響に左右されるので、正常な食欲をキープするためにも、睡眠は欠かせないものだといえます。基本的なことではあるものの、仕組みが分かれば即実践したくなります。
ご紹介した2つなら、どんなに忙しくてもすぐに試すことができそう。運動する時間がないならば、食べ過ぎを抑えるこういった工夫から始めたいものです。
下野真緒
南仏在住ジャーナリスト/エディター
[cafeglobe]
Posted by nob : 2014年03月09日 07:58
確かに。。。Vol.3/同感、、、もはや過去の遺物。。。
■昭和な会社が強い
報・連・相(ほうれんそう)を禁止せよ
決断力のない上司が部下に求める無駄な作業
宇賀神 宰司
日経ビジネス編集記者
日経ビジネス2月17日号の特集「昭和な会社が強い」では、平成になって流行した経営手法やIT(情報技術)にあえて背を向ける企業のケーススタディーを掲載した。
社員間の円滑なコミュニケーションで組織力を高めると期待された「報・連・相(ほうれんそう)」もその1つ。IT化の進展や携帯、スマホの登場などコミュニケーションツールも増え、企業は益々、声高に「報・連・相」の重要性を叫ぶようになった。だが、目的を誤ると、思わぬ罠に陥る。
「今、名古屋駅です。これから新幹線で戻ります」
「報・連・相」をあえて禁止している岐阜県の未来工業。「営業日報もムダだから廃止した」と語る山田雅裕社長
出張先から携帯やスマホで上司に連絡を入れる。常に自分の居場所を上司に知らせるのはビジネスパーソンの基本。ごくありふれた光景に映るだろうが、こうした連絡を全社的に禁止しているのが岐阜県にある未来工業だ。
「小学生ではあるまいに、なぜ、いちいち連絡をしてくるのか。通話料も無駄だし、かけてくる社員の時間はもちろん、受ける事務員の時間も無駄」とばっさり切り捨てる。
それだけではない。数年前、同社では営業日報も廃止した。
山田雅裕社長は「『どこどこを訪問してカタログを置いてきた』といった報告を書かれてもなんの参考にもならない」と廃止した理由を語る。
多くの職場で「報・連・相シンドローム」が起きている
報告、連絡、相談のそれぞれ一文字目をつなげた「報・連・相(ほうれんそう)」。この“経営ワード”が世に広まるきっかけとなったのは1986年のこと。当時、山種証券の会長だった山崎富治氏が自身で実践した「ほうれんそう運動」の経験をまとめた書籍『ほうれんそうが会社を強くする』を出版、大きな反響を呼んだ。
1986年は昭和61年。日本経済はバブルを迎え、日本企業の歯車はどこかきしみだした。そして平成に入り、バブルは崩壊した。業績が急降下するばかりではなく、社内からバブル時代のさまざまな問題が表面化してきた。
この状況を乗り切るには、まずは社内の透明化を図り、バブル時代の膿を出した上で、社員の結束を強めるほかにない。大きな投資がなくとも始められる「報・連・相」に多くの企業が飛びついた。
そして「報・連・相」はIT(情報技術)化の進展ともに進化した。パソコンとインターネットの普及によりメール、グループウエアなど情報共有のためのツールも発達した。さらにスマホの登場により、いつでもどこでも報・連・相が可能になった。
だが、商店街の活性化事業を手掛けITネットワークに詳しい木下斉、エリア・イノベーション・アライアンス代表は「ITシステムを入れて「報・連・相」させればコミュニケーションが図れるというのは幻想だ」と断言する。
木下氏は街の活性化事業などで外部と連携してプロジェクトを進めることが多い。ビデオ会議やSNS、クラウドサービスをフル活用して効率的に仕事を進めている。その木下氏が「報・連・相」を批判するのは、そもそも目的をはきちがえている管理職を多く目にしているからだ。
ccメールなんて誰も見てない
木下氏は「昭和から平成になり景気が悪化すると、リーダーは『決断して失敗する』リスクを避け、決断を先延ばしするようになった。会議では部下に意見を発表させるが何も決断しない。『各部署に持ち帰ってさらに検討せよ』が結論でこれが繰り返される。会議のたびに上司は部下に『報・連・相』を求める」と多くの職場で目にした状況についてこう語る。
さらに「会議がどんどん増えるので『報・連・相』は乗数的に増える。上司は部下に『報・連・相』を指示することが仕事となり、部下は『報・連・相』のための書類を作ることが仕事となる。『報・連・相シンドローム』と呼ぶべき状況だ」と指摘する。
こうなると部下は疲弊して大変だと思うかもしれないが、実は、部下にとってもこの終わりのない「報・連・相」は楽な側面もある。「どうせ上司は中身を見ない。見たとしてもどうせやり直しを命ぜられる。ということは、報告さえすればいい」と考える。そして「あとは、いかに手を抜くか」のみを考える。以前の報告書をコピペしてちょっと文言を書き換える、または見栄えをよくして内容はあまり変えないなど小手先の「報・連・相」テクニックで乗り切れてしまう。
あとは「ccメール攻撃」。取引先のやり取りなどで上司にccメールを送り、報告を済ませてしまう。
「上司も『ccメールばかり来てうんざりだ』などと部下を非難する前に、まずは自分自身の振る舞いをチェックした方がいい」(木下氏)
社外との無用な「報・連・相」も排除
未来工業の山田社長に「『報・連・相』も禁止、営業日報もない。それでは部下の動きが分からなくなってしまうのではないか」という質問を投げかけてみた。その回答は以下だ。
「上司の仕事は部下の様子を観察して、話しかけるなどして情報を聞き出すことだ。昭和の会社はそれが当たり前だったし、それができない上司は仕事をしていないのと同じことだ」
同社ではさらに3年前、すべての営業スタッフのパソコンを取り上げ、処分した。その数、83台。取引先との連絡でメールに頼ってしまう社員が目についたからだ。社内だけではなく、社外についてもできるだけ無用な「報・連・相」を排除する考えだ。
住宅やビルなどの電気設備資材を製造する同社にとって、新製品を生み出す技術開発力こそが会社の命綱。そして、それは営業スタッフが取引先と交わす生の会話に多くのヒントが隠されている。
そう考えるからこそ、同社ではあえて「報・連・相」を禁止しているのだ。
「報・連・相」を提唱した山崎富治氏が会長を務めた山種証券はバブル崩壊後、含み損を抱えた有価証券を転売する「飛ばし」問題が発覚し、経営危機に陥った。そして山崎氏自身、その責任をとって92年に会長を辞任、93年には取締役を退いた。
だが、「報・連・相」だけはその後、むしろ導入する企業が増えたように見える。
安易に「報・連・相」を導入していないか。今一度、見直してみる時期に来ている。
[日経ビジネス]
Posted by nob : 2014年03月07日 14:56
言い得て妙。。。Vol.16/男と女の間には、、、 「友情(で結び付く関係)」は成立しうるけれども、、、 「友情だけ(で結び付く関係)」は成立しえない、、、と思う。。。Vol.3
■男と女は恋人になって、寂しい親友になって、そしてようやく真の友達に着地する
恋愛記事を書いていると、よく、「さとるりさんって、男女の友情は存在すると思いますか?」という質問を受けます。
私は恋愛ネタばかり書いているから、(ある人は、恋愛ネタはそれそのものが下世話だと言いました。結局のところ私も下世話なのでしょう)読み手の方から、さぞやこの『さとるり』という女は女子力の高い人間なのか、と誤解されてしまうことが多いのですが、実際はむしろその逆。
粗雑だし、毒舌だし、家事や裁縫、女の子っぽいこと全般苦手。なので、私の周りは、私のことを女としてみない男性が多い。
そんな私だから、「男女の友情? アリでしょ!」と答えるものだと期待を込めて皆さんはそんな質問をしてくるのだと思うけれど、私の答えは、「男女の友情が存在すれば、人間はもっと幸せになると思う」。
男友達は多くても、それは一緒にバカなことができる仲間がいるということであって、私が心底弱ったときに相談できる男友達なんて、本当にごく僅かだ。
それは、「女はすぐグチグチ言う」とバカにされるんじゃないかと思ったり、弱みに付け込まれて一発やっちまおうとトチ狂う男が現われるのを防止するためだったりする(まあ無いと思うけど)。
よく、「男友達の方が気楽だから、悩みがあったときは男友達に相談するの」という女性がいるが、それは根本的に解決したいんじゃなくて、多分、甘えたいだけなんじゃないかと思う。
下心をうまく利用できる根性はあっぱれだけど、どうも自分にはそれができそうもない。そもそも自分はそんなキャラでもないので、そんなことをした日には「気持ち悪い」と蹴飛ばされてしまいそうだ。
でも、例外がある。それは、一度恋人になった男だ。
一度恋人になって別れたということは、お互い惹かれたところがあって、そして許せないところがあったということ。この究極のふたつを知ってしまったということは、これ以上隠すことは何も無いと言うこと。だから、男友達にいえないような悩みでも元カレには言える、という女性も少なくないらしい。これは、一度、身も心もひとつになった者同士の特権なのかな、と思う。
『男と女は恋人になって、寂しい親友になって、そしてようやく真の友達に着地する』
これは私の友人が教えてくれた言葉だ。
一度、自分の一部となった人が離れていくというのは、自分の身がもがれるということ。それは想像以上に辛く、どうしてもそれが我慢できなくて、最初は「別れても親友でいてね」なんて言葉で相手を繋ぎとめようとしちゃう。
「親友だから手はつなぐの!」なんて言って、親友という肩書きを振りかざし、結局やっていることは恋人のころと変わらなかったり。これが寂しい親友の関係。
でもだんだん、もがれた身体の一部に、彼の代わりの何かが埋まっていき、その傷跡も塞がるころ、彼らは依存しなくても自分の足で立てるようになる。こうしてようやく彼らはフツーの友達になる。
一見フツーに見えて、それは私の周りの男友達のように、一緒にバカ騒ぎする友達ではなく、本音でぶつかり合える真の友達である。
そのような話を聞いた時、私は初めて、「もういらない」と突っぱねた過去の元カレたちの顔を思い浮かべた。
うーん、お互い幻滅しすぎて別れることが多かったので、そんな関係になれるなんて考えてもみなかったけど。それはあまりに私が恋愛というものを使い捨てのように考え、大切にしてこなかった結末だ。
一方、大切にして大切にして敗れた恋愛は、無駄にはならないのだ。一生の友人という財産が残る。
こんな話を聞いたからには、私も個人的に、もっと恋愛というものを大事にしたいな、なんて思うのです。たとえ別れが見えている恋愛であっても。
さとるり
(エディター/ライター/ゲームシナリオライター)
[ANGIE]
、、、私のケースは、かつての恋人が、寂しい親友にはなることなく、長い歳月を経て、真の友達というよりもかけがえのない連れ合いとして着地しています。。。(^ー^)
Posted by nob : 2014年03月07日 11:27
幸せはいつも自らの内から生まれてくる。。。
■あなたが幸せを感じない4つの理由
選択しない、愛さない、感謝しない
瀬戸和信
テクノロジーマーケティング専門家
2013年の世界幸福度報告書(World Happiness Report)が発表されました。日本は43位。毎日、身を削りながら働いて、昇進して、年収とともに生活水準が上がっても、どこか幸せを感じられないときがあります。なぜ幸せを感じることができないのでしょうか?
私は30代になってから、強く幸せを意識するようになりましたが、劣等感の塊みたいな自分を嫌になるときがあります。だから、以下に幸せを感じない理由をまとめました。幸せを感じない理由がわかれば、幸せを感じる自分をいつでも取り戻せると思ったからです。
幸せを感じない理由その1:比較するから
視野が狭いとこんな感情に襲われることがあります。「彼のほうが俺より幸せな人生を送っているのではないか?」。そう、他人との比較です。
たとえば、あなたは年収が低いから幸せを感じない、ということはありません。1000万円、3000万円、5000万円稼いでいたとしても、満足できない人はいます。あなたは年収を上げたいのではなく、他人と比較して高ければそれでいいのです。生活水準が上がっても、他人も同じように上がっているなら、豊かさに関係なく幸せを感じないのです。
昔、私は中国に住んでいました。私はそこで豊かさを感じました。おカネは稼げていなかったのですが、私よりも生活に不自由な人たちの生々しい光景を見たからです。日本に帰ってきてからは、豊かさを感じなくなりました。なぜなら周りも私と同じような生活水準だからです。この感覚から学んだことは、私がいかに他人との比較によって気分を決定していたかということでした。
人は違って当たり前。他人は他人、あなたはあなた。一卵性双生児でさえ、外見や能力、考え方も違うということを忘れてはいけません。特に私みたいな劣等感の塊みたいな人間は。
幸せを感じない理由その2:選択しないから
私の友達には、やりたくもない仕事をしている人がいます。報酬がいいからです。私なんかよりはるかに高い報酬を得ているのですが、実はまったく幸せそうじゃありません。逆に私のことをすごくうらやましいと言うのです。なぜここまで心に格差があるのでしょうか? 自ら選択する機会が少ないからです。実は本人も認めています。
たとえばテクノロジーサービスの導入を決断した企業の担当者は、労力を費やした自分のプロジェクトを失敗したと思いたくありません。当然ですよね。だから無意識にこのプロジェクトは正しい選択だった、成功した、と自分に言い聞かせる心理が働きます。自ら選択し、決断したのですから、自分を正当化するおなじみの心理です。
子育ての例です。私は息子のご機嫌をとるために、彼が大好きなおもちゃを目の前にちらつかせ、無理やり遊ばせようとしたことがありました。一瞬、手に取って遊ぶのですが、すぐにおもちゃに対する興味を失ってしまいました。今度は、2つのおもちゃを目の前に置き、彼に選択権を与えました。彼は悩んだ末、片方のおもちゃを手に取ると、長い時間そのおもちゃと遊んでいました。
他人から押し付けられるのと、自ら選択して何かに取り組むとは、月と蛍のように大きく違います。
幸せを感じない理由その3:愛さないから
愛する人に認められたい気持ちは誰もが持っています。私も強く家族に認められたいと心から思っています。
仕事で成功しても人を愛していないと何か物足りず、心の能力が低下してしまいます。そして死ぬ間際にこんなせりふを言うのです「俺は成功して大金を手に入れたけど、結局、俺の人生は何だったんだ?」。最愛の人を思い、愛することは、幸せを感じるいちばんの近道だと信じてます。幸せを感じる上位10%は恋をしていたときだそうです(参照元:エド・ディーナーとマーティン・セリグマンの調査)。
幸せを感じない理由その4:今に感謝しないから
きっとあなたは“今”に感謝しないから幸せを感じることができません。こう思うのは2つの理由があります。ひとつは、『いのちをいただく』(西日本新聞社)という本があります。本のソムリエ清水克衛さんのブログから教えてもらいました。すごく文字が少ないのですが、内容はすごく深いのです。「XXのいのちを私のいのちにさせていただきます、いただきます」と食材に感謝することを端的に説いています。いのちが支え合って循環していることがわかります。いのちの大切さがわかります。そして今を生きていることに感謝せずにはいられなくなります。
2つ目は、この質問でした。あなたも真剣に考えてみてください。参照元が思い出せないので原文と少し変わっているかもしれませんが、こんな感じの質問です。
質問:悪魔がやってきてあなたに言いました。「おまえのすべてを奪ってやる! ただし、ひとつだけ残してやる、明朝までに考えておけ」
さて、あなたは何を残してほしいと思いましたか? カネですか? 愛する人ですか? それとも、いのちですか?
あなたが幸せを感じられないのなら、それはきっと“今”に感謝していないからです。
[東洋経済ONLINE]
Posted by nob : 2014年03月05日 17:03
まったく同感、、、聞くだけではダメ、工夫して自らの言葉で話した分だけが英語力に、、、"Oh my god!"などとは私は死んでも言いません。。。
■英語は日本語で学べ! 留学なしで話せるようになった私の“現実的な”学習法
多田佳明
「英語脳」を目指すのは遠回り。
日本語で考えた方が英語はうまくなる!
留学なしで話せるようになった英語の達人が教える、日本で、日本語で生活する人のための“現実的な”学習法。英語で英語を理解する必要なし! 英会話スクールも必要なし! 「英語脳」なんてナンセンス! 『英語は日本語で学べ! 留学なしで話せるようになった私の“現実的な”学習法』の著者による新連載の始まりです。
「英語脳」なんて無理!
・英語は英語のまま理解しましょう。日本語に訳してはいけません。
・英語で考える「英語脳」を作りましょう。
「英語上達の近道!」などと称して、こうした言葉を聞いたことがあると思います。
つまり、
【「英語脳」派が正しいとする英語理解のステップ】
× 英語を聞いて ➡ 日本語に訳して ➡ 理解
○ 英語を聞いて ➡ 英語のまま理解
× 日本語で考えて ➡ 英訳して ➡ 話す
○ 英語で考えて ➡ 話す
というわけです。たしかに、日本語を介さなければプロセスが1つ減るわけですから、レスポンスが速くなって、英語でどんどんコミュニケーションができそうです。
でも、日本で、日本語を使って生活しているなかで英語をマスターしようという人が、英語脳の獲得にこだわると、かえって英語力アップの妨げになります。
なぜなら、英語で英語を理解し、英語で考えるということはたいへん高度なことで、何年も何年も英語を使い続けた末に、「いつかその境地にたどり着けたらいいな」というような、夢のレベルだからです。少なくとも、すき間時間に英語を聞き、週1回スクールに通い、毎日1時間、英語の勉強をするくらいで到達できる次元ではありません。
大きな目標を掲げて頑張るのはいいと思いますが、ほとんど到達不可能な目標を目指して苦労するのは、効率がよいとは言えません。
それよりも、まずは現実的なゴールを設定するほうが賢いと思いませんか?
そして、最初はたどたどしくても何年か英語を使ううちに、「そういえば最近少しレスポンスが速くなったな」と気が付いて、そこからさらに何年もたった後に「近頃、日本語をあまり意識しなくなったな」となれば儲けもの、というくらいのスタンスの方が気楽に取り組めるはずです。
「でも、夢くらい持ってもいいじゃないか」という声もあると思います。
もちろん、夢は持ってもいいと思います。でも、その夢が、あなたの英語力を伸ばすことを妨げているとしたらどうでしょう。
「英語で考えなきゃ」という思いが強いと、「日本語で考えちゃだめだ」「英語を日本語に訳したらだめだ」「日本語を英語訳してから話すのはだめだ」という風に、日本語を介することに否定的になりがちです。
根強い学校英語批判として、「英文和訳をさせるのがだめだ」なんていうこともよく耳にしますよね。
しかし、”日本語排斥”が、コミュニケーションを妨げたり英語力アップのチャンスをつぶしてしまうこともあるんです。次の例は、実際にわたしが耳にした、日本人のAさん、Bさんと、イギリス人との会話です。
イギリス人:Why do Japanese take off shoes before entering a house?
Aさん、Bさん:(あわわ、あわわ)
「日本人はどうして、家に入る前に靴を脱ぐの?」とイギリス人から聞かれて、ちょっとテンパってしまった、というシチュエーションです。
このとき、英語で考えようとするとどうなるでしょうか。
イギリス人:Why do Japanese take off shoes before entering a house?
Aさん:(あわわ、あわわ、英語で考えなきゃ…)Well, well...
イギリス人: ……。
Aさん: ……。
英語で考えることに固執するAさんはあせるだけで結局なにも考えられず、「Well, well...」と間だけが空いてしまいました。「Well」というのは、ちょっと考え込んで言いよどんだりするときに使う言葉です。日本語でいうと、「えーっと」みたいな感じです。
Aさんは、格好だけは英語で考えている風ですが、頭の中は真っ白です。
ためしに、「Well」と言いながら、英語で考えてみてください。なにか考えられますか?
Aさんは結局何も答えないので、質問をしたイギリス人は反応のしようがなく、そこで会話は途切れてしまいました。
一方、Bさんは、日本語で考えて、何とか答えようとしていました。
イギリス人:Why do Japanese take off shoes before entering a house?
Bさん:(あわわ、あわわ、えっと、靴を脱ぐのは……。日本は雨が多いから靴が濡れて、家が汚れるからかなあ。雨は「rain」で、濡れるは「wet」だから……)
イギリス人: ……。
Bさん:Because it rains a lot in Japan. Shoes... (日本では雨がたくさん降るからですよ。靴が……)
イギリス人: Ah, I got it. It makes sense to take off muddy and wet shoes.(ああ、わかった。泥で汚れたり濡れたりした靴を脱ぐのは、そりゃそうだね)
結局、この場合も、「あわわ、あわわ」と間は空きます。でも、Bさんはその間に“考えている”ので、単に間が空いてしまったわけではありません。Bさんは、不完全な文でありながらも自分の考えを言えたので、コミュニケーションが成立しています。
しかも、“muddy and wet shoes”という、このときは言えなかった表現を生で耳にすることができたので、思わぬ収穫もありました。
ネイティブっぽく話していても…
実は、AさんとBさんとでは、Aさんの方が英語が得意でした。Aさんは短期留学の経験があり、たとえば「You're kidding!(冗談でしょ!)」とか、「How can I say...?(……ってなんて言えばいいんだろう?)」などのいくつかの決まり文句だけはスラスラ言えました。
一方、Bさんは、英会話は苦手で、ましてや「No way! (まさか!)」などと、ネイティブにそれっぽく相槌を打ったりはできません。でも、いつも日本語で考えて、英語に訳してから話していたので、間はあきますが、それなりに文章になっていました。
わたしが知り合った時点では、Aさんの方が英語がうまかった(ように見えた)のですが、数年後には、Bさんの方がずっと上手になっていました。
Aさんはあいかわらず最初の挨拶だけはカッコよく決められるのですが、その後はまるで別人のように黙り込んでしまい、進歩がみられませんでした。一方、Bさんはある程度の長さの文章をしゃべれるようになっていましたし、しゃべるスピードも最初に会った時よりもずいぶんと速くなっていました。
ホントに英語で考えられる?
AさんとBさんとでは、話す内容も違っていました。AさんもBさんもなかなかの切れ者で、日本語ではいつも鋭い発言をする人たちでした。でも、Aさんは、英語になると、いくつかの決まり文句のほかは単語を言うだけです。
一方、Bさんの話は、いつも実のあるものでした。ゆっくりでテンポも悪いし、時に不完全な文章のこともありましたが、Bさん独自の意見や内容のあることを言うので、耳を傾けなければと思わせられました。
わたしたちは言葉を使って考えます。考える力というのは、言葉の制約を受けます。語彙力や運用力が十分な言葉でないと、しっかり考えることができません。
わたしたちにとって、最も語彙力が豊富で、かつ論理的な思考ができる言語は、日本語です。それを使わないということは、自ら思考上のハンデを背負いこむことになります。
たとえば仕事などで、ネイティブと英語で交渉しなければならないとき、わたしたちは“話す”という点において、すでにハンデを背負っています。おまけに「日本語で考える」という点も放棄してしまったら、ハンデはさらに大きいものになってしまいます。
Aさんは、「日本語」も「日本語で考える」ということも放棄してしまったので、いつまでたっても英語で自分の言いたいことを言えるようにはならなかったのです。
たしかに、日本語を介在させることで、会話に間が空きます。しかし、少し間が空いてゆっくりであったとしても、言いたいことを日本語で組み立てて、それを英語に置き換えて発信したほうが、まともなコミュニケーションが図れるに決まっています。
Bさんのように、日本語で考えて自分の意見をまとめあげ、それを英語に置き換えて言う経験を重ねれば、最初はたどたどしくてもやがてスムーズに話せるようになるのです。
つまり、英語を使うときに日本語の力を借りることは間違いではありません。
もし、みなさんが英語を使うときにまず日本語で考えてしまう癖があっても、つい日本語が出てしまっても、それは日本語で考えている証なので、誤りではないのです。
[DIAMOND online]
Posted by nob : 2014年03月05日 09:44
もはやカリスマの時代は終焉、、、すべての従業員に「これからの新しいアッブルを創っていくのは君たちだ」と宣言して、顧客本位に徹してトップマネージメントしていけばいい。。。
■ジョブズ氏の亡霊に取り付かれたアップルとクックCEO
ティム・クック氏がスティーブ・ジョブズ氏からアップルの最高経営責任者(CEO)を引き継いで間もない2011年8月、クック氏は、毎朝起きたらスティーブならどうするかではなく、とにかく正しいことをしろと自分に言い聞かせている、と相談相手に打ち明けた。
それなのに、膵臓がんでこの世を去って2カ月が経過しても、ジョブズ氏の亡霊はあらゆるところに現れていた。時代を先取りしたアップルの創業者の死亡記事は新聞の一面やウェブサイトを埋め尽くした。テレビ局は同氏が世界にもたらした変化を称賛する長い番組を放送した。
ニューヨークでは、出版社のサイモン・アンド・シュースターがウォルター・アイザックソン氏によるジョブズ氏の伝記を予定より1カ月早く発売した。そのアップルらしい光沢のある表紙には、他界したジョブズ氏に承認された写真が使われていた。アップルも同じ写真をホームページの追悼のため掲載した。その写真の表情はいかにもジョブズ氏らしく、同氏の友人や同僚は、ジョブズ氏があの世からその本の内容について指示しているようだと驚いた。
追悼式典でさえ、ジョブズ氏本人が企画したかのようだった。スタンフォード大学で日曜日の夕方に行われた告別式は、ジョブズ氏と旧知のインベントプランナーによって準備され、その参列者名簿には同氏にゆかりがある著名人たちがずらりと並んだ。たとえば、ビル・ゲイツ氏、ラリー・ペイジ氏、ルパート・マードック氏、クリントン元大統領一家などである。かつてジョブズ氏の恋人だったフォークシンガーのジョーン・バエズさんはゴスペル「スウィング・ロー・スウィート・チャリオット」を歌った。ロックバンドU2のボノさんはボブ・ディランの「エヴリ・グレイン・オブ・サンド」を、世界的チェリストのヨーヨー・マさんはジョブズ氏が生前にリクエストしていたバッハの曲を演奏した。ジョブズ氏は死んでしまったが、まだこの世にいた。同氏は自らの遺産という最後の商品の発表にこだわるために、死を超越してしまったのだ。
ジョブズ氏が後継者に指名したクック氏も告別式に参列していたが、他の参列者たちは前最高執行責任者(COO)にほとんど関心を示さなかった。アップル帝国の指揮権を握ってからでさえ、クック氏は元上司の影から逃れられなかった。死をも超越してしまうほど卓越したビジョナリーと競い合える人物などいるわけがない。
ジョブズ氏の後継者がそうした罠に落ちることはだいぶ前から宿命づけられていた。アップルは10年以上も同氏の意のままに運営されてきた。デザイン、製品開発、マーケティング戦略、役員人事など、すべては同氏の判断力にかかっていた。アップルの数々の功績はジョブ氏1人によるものではないが、そのほとんどが同氏の手柄となり、同氏の伝説をさらにふくらますことになった。ある社員にいたっては、自分の車のナンバープレートを「WWSJD」にしている。これは「What Would Steve Jobs Do?(スティーブ・ジョブズならどうするだろう?)」の略である。
ジョブズ氏の後を継いだCEOにはジョブズ氏が発していた半宗教的な威光はなかった。クック氏の決断はすべて、現在とかつての社員や役員、投資家、メディア、アップルの消費者らによって吟味されることになった。クック氏は、ジョブズ氏が大衆に抱かせたアップルに対する非常に高い期待にも対処しなければならなかった。
クック氏は経験豊富なビジネスマンで、ほぼ間違いなくジョブズ氏よりも優秀なマネジャーだ。アップルほどの規模の会社を経営するという重責に関して、有能で、準備もできており、より現実的だ。しかし、ジョブズ氏の役割を担ううえでジョブズ氏に勝る人物などいない。特に性格が真逆のクック氏には無理難題である。
ジョブズ氏がスターだとすれば、クック氏は舞台マネジャーだ。ジョブズ氏は理想主義的、クック氏は現実的である。ところが、ジョブズ氏を失ったクック氏には、自らの頑固な実用主義に対するつり合うおもりがない。一体誰が創造性豊かなひらめきを提供してくれるのだろう。
本当のクック氏を誰も知らなかったという事実がCEOの引き継ぎをより複雑にした。新CEOは謎だった。同氏のことを白紙状態と呼ぶ同僚もいる。わかっている範囲では、クック氏に親しい友人はおらず、社交的に交際することはなく、私生活について話すこともめったにない。
もの静かで人と打ち解けないクック氏は、3人兄弟の二男として育った。同氏が幼かったころ、一家はフロリダ州ペンサコーラに住んでいた。父親は造船所の監督、母親は専業主婦だった。その後一家はメキシコ湾近くの小さな街、アラバマ州ロバーツデールに移り住んだ。住民のほとんどが白人で、閑静で安全な街だった。同氏は高校生のとき、同級生から「一番の勉強家」に選ばれた。米国在郷軍人会の模擬議会プログラム、ボーイズ・ステイトでは街の代表となり、アラバマ地方電力協会が「地方電力協同組合――過去・現在・未来の挑戦者」というテーマで募集したエッセーコンテストでは優勝した。几帳面で数字に強かったクック氏はクラスの外でも卒業アルバムの責任者に任命された。
オーバーン大学で生産工学の学位を取得した後、クック氏はIBMでキャリアをスタートさせた。その後、デューク大学で経営学修士(MBA)を取得し、IBMでは12年間勤務した。コロラド州の小さなコンピューター販売会社のインテリジェント・エレクトロニクスに転職すると、同社の売上高をほぼ倍増させた。そこでPCメーカー、コンパックに引き抜かれてテキサス州ヒューストンに移った。同氏はある日、ヘッドハンターからの電話を受けた。アップルが全世界のオペレーション担当上級副社長を探しているというのだ。ヘッドハンターは「スティーブ・ジョブズに会いに来ないか」と言った。
クック氏がアップルの経営陣に加わったのは、同社が組織再編にもがき、その生産プロセスもっと効率化してくれる有能な経営者を探していた1998 年の春だった。オペレーション担当チームと机を並べていた前任者たちと違い、クック氏は役員フロアにあるジョブズ氏のオフィスのはす向かいにある小さなオフィスを希望した。それはボスの考え方に慣れるために近くに身を置くという抜け目のない戦略だった。
クック氏はアップルに入社した当初から、期待値をとてつもなく高く設定した。最良の価格、最も確実な納入、最大の利回りなど、すべてに最高を求めた。当時のアップルはわずか60億ドルほどの売上高からかろうじて利益を上げている状態だったが、クック氏は調達チームに「売上高200億ドルの企業であるかのように行動してほしい」と伝えた。彼らはその時点で、新しいリーグに属することになった。
クック氏は機械のようだと言う人もいれば、人を釘付けにすると言う人もいる。部下たちの心に恐怖を植え付けることもできるが、わずか一言の褒め言葉で彼らをやる気にさせ、夜明けから夜中まで懸命に働かせることもできるのだ。
クック氏と一時的にしか触れ合ったことがない人は、米国のテレビ番組「ミスター・ロジャース・ネイバーフッド」の司会者、フレッド・ロジャースさんを彷彿とさせるオーラを持った物腰の柔らかい南部人だと思うだろう。ところが、彼は親しみやすいタイプではなかった。同僚たちは長年、彼と個人的な会話をしようとしてきたが、ほとんど成功していない。同氏はアップルのキャンパスにあるのとは別のジムで運動をし、仕事以外で誰かと親しくするということもなかった。
数年前、アップルが動画編集ソフト、「iMovie(アイムービー)」を発表しようとしていたとき、ジョブズ氏はそれをテストするために役員たちにホームムービーを作らせた。クック氏は、自分の家探しと1990年代終わりのパロアルトの不動産市場では、自分の予算で手に入る家がいかに小さいかをテーマにした作品を制作した。その動画は面白かったが、彼の私生活に関しては何も明かされなかった。
ジョブズ氏が指揮を執っていたときのアップルはジェットコースターのようだったが、クック氏が治める領土は秩序があって規律正しい。クック氏はオペレーション過程のあらゆる段階で、すべての詳細を把握している。毎週開かれているオペレーション会議は、同氏が一つひとつの項目をゆっくりと確認していくため、5~6時間続くこともある。部下たちは試験前の詰め込みのような準備をして会議に臨むべきだということをすぐに学んだ。わずか200ユニットの不足でさえ、細かく調べられてしまう。あるプランナーは同氏から「あなたの数字を見ていると、そこの窓から飛び降りたくなる」ときっぱり言われたのを覚えている。
クック氏はアップルの膨大な在庫という問題に特に熱心に取り組んできた。同氏はそれを根本的に悪だと考えていた。同氏は自分を「在庫を征服するフン族のアッティラ」と呼んだ。
クック氏との会議は恐ろしいものにもなり得る。禅のような落着きを醸し出す同氏は無駄な言葉を発しない。マウンテンデューをちびちび飲みながら、「数字について聞かせてほしい。スプレッドシートを提示するんだ」と言う(その炭酸飲料から摂取したカフェインでもっと活発にならないことを不思議に思っているスタッフもいる)。誰かに注目したとき、クック氏は自分が満足するまでその人を質問攻めにする。「それはなぜだ」、「どういう意味なのか」、「理解できない。どうしてもっと明確にしないのか」。同氏は全く同じ質問を10回続けることで知られている。
クック氏は沈黙の力も知っている。クック氏の短い沈黙はジョブ氏の罵り言葉よりもよっぽど効果的だ。誰かが質問に答えられないとき、人々はテーブルを見つめてもぞもぞと座り位置を変えるのに対し、クック氏は黙ったまま動かない。その沈黙は部屋にいる誰もがその場を離れたいと思うほどあまりにも厳しく、居心地が悪い。平然としたクック氏は指ひとつ動かさず、もじもじする標的を見据える。同氏は答えを待っている間にポケットからエナジーバーを取り出すことがある。すると、その包みの音だけが張り詰めた空間に響き渡る。
アップルの容赦のない社風においてさえ、会議でのクック氏の厳しさは際立っている。あるとき、他のグループから会議に参加していたマネジャーは、クック氏が部下に「その数字は間違っている。出ていけ」と言ったのを聞いてショックを受けた。
クック氏が黄色の付箋紙を使ってうまくいったものとそうでないものに分けながら、些細な点を確認していく四半期ごとの再検討には特に苦痛が伴う。マネジャーたちは無傷で会議を終えることを必死で願っていた。彼らは互いに「参加者の中で最後の方にならなければ、安全なはずだ」と言い合っていた。
クック氏は私生活でも、仕事と同じレベルの厳格さや鍛錬を実践してきた。同氏は4時半か5時には起き、週に数回はジムで運動した。1日を通じてプロテインバーを食べ、昼食はチキンとライスといった簡単なもので済ませた。
クック氏のスタミナは超人的だ。飛行機でアジアに行き、3日間の滞在後に午前7時着の便で帰国、8時半には出社して、何かの数字に関して誰かを詰問していた。
クック氏はかなりの倹約家でもある。エアコンもない賃貸アパートに何年間も住んでいた。そこはつつましかった少年時代を思い出させてくれたという。同氏が最終的に購入した住宅は、敷地の半分に建てられた延床面積223平米の質素な家で、駐車スペースは1台分しかなかった。同氏が最初に購入したスポーツカーはポルシェのボクスターだった。マニアたちはこの初心者向けのスポーツカーを「貧乏人のポルシェ」と呼んでいる。
同氏の趣味もやはり苛酷なサイクリングとロッククライミングである。休暇を取ってもあえて遠くへ行ったりはしない。お気に入りの場所はカリフォルニア州のヨセミテ国立公園とユタ州のザイオン国立公園だ。
クック氏はロバート・F・ケネディ氏とマーティン・ルーサー・キング・ジュニア氏を自らのヒーローに挙げており、同氏のオフィスには2人の写真がかけられている。クック氏はある発言で自分とジョブズ氏の関係をどう見ていたかを示唆したことがある。兄の陰で目立たなくても満足していたケネディ氏のように、クック氏はジョブズ氏を尊敬していたという。勤勉さ、高潔さ、慈悲深さなど、クック氏が追求しているすべてのものを体現していたのが暗殺されたケネディ氏だった。
厳しいことで知られるクック氏には、寛大な側面もある。同氏は出張で貯めてきた飛行機のマイルをクリスマスプレゼントとして人にあげたり、感謝祭の休日には無料食堂でボランティアをしたりした。多発性硬化症患者の資金集めのために毎年ジョージア州で開催されている2日間のサイクリングイベントにも参加した。クック氏は数年前にこの病気だと誤診されて以来、このイベントをサポートしている。クック氏はオーバーン大学の卒業生向け雑誌で「クックさん、あなたは卒中を起こしたか、多発性硬化症かのどちらかですと医者に言われた」と語っている。実際はそのどちらでもなく、同氏の症状は「信じられないほど重たい荷物を引きながら歩き回った」ことが原因だった。
2011年8月、ジョブズ氏が他界する数カ月前、クック氏はCEOとして最初のEメールを社員たちに送った。「アップルは変わらないということを諸君に確信してもらいたい」と同氏は記した。「スティーブは世界に類を見ない会社と文化を創り上げた。われわれはそれに忠実であり続ける――DNAに刻まれているだから」。同氏はさらにこう続けた。「われわれにとって最良の時代は未来にあると確信している。われわれは団結してアップルを魅力的な会社にし続けることだろう」。同氏はこのメモを「ティム」という署名で締めくくった。
ジョブズ氏の死後、アップルの社員たちはクック氏の下に結集した。しかし内心では、気を揉んでいる人も多かった。これまでクック氏とはほとんど関係のなかった部署の社員たちは、仕事がどう変わり得るのかを心配した。同氏の厳しい管理スタイルをよく知っているオペレーションチームは、自分たちの仕事がこれまで以上にきつくなるのではという懸念を抱いた。
CEOに就任した直後の数日間にクック氏は2つの重要な決断を下した。第1に、人気を集めていたインターネットサービス担当副社長、エディ・キュー氏を昇進させた。ジョブズ氏にも気に入られていたキュー氏は「iTunes(アイチューンズ)」グループを運営していたが、最終的にはアップルのすべてのインターネットサービスを担当した。同氏はレコード会社、映画制作会社、出版社、メディア企業などと交渉するジョブズ氏の交渉役でもあった。キュー氏を上級副社長に任命したクック氏は、アップルの内外から好感触を得た。そして重要なジョブズ支持者を自らの主要な協力者に変えることになった。
第2の決断は、年間1万ドルまでの社員の寄付に対して会社が同額を拠出するというチャリティープログラムを開始することだった。これもやはり広く受け入れられた。多くの社員にとってアップルに同額拠出プログラムがないことは長いあいだ不満の種となっていた。寄付が影響を及ぼすほどの額に達することがないという理由から、ジョブズ氏は同額拠出プログラムは効果がないと考えていた。ジョブズ氏の友人たちは、もっと時間さえあれば、同氏はいくつかの大義を支援していただろうと信じている。ところがジョブズ氏は、素晴らしい会社を築き上げて雇用を創出することで、自分はより意味のある社会貢献をしていると述べていた。一方のクック氏はチャリティーの意義を固く信じている。「私の目標は、いずれ人助けに専念することだ」とクック氏は述べている。「私にはもう必要ない。何か別のことをするんだと言えたら、それこそが本当の成功だと私は思う」。
この決断はより慈悲深い管理体制への変化を示唆するものだった。今も外部の目には閉ざされているが、アップルの内部はより打ち解けている感じがする。新CEOはEメールや対話集会を通じてより頻繁に社員とコミュニケーションを取った。昼食はいつも製品デザインの第一人者であるジョナサン・アイブス氏と取っていたジョブズ氏とは違い、クック氏は社員食堂に行き、知らない社員に対して自己紹介し、一緒に食べてもいいかと聞いた。ジョブズ氏の厳しい監視がなくなったことで、雰囲気は以前よりも和らいでいる。クック氏はアップルにより健全な職場環境を吹き込んだより従来型のCEOなのだ。
クック氏は系統的で効率的なCEOであることを証明した。直感に頼って経営しているようだったジョブズ氏とは異なり、クック氏は予想される経費と収益に関する具体的な数字を要求した。ジョブズ氏が分裂を大いに楽しんだのに対し、クック氏は仲間意識やチームワークを尊重した。投資家にとってもクック氏はより目に触れやすく、わかりやすい存在だ。
しかし、誰もがクック氏に心を奪われたわけではない。クック氏はもたらした変化は、退屈さが増している証拠として捉えられた。より破壊的な日々への憧れがあることも明白だった。特に同社のバーチャル秘書アプリ、「Siri(シーリー)」の発表でさまざまな混乱があった後、懐疑論者たちはすぐにアップルの将来に関する疑念を口にし始めた。
ハイテク調査会社フォレスター・リサーチのCEO、ジョージ・コロニー氏は「新たにカリスマ性があるリーダーが現れないと、アップルは素晴らしい企業から良い企業に転落してしまうだろう」とブログに書いている。「ソニー、ポラロイド、1985年当時のアップル、ディズニーのように、アップルは惰性で進み、その後減速してしまうだろう」。
何はともあれ、スティーブ・ジョブズ氏の亡霊は、叱責や説明責任が及ばないどこかで、人間の可謬性のもつれがないどこかで、今もさまよっている。一方で、その後継者はここ地球から脱出できずにいる。
(筆者のケイン・岩谷ゆかり氏はウォール・ストリート・ジャーナルの元記者。このコラムは3月18日にハーパー・コリンズ傘下のハーパー・ビジネスから出版される同氏の新著「Haunted Empire: Apple After Steve Jobs(亡霊に取りつかれた帝国:スティーブ・ジョブズ亡き後のアップル)」(翻訳版は日経BPより出版予定)からの抜粋。)
[THE WALL STREET JOURNAL]
Posted by nob : 2014年03月04日 18:33
年齢ではない、、、内なる心の声に気付いた時が始める時。。。
■義憤は持ってしまうもの
イノベーションは起こしてしまうもの
つまり、起業もそうだが、イノベーションを起こすためには、第一に、課題を客体ではなく主体化、つまりは自分事化しなければ始まらないということだ。
これは企業の新規事業推進室などのあり様にも関わる話だろう。そうした組織は、自らが率先して新規事業を開発するのではなく、現場で義憤を持ってしまった人たちを支援して、その想いを形にする手助けをするのが正解なのだと思っている。
では、主体的に問題を見つけて、その問題と自分を一体化させるにはどうしたらいいか。そのためには、自分の心の叫びのような問題意識がなければいけない。それが義憤なのだが、これは持とうとして持てるものではない。
義憤は探して持つものではなく、否応なく、持ってしまうもの。一方のイノベーションは起こそうと思って起こすものではなく、やむにやまれず、起こしてしまうものだ。
そうではなく、極論すれば一攫千金を狙って、“賢く”事業を起こすことはできるだろう。しかし、すでに顕在化しているニーズに焦点を当てた事業であれば、その先は間違いなくレッドオーシャンだ。激しい競争が待っている。
では、イノベーションを起こすための義憤を持つにはどうしたらいいのか。そのためには、自分の中にぶれない基軸を持って、アンテナを張るしかない。
その基軸とは、(広い意味においても、狭い意味においても)社会とはどうあるべきか。そのために自分は、また会社は何をすべきなのか。どう生きるべきなのか。そうした社会観や人間観を持つことだと思っている。
[DIAMOND online/「定年前にたそがれない!50代からの人生リセット術 野田稔」からの抜粋]
Posted by nob : 2014年03月04日 11:25
依存従属からの脱却がカネで換算できない価値の創造に繋がる。。。
■<3・11から3年>新旧東海村長に聞く(上) 命守る脱原発 今こそ
東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からまもなく三年。日本原子力発電(原電)は東海村にある東海第二原発の再稼働申請の準備を進めている。原発は事故の教訓を生かし、十分な安全性を確保できたのか。エネルギー問題をどう考えるべきか。日本の商業用原子炉発祥の地である東海村。昨年九月まで村長を務めた村上達也さん(71)、現職の山田修村長(52)と、新旧トップのインタビューを二回に分けて紹介する。 (林容史)
村長在任中から、原発が立地する自治体では異例の「脱原発」を訴えてきた村上さん。昨年末、現職のころから「見てみたい」と思っていた福島県南相馬市の約二千世帯が入る仮設住宅を訪れた。長方形の住宅が並ぶ区画は、まるで強制収容所に見えた。「津波や原発事故で人がいない光景も悲惨だが、これだけ人がいるのに一番、無残だ」と思った。
■非人間的
「若者は出て行き、お年寄りしか残っていない。住民と話をすると、だれも精神安定剤と睡眠薬が手放せないという。こうして(住民は)消耗していってしまうのだろう。日本の中で、極めて非人間的なことがなされている」と憤る。
村長を退任後、自然を守り、有機農業に力を入れている地域などから呼ばれて講演に出向いている。そこで訴えるのは脱原発と地方の復権。「成長、発展のみを望んでいる限り、地方は生きていけない。これまで中央に依存してきて地方は貧しくなった。原発に依存した地域づくりから脱却し、カネで換算できない価値を見いだしていかなければいけない」と主張する。
二月の都知事選では候補者の応援演説で脱原発を訴えた。多くの有権者が集まり、演説に耳を傾けたのに結果は敗北だった。「生活にきゅうきゅうとして目先の利益しか考えられない」と人々の意識に危機感を覚える。
政府は「エネルギー基本計画」で原発を「重要なベースロード電源」と位置付けようとしている。さらに規制を厳しくした新基準で「安全神話」を復活させ、なし崩し的に原発を再稼働させようとしているように映る。「まさに原発事故前の状況。原発に群がる勢力の利権を維持しようとしている。規制委が再稼働の道具にされている」と懸念する。
福島第一原発事故後、国民の間に脱原発の機運が広がったが、事故から三年、各地で抗議行動は縮小しているように感じる。
■危うい風潮
「原発は、もうやめよう、減らしていこうと思っていても、経済のことを言われると、仕方ないかとなってしまう」との風潮を恐れる。
「経済成長で本当に生活は豊かになるのか。脱原発は命を守り、環境を守るということ。地方から発言していい。国の専管事項だなんて言っていたら、日本中どこにでも原発ができてしまう」
<むらかみ・たつや> 1943年、東海村生まれ。一橋大社会学部を卒業後、常陽銀行に入行。97年、東海村長選に初当選。99年、核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)で、被ばくした作業員が死亡する国内初の臨界事故が発生。自身の判断で住民の避難を実行した。これを契機に、原子力政策に疑問を抱き、東京電力福島第一原発事故に直面し脱原発を主張した。2012年4月には、全国の現職や元職の首長らに呼び掛け「脱原発をめざす首長会議」を設立、世話人になった。30キロ圏に98万人が居住する日本原子力発電東海第二原発を「異常な立地の原発」と断言し、地元首長の立場で廃炉を訴え続けた。昨年9月、4期の任期を終え、村長を退任した。
■<3・11から3年>新旧東海村長に聞く(下) 原発再稼働に懐疑的
脱原発を主張する村上達也さん(71)を継いで昨年九月、村長に就任した山田修村長(52)。村内に立地する日本原子力発電(原電)東海第二原発の再稼働問題について、強い発言力を持つ立場にあるが、これまで「広く村民の意見を聞きたい」と明確な態度表明は避けてきた。村民とのタウンミーティング、原電との原子力安全協定の見直し交渉を重ね、その考えに変化はあったか。 (林容史)
「防潮堤など安全対策に一、二年かかる。運転開始から三十五年が過ぎ、(原則四十年までと定めた法律上)二年しか動かせない原発を再稼働するのか」
■延命も拒否
原電が準備を進める東海第二原発の再稼働申請について尋ねると、山田村長の回答は明らかに懐疑的だった。原発の延命措置にも「それは違う」と拒否する構えをみせる。
原電の敦賀原発(福井県)は1号機が運転開始から四十年を超し、2号機は原子力規制委員会が直下の活断層を指摘する。いずれも再稼働が困難となれば、原電にとって東海第二原発の再稼働こそが、会社の存続を左右する最後のとりでとなる。
「廃炉費用を含め、誰が巨額な負債の面倒を見るのか。そこを提示してあげないと話は先に進まない」。山田村長は、最後は国による対応を主張する。
原電は昨年六月、原発の新規制基準に合わせ、防潮堤造成やフィルター付きベント設備の工事を開始した。
新規制基準に基づく審査で安全性が確認されたとしても「プラント的な安全性をクリアしただけ。どのような安全対策を講じても想定外は起こる。村民が無事、避難できるかが課題」と指摘。安全審査は再稼働につながるものではなく、別の問題であると明確に区別する。
肝心の村民の避難計画作りは「難しい」。避難先、方法、ルート、ヨウ素剤の配布、被ばく検査など山積する課題に、県の広域避難計画作りも暗礁に乗り上げている。県は、PAZ(原発五キロ圏)の村民が逃げられるよう周辺の住民は自宅待機にするというが、「パニック状態で、そんなことはあり得ない」と言い切る。「事業者が安全審査でお墨付きをもらっても、地元が避難計画を作れなければ国はどうするつもりなのか」と疑義をただす。
■話し合う場
昨年、タウンミーティングで原発について村民に聞いたが、「近くに生活がかかっている人もいて、はっきり意見を言わない」。しかし「東京電力福島第一原発事故を見てしまうと、『なくていいのであれば、ない方がいいね』というのが本音では」とも感じたという。住民投票で存廃を問う方法も「(商業原発発祥の地の)東海はシンボリックな場所だけに、全国から人が集まってくる。“脱”にしろ“推進”にしろ外部からの圧力は村民にとって、ものすごいストレス」と否定的だ。それよりも、住民同士、話せる場所を設けたいという。
東海村と周辺自治体が希望する安全協定の見直しを前提に、原電と覚書を取り交わすことになったが「再稼働という同じ土俵に乗ってしまう」と批判する声が村内にはある。「再稼働前提と受け止められると困る。再稼働の議論以前に、新たなルールを作ることで一つ足かせにする。そこで切る。次のステップは別」と説明する。
<やまだ・おさむ> 1961年生まれ、水戸市出身。高崎経済大卒業後、86年から県職員。財政課主計員、産学連携推進室長補佐、地域計画課長補佐などを務めた。2010年に出向し副村長。就任1年目に東日本大震災が発生、被災者対応と復旧に当たった。村上達也前村長の後継指名を受け、13年9月の村長選で初当選。東海村在住。村長就任後、原発事故などの災害に備え、夜間は村を離れない。
[いずれも東京新聞]
Posted by nob : 2014年03月04日 10:53
生かされる時代から生きる時代へ、、、高齢化社会を生き抜く力。。。
■年間20万人が孤立死。家族難民があふれる日
山田昌弘氏(中央大学文学部教授)に聞く
塚田 紀史: 2014年03月02日
このままでは、年間20万人が孤立死するとして、未婚化・シングル(単身)化が進む日本の未来に警鐘を鳴らす。
──いずれ市役所に「埋葬課」ができるようになるのですか。
このままでは、2040年ごろには年に20万人が「孤立死」するようになる。この人を最近見掛けなくなったという話から、役所の人が亡くなっていないか訪ね歩く。今、孤立死は3万人とみられ、全体の125万人の死亡数と比べれば、100人に3人いるかどうか。それが、5人亡くなれば1人近くは引き取り手がないとなって、行政の仕事になる。
自治体はホームレスで亡くなった人の数を教えてくれないという。貧困地区を抱えている自治体にはそういった問題もある。根底に経済格差があるので、今後は農村部でも、70~80代の親と40~50代の息子との3人で住んでいる家庭が多いだけに増えてくるだろう。
──引き取り手がいない?
今、平均寿命を迎える世代の未婚率はざっと3%。50歳時点での生涯未婚率は15%だから、この理由だけでも孤立死は5倍に膨らみかねない。しかも、この世代は離婚率も高まっていくし、子どものいない人も多い。今から20~30年後、私が亡くなる頃には引き取り手のない人たちがいっぱい出てくる。
──結婚数と絡むのですか。
その頃には、高齢になっても未婚のままで、家族の庇護を受けられない「家族」難民が数百万人という単位で、あふれ返ることになる。自分を必要とし大切にしてくれる存在がいない人たち、つまり「家族がいない」問題の裏返しだ。一人暮らしのシングルの増加は少子化とともに孤立死を招く。
──シングル化とも絡み合う問題なのですね。
基本的にはシングル化によってもたらされている。つまり、結婚しない人と離婚する人とが両方増えている。今の若い層は結婚している人が5割なので、逆に言えば2人に1人は結婚しないか、離婚しシングルの人だ。もはやシングルは少数派ではない。今の高齢者は離婚率1割といっても、再婚率の水準はまだ高い。さらに兄弟姉妹も多い。70歳では兄弟姉妹数は自分以外に平均3人いる。それはおいやめいがいることにもなる。彼らが手術のサインをしてくれる、骨を引き取りに来る、そういう意味での親しい家族がまだいる。
しかしそれでも孤立死が増えているのが現実だ。
──パラサイト・シングルたちはどうなっていますか。
年を経て、彼らも持ち上がって中年化している。ボリュームゾーンは30代から40代になり出している。彼らも同居の親が亡くなったら、そのまま孤立してしまう。兄弟姉妹がいても音さたがあるかどうかという具合で、関係は薄くなっているし。
親が「壊れて」、子どもを支え切れない家庭も増えている。それは貧困の連鎖となり、一人親や親自身が非正規雇用である場合、そこでは子どもは豊かな中高年時代を送れなくなる。家族格差がてきめんに響く。
──家族格差?
従来どおりの家族生活を送る人と、そこから外れる人。それも経済的な強者は家族的な強者にもなる。いろいろな意味で、経済的な弱者は家族的な弱者になる。経済格差によって家族格差にレバレッジがかかるのだ。たとえば、正社員同士の夫婦と非正社員同士の夫婦では、その差は大きいと指摘する人もいる。
正社員は結婚でき、自分を心配してくれる人がいる。非正社員で結婚できなかった人は、高齢になったときも経済的に苦しい。自分を助けてくれる家族もいないとなれば、心理的にも誰も助けてくれない心境に陥りがちになる。
──性格から見てシングルになりやすい人はいるのですか。
結局、自由化された社会だから、どうなるかは経済的能力とコミュニケーション能力、この二つの組み合わせで決まる。結婚にも就職にも、この二つの能力がかかわっている。たとえシングルでも、経済的な能力やコミュニケーション能力に魅力があれば、頼れる友達づくりは自然とできる。
今、起きているのは、その能力のない人がどんどん生まれているということだ。親と同居し、半分引きこもり。あるいは非正社員で会社でも会話をしないで過ごす。この人たちは親が亡くなると、自分を助けてくれる人をつくる能力がないから苦境に立たされる。
──パラサイト・シングルという指摘は将来への警鐘だった……。
10年ほど前から、中高年パラサイト・シングルが増えてきているから、その対策をしないといけないと口を酸っぱくして言ってきた。今すぐの問題ではないと軽視されたが、人口学的に言って、20年後にはそういう人たちがはっきりと姿を現し、日本社会を分断して困った状況になる。
今のうちに、むしろ高齢者にでなく、若い層向けに対策を講ずるべきだ。自分を必要とし大切にしてくれる存在づくりの対策だ。婚活予算もとうとう削られてしまった。比較的恵まれている今の日本の高齢者より、次世代を担う若者について考え、施策を打つべきなのだ。
──日本社会の家族モデルはなかなか変わりません。
「標準的な家族」を前提とした労働の仕組みや社会の制度を全部変えていく必要があるが、なかなか変わる気配はない。人数が多いのは高齢者で、声が大きい人は標準的な家族をつくれている人だ。正社員と非正社員の格差があるのは正社員が組合の代表で、非正社員はどうでもいいと思っているからだ。非正社員の時給を5円、10円上げるより、格差をなくすほうが重要なのだ。組合が自分たち正社員を守っていくのはいいのだが、守っていく人の割合がどんどん減っているという事実をもっと厳粛に受け止めたほうがいい。
非正社員が増えていて、どうにかしなくてはいけないのと同じように、標準的な家族が減っていて、標準的な家族をつくれない人が増えているのだから、社会制度を含めた形で変えていかなければいけない。そうしなければ、標準的な家族をつくれなかった人は、ますます「家族」難民化し貧困化が進む。
──個人としてはどうすれば。
自分を大切に見てくれる人は、生きていくうえで誰でも必要とする。それは従来どおりの家族であってもいいし、そうでなくてもいい。いろいろな形で、そういう人を増やせるように社会に働きかけることだ。非正規雇用の問題も、人が朝から晩まで働き、安心して生活できるようにすべく皆で努めたいものだ。
[東洋経済ONLINE]
Posted by nob : 2014年03月02日 15:58
今日も終わりのない旅の途中。。。
未だ誰も辿り着いたことのないであろうその場所を目指して。。。
Posted by nob : 2014年03月02日 08:43